闇と光より産まれし兄妹   作:エルナ

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プロローグ

メリオダスが魔神族を裏切る100年ほど前、魔神族と女神族の男女が結ばれた。もちろん同族と共にはいられない。彼らは身を隠し、二人の子を産んだ。その子等は魔神と女神のハーフ故か親を超える才を見せた。兄は魔神族の力を濃く受け継ぎ、妹は女神族の力を濃く受け継いだ。

 

その才気づいた最高神と魔神王はその子等を自分達へ引き入れようとした。しかし、両親もその子等も神々の要求に反発した。

 

最高神と魔神王は諦めず、女神族と魔神族をその家族へ送り込んだ。

 

両親は子供達を守ろうと必死に戦ったが、四大天使や十戒まで出てきては一介の女神や魔神ではどうにもならず両親は殺された。子供達は両親の仇を取ろうとしたが、『慈愛』の戒禁にかかり、抵抗できず捕らえられた。捕らえられた子供達は最高神と魔神王の前まで連れてこられた。

 

最高神と魔神王は子供達へ加護を与え、自分達に与せよと言うが子供達はそれを拒否し、女神と魔神を惨殺して逃走した。

 

神々は子供達を捕らえようとしたが、神々の加護により戒禁がとけた子供達は神々が一目おく才を発揮し、追っ手の手を掻い潜り、時には殺した。兄の方は両親を殺されたことで、女神族と魔神族を深く恨みそのことで、神殺し(ゴットキラー)という女神族か魔神族を殺す度に闘級が上昇する魔力が発現した。

 

『神々の加護』『神が引き込もうとする才』『神殺し(ゴットキラー)の魔力』これらにより女神族や魔神族の追っ手から逃れ続けた子供達は“忌み子”と呼ばれ、兄の方は“神殺し”と恐れられた。

 

その数十年後、魔界——いや、全種族を驚愕させる事件が起こった。

 

次期魔神王とまで言われ、女神族ですら恐れ手を出さなかったメリオダスが突如魔神族を裏切ったのだ。

 

それをキッカケに魔神族と女神族の均衡は崩れ、聖戦へと発展した。

 

これにより“忌み子”達への追っ手は激減した。聖戦に戦力は必要だったが、成長した子供達は十戒ですら一対一では殺される可能性が高いほどにまでとなっていた。

 

子供達の兄の方は妹よりも両親を殺された恨みが深く、妹の説得に耳を貸さず、聖戦に横槍を入れ女神族や魔神族を殺しまくった。

 

しかし、如何に“神殺し”であろうと聖戦へ横槍を入れ無事では済むはずがない。聖戦に横槍を入れる——それはつまり5種族を敵に回すことなのだから。

 

いくつかの戦場では女神族と魔神族を壊滅させられたがそれが続くはずがない。

 

十戒、四大天使達により“神殺し”は返り討ちに遭い致命傷を負った。殺されかけた“神殺し”を助けたのは1人の女神族と魔神族だった。

 

助けた女神族と魔神族——エリザベスとメリオダスは“神殺し”を治療し、手厚く保護した。もちろん仲間の光の聖痕(スティグマ)からは殺すべしという意見が多数上がったが2人は断固拒否した。

 

助けられた“神殺し”も2人を全く信用していなかった。何せエリザベスはともかくメリオダスは両親を殺された時に魔神族の指揮を執っていた者だったからだ。

 

何度となく殺そうとしたがしかし2人は決して“神殺し”を見捨てようとはしなかった。

 

そんな時、兄が光の聖痕(スティグマ)に捕まったと聞いた妹が隠れ家からこちらへ向かってくる途中で魔神族に囚われた。

 

それを耳にした“神殺し”は妹の救出へ向かった。その時にエリザベスとメリオダスが協力した。

 

助けられた妹は兄妹で助けられたことにとても恩を感じすごく懐いた。

 

そのことで“神殺し”も徐々に心を許し始めていた。

 

エリザベスとメリオダスもハーフであることで自分達の子供のように可愛がった。

 

しかし、幸せは長くは続かない。

 

エリザベスとメリオダスが最高神と魔神王に女神族でありながら魔神族と結ばれ、〈十戒(てき)〉をも救った罪と魔神族でありながら女神族の手を取り——さらには同胞を裏切り殺した罪で罰を受けた。

 

兄妹は当然反抗したが神々には敵わず、別々の場所に封印された。

 

兄妹の封印が解けるのはそれから三千年後のこと……

 




しばらくは妹の方しか出ません。
オリキャラのプロフィールは戦闘をした話の後書きに書きます。
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