しかし、原作はインフレが加速してきましたね。10万後半や20万以上がポンポンと。これは兄妹を強化しないとですね(使命感)
そして、今回はエスカノールがドロールとグロキシニアをぶっ飛ばすシーンからです。
ちなみにデリエリは諦めました……
「あ、あの人間は一体何者なのですかッ⁉︎」
あまりにも人間としては規格外の力を放つ人間にジブリールは驚愕に喘ぐ。
ジブリールの視線の先は空中で太陽の如き光を放つ巨大な片手斧を構える大柄な男——七つの大罪
そして、エスカノールが斧——神器『神斧 リッタ』を振り下ろした。
その瞬間、凄まじい爆音と光、爆風が辺りを包んだ。
そして、その場の全員がその攻撃の矛先を見ると……傷だらけで地面に倒れ臥すドロールとグロキシニアの姿があった。
その姿に驚く一同だったが、ジブリールはほぼ無意識で2人の傷を治そうとしてしまった。
しかし、幸いと言うべきか。メリオダスの動きの方が速かった。
「始めようぜ。祭りの本番を」
ドロールとグロキシニアの前に着地したメリオダスはそう言うと、未だ倒れたままのドロールへ突っ込んだ。
「フンッ!」
ドロールは4本の腕で迎え撃つ。しかし——
「はあ…っ」
メリオダスの攻撃に弾かれ、ドロールは仰け反る。
その隙に、メリオダスはドロールの顎を殴り上げる。続けて、背中のロストヴェインを抜き、そのままドロールへ振り下ろす。
ドロールは左の2本の腕で防ごうとするが、並の者ではかすり傷すらつけられないドロールの強靭な体をメリオダスはドロールの2本の腕をいとも容易く斬り飛ばしただけに留まらず、ドロールの体に縦に切り傷をつけた。
「謀りましたね……」
メリオダスに付けられた傷から流れる血を舐めながら、ドロールが言う。
「オレはこの時を待っていた。お前ら2人を確実に討てる
メリオダスのその言葉に仲間たちは困惑する。当然だ。そんな作戦は聞いていなかったのだから。
「正面からオレ1人で向かえば〈
「なるほど……たしかに、あなたと一対一なら我々も苦戦を強いられるのは間違いない…。しかし、謎ですね」
ドロールは、チラリと両手で杖を構え、震えながら顔を悲しげに歪めたジブリールへ視線を向ける。
「
「できるわけねぇだろ」
「ほう?」
メリオダスはジブリールへ優しさに満ちた表情を向けながら言った。
「アイツは優しい。憎しみで変わっちまったらしいアイツとは違って直接の仇と2人の神以外は憎んじゃいねぇ。それどころか、誰にも傷ついて欲しくないと、くだらない争いが終わることを心の底から願っていたんだ。そんなアイツに、オレのダチとして関わりがあったお前らを殺すのを手伝えなんて言えるわけねぇだろ」
「相変わらずあなたは甘い。その甘さが命取りとなるのです。〝
ドロールがそう言って腕を合わせると、舞台となっていた巨大な2つの手がその上にいた者たちを中に閉じ込めた。
そして、ドロールが腕を下ろすと巨大な手は地面へ沈んでいった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ズウンッ
地面の中に閉じ込められたジブリールたちは地震のような衝撃を感じていた。
「凄まじい
「あんな化け物共に1人で挑むなんて、無謀もいいとこだろ!!!」
「てめえら‼︎みんなでメリオダスの加勢に行くぞ‼︎」
「…行ってどうする?」
ホークの言葉にバンが応える。
「
「バンの言う通りだよ…。相手は、今までの敵とは次元がまるで異なる力を持つ〈十戒〉。正直……現状で太刀打ちできるのはメリオダス————彼をおいていない」
しかし、キングのその言葉にホークが言う。
「で、でもジブリールならメリオダスに加勢できるんじゃねえのか?」
その言葉にジブリールへ全員が視線を向けると、ジブリールは両手で杖を持ちながら、目を瞑り、何事かを考えている様子だったがしばらくすると、覚悟を決めたような表情で言った。
「……まず、みなさんを安全なところに避難させます」
そのジブリールの言葉に巨人族のマトローナが反論する。
「冗談じゃない‼︎私は残るぞ…。ここで退くわけにはいかない‼︎」
「ダメ!今は逃げなきゃ」
「では、ゾルとデラは」
「ボクに考えがあるの!ね?マトローナ‼︎」
「行きますよ」
そう言って、ジブリールが左手の指を鳴らすと、その場にいた全員の姿が消え、リオネス城へ転移した。
「こ…ここはリオネス城?」
「おお‼︎す…すげえじゃんか‼︎」
ハウザーが疲労した様子のないジブリールに言うが、ジブリールがそれに反応する前に地震のような揺れが起きた。
「お…おい。まさかこれって」
「バイゼルでの戦いの余波がここまで届いている」
ジブリールはそれに顔を険しくすると全員に話す。
「私はこれからメリオダスさんの加勢に行きます」
「お願い!メリオダス様を助けてあげて!」
エリザベスの言葉にジブリールは微笑むと、
「はい!エリザベスさん!」
そう言って、ジブリールが再び左手の指を鳴らすとジブリール姿がその場から消えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈十戒〉2人とメリオダスの戦いは苛烈を極めた。
メリオダスは絶えず片方を戦闘不能にする事で一対一の状態を保ち続け、徐々に2人を追い詰め始めていた。
そして、リオネス城から消えたジブリールはその戦場の上空に現れた時、メリオダスの〝神千切り〟をドロールが〝
グロキシニアが自身の傷を霊槍バスキアスで治そうとした時、ジブリールの魔力を感知し、メリオダスを含めた全員が視線を上に向け、動きを止めた。
「〝
その隙を逃さず、ジブリールからドロール達へ向けて無数の光球を雨のように降り注いだ。
それを見た3人は我に返り、ドロールは再び〝
光球の一つ一つが下位魔神ならば数匹をまとめてチリと化す威力を秘めているそれをドロールは無傷で防ぐ。
「霊槍バスキアス第7形態「
その間にグロキシニアは自身の傷を治す。
「ごほぁっ……はぁっ‼︎」
ジブリールの〝
「〝命の雫〟!」
その傷をグロキシニアが治す。しかし、治し終わる前にグロキシニアへメリオダスが突っ込む。
グロキシニアはそれを後方へ飛び、回避するが、メリオダスはその後ろへ回り込み、ロストヴェインを振り回す。
グロキシニアはそれを回避し、メリオダスへ手を翳そうとするが、メリオダスはそれより前にグロキシニアを肘打ちで、地面へ叩きつける。
「〝
グロキシニアへトドメを刺そうとロストヴェインを構えたメリオダスを地面から現れた尖った水晶のようなモノが襲う。
「〝聖浄の槍〟!」
しかし、技を放ったドロールへジブリールからの巨大な光の槍が襲う。
ドロールはそれを〝
「〝
しかし、ジブリールは酸の雨を降らす。
それを見たドロールは、〝
着地したメリオダスとその側に降りたジブリールが、ダメージを受けつつ起き上がったグロキシニアとドロールと向かい合う。
「メリオ…ダス。あいかわらずの…強さと甘さっスね。なぜ…キミは…あんな救いようのない人間共の味方をするんスか?」
「その気にさえなれば…魔神王の座すら手にできる器でありながら。私には視えますよ。非情になりきれぬあなたが迎える…惨めな敗北の姿が」
「苦しみが、お前らをそこまで変えちまったのか……」
そう言うとメリオダスはロストヴェインを構えて、言う。
「なら、その苦しみを終わらせてやる……!」
メリオダスのその言葉にジブリールが本当に殺してしまうのかと思った、その瞬間。
空から7つの流星がメリオダスとジブリールの周囲に落ちた。
その衝撃で舞った土煙が晴れると——メリオダスとジブリールの周囲を7人の十戒が囲んでいた。
そして、ゼルドリスとメリオダスが対面した。
ホントはリベンジカウンターのところまでやる予定だったんですがこのままだと1万文字近くまで行きそうだったので今回はここまでです。
次回!ついに神殺し登場!?……たぶん