闇と光より産まれし兄妹   作:エルナ

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 皆様お久しゅうございます(いつもの
 なんと「今月中に出したいですね」とかほざいておきながら2月が終わったどころか新学期が始まり、GWが始まり、平成が終わって令和になり、GWが終わってしまいました^^;

 これには少しわけがありまして、今回の話でフラウドリンを倒した後にメリオダスとエリザベスが会話するシーンがあるのですがそのシーンで2人きりにしておくべきか、ザレオス達も投入するべきかですごく悩んだんですよ。

 そして、投稿が開いている間に七つの大罪が終わりそうですね(絶望
 いや、二次創作を書く身としては終わってくれた方がやりやすいんですけど毎週楽しみにしていた身からすると悲しい( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
 まあ、3期があるのでそれを楽しみにしておきましょう。

 今週の答えてばっちょで女神族は人間と同じ生まれ方をするみたいですね。
 妖精族みたいに変な生まれ方じゃなくて良かったε-(´∀`;)
 後は魔神族が人間と同じならハーフは生まれないという設定がない限り問題はなさそうで何よりです。

 そういえば前回言い忘れていましたがネロバスタはザレオスがいなくなった後に原作通りデリエリに殺されました。
 特に生かす理由もないですしね。


第14話 リオネス防衛戦終結

 ザレオスとジブリールがリオネスに戻って来た時には全てが終わった後だった。

 

 夕日に照らされる戦いの爪痕残る町を眼下にメリオダスの下に着いた2人が見たのは顔を合わせず話し、別れるメリオダスとバンの姿だった。

 その雰囲気から2人はまず近くにいたマーリンとエスカノールの傍に降り立った。

 

「よぉ、マーリン。久しぶりだな」

「ザレオスか。久しいな」

「ああ。お前がガランの戒禁で石化したと聞いた時はなんの冗談かと思ったぜ」

「私としたことが、な」

 

 話しながらも浮かない表情のマーリンにザレオスは本題に入ることにした。

 

「それでこれはどういう状況だ?」

「…………」

 

 ザレオスの問いにマーリンは口を開いた。

 フラウドリンとメリオダスの戦いの顛末。

 そして、フラウドリンの最後。

 

「……そうか」

「……フラウドリンさん」

 

 ザレオスはメリオダスやジブリールを傷つけたフラウドリンの死に大した感慨はない。

 だがジブリールは違う。

 メリオダスや自分を傷つけた相手とはいえ、彼には彼なりの信念があり、人間の少年のために自爆を辞める想いもあったのだ。

 ザレオスと違って魔神族をあまり憎んでいない彼女からしては辛いことだ。

 

「…………ジブリール。久しぶりに兄妹水入らずで酒でも呑むか」

「え? そ、それは嬉しいけど、その、メリオダスさんを放っておいていいの?」

 

 呪いによって最凶の魔神と呼ばれたメリオダスに逆行しつつあるのは2人も知っている。

 そのメリオダスの気持ちを想像に難くない。

 

「今はそっとしておいた方がいいと思うし、それにそれは俺らの役目じゃなくてエリザベスのだろ? 感動の再会は明日でも遅くはないさ」

「……そう、だね。その方がいいよね」

 

 納得したジブリールはザレオスと共に歩き出した。

 

 空からは戦で亡くなった者を悲しむかのように雨が降り出していた。

 


 

 次の日。

 七つの大罪とザレオス達はマーリンによって復元された王城の一室に集まっていた。

 

 集まった時にはメリオダスはまだ浮かない顔をしていたが、バンとエスカノールと話すことで元気が出たようだ。

 

「お前らにも気を使わせちまったみたいだな」

 

 メリオダスはメリオダス達のやり取りを黙って見ていたザレオス達へ話しかけた。

 

「いや、元気が出たみたいで良かったよ。また会えて嬉しいぜメリオダス」

 

 そう言ってザレオスはメリオダスと拳を合わせた。

 

「そういや団ちょ。コイツら一体何もんだ?」

「コイツらは……魔神と女神のハーフだ」

「…な!?」

 

 初めて知ったバン達は目を見開いて唖然とする。

 

「敵同士のハーフってだけでも生きずらいんだが、魔神族と女神族のそれぞれの長がコイツらの才能に目をつけてな。2人を捕らえようとして軍勢を差し向けたんだ。その時に両親を殺されて……その時、俺も——」

「その後何やかんやあってメリオダスに助けてもらったんだよ」

「……ザレオス」

 

 自分の言葉を遮ったザレオスにメリオダスは顔を向ける。

 

「もういいって言ってんだろ。何度も謝ってもらったし、助けてもらわなかったら俺達兄妹は死んでたかもしれないからな」

「……悪い」

「だから謝んなって」

 

 ザレオスが苦笑したあと、ジブリールが空気を変えるように話し出した。

 

「そうだ! お兄ちゃん。バンさんに一言謝っておきなよ。十戒との戦いの時にエスタロッサと一緒に焼き払ったでしょ」

「俺は不死身だから別に気にしちゃいねぇよ♪」

「あ? ンなことあったか?」

「「え?」」

 

 真顔で首を傾げたザレオスにあの場面を見ていた全員が声を上げた。

 

「いやいや、メリオダスさんにトドメを刺そうとしたエスタロッサに組み付いていたバンさんを一緒に焼き払ったじゃん」

「ん? あの時に十戒とお前ら以外に誰かいたか?」

 

 ついにあの時のザレオスの眼中にバンがいなかったことを悟ったジブリール達は顔を引き攣らせた。

 




 今回短い上に全然話が進まなくてすみません^^;

 次回からは過去編です。
 キング&ディアンヌの修行編と言い換えてもいいですね。
 あの時にザレオスとジブリールがいてどう原作と変わったかをやります。
 まあ、グロキシニアとドロールが十戒側にいる時点で大して変わらないのが確定してるようなもんですけどねw

 次回がいつ出るかは未定です。
 言っても全然守れないので気長にお待ちくださいm(_ _)m

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