「なぜ、私たちが、ソフトボールをしなければならないのですか!?」
「ダイヤさん、それはね…」

「千歌ちゃんの趣味がソフトボールだからだよ!!」


参照#80632
素直に追いかけて ボールを追いかけて

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見たことないボールの軌道 追いかけて

 

 

千歌「ソフトボールをしよう!」

 

梨子「ど、どうしたの?急に…」

 

千歌「昨日の夜、PC見てたら、μ'sがソフトボールをするSSを見つけたんだ」

 

曜「へぇ…」

 

千歌「ソフトボール…って言えば、私でしょ?」

 

梨子「そうなの?」ハテ…

 

千歌「アニメでは一切触れられてないけど、一応、趣味『ソフトボール、カラオケ』だから」

 

梨子「あっ!本当だ…」フムフム

 

千歌「…と、いうことで…」

 

曜「ソフトボールかぁ…面白そうだね。Aqoursも9人いるし」

 

梨子「私はあまり得意じゃないかも…」

 

千歌「いいの、いいの!こういのはノリが大切なんだよ」

 

 

 

鞠莉「グッ モーニン!…チカっち、朝から何の相談で~すか?」

 

曜「千歌ちゃんが、ソフトボールをしたいんだって!」

 

鞠莉「オ~!マリ~もソフト、大好きで~す!」ニヤッ

 

果南「おはよう!」

 

ダイヤ「おはようございます」

 

果南「どうかした?」

 

鞠莉「イエース!Aqoursでソフトボールをしま~す!」

 

ダイヤ「な、なんですか、突然!」ムッ!

 

千歌「ほら、私の趣味って、一応、ソフトボールってことになってるから」

 

ダイヤ「はい?」

 

果南「ふ~ん…楽しそうじゃない!」ニコッ

 

ダイヤ「意味がわかりません…」

 

曜「あのμ'sもソフトボールしてたんだって!」

 

ダイヤ「な、なんでって!私としたことが、それは初耳ですわ!」アセアセ

 

梨子(…っていうssを読んだ…ってことじゃなかったっけ…)

 

 

 

 

 

鞠莉「…というわけで、ソフトボールをしま~す!」

 

1年生「え~!?」

 

花丸「マルは運動苦手ズラ…」

 

ルビィ「ルビィも…」

 

善子「何が楽しくて、炎天下の中、スポーツなんかしなきゃいけないのよ!」

 

千歌「炎天下の中スポーツ…って、私たち、いつもそうやって練習してるでしょ!屋上、日陰ないし」

 

善子「そうだけど!】

 

曜「それにね、運動苦手…って言うけど、そんなことないよ。だって、あれだけ歌って踊れるんだから!みんな自分の実力を過小評価してるよ」

 

 

 

花丸「曜ちゃん…」

 

ルビィ「曜ちゃん…」

 

 

 

善子「…って、そんなんで騙されるなぁ!」

 

千歌「早速、ポジョションなんだけど…」

 

果南「うん、うん」

 

善子「だから、何、勝手に進めてるのよ!」

 

花丸「そうしたら『マルは3番でセンター』…ズラ」

 

ダイヤ「それは広島東洋カープですわ!」

 

梨子(ひょっとして、作者はこれが言いたかっただけ?)プフッ

 

千歌「残念ながら、センターは曜ちゃんか、果南ちゃんって決めてるんだ!」

 

花丸「どうせ、マルにセンターなんて務められないズラ…」ウゥ…

 

千歌「いやいや、そういうことじゃなくて…」

 

ダイヤ「センターは守備範囲が広いので、足が速い人が適任とされておりますわ」

 

鞠莉「イエース!!ライトもレフトもカバーしなければいけませーん!」

 

花丸「わかってるズラ」

 

千歌「μ'sは凛さんがセンターやってたよ!」

 

ルビィ「確かにイメージピッタリ!『俊足巧打』って感じですぅ!!」

 

ダイヤ「ち、ちなみに…他の人のポジションはどうなのですか?」コソッ

 

千歌「μ'sの?」

 

ダイヤ「はい」

 

千歌「えっと…ピッチャーが絵里さん、キャッチャーが希さん、ファーストが花陽さんで…セカンドがにこさん、サードが穂乃果さん。ショートが真姫さん…外野は左からことりさん、凛さん、海未さん」

 

ダイヤ「ショート、レフトの人選が意外な感じですね」

 

千歌「それがね、そのポジョションにもちゃんと狙いがあって…」

 

ダイヤ「ふむふむ…」ドキドキ

 

千歌「まずその前に先攻がμ'sなんだけど…凛さんがセフティーバントで出塁すると、いきなり盗塁を決めて…にこさんが送って、ワンアウト3塁。このチャンスにバッターは海未さん!」

 

ダイヤ「は、はい!それで?」ワクワク

 

 

 

善子「あの~…その話の続きはあとでやってくれないかしら…」イラッ

 

千歌「あっ…ごめん…」

 

ダイヤ「そ、そうですわ…私としたことが…」

 

曜「クスッ」

 

 

 

 

 

 

千歌「それじゃあ、発表しま~す。まずは『1番、センター、曜ちゃん』」

 

曜「ヨーソロー!」

 

千歌「『2番、ライト、果南ちゃん』」

 

果南「OK!」

 

ルビィ「快足1、2番コンビですぅ」

 

千歌「『3番、レフト、ダイヤさん』」

 

ダイヤ「残念ですわ。絵里さんと同じピッチャーじゃないのですね…」

 

千歌「でも、これで外野は鉄壁。長打は打たれない布陣だよ」

 

梨子(確かに、隙がないかも)

 

千歌「『4番、サード、鞠莉さん』」

 

鞠莉「オーマイガッ!ピッチャーじゃないので~すか?」

 

梨子(みんなピッチャーやりたいんだ…)

 

千歌「だって、鞠莉さん、すぐ『疲れた』とか言いそうなんだもん」

 

ダイヤ「ありえますね」

 

鞠莉「オフコース!」

 

善子「認めるんかい!!」

 

千歌「それに鞠莉さんピッチャーだったら、受けるキャッチャーがいないもん。ボール速そうだし」

 

鞠莉「それなら果南…はライトか…ならダイヤ…はレフトか…。う~ん…まぁ、ホットコーナーも悪くないかもで~すね!」

 

花丸「ホットコーナー?肉まんとかが置いてあるズラ?」

 

ダイヤ「ブッブーですわ!そんなわけはありません!サードは一番速い…強烈な打球…が最も飛んでくるポジションなのです。つまり『激しいく熱い場所』っていう意味なんですわ」

 

花丸「なるほど」ガクッ

 

ルビイ「残念だったね。食べるところじゃなくて」

 

ダイヤ「当たり前です」

 

千歌「あははは…じゃあ、発表を続けるね?『5番、ファースト、花丸ちゃん』」

 

花丸「マルが?」

 

千歌「ファーストは、そこまで動かなくていいし…内野手も的が大きいほうが送球しやすいから」

 

花丸「うぅ…暗にデブって言ってるズラ…」

 

千歌「そ、そんなことないよ!打順だってさ…ほら、花丸ちゃん、重い本とかどっさり買っても、全然普通に担いじゃうから…そのパワーは魅力的だもん」

 

果南「そうね『当たれば大きい!』ってイメージはあるわね」

 

梨子(それって、フォローになってるのかなぁ…)

 

千歌「次は『6番、ショート、私』!」

 

 

一同「えっ!?」

 

 

 

千歌「ん?」

 

 

 

果南「えっ?あ…いや、なんとなく千歌がピッチャーやるのかと思ってたから」

 

ダイヤ「はい」

 

千歌「ピッチャーはね、梨子ちゃん!」

 

梨子「えっ?」

 

千歌「『7番、ピッチャー、梨子ちゃん』」

 

梨子「わ、私?」アセッ

 

千歌「梨子ちゃん、見た目華奢だけど…ピアノやってるからわりと握力強いし…」

 

梨子「はぁ…」

 

千歌「何十球もボール投げるの、結構大変なんだよねぇ…。だから」

 

梨子「はぁ…」

 

千歌「それと、何気に運動神経いいし、体力あるし」

 

曜「確かに」

 

梨子「いやぁ…それほどでも…」テレテレ

 

善子「まんざらでもなさそうじゃない…って、アタシは?」

 

千歌「善子ちゃん?善子ちゃんはキャッチャー」

 

善子「キャッチャー?」ブー

 

千歌『8番、キャッチャー、善子ちゃん』」

 

善子「なんでよ!」

 

花丸「マスクで顔も隠れるし…ミステリアスな雰囲気が演出できるよズラ」

 

善子「なるほど!…ってなるかぁ!」

 

千歌「うそ、うそ。キャッチャーはチームの要でしょ。配球とか、守備位置とか自分の意思で采配ができるんだから、善子ちゃんにはピッタリだと思うな」

 

善子「それはつまり、アンタたちがアタシのリトルデーモンになるってことね」

 

花丸「始まったズラ…」ハァ…

 

善子「何か言った!?」

 

千歌「それにほら、ピッチャー、梨子ちゃんだから」

 

善子「?」

 

千歌「相性バッチリでしょ!」

 

善子「あっ…ま、まぁ、そうね。リリーは上級リトルデーモンだから」ニヤッ

 

梨子「わ、わけわかんない…」プイッ

 

ルビィ「じゃあ、ルビィは」

 

千歌「『9番、セカンド、ルビィちゃん』」

 

ルビィ「はい、頑張るびぃ!!」

 

ダイヤ「ルビィがセカンドですか?ちょっと荷が重いのでは…。ライトとかの方が無難ですわ」

 

千歌「ダイヤさん、わかってないなぁ!凛さんも言ってたけど、ソフトボールはねぇ、

『ライトゴロ』っていうのがあるんだよ!だか仮にボールが抜けていっても…」

 

ダイヤ「その為に果南さんがライトなのですか?」

 

千歌「まぁね!」

 

果南「ふ~ん…でも、なんとなくだけど…そこそこ戦えそうな感じはするわね!」

 

鞠莉「ハ~イ!あとは練習しながら、アジャストすればいいので~す!」

 

千歌「よ~し!!それじゃ、練習をしよう!!」

 

 

 

一同「お~!!」

 

 

 

梨子「ところで…誰と戦うの!?」

 

 

 

一同「ん?」

 

 

梨子「対戦相手。ここの学校ってソフトボール部、あったかな?」

 

 

 

千歌「あっ…」

 

 

 

 

 

~おしまい~



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