「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!助けてぇぇぇぇぇ!」
アクセル郊外の草原でいつかのように悲鳴が響いていた。
「カズマ様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺じゃなくて、アクアの……。
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「ジャイアントトードですか?できますが、カズマさんのステータスならもっといいクエストがあると思いますが……。」
「いえいえ、あの今日は宿代を手に入れたいだけなので簡単に済むこのクエストで」
「ねぇ、ジャイアントトードって何なの?」
俺と受付のお姉さんの会話にアクアが割って入ってくる。
「ん?ああ、ただのデカいカエルだ」
「カエル?ただのカエルを倒すだけでお金がもらえるの?随分簡単な仕事じゃない!女神である私がいれば楽勝じゃない」
こいつはなんでこうもお約束が好きなんだよ……。
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「カズマ様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
で、ただのデカいカエルっていう俺の言葉を鵜呑みにした馬鹿が無防備に突っ込んだ結果以前の俺のように見ている。
「しょうがねぇなぁ……。」
俺は右手を天に突き出して魔法名を口にする。
「『ライト・オブ・セイバー』!」
俺の手に現れた光は鞭のようにアクアを追い回すカエルを切り裂く、切り裂かれたカエルは爆散する。ゆんゆんがよく使った魔法だが、さすがに上級魔法だけあって強力だな、
「オラ、オラ、オラ!!」
俺はビュンビュンと光の鞭をしならせアクアを追い回していた奴だけではなくその辺にいたジャイアントトードもまとめて爆散させる。
一切合切吹っ飛ばした後、冒険者カードを確認する。さすがにレベルが高くなりすぎて全くレベルが上がってないが討伐欄に関しては、
『ジャイアントトード×31匹』
31匹って、あのかつて俺を追い回したアクアやめぐみんを丸呑みしたあのジャイアントトードを一瞬で31匹……。しかも魔力全然減ってねぇ……。
やばくね、チートじゃね?
む?
「カズマぁぁぁぁあぁ!なんかもっと沢山向こうから来たんですけど!あれ、なんとかできるの、あれぇぇぇ!!」
アクアの言う通り俺の視線の先にはさっきとは比べ物にはならない数のジャイアントトードが迫ってきていた。完全に泣きべそをかいている。
さすがにあの数を倒すことは、いや、まて、俺には、あの爆裂娘直伝のあの魔法があるじゃねぇか。しかも、おあつらえ向きに一か所に集まってるじゃないか。
やるか、爆裂魔法。
「黒より黒く、闇より暗き漆黒に我が真紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり、無謬の境界に落ちし理、無行の歪みとなりて現出せよ!」
本来ならさらに普通ならさらに詠唱しなきゃならないがめぐみんの爆裂魔法を教わったのでこれ以上は必要ない。
いくぜ!人生二度目の、
「エクスプローーーージョン!!!!」
ドゴーーーーーーン!!!!!
「ふっ、魔王を倒せし我が爆裂魔法がカエルごときを倒すために使うことになるとはな」
一度言ってみたかったんだよな、これ。
つか、爆裂魔法打ってもたってられるってどんな魔力量だよ。確かに、ごっそり魔力持っていかれた感じはするけど後二、三発は上級魔法使えるな。
よし、これだけ狩れば宿代は十分だろう。
「お~い、アクアそろそろ帰る、ぞ?」
「ん?どうしたのカズマ?」
「……アクア、後ろ」
「後ろ、後ろがどうしたの、よ……。」
ゲコッ
そこにはいつの間にか近づいてきたジャイアントトードが。
「カエルって、よく見るとかわいいと思うの」
パクッ
「アクアぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!!」
その後、俺のライト・オブ・セイバーによってアクアを救出した後粘液まみれで泣きじゃくるアクアを何とかあやしギルドに帰って報酬をもらった。
ちなみに俺が倒したジャイアントトードはライト・オブ・セイバー、エクスプロージョンと合わせて計89匹受け取多報酬は44万5千エリス。討伐数を見たお姉さんは卒倒しかけた。
異世界生活二週目の一日目はうまい飯を食うことができ、清潔なベッドで眠ることができた。