感想もいただきました。日光水さん、ありがとうございます!
その感想の返信でも語ったのですが、実は討神魂撃より後の環境について疎いです。カードのコンボや、動きだったりなど、わからない点がありまして……。
カードプールは恐らく問題ないので、コンボ等の事をご指摘いただけると嬉しいです。
では、本編にうつりましょう。
「「スタンドアップ!ヴァンガード!!」」
偶然知り合ったマオさんとのファイト。俺の新デッキの初陣は、どんな形になるのか。
「ガンナーギア・ドラゴキッド!(5000)」
「革の戒め レージング!(5000)」
ジェネシス……。ヴァナルガンドのカードにも書いてあったな。どんなクランなんだ?
「ギアクロニクルなんですね」
「俺がヴァンガードを始めるきっかけになったカードが、このクランなんだ」
「そうだったんですね。では、私のターン。ドロー、神界獣 ハティ(7000)にライド!レージングは先駆で左後ろに。ターンエンドです」
さぁ、行くぜ。俺の新しいデッキ!
「俺のターン、ドロー!頂に立つギアウルフ(7000)にライド!ガンナーギアは先駆で後ろへ。その後ろに、スチームブレス・ドラゴン(7000)をコール!」
「早速、新しく投入したカードを使っていくんだね」
「スチームブレスのスキル!手札からグレード3を1枚見せ、デッキからクロノジェット・ドラゴンを手札に加える!」
俺は手札からバリフを公開し、デッキのクロノジェットをサーチする。
「手札に加えたら、手札のカードを1枚捨てる。俺はバリフを捨て……ガンナーギアのブースト、ギアウルフでアタック!(12000)」
「ノーガードです」
「ドライブチェック、アップストリーム・ドラゴンだ」
「ダメージチェック、ドリーミング・ドラゴン。スタンドトリガーですね。パワーはハティに加えます(12000)」
くっ……。これじゃあスチームブレスのアタックが通らない……。
「ターンエンド!」
カズキ:ダメージ0 マオ:ダメージ1
「私のターン、ドロー。黄昏の神器 ヘスペリス(9000)にライド!」
まだグレード2。手の内はわからないか……。
「クレイマー・ハリー(6000)と、貪り喰うもの グレイプニル(9000)をコールします!ハリーのブースト、ヘスペリスでアタック!(15000)」
「ノーガード!」
ドライブチェックでは、貪り喰うもの グレイプニルを。ダメージチェックでは、スチームファイター ウルニギンをそれぞれ引く。
「レージングのブースト、グレイプニルでアタック!(14000)」
「ノーガード。ダメージチェック、スチームメイデン アルリム」
「ターンエンドです!」
カズキ:ダメージ2 マオ:ダメージ1
「俺のターン、スタンドアンドドロー!ライド!グリマーブレス・ドラゴン!(9000)」
「ここまではどちらもあまり動きがないね……」
「スチームブレスを後列に下げて、アップストリーム・ドラゴン(9000)をコール!」
けど、動きはいい。こんなにもスムーズにファイトを進められたのは、これが初めてじゃないか?
「ガンナーギアのブースト、グリマーブレスでアタック!(14000) ドライブチェック、ドキドキ・ワーカー。よし、クリティカルトリガー!」
「いい感じだね。デッキが違うだけで、トリガーの乗りも良くなってる」
「パワーはアップストリーム(14000)、クリティカルはグリマーブレスへ!(14000 ☆2)」
よし、一気にダメージ2つだ!
「さっき話を聞いてたよりも、強いです……。ダメージチェック。1枚目、竈の女神 ヘスティア。2枚目、衰微の女神 ヘル」
「スチームブレスのブースト、アップストリーム!(21000)」
「これもノーガードします。ダメージチェック、青春の女神 ヘーベー。ヒールトリガー!ダメージを1枚回復して、パワーも与えます!」
「回復された……ターンエンド!」
カズキ:ダメージ2 マオ:ダメージ3
「私のターン、スタンドアンドドロー!では、行きます!神喰らう獣を宿す、鎖の音色が響き合う!ライド!神界獣 フェンリル!!(11000)」
フェンリル……。それがマオさんのメインのヴァンガードか。
「貪り喰うもの グレイプニル(9000)をもう1体コール!そのままアップストリームにアタック!(9000)」
「ラッキーポットでガード!」
そう簡単にリアガードはやらせない。
「ハリーのブースト、フェンリルでアタック!(17000)」
「ノーガードだ!」
「ツインドライブ。1枚目、神界蛇 ヨルムンガンド。2枚目、戦巫女 ククリヒメ。クリティカルトリガー!パワーはアタックしていないグレイプニルに(14000) クリティカルはフェンリルに!(17000 ☆2)」
向こうも負けじとトリガーを引き返してきたな……。ダメージトリガーが出てくれると、次のアタックをガードしやすいんだけど……。
「ダメージチェック、1枚目、スチームブレス・ドラゴン。2枚目、スチームメイデン ウルル。よし、ヒールトリガー!」
「トリガーの引き合いだね。さっきと全く同じじゃない?」
言われて見れば……。俺もクリティカル引いて、西野さんもヒール引いたな……。
「とりあえず、ダメージ回復して……パワーをグリマーブレスへ!(14000)」
「レージングのブースト、グレイプニルでアタック!(19000)」
「ドキドキ・ワーカーでガード!」
ガード成功。このターンは2ダメージだけで済ませることができた。
「ターンエンドです」
カズキ:ダメージ3 マオ:ダメージ3
「ここからが本番だ。俺のターン!スタンドアンドドロー!」
「張り切ってるね、カズキ君」
当然だ。このターンから、Gユニットが使えるようになるんだからな。
「時空の鼓動を呼び覚まし、未来へ羽ばたく翼となれ!ライド!クロノジェット・ドラゴン!!(11000)」
「来ますね……カズキ君の本気が」
「クロノジェットをコストに……ジェネーションゾーン解放!憧れを翼に変え、未来をこの手に!ストライドジェネレーション!!」
進化したのは、何もデッキだけじゃない。Gユニットも、新たな力を得て強くなっている。これは、前は投入してなかった1枚。
「時空獣 アップヒーバル・ペガサス!!(26000)」
「……ここでアップヒーバルですか!?」
「リアガードを展開してたからな。アップヒーバルのスキル!クロノジェットがハーツにいる時、相手のリアガードを全てデッキの下に戻す!」
計4枚。それが無条件にいなくなるのは、かなりの痛手となるだろう。ただし、強すぎる力には代償がある。
「このスキル発揮後、相手はデッキの上から1枚ずつ、このスキルで戻したリアガードの枚数分だけ見てコールする!」
簡単に言えば、不確定なリアガードの入れ替え。別に数が少なくなるわけではないし、使いにくいスキルかもしれない。が、
「1枚目、黄昏の神器 ヘスペリス。左前列にコールします!2枚目、バンピング・バッファロー。フェンリルの後ろに!3枚目、青春の女神 ヘーベー。右後列!4枚目、クレイマー・ハリー。左後列です!」
相手のリアガードを弱体化することができる可能性を秘めている。トリガーをコールさせれば、不発に終わることだって可能だ。
「ダメ押しでクロノジェットのストライドスキル!CB1で、ヘスペリスをデッキの下へ!」
「ふぇぇ!?こ、これじゃあ、まともなリアガードがいないですよ!」
「ちょっとカズキ君?新しいデッキだからって、ちょっと調子に乗りすぎじゃない?」
「何で怒られないといけないんだ!?」
俺は自分の思うようにファイトしてるだけなのに、何か納得いかないんだけど。
「マオちゃん、こんな奴に負けないでね!私、マオちゃんのこと応援するから!」
「いや、ちょっと待てよ!?俺のことは!?」
「頑張ろうね、マオちゃん!」
「あ、えっと……?」
無視かよ!俺の味方はいないのか!?
「わ、私はその……カズキ君のことも応援してますから!」
「敵に応援されるって、どんな状況なんだよ……」
「あんな鬼畜なプレイングをいきなりするからだよ」
「だから、悪気があるとかじゃないだろ!?こういうアクシデントも含めてのファイトじゃないのか!?」
俺はそう思ってるから。だから、ファイトは楽しいんだとも思ってる。
「くっ……いいよ、わかったよ!こうなったら、孤軍奮闘してやる!ガンナーギアのGB!CB1、自身をソウルに置き、バリフをデッキから手札に!」
俺だって、進化したデッキを使いこなしたいんだ。このファイト、勝ってやる!!
「アップストリーム・ドラゴン(9000)をコールし、そのままアタック!アタック時にGB発動!パワープラス4000する!(13000)」
「ハティでガード!」
「くっ……けど、アップストリームはGBを発動した時、このカードをアタック終了時にデッキに戻して、代わりにグレード1のカードをコールする!」
ただし、この効果でコールされるユニットは、レストしての登場だ。アタックには参加できない。
「俺は頂に立つギアウルフ(7000)をヴァンガードの後ろにスペリオルコールして……次!アップヒーバル・ペガサスで、フェンリルにアタック!(26000)」
「ここは……ノーガードです!」
「トリプルドライブ!1枚目、スチームメイデン アルリム。2枚目、スチームファイター アンバー。3枚目、スチームファイター マシュダ。クリティカルトリガー!」
よし、トリガーゲット!しかもクリティカルだから、与えるダメージが増える!
「パワーはアップストリーム(14000) クリティカルはアップヒーバルへ!(26000 ☆2)」
「う……で、でもまだまだです!ダメージチェック、1枚目、神界獣 フェンリル。2枚目、ドリーミング・ドラゴン。スタンドトリガー!パワーはフェンリル!(16000)」
「スチームブレスのブースト、アップストリームでアタック!GBで、パワープラス4000!(25000)」
「ククリヒメでガード!」
ガードされたか。俺はアップストリームのスキルで、左後列にもう1体、頂に立つギアウルフ(7000)をスペリオルコールする。
「俺はこれでターンエンドだな」
カズキ:ダメージ3(裏1) マオ:ダメージ5
「追い詰められましたね……。私のターン!スタンドアンドドロー!スコルをコストに、ジェネレーションゾーン解放!!」
ジェネシスのGユニット……どんなのが来る?
「示し出せ!彩られた未来の形を!ストライドジェネレーション!!大天使 ドゥームプレイズ!!(26000)」
「ドゥームプレイズ……。攻めを選んだのかな」
どういうことだ?冷静に分析してるのはいいんだけど……。
「フェンリルのストライドスキルで、SC3します」
「ストライドだけで、ソウルを3枚も増やすのかよ……」
けど、増えたソウルをどうするのかがまだわからない。このデッキでも、ソウルを使うカードってあまりなかった気がするし……。
「神界蛇 ヨルムンガンド(9000)をコールして、ドゥームプレイズのスキル発動です!SB3、これでヨルムンガンドとクレイマー・ハリーにパワープラス5000!(ヨルムン 14000)(クレイマー 11000)」
「パワーを上げた……ソウルを貯めたのは、こういうことか」
ジェネシスは、ソウルを駆使して強力なスキルを使うユニットが多い。そのために、ソウルをため込むユニットも数多く存在する。
マオさんはハティ、ヘスペリス、グレイプニルをドロップした。
「このスキル発揮後、ソウルが2枚以下ならSC3します。さらにヨルムンガンドのGB!ソウルから捨てられたカード1枚につき、パワープラス1000!3枚でプラス3000!(17000)」
「使ったソウルが、すぐに元通りに……」
「まだ終わりませんよ?フェンリルのストライドスキル!ソウルから捨てられたカードを、ターンに1度だけCB1してコールできます!」
リアガードまで展開するのかよ!?思ったより手強いな、ジェネシスは!
「私はCB1して、ドロップした貪り喰うもの グレイプニル(9000)をスペリオルコール!さらにクレイマー・ハリーのGBで、ソウルからドロップされたカードをターンに1回、1枚デッキの下に置いて、CC1です!」
マオさんは神界獣 ハティを下に戻して、フェンリルのスキルのコストをも帳消しにする。安定したカード運びだ。
「まだですよ?ソウルから捨てられたヘスペリスのスキル!ドゥームプレイズに、アタックがヴァンガードにヒットすれば相手のリアガードを退却するスキルを与えます!」
「たった1回のスキルから、ここまで連鎖するなんて……。これがコンボか。凄いな、マオさん!」
「そ、そんなことないですよ。では、行きます!クレイマーのブースト、グレイプニルでアタック!GBにより、CB1してSC3。さらにこのターン、ソウルからカードが捨てられているなら、1ドローします!(20000)」
ドゥームプレイズのスキルで、ソウルは捨てられている。マオさんは問題なくドローした。
「くらわない!マシュダでガード!」
「バンピングのブースト、ドゥームプレイズでアタック!(31000)」
「ノーガード!」
ユウキのファイトで、ダメージの受け方は学んだからな!ここはダメージ3だし、遠慮なくノーガードする!
「トリプルドライブです!1枚目、青春の女神 ヘーベー。ヒールトリガーです!ダメージを1枚回復して、パワーはヨルムンガンド!(22000)」
ここでのヒールトリガーは大きいな……。次のターンに余裕が生まれてしまった。
「2枚目、竈の女神 ヘスティア。3枚目、ドリーミング・ドラゴン。スタンドトリガー!効果は全てグレイプニルへ!(14000)」
後2回アタックが来る……。
「ダメージチェック、ラッキーポット・ドラゴキッド。ドロートリガー!1枚ドローして、パワーはクロノジェットだ!(16000)」
いや、1回になった。
「これじゃあグレイプニルは通らない……でも、ヘスペリスのスキルです!アタックヒットで、左後列のギアウルフを退却!」
「ち……」
「ヘーベーのブースト、ヨルムンガンドでアタック!(27000)」
「こいつもノーガードだ」
ダメージには、アップストリーム・ドラゴンが入る。さっき使った奴か?
「ターンエンドです」
カズキ:ダメージ5(裏1) マオ:ダメージ4
「カズキ君、追い詰められてるじゃん」
「うるせぇ、まだ終わらないぞ!俺のターン!スタンドアンドドロー!」
俺はガンナーギアのスキルで加えたバリフを捨てて……
「ジェネレーションゾーン解放!憧れを翼に変え、未来をこの手に!ストライドジェネレーション!!時空竜 ラグナクロック・ドラゴン!!(26000)」
「厄介なユニットですね……」
「クロノジェットのストライドスキル!CB1でヨルムンガンドをデッキの下に!さらにデッキにカードが戻ったことで、ギアウルフのGB!パワープラス3000!(10000)」
簡単にパワーを上げられるギアウルフ。なかなか重宝する1枚だ。
「スチームブレスの前に、スチームファイター アンバー(9000)、左前列にドキドキ・ワーカー(4000)、左後列にスチームファイター ウルニギン(7000)をコール!」
「また一気にコールする……。もう少し、手札管理のことも考えないといけないよ?」
ホノカさんの言うことはもっともだ。手札は2枚しか残ってないし。けど、何も無策で攻めていない!
「ウルニギンのブースト、ドキドキ・ワーカーでアタック!(11000)」
「グレイプニルでインターセプトです!」
って言うか、何だかんだで俺にアドバイスしてるよなホノカさん。
「ギアウルフのブースト、ラグナクロックでアタック!ドキドキ・ワーカーのスキルで、グレード3以上のクロノジェットがアタックした時、自身をソウルに入れて1ドロー!ラグナクロックにパワープラス5000!」
「なるほどね。アタックしながら、手札を増やすためか。考えてるね」
「マオさんの味方するんじゃなかったのかよ?このままだと、俺が勝つぞ?」
「なっ、聞き捨てならないよ!マオちゃん、大丈夫?」
「私だって、負けるつもりはありませんから。次のターンで決めて見せます!」
おっ、そんな言葉を待ってたんだ。じゃあ行くぞ!
「ラグナクロックのスキル!CB1して、Gゾーンから裏のラグナクロックを1枚表にすることで、このアタックはグレード0でガードできなくする!」
だが、このスキルには続きがある。
「さらに、Gゾーンに表のカードが2枚以上あるなら、クリティカルプラス1!(41000 ☆2)」
「衰微の女神 ヘルで完全ガード!コストはヨルムンガンドです!」
「トリプルドライブ!1枚目、クロノジェット・ドラゴン。2枚目、グリマーブレス・ドラゴン。3枚目、スチームファイター マシュダ。クリティカルトリガー!効果はアンバーへ!(14000 ☆2)」
ガードはされたが、これで満足な手札は残っていないはず。これなら!
「スチームブレスのブースト、アンバーでアタック!ブーストされていることで、GB!CB1してハリーをデッキの下に!」
「残っているリアガードが、5000パワーのカードだけに……!」
「ウルニギンのスキルで、デッキにカードが戻った時、CC1!こいつでどうだ!(21000 ☆2)」
「う……まだです!ヘーベーとククリヒメでガード!」
「ターンエンドだ」
カズキ:ダメージ5(裏3) マオ:ダメージ4
「私のターン、スタンドアンドドローです!」
「カズキ君、あんなこと言っておいて決められなかったね。恥ずかしい……」
「や、止めろ!次は決める!」
「あの……私、このターンで決めるつもりなんですけど」
「え?」
「ジェネレーションゾーン解放!!」
ヘスティアがコストとして、ドロップゾーンに置かれる。新たなるGユニットが、解き放たれる。
「示し出せ!彩られた未来の形を!ストライドジェネレーション!!」
またドゥームプレイズか?だが、マオさんの出したユニットは、さっきのような天使とは大きく異なっていた。
「破壊神獣 ヴァナルガンド!!(26000)」
「それって……」
「私が落としちゃったカードです。では行きます!ストライドスキルでSC3。ドリーミング・ドラゴン(4000)と、神界獣 ハティ(7000)をコール!」
ヴァナルガンド……どんなスキルを持っている?
「ヘーベーのブースト、ドリーミング・ドラゴンで、アンバーにアタックです!(9000)」
「インターセプトを狙ってるってことだな。ノーガード!」
「バンピングのブースト、ヴァナルガンドでアタック!ここでヴァナルガンドのGB2!SB6、Gゾーンから裏のヴァナルガンドを1枚表にします!」
ん?それだけ?コストを払っただけで、効果はどうした?
「フェンリルのストライドスキルで、CB1してドロップした貪り喰うもの グレイプニル(9000)をスペリオルコール!ハティのGBも発動!ドロップしたソウル1枚につき、パワープラス1000!」
今のスキルでドロップされたソウルは6枚だから……。
「パワープラス6000!(13000) そしてこれが、ヴァナルガンドのメインのアタック!(31000)」
「やらせるか!スチームメイデン アルリムで完全ガード!コストはクロノジェットだ!」
「完全ガード……。では、こっちもヴァナルガンドのスキル発動!ドライブチェックに入る前に、デッキの上から4枚を確認します」
……は?確認?
「1、2、3……4と。そして、その中から好きな枚数デッキの上に置いて、残りをデッキの下に置きます!」
「なっ……!?ということは、チェックするカードを固定した……!?」
じゃあ、間違いなくドライブチェックでトリガーを引かれるってことだ。何てスキルを持つんだ……。
「マオちゃんは、2枚を上に。2枚を下に置いた」
「ってことは、2枚はトリガーかよ……」
「そうです。トリプルドライブ!1枚目、戦巫女 ククリヒメ。2枚目、バンピング・バッファロー。どっちもクリティカルトリガーです!」
余裕でダブルクリティカルか。後続にはアタックできるグレイプニルがいるからな……。防げるか?
「効果は全てグレイプニルへ!(19000 ☆3) 3枚目、戦巫女 ククリヒメ。あっ!クリティカルトリガー!」
「3枚目もトリガー!?」
「や、やった!効果は全てグレイプニル!(24000 ☆4)」
嘘だろ……。あんなの喰らったら、ひとたまりもないぞ!?
「ハティのブースト、グレイプニルでアタックです!グレイプニルのGB!CB1してSC3!このターンもソウルからカードがドロップされているから、1枚ドロー!(37000 ☆4)」
「く……マシュダ、ウルル、グリマーブレス、ラッキーポットでガード!」
「た、ターンエンドです。でも、ドリーミング・ドラゴンのGB!このカードとドロップゾーンのカードを全てデッキに戻してシャッフルし、10枚以上戻したことで1枚ドロー!」
カズキ:ダメージ5(裏3) マオ:ダメージ4
「俺のターン、スタンドアンドドロー!」
何とかターンをつなげたが、俺の手札はない。向こうは5枚の手札を持っている。
このピンチを打開するためのカードは、このドローで来た。だから今、解き放つ。
真の力を得た、俺の切り札を出すために。
「ジェネレーションゾーン解放!憧れを翼に変え、未来をこの手に!ストライドジェネレーション!!」
スチームブレスを手札から捨てて、俺はGゾーンから1枚のカードを掴む。そして俺は、クロノジェットの上にそのカードを重ねた……!
「これが俺の、ヴァンガードを始めたきっかけだ!行くぞ!クロノドラゴン・ネクステージ!!(26000)」
「こ、ここでネクステージですか……!」
「クロノジェットのストライドスキル!CB1で、グレイプニルをデッキの下に!」
インターセプトするユニットはいなくなった。これで防御力は低下した!
「デッキにカードが戻ったことで、ギアウルフのGB!パワープラス3000!(10000) さらにウルニギンのGBも発動!CC1だ!」
「コンボの連携も使えるように……。カズキ君、成長してるな」
「ネクステージ!ブーストはつけずにアタック!(26000)」
ブーストをつけない理由は、後でわかる。
「2体のククリヒメ、ヘスペリスでガード!」
「トリガー2枚か。だけど……最初からここで引くつもりはない!トリプルドライブ!1枚目、スチームファイター バリフ。2枚目、スチームメイデン アルリム。3枚目、スチームファイター マシュダ。クリティカルトリガー!効果はギアウルフだ!(15000 ☆2)」
とか言いながら引いてしまったんだけどな。でも、このアタックは通ると考えてなかったから、予想通りだ。
「来るよ、マオちゃん!」
「はい……!」
「ようやくお前のスキルが使えるな……!ネクステージのGB2!CB1、手札3枚を捨て、Gゾーンから裏のネクステージを1枚表に!」
俺はドライブチェックで引いたカードを全て捨てて、ネクステージのスキルを使う。
「ネクステージをGゾーンに表で戻し、ヴァンガードをスタンド!これでもう1度、アタックできる!」
これならドライブチェックも使える。しかも、クロノジェットがヴァンガードなら、あれも使える。
「ギアウルフのブースト、クロノジェットでアタック!アタックした時、クロノジェットのGB2発動!パワープラス5000!グレード1以上でガードできない!(31000)」
マオさんの手札は残り2枚。このパワーをグレード0のカード2枚でガードすることは、できないはず!
「……ノーガードです!」
「ツインドライブ!1枚目……アップストリーム・ドラゴン。2枚目……ドキドキ・ワーカー。クリティカルトリガー!効果は全てクロノジェットだ!(36000 ☆2)」
ダメージには、革の戒め レージングと、衰微の女神 ヘルが入る。どちらもトリガーではなく、俺の勝利が決まった。
「……凄いですね!まさかネクステージで止めをさされるとは思ってませんでした!」
「俺も危なかった。ヴァナルガンドのスキル、あれヤバイだろ」
デッキを片付けながら、さっきのファイトについて話し合う。マオさん、本当に強かった。
「うん、いいね。お互いを称えあうこの感じ、悪くないよ。マオちゃんもよく頑張ったね!」
「ありがとう、ホノカさん!応援してくれたのも、嬉しかったよ」
「あれはひどかったな……」
「そんなに落ち込まないでよ、カズキ君。ちょっとからかっただけじゃん」
「う……」
あ、そうだ。忘れないうちにチームの話をしておくか。
「なぁ、マオさん」
「何ですか?」
「実は俺とホノカさん、チームを組んでるんだ。ウェルテクスカップの」
「あの大会ですか?」
「そう。でも、後1人メンバーが足りなくてさ……。マオさんさえよかったら、一緒にチームになってくれないかと思ってるんだけど」
ホノカさんも首を振って参加を促す。それに対するマオさんの反応は。
「えっ!?私ですか!?いや、でもウェルテクスカップですよね!?私じゃ力不足だと思いますよ……?」
まぁ、そうなるよな。
「そんなことないよ。マオちゃん強かったし、ぜひチームに入ってほしい!お願いします!」
「ホノカさん……」
「俺からも頼みたいんだ。ホノカさんも言ったけど、マオさんは強いよ。けど、それ以上に俺は、友達と一緒にチームを組みたいんだ」
「友達……」
マオさんは考え込んでしまった。俺変なこと言ったかな?少し気になってきた。
だが、すぐにマオさんの中で意見がまとまったみたいだった。
「……わかりました。そこまでお願いされたら、断るのは悪いです。チームに入ります!」
「やったー!ありがとう、マオちゃん!!」
よかった。これでメンバーは3人。ウェルテクスカップに参加するチームは、今誕生した。
「でも、本当に私でいいんですか?」
「あぁ。俺たちには、マオさんが必要なんだよ」
「……っ!え、えと、その……そういうの、不意討ちで言うのはよくないです///」
え、あれ?また何か変なこと言ったか?
「今のは、カズキ君が悪い」
「何でだよ」
「だ、だってそうだよ!女の子に向かって、君の事が必要なんだ!とか……よくそんな恥ずかしいこと言えるよね///」
「なっ!?///」
何はともあれ、これでチームは完成した。俺たちはこれから、まだ見ぬファイターたちの集う舞台に足を踏み入れることになる。
けど……想像もしていない。このチームが、まさかあんなことになるとは。
やがて辿る結末を、俺はこの時考えているわけなかった……。