やはり俺が魔法科高校に通うのは間違っている。 作:ガタオガタ
俺ガイル読んで無さすぎて、忘れ気味です。
いいわけでせね。すみません。
というか大学めちゃくちゃきついです。
プログラミングってまじで訳わかんないんですけど!
頭良くなりたいと思うのは皆さんも同じですよね!?
ラッキースケベを繰り出し、雪ノ下には冷やされ、由比ヶ浜には熱せられ、小町にはボコボコにされた。散々だ。俺は何も悪くない筈なのに。
その後は平和的なものだった。リビングで行われた会話だったが、俺は半ば空気ではあったが、小町達は会話に花を咲かせ、終始笑顔だった。俺を罵倒する時だけ笑顔が増すのは流石に勘弁して欲しいがな!
「あら、もうこんな時間なのね」
時計を見れば、午後9時を回っている。女子高校生が出歩くには、十分遅い時間だ。
過去の雪ノ下では、確実に出歩け無かったであろう時間帯。それが今では可能なのは、俺たちの頑張りのおかげなのだろう。非行少女になっていい事なのかは疑問だが。
雪ノ下達はそっと立ち上がり、帰り支度を始める。
小町は残念がって、まだ残るように駄々を捏ねているが、いくら遅くの外出の許可がおりる様になったからと言って、親の心配を無視していい訳でない。それに、雪ノ下よりも、由比ヶ浜の親は過保護であり、余計に残らせる訳には行かないのだ。
「わがままを言うな小町。雪ノ下達とはいつでも会えるだろ?」
俺の言葉に、小町渋々従う。
雪ノ下も由比ヶ浜も、優しげな笑顔を浮かべていた。雪ノ下の綺麗だが、こういった状況での由比ヶ浜は、直視できないほどの魅力だと思う。
「私達は第三高校だから、小町さんと一緒に通う事は無いかもしれないけれど、勉強とか見てあげれるわ。それに、別れを惜しんでくれるなんて有難いわ」
そう、雪ノ下はニッコリと言う。
「そうだよ!小町ちゃん!あたしは勉強とか教えたりとか出来ないけど、魔法なら教えれるから!ヒッキーよりは絶対頼りになるから!」
そう、由比ヶ浜は俺を貶しながら言う。が、実際その通りだ。俺は錬金術が使えたり、特殊な眼を持ってはいるが、魔法科高校に必要な一般的な魔法に関しては駄目だ。というか小町自体優秀である為、由比ヶ浜から教わる事も少ないとは思うが。
「うぅー。久しぶりに会えたので寂しくって。ごめんなさい。でも!次会う時は休みの日にしましょう!久しぶりに皆で買い物とか行きたいです!」
小町はとても笑顔だ。
小町にとっては、雪ノ下達はお姉ちゃんの様な存在なのだろう。
ふと、中学生の頃を思い出す。
雪ノ下達へと憎悪の視線を浴びせていた小町。申し訳なさそうな、泣きそうな顔で謝る雪ノ下と由比ヶ浜。原因は俺だったが、あの時は改めて女性が怖いと思った。それに、小町があそこまで敵意を顕にするのは親父以外で初めてだったので、よく覚えている。
俺達以上に、本気でぶつかり合い、分かりあったからこそ、年の差など関係なく仲良くなれたのだろう。
ふと、雪ノ下の視線が小町から俺の右腕へと移る。多分、俺と同じ事を考えていたのだろう。先程までの楽しげな顔は、今は見る影もない。一言で表すならば、悲痛だろうか。
雪ノ下の視線に気付いたのだろう、由比ヶ浜と小町も俺の右腕を見て、同じ様な表情をする。
こんな時、俺は何か声を掛けるべきなのだろう。しかし、俺は何も言わない。何を言えば良いのか分からないのもあるが、陽乃さんとの約束だ。
「もう、大丈夫ですよ。お兄ちゃんの腕は材木座さんとのおかげで前みたいに動いてます!小町も怒ってませんから、気にする必要ないですよ!あれは兄の自業自得なんですし!」
小町は雪ノ下と由比ヶ浜を慰める。この状況は、会う度に必ず一度は起きる。その度に小町は雪ノ下と由比ヶ浜を慰め、雪ノ下達も小町の気使いに感謝し、終わる。今回もその流れの通りにことは進み、雪ノ下達は俺の右腕から視線を外し、儚げに笑った。
(雪ノ下、由比ヶ浜、小町もだ。悪いがこれは試練だ。陽乃さんが与えた試練。どうか乗り越えてくれ)
「それじゃあ、あたし達は帰るね!」
今までの空気を振り払うかの様に、由比ヶ浜は明るく言う。それに雪ノ下も頷いて同意した。
「お兄ちゃん!雪乃さん達を送っていって!」
「へーへー。言われなくてもするよ」
適当に言った俺に、小町は頬を膨らませる。実に可愛い仕草だ。嫁に貰おう。そうしよう。
みんなで静かに家を出ていく。玄関を出た所で、雪ノ下達は振り返り、小町へと別れの挨拶を言う。
「では、また会いましょう。小町さん」
「またね!小町ちゃん!」
「はい!次会うのを楽しみにしてます!」
その言葉を最後に、雪ノ下達は帰路へとつく。
雪ノ下と由比ヶ浜はこちらまで電車で来ている為、目的地は駅である。
「なんか、こうして三人で帰るのも久しぶりだね」
「……そうね」
「そうは言うが、1ヶ月程俺が離れていただけだぞ?」
俺はそう言うが、雪ノ下達は否定した。
「期間としてはそれだけかもしれないけれど、その前から貴方は忙しそうだったわ。いつものダラけた貴方では無かったのよ。切羽詰まった表情を浮かべていたのだけれど、貴方は自分では気付いていなかったでしょうね」
雪ノ下の言葉に、由比ヶ浜大きく頷き同意し、俺はそれにとても驚いた。
確かにあの時期は忙しかった。受験勉強などは当たり前だが、それ以外にもあったのは確かだ。しかし、それを勘づかれていたとは思いもしなかった。
改めて、雪ノ下と由比ヶ浜の観察眼には驚かさせられる。俺の
雪ノ下の言葉はまだ続いた。
「私達は本当に、ええ、本当に心配したわ。またあの時のように、1人で依頼を受けているのかと思ったの」
「いや、確かに忙しかったが、そんな事はしてない。2人に誓って言える事だ」
俺は自分には似合わない程、強くそう言った。
過去にあれ程の出来事があったのだ。その性で2人を傷付け、『本物』を手に入れた。その日から、俺は2人を信じている。全幅の信頼を寄せている。そんな俺が、1人で依頼を受けるなどと言うことをするだろうか。否、そんな事はしない。信じていなかったのか。そんな風には暗い感情が心の奥で蠢き出す。
そんな俺の心中を読んだかの様に、雪ノ下は、否定した。
「勿論、本気で思っていた訳では無いわ。言い訳みたいで嫌なのだけれど、さっき言ったように私達は心配していたのよ。貴方が仮に1人で依頼を受けていたとしても、何かしらの理由があると、あの時の私達は理解出来ていたわ。ただ、その時に、怪我をしないか心配していただけよ。貴方はいつも無理をするからね」
そう、雪ノ下は言った。
雪ノ下達は少しは思ったのかもしれない。また俺が1人で動いていると。しかし、前までの俺達と違ったのは、俺があの日から全幅の信頼を寄せているのと同様に、雪ノ下達もまた、俺の事を信頼し、理解してくれていたということ。その事実に、蠢いていたはずの闇は、消えていた。
(ああ。これが俺の欲しかった『本物』か……あの日の選択は、間違いじゃ無かった)
「……正直、雪ノ下が正面からそんな風に伝えてくるとは思わなかった」
確かに感度したし、嬉しかったが、この感想も抱いた。
「……そうね。自分でも不思議だわ。でも、もしかしたら、私達は今日、また一歩成長出来たのかも知れないわね」
会話の途中で足を止めた雪ノ下はそう言い、微笑んだ。
その微笑みは、反則だと思った。ただでさえ雪ノ下は美人だ。美人過ぎるといっても過言ではない。普段は冷たい雰囲気を醸し出している雪ノ下のここまでの微笑みは、初めてだった。
数秒見つめ合い、目が離せなくなった。このまま、俺は雪ノ下に惹かれていくのかも知れない。そう思ったが
「ちょっ、ちょっと!2人とも見つめ合い過ぎじゃない!ずっと黙って話聞いてたらこれっておかしいよ!」
少し先を歩いていた由比ヶ浜がぷんぷんと怒りながら向かってくる。
由比ヶ浜のその言葉で、俺の雪ノ下は慌てて、顔を背ける。
「心配してたのは私もだかんね!」
「いや、雪ノ下から聞いたぞ」
「直接言うから実感出来るんでしょ!ヒッキーも少しは見習ってよ!いつもいつも遠回しな言い方ばっかりするからこっちも勘違いするんだよ!」
どうやら、由比ヶ浜先の一件でだいぶご立腹らしい。が、1つ言わせてくれ、由比ヶ浜
「遠回しな言い方なんてしてないぞ。由比ヶ浜が理解出来てないだけだぞ?ほらみろ、いまもこうしてちゃんと直接伝えてるだろ?」
「それバカにしてるだけだから!悪口だから!ヒッキーのバカ!」
ぷんっと顔を背け、由比ヶ浜ずんずんと1人駅へと向かい、雪ノ下は足早に由比ヶ浜を追いかけていく。
由比ヶ浜の扱いが雑な気がしないでもないが、直接伝えるのは、流石に恥ずかしい部分がある。だからこうして影で言うのだ。
「いつもありがとうな、由比ヶ浜」
決まった。
「しっかりと聞いたわ。比企谷君。由比ヶ浜さんには私が伝えておくわな」
確かに雪ノ下は由比ヶ浜を追いかけたはずだった。なのに何故か雪ノ下が隣でニッコリと笑っている。
「な、なぜ……」
「あら、この世には魔法という便利な物が存在するのよ。由比ヶ浜さんも素晴らしい演技だったわ。将来は女優なんてどうかしら?」
雪ノ下はトテトテと戻ってきた由比ヶ浜を褒める。
「えへへ。そうかな?ありがとう、ゆきのん!」
「ちょ、由比ヶ浜さん、離れてくれるかしら」
「えぇ〜いいじゃーんゆきのーん!」
俺の驚きなど些細な事の様で、魔法で何かをしたのだということだけ分かった。いや、こんなの何も分かっていないのと変わらない。
羞恥心で心も体も燃えるほど熱くなっていた俺だが、雪ノ下達の百合百合しい行動に魅せられて、落ち着いていく。いやまて、百合百合しい行動で落ち着くっておかしいだろ。べ、べつにそういう性癖とか持ってないからな!……誰に言い訳をしている俺は。
その後は2人の後を着いていくだけのストーカーした俺だが、珍しく職質に合わなかったのは幸運だった。
「はぁ……じゃあ、またな由比ヶ浜、雪ノ下」
駅へと着き、別れの挨拶をする。
「ええ、またね、比企谷君」
「またね!ヒッキー!」
2人は笑顔で手を振り、車内に乗り込んでいく。それに対して俺も手を振り返し、見送る。この行動がとてもリア充っぽく感じて内心にやけていたのは内緒だ。
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駅まで送るのにかなりの時間が掛かったように感じたが、家が駅から近いのもあって、実際はそれ程かかっていなかった。が、1人で帰る帰り道はかなり早かった。あっという間だった。少し寂しく感じた事も内緒だぞ?
「たでーまー」
いつものダラけた挨拶をする。そしてここで小町が元気に出迎えに来るのが一連の流れだ。
…………
ん?おかしいな。そう思い、小町を呼んでみる。が、何も返事が無い。俺は慌てて家へと駆け上がる。
「小町!」
そこで見たのは、床へ仰向けで倒されている小町と、ボクシングのアッパーの様なポージングを決めている仮面を被った青髪の女が居た。いや、ポージングなどでは無い。あれは拳を振り切った後の体勢だ。
小町が倒された事に怒りを感じた。早くこの女を殺してやりたいが、小町がやられる程の相手だ。幸い殺されてはいないのだから、ここは確実に決める為、冷静を心掛ける。
「おい、お前はだ」
「ひ、比企谷!」
「は?」
なるべくドスの聞いた声を出し、せめて相手の素性だけでも知ろうと思ったが、何故か相手がかなり驚いている。
そして、その声にはかなり聞き覚えがあるのは気の所為だろうか。
「あ、あたしだよ!川崎だよ、川崎沙希!」
「かわさきぃー?てめぇ、なんで小町を」
まさか高校の同級生の川崎が家に来ているとは思わなかった。
川崎の弟君を今度成敗しなければ。それでお相子だ。
「いや、まって!小町起きてるから!」
そう言われ、小町の顔へと目を向ける。
閉じていた目がバチッ開かれ、俺と目が合い、そしてぺろっと舌を出した。
……可愛い。
「……可愛い」
「アンタ……」
おっと、どうやら心の声が漏れていたようだ。
が、なんとなくだかこの状況は理解出来た。多分だが、これは小町のイタズラだ。
まぁ、小町と川崎に聞けばいい話だ。
「これは小町のイタズラか?」
俺の問いに、川崎はため息を吐き、答える。
「そうだよ。アンタに用事があって此処に来たんだけど、今は家にいないって言われてね。雪ノ下達の見送りだっていうから遅くなるかもって思って私は帰ろうとしたんだ」
川崎の言葉を引き継ぎ、小町が説明をする。
「そこで小町が提案したわけですよ!お兄ちゃんを驚かせようって!沙希さんが家に訪ねて来るなんて珍しいし、こんな時間に、ここまで来てもらったのに何もせず帰すぐらいならぁーって思ったからね」
小町は締めにウィンクをしてきた。正直ムカつく。が、可愛い。そう、可愛いは正義なのだ。小町が正しいと思ってしたのならそれは正しい。これは世界の真理だ。因みに理論反論は認めません。
「なるほど。理解したぞ。小町は可愛いからな。それで解決だ。それとすまなかったな、川崎。いきなり怒りをぶつけそうになった」
「い、いや、こうなるの少し考えれば分かったのに乗ったあたしが悪かったよ。こっちこそごめん」
そうお互いに謝る。
「それで?いつも電話で済ませるお前がここまで来るなんて、一体なんの用なんだ?」
先程までほっとしていた川崎が、渋顔になる。
少し渋って、川崎は口を開いた。
「陽乃さんからの話……」
そう、ボソッと言った。
俺の中で、電流が走る。
「そうか。とりあえず道場の方に行こう」
「え?何々?今から稽古するの?それじゃあこま」
「いや、もう遅いし、小町は風呂にでも入ってろ」
「えぇ〜なんでー」
小町は愚痴を零す。
ある程度予測して、ここで聞くのは避けるべきだったか。
俺は、川崎に向けてハンドサインを送る。
ドサッと音を立てて、小町は床に転げる。
ごめんな。こんな短時間に2回も床に寝かせて。
川崎には先に道場の方に行くように伝え、床に倒れている小町をそっと抱き上げ、リビングのソファへ─小町の自室に連れていかないのは、勝手に入ると怒られる為─と寝かす。
小町の寝顔を30秒程眺め、俺は川崎の待っている道場へと向かった。
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書いてて、八幡ってこんなキャラだっけ?って思いました。
それに鋼の錬金術師の設定とか沢山盛り込むつもりだったのに全然出てこない……
話は変わるんですが、機械鎧って神経を繋いで動かしていたはずですが、スパイダーマンのオクトパスかなにかもそんな感じでしたよね?
出したいなー……あれカッコイイから好きなんですよね。
付けるなら内容的に機械鎧を付けている八幡がいいんですけど、見た目的には材木座が似合いそうだと個人的におもっています。
もし出てきたら内容を噛み締めてくださいな(・∀・)