とうとう読むだけに飽き足らず、書く側になってしまったぁああああ?!?
…ま、まぁ…暖かく見守ってくだされば……
あと、励まし程度に軽く感想くだされば…嬉しいですよッと。
感想、返せるかはわかりませんが、返せたら返します。返せなかったら
「ああ忙しいのか」とか「ふーん。ま、いっか」とか
お気軽に考えてくだされば幸いです。
おい…冗談じゃねぇぞ…!
「この数の敵に囲まれちゃヤバい…このままじゃ…」
「黙れクソデク」
「せめてこの二人だけでも安全な場所に!」
「んなこたぁ言わなくってもわぁーってるだろうがクソナード!」
隣にいる緑色の髪の爆発頭を睨みつけながら、俺はこの状況をなんとか打破しようと頭をフルに使っていた。
こいつとは何の因果か知らねーが幼馴染で、前は無個性でなんの意味もなさないような守られる側の力を持たないヤツだったのが、ある日を境に個性が発覚したらしく、それをナンバーワンヒーローのオールマイトがあらかたの力の使いかたをレクチャーしたらしい。
何も聞いてねーのにクソナードがペラペラ喋ってきやがったから、まぁ大体の事情も極秘の情報も知ってる。あいつの個性が実はオールマイトから受け継いだ力だという事も、そしてその対価がどんなものなのかも。
目茶苦茶だと思ってたが、それを知った後は軽くこいつ本気でイカれてんじゃねーかって心配しちまった自分の頬を殴った。元々、こいつはこういうヤツだ。心配するだけソンだと思う反面、やっぱ頭の隅っこの奥底で心配しちまう自分が居て自己嫌悪になる。あー自分を爆発させてぇ。
自己犠牲が強くて、前を向いてしっかり歩けるヤツ。
腹立たしい。自分が傷ついてばっかりで、目につくもの全部守ろうとして、できたら自分の怪我がどんなに酷くても結果オーライなんて言ってヘラヘラ笑ってやがる。逆にできねー時はとことん自分を責めてかかるからやっかいだ。
そうだ。こいつはやっかいでもある。
つーか、なんで俺なんかに色々秘密を言ったのか問い詰めても「かっちゃんには知っててほしかった」一点張りだ。
こいつ、妙なところで頑固だからイラつく。まぁ、その頑固さがあったから、クソみてぇーな思考してた俺や、色んな奴にいい影響を勝手に与えまくって変えていきやがったから無駄じゃなかったみてぇだが。
結局のところ、俺にとってこいつは幼馴染でいけ好かなくて頑固者で。自己犠牲が過ぎてて放っておけねぇ。下手すりゃ自分で死にに行くような奴だ。誰か傍で睨みつけて首根っこ引っ掴んで殴って正気に戻してやんねぇとダメだ。
じゃなきゃこいつはすぐに死ぬ。
他人を救うのがヒーローだというのなら、自分の命も少しは大切にしやがれと何度言ったかわかんねぇ。自分を救えねぇ奴に他人を救うなんてできるかと。
だが聴きやしねぇ。だから今もこうしてこいつは敵に囲まれるなんてヘマをやらかす。ああ~本当にこいつは。こいつって奴は。
ホント俺様がいねぇとダメだな
「おい、クソデク」
「なに、かっちゃ…ヘブッ!」
とりあえず今までのイラつきの分を発散するように、ガキ二人をあのクソ爆発頭へと投げつける。へっ。なんだその間抜け顔。
「かっちゃん?」
「そのガキ二人連れてここから離れろ」
「え?!」
「お前が適任だろーが」
少なくとも俺がそいつらの泣き声にキレる心配がなくなるだろ
「そんな…!」
そしてどういうわけか、クソデクはオロオロし始めて、そして困ったような顔になりやがった。
「かっちゃんを置いて逃げられるわけないだろ!」
こいつ、本当はバカなんじゃねーかって本気で思えてきた。
「なに勘違いしてやがる」
「え?」
睨みつけながら、大声で言ってやる。いつものケンカのように。いつもの日常の一部のように、なるべくケンカ腰で。憎まれ口で。そうすりゃこいつは安心して子供二人を連れていく。
「だぁれが逃げろっつったよああん?!このクソナードが!!俺ぁ、このガキ共連れていけっつったんだよ!」
「でも、それ逃げろって言ってるのと同じ」
「同じじゃねーよクソがぁああ!」
「ええ?!ど、どこが違うのさ?!」
ボボボン!と両の掌から火花と小さい爆発を起こさせながら、敵とクソデクを威嚇する。俺様を誰だと思ってやがる?ってな。
「こいつらの泣き声が煩くて集中できねーんだよクソナード!!」
「え、ええ?それはかっちゃんがずっと大声で“黙れクソガキども!!”って言いながら凄い剣幕してるからでしょ?」
「うっせぇクソが!死ね!!」
「り、理不尽だよかっちゃん!」
とりあえず、あいつがガキどもをなだめている間、作戦をたてた。それをどう始めるかの前に、問題が発生した。
このクソナード…どうあってもここを離れないつもりらしい。クソ。ふざけんなよワカメ頭が!!
「かっちゃん」
大人になっても、何故かこんな可愛らしいあだ名で呼び続けるクソデクを睨む
「僕は絶対キミを一人にはさせないよ」
「…」
ああ。俺の作戦はどうやら見事に筒抜けだったらしい。だからこいつはキライだ。
「そーかよ」
思わず笑っちまう。バカが。
「俺がお前のいう事聞くと思ってんのか」
「…!」
そんな事、予想してなかったと思ってやがんのか
一体何年、お前と一緒に居ると思ってやがる?ちいせぇ頃からだぞ。
「かっちゃん、やめ───」
ああ、一例の動作でなにをしようとしてんのか分かったのか。さすがは観察しまくって何でもノートに書き留めやがる変な癖持つクソナードだ。
「
一旦、こうやって敵味方に目くらましをやりながら、次の攻撃だ。
「かっちゃん!!」
狙いはもちろん
「ぶっ飛べ」
クソデクと──そのガキども
「かっちゃぁぁぁああああん!!」
ドカン!!と大きな爆発音。そして、ガキどもを庇うように遠くへと飛んでいくデクが見えた。そうだ。そうやって守っていろ。その間、ほんのちょっとの間だ。それがあればこいつらヴィランなんて一掃できる。
「次はてめぇらの番だ」
ニヤリと、笑ってやる。身体はボロボロで、正直俺もデクももう限界だった。守れるだけの力も、逃げ切れるだけの力もアイツも俺ももう、なかった。
「てめぇらは、あいつを、デクを追い込むために、罠を用意したんだろうがなぁ、無駄だってことを思い知らせてやるよ」
そう。こいつらの目的は最初からデクだった。それに気が付いたのは俺。だから、少し体力を温存して、今の攻撃を温存していた。あとたった一回の大技しかできねぇ。しかもその反動で俺自身が無事に済むとも思えねぇ。
ハッ。結局このザマか。
「あいつは、
あいつに散々、自己犠牲のやりすぎだ頭イカれてんのかクソがって腐るほど言ってきたっつーのに、自分はこの局面でまさに自己犠牲をやろうとしている。
「食らいやがれ」
汗だくの身体は、そこらへんに散らばった俺の血と連動できることが、判明している。自分の個性だ。自分がよく知ってる。
だから、もし、もしもだ。その汗だくの身体を起爆に使えば、飛び散って流れ出た俺の血と触れ合えばどうなる?
結果は明らか。大爆発が起きやがる。それはしねぇようにしてたから論理上でしか成立はしてねぇが、まぁできるだろ。さっきためしてみたら案の定、できちまったからな。
ただ、俺を中心に大爆発が起きやがるから俺も周りの奴らも無事じゃすまされねぇ。だからさっき、特別に作ってもらっておいた人体発見レーダーを使ってここいらにまだ誰かいねぇか確認しておいた。
結果は、オレとヴィラン共だけ。
さぁ、御託はもういいよな。
大爆発と行こうぜ?
「“血線インパクト”!!」
そう高らかに声に出して。俺は自分の個性で導火線に火をつけた。一瞬まばゆく光り輝いて、そして次々と俺の血に爆発が起こっていく。そうして起こった大爆発。俺はどこかそれを遠くで見ているような感覚で。
だが、その凄まじい威力に身体が持ってかれそうになる。
まだダメだ。踏ん張りやがれ爆豪勝己!せめて最小限になるために踏ん張るんだ。ここで俺の身体が吹き飛ばされりゃ、その先の民家にまで被害が出る。今の俺は爆発の導火線だからな。
「グ…うぅぅ…!!」
ああ、体中焦げ臭くなってきやがった。炭になるのかな。どうでもいいか。
「カハッ!!」
やっと爆発が納まった。ああ。身体が軽い…いや、そうじゃねぇか。あんだけの爆発の中心に居たんだ。体中の水分が飛んでてもおかしくねぇ。
体中、ひでぇ火傷だ。
自分でやっといてなんだが、こりゃ助からねぇな…
「ハハ…」
空笑いが出ちまうな…。そして身体は力を失って、ゆっくりと背中から倒れていく。ああ、いてぇのかな。なんて思ってたら
「…なに、やってやがる…ッ爆豪!」
ああ。ホントに今日はツイてねーな…
「なん、で…おま、え…が…」
何でお前がここにいやがる?半分ヤロウ
「お前、散々緑谷に!!」
「うる、せー…わ、かって…る」
「じゃあ、じゃあなんでこんな無茶しやがった?!」
言いながら悔しそうに唇噛みやがって。なんだよ。てめーもデクと同じなのかよ。救えねぇ奴が居たら、てめぇはなんも悪くねーのに責任感じるバカな奴。
「し、らねーよ…」
かろうじて見える左目で見ると、半分ヤロウは今にも泣きそうなほど顔をくしゃりと歪ませてやがる。
そして、自分の個性で少しでも良くなるようにと、俺の身体を薄く氷の膜で覆う。無駄だっつーの。見りゃわかんだろーがよ
「かっちゃん!」
ああ、目障りで無茶苦茶でイラつくクソナードがきやがった。しかも俺見てギクリと動きを一瞬止めた。お前もわかるんだよな。そうさ。もうすぐ俺は
「かっちゃん…ヤダ。ヤダよ…!なんであんな無茶な事を…!!あんな、あんな自分を!!」
「てめーと、いっしょだ」
「え?」
「あれが、いきすぎた、じこぎせい…だ。わかったか…クソデク…」
口がもう、上手く動かせねぇな。そう思ったら、半分ヤロウが俺を支えたまま氷をとかさないように自分の個性を使って俺を温めてくる。余計なお世話だよこの野郎。
「いてぇ…だろ」
「…!」
「みてる、がわも…いてぇんだ」
「かっちゃ…」
「わか…たか」
「わかった…!わかったよ!僕がどれだけ無茶してたのか、わかった…!見てる側がどれだけ痛くなるのか、わかったから!!」
だから。そう続けて言おうとしたデクは、声を発せなかった。
「な、くな」
「かっちゃ…うううう!!」
間抜けな顔だな。てめーはいつも
「きづくの…おそすぎ、なんだよ」
「かっちゃん…っ!ごめん!ごめん!!」
まぁ、こんな終わりも悪かねぇな…
せめて
長生き
しろよ
ああ、そうだ。最後だから言ってやるか
「
「かっちゃ…?!」
ハハッ…なんツー顔だよ…ざまぁ。
ああ…でももう…声あんまし出ねぇや…視界も…もう…
「嫌だ!いやだよ!かっちゃん生きて!!」
幼馴染の声が遠くへ行く感覚がする。
「爆豪!!息をしろ!おい!!」
半分ヤロウの苦しそうな声も…もう遠くに聞こえる。
そうか。
これが死ぬ感覚なのか…
「死ぬなかっちゃん!!」
ハハ…最後までそのあだ名かよ。まぁ、悪くはねぇな
「い…き…ろ…よ」
だからまぁ、餞別だ。
なけなしの力を振り絞った、俺からてめぇらへ
「てめぇら、ながいき、しなきゃ、あのよで、ぶっころす…」
さぁ。終いだ。俺の人生の幕を閉じよう。
………………。
ってーのが、俺の最後のハズだった。そう。ハズだったんだ。
「…」
気が付けば俺は生きていて。
「勝己~こっちへおいで~?」
「ほらほらパパのほうにママもいるわよ~?」
自分が知る両親は何故か若返っていて
「だう」
そして、俺の発せる声は何故かぜんぶ、だう。や、あう~だ。手元を見れば積み木の玩具。そして断然部屋や家具やらなんやらが嫌なくらいデカイ。ジジイとババアもデカイ。そして、極めつけに自分の掌は紅葉みてぇな明らかな赤ん坊の手だ。
ああ。そうか。と俺は合点がいった。
たしか、生前クソデクが「かっちゃん、かっちゃん!見てみてこのネットの二次小説!」って言いながら無理やり読ませてきたことがあった。その話じゃ、誰かが何かしらの理由で死んじまって、神様が出てきてチート能力授けて逆行させて一から人生やり直すまるでゲームのようなお伽話。
そんなもん読んでねぇでテスト勉強しろと言ったら、あいつたしかニッコリ笑いながら「もうやったよ」つーもんだから爆発させようかなコイツと睨んでいると無理やりアレコレ二次小説を読ませてきやがった。
嫌なことに、一度目を通したり耳に入れちまったモンは、ぜってー忘れねーから覚えちまってやがる。そうかよ。これもなにかの逆行っつーフザケタもんなのかよ。
「……」
はぁ…ため息が出るぜ。だがまぁ、なんの因果か。幸か不幸か。もう一度、爆豪勝己として一生を送るのならば。見るからに赤ん坊の俺がこれからなにをするか。
決まってる。今度こそデクにもオールマイトにも負けねぇようなナンバーワンヒーローになってやる。
そして…そうだな…しょうがねぇから自己犠牲が酷くなる前に。変な癖がつくまえに。俺が早くに見張ってやる。そんでちっとマシになるように鍛えてやんよ。
だから首洗って待っていやがれ
ネタが降ってありのままに書き進めていました。無意識ですw
爆豪勝己くんが主人公のお話しです。
ザックリどうなるか言うとこの後、まぁすったもんだで死んじゃった彼が逆行して
幼馴染を不愛想&彼らしい反応で(人生二度目なので少し大人しめ)助けながら、
じゃあついでに周りのクソ共を助けるかぁってなって
いつの間にか皆に何故かそんなつもりないのに尊敬とか憧れられちゃってる勝己君を書いていきたいw
まぁ、原作にないことも起っちゃったり、色々書きたくなってます。