赤いベーシストはバンドもしたいけど恋もしたい! 作:倉崎あるちゅ
紅宮くんに至っては暴走してます。ごめんなさい。次はちゃんと本編投稿しますので、お許しを……。
※10月13日
お姉ちゃんガチ勢の作者、効果音さんとのコラボネタを突っ込みました。
それと今回からタイトル変更行います。
理由はあらすじにも書きますが、陽だまりってリサのことを指す良いワードだけど、結構ほかの作者さんたちも使ってるので埋もれるんですよね。なので、タイトルを変えました。そこも併せてお詫び申し上げます。
ガム
ひまりと巴がバイトをしているというファストフード店の店内で将吾、リサ、紗夜が会話をしていた。
「リサ、ガム持ってないか?」
「え、アタシも欲しいんだけど」
「紗夜持ってないか?」
「いえ、私は持っていませんが……。どうしたんですか二人とも」
「いや〜なんか口寂しくてさ〜」
「俺も」
「どうするショウ? コンビニ行っちゃう?」
「……行くか! どっちが先に着くか競走しようぜ」
「お、いいね! 負けないからね♪」
そう言った二人はファストフード店を飛び出して行った。
取り残された紗夜は目をパチパチと瞬かせて首を振る。
「本当、忙しい人達ね」
そのまま振り返って、紗夜は彩が担当するレジに向かい、ポテトLサイズを頼んだ。
厨二発言
「天を裂き地を断つ剣! ばびゅーん!」
将吾とリサ、あこが商店街を歩いているなか、カッコイイ言葉が浮かんだのであろうあこがいきなりそう発言した。
(あこ、今日も元気だなぁ……)
(あー……昨日の燐子の詠唱に触発されたんだろうな)
そんなあこを見守る将吾とリサは互いに顔を見合わせて苦笑を浮かべる。するとそんな二人に、振り返ったあこが笑顔で言った。
「ショウ兄とリサ姉も一緒にやろうよ! カッコイイよ!」
「えぇ!? あ、アタシはいいよ!」
「遠慮しないでさー! ほら、『我が右目の魔眼が……』って! ほら、ショウ兄もー!」
「いやいやー、流石にショウはしないってー」
あのショウがする訳、と思って隣の将吾を見るリサ。しかし、リサの期待は外れ、彼は左手で顔を隠し、右眼だけを出すようなポーズをとっていた。
さながら反逆の皇子である。
「おお!」
それを見たあこが興奮したように飛び跳ねる。
「──我が右眼は悪しき神の力を封じられた魔眼……!この魔眼が解き放たれれば貴様達の命は潰えるであろう!!」
無駄に良い声で言う彼を見てリサは口をぽかんと開けた。
「さっすがショウ兄! 魔眼系のスキルでそれ使えるね!」
「あぁ、即興で考えたけどなかなかに良くないか!」
「すっごくいい! カッコイイよショウ兄!」
無邪気にハイタッチをする二人は呆然としているリサを置いてけぼりにする。
一通り楽しみ終わったのか、標的はリサに変わり、将吾とあこの目がギラりと光った。
「さぁ、リサもやろうぜ? 意外に楽しいぞ?」
「さぁさぁリサ姉!!」
「か、勘弁してよー、ショウ、あこ〜……」
お母さん
将吾はリサと燐子が商店街を歩きながら楽しそうにしているのを偶然見つけた。
(今井さんとお話ししてると安心する……。なんだか、お母さんと話してるみたい)
黙る燐子を不思議に思ったのか、リサが首を傾げる。
「んー? どうしたの燐子ー?」
「あっ、いや、あの……お母さんが……じゃなくて……」
「お母さん?」
「な、なんでもないです……」
「???」
顔を真っ赤にして俯く燐子。リサはわからずにまた首を傾げる。
全てを悟った将吾はぶふっ! と吹き出した。
虫
いつも通りに、下校途中に羽丘に寄る将吾。リサとモカと一緒に帰ることになり、羽丘の校門から離れようとすると、
「うっわ!?」
「っ! なんだよリサ?」
「もー、いきなりなんですかリサさーん? というか自然にショウさんに抱きつきましたねー」
「そそそんなことより、くくく、蜘蛛! ほらそこに!」
指差す方向を見ると、そこには小さな蜘蛛の姿があった。
「えー……って、あんなに小さいじゃないですかー」
「あー、ホントだかなり小さいな」
「む、虫はダメなんだよぉ〜……」
リサが若干涙目に言って将吾に抱きつく力を強めた。
その時、将吾とモカはチラリと目を合わせる。
(可愛いな〜リサさん)
(リサが……すごく可愛い……)
フライヤー
ライブハウス『CiRCLE』の前。そこではRoseliaのフライヤーが好きに取れるように設置されていた。
その近くで将吾とリサ、友希那が会話をしている。
「フライヤーってさ、このサイズがいいよね?」
「ん? なんで?」
「アタシさ、このフライヤー写真立てに入れて部屋に飾っちゃったんだー♪」
「ただのフライヤーじゃない。そこまでする必要はあるの?」
「アタシにとっては友希那との思い出の品だもんね♪ アタシ達の歴史には、絶対に欠かせない一枚じゃん!」
「……リサって、いつも大げさ」
笑顔で言うリサを見て、友希那は呆れたように言うが嬉しそうに微笑んでいた。
「えぇ〜? そう? アタシはホントにそう思うんだけどな♪ ショウもそう思わない?」
「んー、まぁ思い出の品っていえばそうだな」
「えぇ、ショウも反応薄い……」
思ったよりも反応が無い将吾を見てリサは不貞腐れる。彼が味方だと思っていたようだ。
しかし、
(言えないよなー……俺も飾ってて、まさかのリサのやつしか入れてないなんて)
将吾とカズ
「俺のベースがぁぁぁぁ!!」
紅宮将吾は少しばかりベースをスタンドにかけたせいで謎の激流にベースを流され、それを追いかけていた。しかし近くのマンホールに吸い込まれてしまった。
「お、おう……マジか」
「へい、将吾ォ……元気してる?」
何か変なの出て来た。と思わざる得ない状況だった。そもそも何でマンホールの下に入っているのか、何で名前を知っているのか。
「ダブルネックギターは良いぞ、将吾ォ……ギターとベース両方を一人で引けるんだぜ……?」
それ以外奇抜さしかない上に相当上手くないと並み以下の演奏に成り下がるのは内緒だ。
「そうか、俺はベースやるから他の人にギター頼むわ」
「まぁ、そう言わずにこれ見てみろよ……」
先程流されたベースを見せびらかしてきた。この時点で彼の性格の悪さが伺える。
「俺のベース!」
「ダブルネックギターを始めるなら返しても良いぞ……ダブルネックギターも付ける」
「インテリアにしかならないと思うんだけどな」
「姉k……リサはこういうのは好きだぞ」
「なんでリサの名前が……」
かなり嫌々だが背に腹は変えられない。マンホールに手を伸ばした。
「掛かったな! ノロマめ! 姉貴になにしとんじゃボケがぁ!!!」
♪ ♭ ♪ ♭
「今井カズは憤死した。敵を引きずり込んだは良いものの、結局話し合いになり、彼のシスコン度数が高過ぎた為に紅宮将吾の惚気とも取れる話に耐えられなかったのだ」
「私かい? 私はただの竜胆の花が大好きなハムスターなのだ……」
皆思ったはずだ。リサのことをお母さんと読んでしまったりんりんとの会話で、尊いと!!! 吐血した人もいるはずだ!! だからこそ、私は紅宮くんをそばで見る形にしたんだ!!!()
完全に暴走しました。本当は矢坂しゅうさんの、リサモカ書きたかったんすけど、私にあれは無理だと……というか書いてるうちに心臓が止まるんで書きませんでした。
Roselia組書けて良かった(*´ω`*)
ペニーワイズネタコラボでした。ガチ勢の作者、効果音さんが倉崎さんの紅宮くんとカズくんのやつできたって言ったので気になって読んだらこれでした。少し加筆してます。
それでは失礼します!