ま、それだけ俺の文章力が高まったってことかな!(超慢心)
五車学園
対魔忍たちの本拠地であり、未来ある対魔忍の卵達が学生として過ごす学び屋である。
そんな、本来ならば平穏を守られている場所に、とある男の絶叫が響き渡るーーー!
「なあぁぁぁんで補充物資がこんだけしかないんだぁぁぁぁぁッ!!!」
まあ言わずもがな、俺こと田上宗次なんだけどな!
「そう言われてもねぇ。申請出して受諾されたのがこれだけなんだから、仕方ないじゃん?」
「じゃん?じゃねえよ!何で9mm弾とか5.56mm弾しかねえんだよ!現地回収できるわそんなもん!それよりP90用の5.7×28mmとか対物ライフル用の実包とか、手に入りにくいやつが欲しいの!」
「届いたのこれだけだからねえ、文句は上の方に言って貰わないと」
「くっそぉ……」
思わず頭を抱えその場でしゃがみ込む。頭が痛い、はっ吐き気もだ……(某吸血鬼感
さて、冒頭から俺が何をしているかと言うと、事前に申請していた補充物資の受領を行っていたのだ。
対魔忍は秘密機関とはいえ一応は政府直属の特殊部隊という位置付けでもある。消耗品や武装などは基本支給されるし、必要とあらば政府系他組織の支援も受けることが出来るのだ。
そのはずなのに何で申請した物の半分もないんでしょうねえええ!?届いたのも戦場や闇市漁れば集められる希少価値がごみみたいな大量生産品しかないしよおぉ!一応は政府系の組織なんだからもうちょっと羽振りよくしてくださいよぉ!
……ふぅ。落ち着け俺、取り乱しても意味がないんだ、be coolだぜ。叫ぶよりまずやれることをしよう。Why don't you do your best!
「……わかった、今日はこれ受け取って帰る。もうやだ、対魔忍辛い。米連にでも移籍しようかなぁ……」
「冗談でもやめてくれよ、貴重な近代兵器使いがいなくなっちまうじゃねえか。俺とミリトーク出来んのお前しかいないんだぜ?」
「そう思うんなら、次はポケットマネーで良いもん買っといてくれよ。んじゃ」
自他共に認める重度のミリオタである装備課のおっちゃんから一箱分の弾薬を受け取って部屋へと戻る。粗悪品混ざってないかチェックしないとな、戦闘中に不発でしたーなんて言われたら困る。
先日の社長暗殺の時には囮(笑)が上手く機能したので消耗は最低限で済んだが、その前の任務では強靭な敵魔族に味方が突っ込んでしまったため虎の子であるアンチマテリアルライフルまで引っ張り出して派手にドンパチしていたので弾薬がかなり不足してしまっている。いつ使うか分からないから取り急ぎ欲しかったんだが……別口で買うしかねえなぁ。やっぱポケットマネーだよなぁ……自転車操業させられてる気分だぜ。
財布が軽くなる音を幻視して溜め息を漏らしながらガッチャガッチャと箱を抱えて歩く。と、
「えった、田上さん!?」
「ん?」
聞き覚えのある声が耳朶を打つので、とりあえず振り返る。そこには五車学園指定のモスグリーンの制服に身を包み、手にはプリントの束を抱えた紫陽花色の髪の少女が、驚愕した表情でそこに立っていた。
「あれ、俺の下で気持ちよさそーにあんあん喘いでた氷室さんじゃないっすか。こんな所で奇遇だな」
「なっ……!?こ、こんな所で何て事を……人聞きの悪い事を言わないで下さい!」
「でも事実だろ?あんなに激しくお互いを求め合ったのになぁー!氷室さんもう忘れちゃったのかー!あんな甘えた声で好き好きって言ってくれたのにー!」
「~~~っ!!」
まあどうあがいても事実であることに変わりはないので反論することも出来ず、氷室は言葉にならない声を上げながら涙目で此方を睨んでくる……顔真っ赤にして少し膨れてるから怖くないぞー?
「ああいや、悪かったよ。少しからかっただけで、馬鹿にしたつもりはないんだ。すまんかった」
氷室のむくれた表情は可愛かったのだが、流石にこれ以上やって怒られるのも嫌なので先んじて謝罪する。ここから下手に普段の生活態度まで文句言われたら叶わんからな。
「…………やけに素直に謝るんですね」
「そりゃ、悪いと思ったら謝るさ。女の子いたぶって喜ぶ趣味はねえしな」
「開口一番あんな事言った人の言うこと何て信じられないです。私の事も散々慰み物にしたくせに」
「女の子イジメて快楽に喘ぐ声鳴かせるのは大好きだから。せっかくなんだから可愛い女の子にも気持ち良くなって貰わないとね!」
「…………最っ低」
「えっ!?そこまで言うほど!?うわぁ目線が絶対零度並みに冷たい!」
わりかしまともな趣味暴露したら死ぬほど冷たい目線を頂戴した。苦痛与えて楽しんだり絶望させて愉悦っ!するよりはかなり真っ当だと思うんだけどなぁ!あと女の子からそんな目で見られてかなり心に来てる!ぶっちゃけ辛い!
俺が心に走る軋みに耐えていると、何かを思い出したように氷室が蔑んだ表情を一転させ、何故か気恥ずかしそうに顔を赤らめる。
「ーーーーーーー」
「……ごめん、何だって?」
視線を彷徨わせながら何かを言ったようだが、蚊の鳴くようなか細い声だったのでよく聞き取れなかった。なので失礼を承知でもにょもにょと動く口元に耳を寄せた。
「……あの、えっと……助けてくれて、ありがとうございました……酷いこと言って、ごめんなさい……」
氷室は今にも消え入りそうな声で、しかし確かにそう言った。
ーーーーーーー。
「ーーーハハッ」
思わず、笑いが漏れた。
「なっ!?笑うってひどくないですか!?勇気を振り絞って言ったのに!」
「プッ……クククッ!いや悪い悪い……っ!り、律儀だなぁって思って……ぷぷぷっ」
「~~~っ!!あなたやっぱり最低です!酷い人です!」
俺の笑いをバカにされたと勘違いしたのだろう、氷室は恥ずかしそうに伏せていた顔をバッと上げ、怒ったように抗議してきた。
まあ謝られたのにそれを笑ったんだから、そう思われても仕方ないのだろうけど、彼女の律儀さに呆れてしまったのは本当なのだ。
「ばっかだなぁ、お前は。感謝も謝罪もしなくていいんだよ。お前は俺に慰み者にされただけなんだから。強姦魔に感謝なんざしてんじゃねえよ」
「いえ、でも私はあの時躯が火照ってどうしようとないところを助けて貰いましたし……」
「確かに建前として理由は付けたし結果的に助けた形にはなったが、俺は自分の快楽のために無理矢理お前を犯しただけだ。お前は強姦された被害者で俺は加害者、それ以上でも以下でもないんだから、『よくもあんなことを!』って俺のこと恨んでりゃいいんだよ」
媚毒に苛まれていたあのとき、氷室を薬で眠らせたり彼女自身に欲望を解消させたり、他にもやりようは幾らでもあった。それを俺は自身の欲求を満たすためだけにそれらしい理屈をこじつけて、逃げ道を断った上で彼女を犯した。
勿論、後悔何てしていないし反省してるわけでもない。やりたくてやったことだし、愉しかったんだから。次に同じような場面に遭遇したら、同じようなことをして同じように楽しむだろう。
だが、被害者が加害者に感謝する何てことはあってはいけない。だってそれでは道理が通らないだろう。善因には善果が、悪因には悪果が在るべきであって、その逆は決して在ってはならないのだから。
「……」
「……何だよ、何か言えよ」
俺の言葉を聞いて、何故か氷室は驚愕に目を大きく開いた。宇宙人でも見たかのようなその視線に気まずさを覚え思わず顔を背ける。自分の思想を思わず吐露してしまったので、結構恥ずかしいから何かしらリアクションしてほしい。それこそ罵倒でも何でもいいからさ、沈黙が痛い……。
「……フフッ」
「あ?」
だがそれに対する氷室の答えは、漏れるような笑い声だった。手を口元に寄せ上品に、しかし心から嬉しそうに笑っている
「フフフ……ごめんなさい、つい、我慢出来なくって」
「何で笑ってるのか理解出来ないんだが……そこは『都合の良いときだけ善人ぶって!最低!』とか怒る場面じゃないか?」
何故笑われたのか、しかも嘲笑ではなく楽しそうに微笑んでいるのかが理解出来ず、心底から疑問を問うて見ると、一頻り笑って満足したらしい彼女が俺に向き直って、真っ正面から視線を交じらせて口を開いた。
「ええ、そうですね。あなたは本当に酷い人です。私にあんな事をして、絶対に赦しませんからね?」
そう言った彼女の顔は放った言葉とは裏腹の、混じり気がない純粋な笑顔だった。
「へえ、その箱全部が補充物資なんですか」
「ああ、申請してた分がようやく届いたって言うから取りに行ってたんだ。だってのに受領されたのは何処にでも手に入る希少性の欠片もねえ大量生産品だけだし……!」
「……そんなに弾薬って消費するんですね」
「これ、ここ二月分の補給だぞ」
「あっ(察し)」
時期によってマチマチではあるが、ここの物資供給がザルすぎる。かと思えば上忍や優秀な学生(主に女子)には手厚すぎるほどの援助が行われてるみたいだし……確かに俺落ちこぼれだしウケよくないかもだけど、補給で依怙贔屓とか組織が一番やっちゃいけないことだよね?
「私のほうでも申請出しておきましょうか?」
「マジ!?……あ、いや。そんな事したら目を付けられるか、理由聴かれて却下されるのがオチだな。気持ちは有り難いけど何とかこっちで確保するから、大丈夫だ」
「何とかって……当てはあるんですか?」
「自腹」
「あっ(察し)」
そんな感じに、道すがら毒にも薬にもならない世間話(主に俺の愚痴だが)をしていると、突然聞き慣れた声が校内放送から流れてきた。
『二年の氷室花蓮さん、及び田上宗次さん。至急校長室まで来てください。繰り返します、二年のーーーー』
「……何か呼ばれたな。何かやらかしたっけ?」
「先日の任務についてでしょうか」
「報告も報告書の提出済ませただろ、全部俺が。まあお前ら寝てたから仕方ないけどさ」
「どんな要件でしょうか……とりあえず、私はこのプリントを職員室まで持って行きます」
「俺もこれ置いてから向かうわ。多分そっちが先だろうから、すぐ着くって伝えといてくれ」
「わかりました。それでは、また後ほど」
何故かはわからないが、呼ばれたからにはいかないと行けない。俺は氷室と別れると、荷物を置くために駆け足で自室への道を急いだ。
しかし、校長室にってことは、校長が用事って事だよな。一体どんな要件なのか……ヤバい事がバレたとかじゃないといいなぁ。
駆け足で寮から校舎へと戻り、校長室に到着した。急いだことで僅かに乱れた呼吸を整えてから、重厚な木製の扉を三回ノックする。
『どうぞ』
部屋から凛とした女性の声が僅かにくぐもって聞こえてくる。俺は失礼します、と扉を開いて中に足を踏み入れた。
校長室には、先に来ていたであろう氷室が直立して待機しており、更にその奥には五車学園の校長ーーー井河アサギその人が椅子に腰掛けている。
当代最強の対魔忍と言わしめる実力者であり、『対魔忍シリーズ』という(ネタ的な意味で)一大コンテンツを生み出す始まりとなった言わば顔役、と言えば聞こえはいいが、実際は幾度も術中にハマり犯されアへ顔晒している女である。有り難みの欠片もねえ。
「すみません、遅くなりました」
「いいえ、話は花蓮から聞いたわ。それに急いで来たようだし、わざわざ責めることでもないでしょう」
校長に促され、氷室の隣でなおれの姿勢をとる。身体を鍛えるとき軍隊式で訓練したせいか、こういった癖が抜けないんだよなぁ。話を聴こうとしてるだけなのに、そんな固くならないでとかよく言われてしまう。
「さて、二人とも、まずは任務お疲れ様。持ち帰ってくれたデータから販売ルートの特定も進んでるし、十分な戦果よ。本当によくやったわ」
「いえ、私達は何も……全部田上さんに押し付ける形になってしまって、最後も助けて貰って……」
氷室はそう言うと、真っ直ぐ前を向いていた顔を少し俯かせる。その表情には申し訳と悔しさが滲み出ていた。きっと彼女は、何も出来なかったことを気に病んでいたのだろう。ただ失敗したわけでも大人に助けられたわけでもない、同じ学生という立場にあるはずの俺に尻拭いをさせてしまったことが、生真面目である彼女の心に挫折感として重くのしかかっているのだ。
「花蓮、失敗は誰にでもあるわ。それを後悔する事もね。でもそれを次に活かせるかどうかは貴方次第よ。今度は貴方が彼を助けられるように精進しなさい」
「……はい」
いやぁ失敗して恥辱味わいまくった人の言うことはちがうなぁ(棒)。ていうかマジで助けてくれる奴欲しいわ。俺戦闘能力ホントゴミだから、クソザコナメクジだから。
「田上君も、お疲れ様。貴方のおかげで三人も無事帰ってこられたわ。単独行動の件も彼らに原因があるみたいだし、こちらからしっかり指導しておくわ」
「お願いします。仕事に支障をきたしますから」
俺の敬意の欠片もないようなドライな返答に、校長は僅かに苦笑し、そしてすぐに真剣な表情へと切り替える。それだけで場の空気にピリリとした緊張が走った。隣からは、それに当てられてか緊張で肩肘張った雰囲気が伝わってくる。漸く本題か。
「貴方達に新たな任務を与えるわ。内容は捕らわれた対魔忍の救出作戦。上忍二名と中忍複数名に学生数人の混成部隊での作戦になるわ。詳細は作戦班でのブリーフィングで。何か質問は?」
「すみません、一ついいでしょうか」
「ええ、どうぞ」
「何故、私が選ばれたのでしょうか。実戦経験や戦闘能力の高さから見ても、他に適任な人がいると思うのですが。水城さんや秋山さんのような……」
氷室が不安そうな声音を隠しきれず疑問を口にする。実際、彼女よりも話に上げた『雷撃の対魔忍』や『斬鬼の対魔忍』のほうが強いだろう。氷室は真面目な優等生で優秀ではあるが、能力も経験もそれら一戦級の対魔忍には劣っているのだ。
というか氷室さん?何で『私達』じゃなくて『私』なの?俺も仲間に入れてくれない?俺弱いよー超弱いよー?
「そうね、確かに能力面において貴方たちより強い学生は何人もいるわ。でも、私は貴方たちの冷静な判断力を買っているのよ」
「冷静な……判断……」
「任務中はどんな不測の事態も起こり得るわ。そんなとき、冷静に対処出来る力が、貴方たちにはある。でもそれは実戦の中で伸ばさなければ活かされない、だから今回の任務に貴方たちを推薦したの。これでは不満かしら?」
「……いえっ、光栄ですっ。期待に応えられるよう、誠心誠意励みますっ!」
氷室が涙ぐみながらもハッキリと答える。彼女にとって、これは宣誓なのだろう。誰よりも、自分自身に対しての。
……しかし、挫折しているところにこれとは、傷心につけ込んでるみたいだな(酷い言い掛かり)
「……話は以上よ。ブリーフィングは明日の午前10時から。今日はしっかり休んで、明日に備えなさい。いいわね?」
「はいっ」
「了解」
校長の命令に答え、俺達は部屋を後にする。この後は補充した弾薬を軽く確認してから寝るだけだが、その前に氷室を落ち着かせる仕事が残っているようだ。最強の対魔忍であるアサギに認められて気持ちが高ぶるのは分かるが、それで功を逸り判断力が鈍りました何てお話にならんからな。
しかし、また救出作戦か。いや、前回のは作戦中に発生した追加作業であって、元々の任務は暗殺でしかなかったんだが。いやだなぁ、今度も味方がイキって捕まって助けなきゃいけないとかはやだなぁ。見捨てて帰っちゃダメですかね?ダメですかそうですか……。
マジで敵に捕まらないで欲しいと思わずにはいられない俺であった。
校長室から退出した二人を見送って、アサギはフッと息を吐いた。緊張していたわけではないが、緊張感は持たなければならないため必然的に肩肘張らざるを得なくなるのだ。
「花蓮は良いとしても、田上君は……」
教師陣からの田上宗次に対する評価は、割と低い。協調性が低く実力も低いと認識されているからだ。授業態度は可もなく不可もなく、戦闘訓練でも下から数えた方が早いため誰からも期待されていないのが現状だ。尤も協調性が低いのは周囲の学生が彼を弱者と見下し協力しようとしないからだし、学業成績自体は学生の中でも高い方だ。
問題は彼自身がその評価を覆す気がなく、誰かとの関わりを必要としていない点でもあるのだが。
「反骨心があればまだいいのだけれど……はぁ……」
低評価に甘んじる彼に嘆息しながら、机の上に置かれた資料を手に取る。
田上宗次、対魔忍の一族である某家の傍流の嫡子。しかし彼の家系は裏稼業とは縁を切り一般人として暮らしていた。そこへ家からの動員が掛かり、適性のあった宗次が対魔忍として差し出されることとなった。
ところが彼は特筆すべき忍法を持たず、また14歳と周りよりも訓練の開始時期が遅かったため実力が低く周囲から侮蔑の目で見られながら過ごしたという。家もそれを黙認し、逆に宗次を冷遇するという対処をとった。恐らく彼を子供たちのガス抜きに使おうとしたのだろう。実際、宗次と同年代の少年少女の相当数が彼をバカにしながら成長した。
しかし宗次は、それらを殆ど無視して一人で資料を読み漁り、独りで訓練を重ねたという。そんな彼を小馬鹿にしたりちょっかいを掛けようとしても全て無視され、直接暴力に訴えたり嫌がらせをしようとした場合は反撃や『過激なイタズラ』によって逆に泣かされることとなり、何時しか彼に手を出そうとするものは居なくなっていた。まあ周りからは距離を取られ、先の任務のように別行動を強いられることも多いようだが。
固有の忍法や特殊能力を持たないため戦闘能力はあまり高くはなく、苦手意識があるらしい近接戦闘は特に低い。また危険と判断した場合時には仲間すら置き去りにして逃げるため、「意気地なし」と蔑まれ評価を得る機会を悉く逃してきた。そのためか、彼の任務達成率は五割から六割程度と同年代の学生と比較すると少ない。
だが、逆に彼は敵に捕縛されたことが一切なく、捕捉されることも数えるほど、撤退したとしても警備の配置や施設の状況、事前情報になかった増援やトラップなどの情報を必ず持ち帰り次への布石を整える。一言で言えば対魔忍よりも隠密の素質がある少年だと言えるだろう。また総じて脳筋思考の強い対魔忍の中で事前準備や裏工作を重視するタイプで、高い危機察知とリスク管理能力によって不利な状況を冷徹に判断し即座に後退という選択を取ることが出来るのは、それだけでも貴重な戦力となりうるのだ。
そんな彼らの、本来当然持っているべき用心深さと慎重さを、他の学生たち(一部対魔忍にも)に少しでも学んで欲しい。任務を終えたばかりの花連と宗次を人選に推したのは、それが理由だった。後はまあ、彼の立場が少しでも改善されれば、という想いもないではないが。
「彼女たちに引率と護衛を任せてあるから、余程がない限り危険な目には合わないと思うけど……」
指揮を任せた上忍2名を思い浮かべながら、アサギは学生たちの無事と得るものがあることを願うばかりであった。
中継ぎ回なのでえちぃ描写はないです。これは真面目な対魔忍ssだぜ!
話の流れでアサギ出したけど思ったより理知的になってしまった……もっと頭対魔忍にしたほうがいいのかもしれないけど、アサギやったことないからキャラ掴めんかったのじゃぁ。
ちなみに花蓮ですが、宗次に対する好感度はかなり高いです。ピンチから颯爽と救け出され処女を貰われて(実はまだ犯されてなかった)四時間たっぷりイチャラブセッ!したからね。からかわれても実際気持ちよかったから何も言い返せないし。具体的に描写してみると、花蓮が膝の上にコアラのように抱えられながらゆさゆさとんとんと快楽に蕩けさせられてるところに何かノリで「最高に気持ちいいわ。好きだぜー」って言われちゃって、湯だった思考で無意識に「すき!わたしもすきぃ!」って言い返しながらぎゅぅっと痛いくらいに宗次を抱きしめていちゃいちゃしてた、みたいな感じ。後一回抱いたら多分堕ちる。チョロいぜ。