これはポートマフィアと武装探偵社が織り成す、本編とは全く関係無い緩い物語

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これは新旧双黒の太宰さん、中也、芥川、敦君の中身が入れ代わっちゃうお話です。

短編の集まりのようなものです。いわゆる"1話完結型"とかいうやつです。
ですが1ページで完結というわけではございません。


1.新旧双黒入れ代わり

「敦くーん、僕のお菓子買ってきてくれなーい?」

 

僕は中島敦。武装探偵社の一員です。そして、さっき僕にお菓子の買い出しを頼んだのは江戸川乱歩さん。異能力は"超推理"。でもそれは異能力ではなくてーーー

 

「ちょっと敦くーん?聞こえてないのー?」

 

「あっ...はい!行ってきます!皆さんは何か欲しいものとかありますか?」

 

「じゃあ私は一緒に心中してくれる美女をーーー」

 

それは物じゃないです、太宰さん。

 

「おい!太宰!お前はおとなしく仕事しろ!」

 

「はい!僕は牛さんが欲しいです!」

 

ちょっと意味が分からないよ、賢治君

 

「そうだねぇ...アタシは特に何も要らないよ」

 

「ナオミも特に必要な物はありませんわ。しいて言うならお兄様の心ですわね」

 

そう言ってナオミちゃんは谷崎さんにくっついた

 

「ち、ちょっとナオミ...?あ、ぼ、僕もいいや。ってナオミ!?ど、どこ触って...」

 

...見なかったことにしよう

 

「鏡花ちゃんは?」

 

「要らない」

 

「そっか。では行ってきます」

 

僕はそう言って探偵社から出た。探偵社がある建物を出てスーパーに向かっていると、向こうからお婆さんとたくさんの荷物を抱えている男の人をが歩いて来るのが見えた。

 

偉いなぁ...僕も見習わなきゃ...ってあの人は...

 

でも、だんだん近づいて来る二人の男の人の方に僕は言葉を失った。僕より少し低めの身長に赤茶の髪、お洒落な帽子。

そう。お婆さんを助けている心優しい(だろう)男性は、ポートマフィアの中原中也だったのだ

 

ぽ、ポートマフィアが、人、だす、け!?

 

僕はあまりにもその光景が衝撃的で、思わずぽかーんと口を開け立ち止まってしまった。すると一瞬彼と目が合ったような気がした

 

まずい、何かされたらどーしよ...

 

僕はその場に居たらいけないと思い、くるりときびすを返...そうとしてできなかった。なぜなら...

 

「おい。まて人虎」

 

彼が話しかけてきたからだ。少し戸惑いつつ振り返るとーーもう人助けは終わったのかーー彼一人の姿が見えた。というか、

 

「人虎って呼ぶのやめてください。アイツを思い出すので」

 

そうだ。忌々しげに僕に向かって人虎と呼ぶ太宰さん敬愛♥の、あの狂犬が...

 

「あ、ああ、すまねぇな...お前ほんっと芥川嫌いだな」

 

「それは芥川もです。って、話がそれてしまいましたね...え、えと、僕に何か?」

 

...十中八九さっきの人助けについてだろう

 

「さっき見たことはぜってぇ太宰には言うな。というか誰にも言うな」

 

うん、だと思ってました。何てったって彼は大の太宰さん嫌い。さっきのシーンがばれたらからかいのネタになってしまうと思ったのだろう。

 

「はい!分かりました。あっ、中原さん危ないっ!!」

 

僕の異能力"月下獣"の影響でか感覚が前より鋭くなって、こちらに突っ込んで来る車が見えたのだ。僕は咄嗟に中原さんを掴み、車を避けながら土手を転がった

 

「痛たた...だ、大丈...え?」

 

怪我が無いか確認の為に立ち上がると目の前には僕が。あれ?しかも僕、こんなに声低かったっけ?

 

「お、おい!!なんで目の前に俺が...って視界が...!」

 

目の前には僕の姿、声で喋っている中身が中原さんな人

 

「ま、まさか僕達...」

 

「入れかわったのか...!?」

 

「あああああどうしましょう!僕これじゃあ探偵社に戻れません!あ!お使い頼まれてたのに!お使いすら行けませんよ!?」

 

「だああああ!俺の姿で騒ぐな敬語使うな慌てるな!」

 

「そういう中原さんも僕の姿でそんな喋り方しないでくだっ...くれ!違和感だらけで...だ、だろ!」

 

「ちっ...と、とにかく一旦落ち着け...落ち着いて、くだ、さい...」

 

そして静かになる僕と中原さん。でも本当にまずい。今周りからは僕が中原さんで中原さんが僕に見えているのだから...

 

「どうするんだ、ですか?こんなんじゃいつかぼろが出ますよ?」

 

「既に出てま...出てるぞ...あ、仕事どうするんで、だよ?」

 

ああ喋りにくいな、もう!

 

「そんなの、"俺の仕事"をするしかない、ですよ」

 

「え...つまり...中原さんの仕事をしろと?」

 

「...はい、そうするしかなさそうです」

 

僕の話し方に慣れてきた中原さん。僕も慣れないと...ちょっと荒い口調だったかな?僕にできるかな?...でもやるしかない、か...

 

「...んじゃあ、手前は"僕のお仕事"をやるしかねぇ、ぞ...?」

 

こ、こんな感じでいいのかな...?

 

「分かってます。そういえば、お使いがどうとか言ってませんでしたか?」

 

「おう、買うものはーーー」

 

僕達はお互いのことを話し、最後に元通りになるまでばれるなと念を押して、押されて何事もなかったかの様にそれぞれの日常を始めた

 

ー中也視点ー

今俺は、メモを見ながら買い物をしている。どうしてこうなったって?入れ代わったからだよ、俺と人...敦が。おかげで中身は俺なのに中島敦の姿で買い物をするはめになった

 

そういえばアイツ、大丈夫か?

 

レジに列びながら思う

 

俺は口調を丁寧にしていろんな奴らにやさしーく!すりゃあばれねぇだろうが...アイツ間違えて僕、とか言わねぇだろうなぁ...?言ったらコロス!異能力でたたきのめす!

 

と、顔を強張らせていると、声をかけられた

 

「あ、あの...」

 

ふと、周りを見ると、もう前には誰も居ない。

 

「あ?...っあーすいません!次、僕の番でしたね!へへっ」

 

あっぶねぇ、敦がよく行くスーパーだとか言ってたからな、妙な言葉遣いしたらばれる...

 

俺はなんとかレジの女にばれないように丁寧に、丁寧に!話して会計を済ませた。ばれなかったことにホッとしつつスーパーを出ると何故か俺の姿が。

 

 

 




さて、入れ代わった中原中也と中島敦はどうなるのでしょう?

2ページ目に続きます!

そして更新は気まぐれです!

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