世界中を敵に回したとしても   作:あつお

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少し文章を訂正しました


第2話 夢ぐらい思い通りにさせろ

楽矢「何処だ、此処は?」

俺の目の前には花畑があった。

別に俺の脳内の話ではなく、本当に目の前には色々な種類の花が咲き誇っており、とても美しい、しばらくは何かあるか探索することにしよう

右に行っても花畑左に行っても花畑、これもうわかんねぇなとか思っていると俺は人影を見つけた。

黒サンかもしれないのに《何故か》俺の方から近づいた。

近づくに連れてシルエットがはっきりした。

楽矢「………女か」

正直いうと少し安心した、人影が黒サンだった時には不意打ちするか俺がヤられるかのどちらかだった。

さて、どうするかな、前にも言ったが俺はコミュ障のため自分から話しかけたりはしないのだ。

しかしこのままでは埒が明かない、頼むそこの女性、俺に話しかけてくれ。

???「あの〜?すみません何か御用でしょうか?」

この女、見ず知らずの男に用もないのに話しかけるとか馬鹿なのか?それとも俺は、そんなに話しかけてくれオーラをだしてたのか?だとしたら超恥ずかしいな。

よく見ると美人だなぁこの人、でもこの人何かおかしい

俺が見惚れていると彼女はキョトンとした。

おっと忘れてた、此処の場所聞くんだったな

楽矢「俺と結婚しよう」

(君は此処が何処なのか知っているかい?)

OH〜これは台詞と心の声が逆になるというやつだな、

これじゃ俺は、話しかけてオーラ全開にしてるくせに、話しかけられると黙りんこんで、やっと喋ったかと思ったらナンパしてくるコミュ障最低男じゃねぇかよ。

ああぁぁぁ終わった、彼女の俺への評価終わった〜

ま、元からこんなコミュ障男に希望なんてあるはずがなかったんだ(白目)

???「いいですよ」

ん?今いいですよって言ったよね?

きっと俺の幻聴だろう、だとしたら今の「いいですよ」ってなんだ?

もしかして、俺の評価?Eですよってか、低っ!せめてDぐらいにはしてくれよ(涙目)

S A B C D E

はぁ〜低いな〜俺の評価、Eってことは最低か?いや、きっとF G H とZまで続くはずだ、その中のEだきっとそうに違いない

だとしたら中々いいじゃ(ry

???「あの!聞いてます?」

楽矢「ん?ああ聞いてるよ」

???「涙目になってどうしたんですか楽矢君?」

楽矢「いや別に大丈夫だから気にしないで」

(お前のせいだよ!)

よし!今度はうまく言えたぞ

???「そうですか、それと私と結婚したいなら、現実世界の私を助けて下さい」

俺はあえて結婚には触れない

楽矢「現実世界って何?」

現実世界ってこ↑こ↓だろ?何言ってんだこの子

???「此処は夢の世界ですよ、楽矢君」

夢の世界?だからこんな花畑があるのか……てことはやっぱり俺の脳内は花畑だったってことかよ

あとなんでお前俺の名前知ってんだよ(今更)

意味わからん事ばっかで頭がパンクしそうだよ。

それから俺は彼女と色々話した。

ま、その殆どを俺は理解できてないが少しまとめてみた、

この女の子、笹白彩花(ささしろさいか)は何処かで誰かに捕まったらしい、捕まった理由と誰にされたかは分からないと言われたが隠しているという可能性もあると俺は思う。

何故夢の世界で俺と出会ったのかと聞くとは彼女は《運命》と言う

俺も運命とか言われて「俺達赤い糸で結ばれてる」とか浮かれるほどチョロくない(少し嬉しかった)

はっきり言ってくそ怪しい、捕まった理由は知らないとか言ってるし俺との出会いを《運命》とか言うし俺じゃなくても誰でも怪しいと疑うだろ。

ただ俺が出会ってから殺気に近いものは全く感じられない

それについさっきまで殺気ビンビンの黒服に追いかけられて気絶させられた俺にとって彼女は女神に見えた(幻覚)

そして馬鹿な俺は笹白とある約束をした

《お前を必ず助ける、だからその後はどんな手を使ってでも自分の幸せの為に生きろ》

何故こんな約束をしたのかというと、初めて笹白を見た時俺は美人だと思ったが同時に残念な美人だとも思った。何故なら虚ろな眼、目の下には隈、白髪も多い、痩せ細った身体、身体あちこちにある傷、笹白はキズを見せない様に来ている服で隠していたが俺には見えていた、虚ろな目は俺と話している時に時々普通の眼に戻りかけていた。

そして彼女からは異臭がした、俺はその匂いを知っていた

《精液》の匂いだ

俺はその情報から彼女が、監禁されているかいないかを疑うのはやめた。

自分で言うのもなんだがチョロいな俺、そして俺は馬鹿だ、どうしようもない馬鹿だ、普通は彼女を助け出そうとは思わない、なぜなら危険すぎる、まず、俺は普通の高校生でなんの訓練も受けていない

そして、笹白が現実世界で何処にいるのかも分からない

それに、相手は男1人とかそんなレベルじゃないかもしれない、

もしかしたら、俺もあの黒サンに監禁されているかもしれない

なのになんでこんな無謀な約束をしたかというと、それが俺にも分からない《何故か》俺は彼女を無性に助けたいと思った。

これが彼女の言う《運命》なのだろうか

昔爺ちゃんが言ってたな「女が困っていたら必ず助けぃ楽矢、そうでもせんと孫の顔が見れんわい」

その時は意味不だったが今は分かる、ま、爺ちゃんの言う通り女子をいくら助けてもそうそう結婚とはいかねぇと思うけど、ゲームじゃねぇんだし

俺は親父の言葉も思い出す「楽矢、出来ない約束は絶対にするな!」

その後親父はお袋との風俗禁止の約束破ってたなぁ...チクったの俺だけど。

俺は女が困ってたら助けるし、約束も絶対守る、爺ちゃん、親父

彩花「楽矢君」

楽矢「??」

彩花「もうそろそろ夢も終わりみたいです、次会う時は現実世界で会いましょう」

もう終わりかこの夢の世界も、次会う時は現実世界っていうことは、俺はもう夢の世界で笹白に会うことはできないんだろうか?

悲しいなぁ

そして俺の身体が光りだす、これは夢の世界が終わる合図みたいなものなのか?

笹白の方に顔を向ける、俺は何も言えなかった「またな」や「じゃあな」みたいな別れのあいさつも言えなかった。何故なら彼女が泣いていたからだ、嬉し泣きか、悲し泣きか、俺には分からなかった。

彼女は笑いながら泣いていた。

俺は最後に、必ず彼女を助け出そうと心に誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




彩花俺に惚れてるとしたらチョロくない?と思っていた楽矢
惚れたいたのは俺だった!?と気付き、意識を手放していった
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