悠斗「じゃあ、行こうか」
楽矢「ああ」
俺達は廊下を歩く、逃走のチャンスをまってる俺と違って悠斗はたのしそうだな。
悠斗「楽矢、先に言っておくよ」
楽矢「ん?」
悠斗「ここから逃げ出すなんて事は考えない方がいい」
楽矢「!?」
何故悠斗がそのことを知っているんだ?
悠斗「この事は西園寺さんから聞いたんだけど」
西園寺、あいつが言いやがったか...あの場に居た4人の秘密にするんじゃなかったのか?
悠斗「もし本当にそう考えているのなら、今すぐ考え直すんだ、楽矢」
楽矢「何故だ?」
確かにこの学校の奴等から逃げ出そうと思ったら危険だ、西園寺と黒サンが良い例だ。
悠斗「ここから逃げ出すという方法は、無いんだよ」
楽矢「どういう意味だ」
悠斗「僕はここに半年程いるけど、ここがどこなのかをまだ、僕も分からない」
分からない......だと?
楽矢「ここが日本かは?」
悠斗「分からない」
楽矢「じゃあ海外か?」
悠斗「さぁ、分からない」
楽矢「そうか」
悠斗は大事な話の時に嘘を吐くような奴じゃない、多分本当に分からないんだろう。
悠斗「ただ、ここはどこかの島で、この島から離れる方法があるということは、分かっているよ」
どこかの島...離れる方法?
楽矢「その離れる方法ってやつ教えてくれないか?」
悠斗「教えるというより、みんなの目標だからね」
目標?みんなはやはりここから離れたいのか?
悠斗「この島を離れたいならこの島に残る、ということだよ」
は?何言ってるんだ?
悠斗「おっと、言い方が悪かった、だからそんな は? みたいな顔はやめてくれ」
楽矢「悪い」
俺今そんな顔してたのか...
悠斗「さっきのはこの島から離れたいなら、しばらくれ、という意味さ」
全く分からん。
悠斗「この島を離れる、というより日本に戻る、かな...」
日本に戻る?この島がどこなのかも分からないのに?
悠斗「その為には、この魔法学校で成績トップ3に入らなきゃいけないんだけど」
もうさっぱりだ
悠斗「もうさっぱりだって顔だね、でもこれは楽矢に必要な話なんだ、だからしっかり聞いてくれ」
楽矢「分かった」
悠斗「毎年年末になると、この学校ではテストがあるんだ、内容は魔術、剣術、弓術、武術、体術、の中から自分に合うものを使い、1対1で戦うというものだ、その中の上位3人が日本に送られ、軍に行かされるらしい。」
テスト?魔術?軍?これもうわかんねぇな
楽矢「つまりこの学校で強くなれば卒業して日本に戻れる、そういう事だか?悠斗」
悠斗「強ち間違ってないね」
会話が途切れる、しばらく歩くと、俺達は門の前に着いた。
数十分前の俺ならここで逃げているところだな。
門を出てから歩くこと数分、小さい村を見つけた。
楽矢「村なんてあるのか」
悠斗「この島唯一の村だよ」
村が1つっていうことは、この島小さいのか?
魔法学校があんなにでかいから島もでかいものだと思ってた。
悠斗「村に行ってみるかい?」
楽矢「ジャガイモ眼がもう使えないから行かない」
ジャガイモ眼が使えない時に複数人の前に行くのは危険だ。
説明しよう
ジャガイモ眼を使った後はジャガイモを食べないと再度ジャガイモ眼を使えないのだ!?(クソどうでもいい情報2)
悠斗「ジャガイモードもう使えないならしょうがないね、もうそろそろ引っ越し作業も終わってると思うし、学校に帰ってみようか」
コイツ絶対わざとジャガイモードとか言ってるわぁ、絶対ジャガイモ眼の方がカッコいいのになぁ(どんぐりの背比べ)
それから俺と悠斗は色々な話をしながら学校の寮に帰った。
話した内容は、生徒実力ランキングで悠斗が1番だということ、生徒人気ランキング男子で悠斗が1番だということや、生徒人気ランキング男女でも悠斗が1番だったことも、話してくれた...ていうかこれ色々じゃなくて全部悠斗の自慢じゃねぇかよ!?それになんだよ生徒人気ランキングって、んなもん学校が作ってんじゃねぇ!?
俺が入ったら絶対俺最下位じゃん!?
悠斗の自慢を嫌々聞いていると寮に着いた。
悠斗が止まる、5号室と書いた部屋の前で。
悠斗「楽矢、ここが僕達の部屋だよ」
でかいなぁこの部屋、2人で分けても家に居た頃の俺の部屋よりでかいんじゃないか?
家具も最低限はある、でもゲームがねぇ、それにスマホもねぇ、することなくてベットに飛び込む
楽矢「もう俺寝るわ」
普段ならこんな暇な時間はゲームやスマホいじってたんだけど無いしそれに、今日は色々あって凄く疲れたしな。
彩花はああ言ってはいたがもしかしたらまた夢の世界で会えるかも知れないから、今日はもう寝よう。
悠斗「え?もう寝るのかい?」
楽矢「zZZ」布団くるまり
悠斗「早っ!!ていうかまだ自慢したりなかったんだけどなぁ〜」
続く
6話目にしてやっと2日目を終えられました。
これから青春学園モノが始まるのか???