俺が目を覚ますと、辺りは花畑だった。
楽矢「ということは、また夢の世界に来れたのか?」
彩花「そのようですね。」
後ろから声がする、この声は。
楽矢「!?笹白...なのか?」
振り向くと、そこには毛の色が白い少女が立っていた。
楽矢「笹白、お前その髪どうしたんだ?」
白髪?がこの前より増えたな、て、レベルじゃない、黒髪がないじゃないか。
彩花「この前楽矢君と夢で会ってから何故か急に増えました。」
え?俺のせいかよ、俺と夢で会ったのがストレスだったとかか?
それは、悲しいなぁ(涙目)
楽矢「そ、そんなに俺との夢がストレスだったのか、すまない、今すぐ起きるから許してくれ」
夢から覚めようと俺が頰を引っ張っていると
彩花「あーー!?何してるんですか楽矢君、せっかく会えたのに、それに、この前の夢は寧ろ楽しかったくらいですから。」
俺に気を使っているのか?
楽矢「気を使うことはないぞ笹白、相手が俺なんだから、正直に言えばいい。」
彩花「気なんて使ってませんよ、それに、本当に楽しかったんですから。」
頰を膨らませて怒っている、可愛い。
楽矢「いや、でも(ry」
彩花「でもじゃありません。」
このくだりが30分続いた。
〜30分後〜
楽矢「分かったよ、そういうことにしておこう。」
彩花、お前はどこまで俺に気を使うんだよ。
俺としては正直に言ってくれる方が嬉しいんだけどなぁ
彩花「やっと分かってくれましたか。」
楽矢「あっそうだ」(唐突)
彩花「なんですか」
楽矢「昨日の夢ではもう会えない的なこと言ってたのに、なんで今会えてんだ?」
彩花「それは、どちらもが会いたい思ったからではないでしょうか。」
楽矢「急にロマンチックなこと言い出したな。」
残念だったな彩花、お前がそんなこと言っても俺は「え?どちらもが会いたいってことは笹白俺と会いたかったの?」とはならないし、お前が俺に気を使っていることは分かっているゾ。
彩花「本当にそうなんですって!?」
楽矢「じゃあ何で俺とお前は昨日会えたんだ?お互いに名前も顔も知らないのに会いたいと思うのか?」
彩花「昨日私達が会えたのは《運命》です。」
《運命》とか言って適当にごまかしてない?
彩花「そして、次からは会いたいと思はないと会えません。」
ん〜何か引っかかるんだよなぁ、彩花に都合が良いというか何というか。
楽矢「何でお前がそんなことを知っているんだ?」
彩花「え〜と、そ、それは」
ん?コイツ言葉に詰まってるな。
楽矢「笹白、お前俺に嘘吐いてるのか?」ギロッ
彩花「いや、その〜」ガクガク
この反応
楽矢「吐いてるんだな?」
彩花「は、はい〜」ブルブル
楽矢「本当のこと、教えてくれるよな?」
彩花「はい」ビクビク
〜10分後〜
彩花には昨日の事から教えてもらった。
その話をまとめると、
彩花はいつもこの花畑に自分が居るという夢を見ているらしい。
そこに何故か突然俺が現れた、そして名前も何故か知っていた、本当に、何故かは分からないと本人は言っている。
現れた俺と話している内に彩花は「この人なら私を助けてくれるかもしれない」と思った。
内心あまり期待はしていなかったらしいが。
だが、俺と彩花は約束をした、無謀とも言える約束を。
彩花はその時、俺の事を「こんな無謀な約束をするくらいだからきっとこの人は、私の事を助けるだけの力がある人間なんだ」と思ったらしい。
そして、さっきの話は殆ど適当に言った出任せだったそうだ。
楽矢「幾つか質問をする。」
一応聞いてみるか...
楽矢「運命とか言ってたのも、ただの偶然だったんだな?」
彩花「はい」
俺にとっちゃ、運命でも偶然でも、どっちでもいいけどな。
楽矢「2人が会いたいと思はないと会えないというのもか?」
彩花「はい」
これもどうでもいい、偶然で会えた、それでいいじゃないか。
楽矢「最後に聞く、監禁されているというのも、嘘か?」
これだけはちゃんと確認したかった。
彩花「嘘じゃない、本当です!!」
楽矢「そうか、本当なんだな?」
彩花「はい!!」
楽矢「なら、いいんだ」
彩花「え?」
楽矢「今回みたいに、お前が俺に嘘を吐いたとしても、監禁されているという事、それが嘘じゃない限り、俺はお前との約束を守る、そう決めてたからな。」
彩花「楽矢君...」
楽矢「それに俺も黙ってた事があるからな。」
それからは俺の事を話した
俺がただの高校生だということ。
この時彩花は目に見えるように落胆していた、とても悪い事をした、最初の時に言っておけばよかったな...
そして俺も一時監禁されていたという事。
今、魔法学校という所に居るという事。
必要な情報はすべて話した。
魔法学校を卒業すると軍に行くと言っていたな。
なら魔法学校は、軍学校の様なものか...
だとしたら俺がそこで強くなれば、彩花救出に役立つかもな。
と考えていると
彩花「楽矢君!!」
落ち込んでいたはずの彩花が元気になっている、一体どうなってる?
彩花「私思い出したの、魔法学校での事を」
思い出した?忘れてたのか?何を?
魔法学校での事?まるで自分が魔法学校にいたみたいな言い方だな?
楽矢「笹白、お前魔法学校にいたのか?」
彩花「そうなの、それで私監禁された時に魔法で、記憶の一部を消されてるの。」
魔法、というものがよく分からないが記憶を消せるんだな、その魔法は。
楽矢「何故今思い出したんだ?」
大体見当はついてるがな。
彩花「さっき楽矢君が言った魔法学校って単語で魔法学校に関係する事を思い出したの」
やっぱりそうか、単語か...
すると俺の体が光りだす。
楽矢「こ、この光りは、あの時の!?」
初めての時と同じ、クソッもう時間なのか。
楽矢「笹白!!最後に、魔法学校について重要だと思う事を教えてくれ!!」
彩花「う、うん、分かった」
彩花「恐らくだけど、私を監禁したのは校長だと思う。」
楽矢「何故だ?」キラキラ
彩花「記憶を消す魔法は校長ぐらい魔法に長けた人しか使えないって聞いた事があったから」
校長、会ったことはまだないが、相当強い魔法使いとかなのだろうか?
彩花「後、監禁したのは最低でも2人以上居ると思ってください」
楽矢「何故(ry」プシューン
彩花「あ、行っちゃった」
校長と監禁メンバーの人数の情報、これだけ聞けたら十分か。
今日も来れたんだ、また来れるだろ。(フラグ)
そこで楽矢は意識を手放した(何度目?)
この時の楽矢君は彩花の嘘について、自分の為に吐いたんだからしょうがないね、て思ってます