君は小宇宙を感じたことがあるか?俺はない。   作:高任斎

10 / 14
さて、いきますか……いけるとこまで。(震え声)


9:感謝の気持ち。

 さっきまで、アテナの神殿だったところ。

 そんな名残は一切ない。

 

 何もない、世界。

 

 空も。

 大地も。

 

 しかし、俺はここに立っている。

 重みも感じる。

 ただ、目に見える光景は……全方位、星の見えない夜空、だ。

 

 

 こうしている間も、この『世界』が広がっていくのを感じる。

 

 グズグズはしていられない、か。

 

 

 

 ただ、俺がこうして圧力を感じているのに、あいつは涼しい顔だ。

 気にもとめないって感じで。

 

 分の悪い……もしかしたら、勝ち目のない勝負なのかもな。

 

 まあ、泣いている時間があったら……飛ぶ、か。

 泣くよか、ひっ飛べ……だったか。

 

 足元を確かめる。

 うん、しっかりしている。

 

 まあ、俺の『全力』を支えてくれるかどうかは、わからないが……な。

 

 

 跳ぶと殴るが同時。

 

 俺の右肘と肩に抜けてくる、受け止められた衝撃がどこか心地よい。

 

 硬い。

 重い。

 

 そして。

 

 驚いたような表情。

 

 おい。

 おいおい、まさか。

 

 お前、俺の気配を感じてないな?

 

「なんだ……?」

「なんだじゃねえよ!」

 

 左の拳を返す。

 

 ああ、ダメだ。

 

 俺の全力に、『感覚』が追いついてこない。

 身体全体が、ふわふわして、足が地についてない感じだ。

 ずっと力をセーブして、生きてきたからな。

 感情任せだと、さらに悪化する。

 

 仕切り直しに、一旦距離をとった。

 

 やつはというと、驚いた表情のまま、俺を見ている。

 

 

 地を裂き、海を割るのが黄金聖闘士。

 その黄金聖闘士が、聖域にひきこもることを余儀なくされる理由。

 力そのもの。

 

 友の、シュルツの顔が浮かんだ。

 楽しそうに、俺と殴り合う光景。

 

 いや、教皇様に怒られるシーンはカットで。(目逸らし)

 

 力を鍛え。

 技を磨き。

 戦うことなく、朽ちていく。

 

 平和を願いながら、心のどこかで聖戦を待ち望む。 

 黄金聖闘士の、悲しき宿命。

 

 俺も、そうか。

 

 さっき、俺の拳を受け止められた感触を思い出す。

 硬くて、重い、あの感触を。

 

 アイリスやミケーネをかわいがった時とは違う、本気の拳を受け止めて、こゆるぎもしなかった。

 分厚くて硬い、肉の塊。

 

 自分が笑っているのが分かる。

 そうだ。

 これは、俺の聖戦だ。

 

 待ち望んでいた、チャンスが来た。

 

 世界を見る。

 この何もない『世界』を見る。

 

 この『世界』なら、ぶっ壊れてしまっても構わないよな……俺は。

 

 荒々しい感情が騒ぐ。

 焦るな。

 遠回りを恐れるな。

 力をセーブして、徐々にギアを上げていく。

 

 俺の『全力』を、本当の『全力』としてぶつけるために。

 

 シュルツが俺を見たように。

 俺もまた、やつを見る。

 

 そこに、好敵手(とも)がいる。

 

 

 

 反応を、見る。

 弱い場所を、探す。

 

 上に、下に。

 左右に、拳を散らす。

 

「なんだ……なんだ、貴様は?」

「よそ者だって言ってるだろうが!」

「力を感じないのに、強い……なんなのだ、貴様は?」

「その精神攻撃、やめろ!」

 

 俺のよそ者っぷりがつらい。(震え声)

 今こそ、この悲しみを怒りに変えよう。

 

 しかし、戸惑いながらも、俺の攻撃は綺麗にさばかれていく。

 うん。

 俺も。

 かなり、ピントが合ってきた。

 

 戦いの中で、何を甘いことをと思うが、仕方ない。

 仕方ないから。

 

 また、ギアを上げていく。

 

「ぐっ……ぅ!」

 

 ようやく、ひとつもらってくれた。

 少なくとも、痛みは感じてる、か。

 

 さあ、集中しろ。

 俺がギアを上げれば、こいつも……。

 

「舐めるな!」

 

 

 くはっ。

 久しぶりに飛ばされた。

 

 ああ、これかぁ。

 シュルツ。

 バトルジャンキーなんて言って悪かった。

 

 楽しいわ、これ。

 

 起き上りざまに跳ぶ。

 足元もなにも関係ない。

 足元は自分で作る。

 

「ぬぅっ!?」

 

 やつの周りを跳び回り、かく乱する。

 楽しい、が。

 プロレス理論なら、俺が弱いってことになるな。

 弱者は、強者の周りを回る、だったか。

 

 うん。

 たぶん……それは間違ってない。

 

 俺のほうが、弱い。

 

 

 痛みは与えている。

 おそらくはダメージも与えている。

 

 俺の目に狂いがなければ。

 戦況は、互角だ。

 

 しかし、いずれ差が出てくるだろう。

 

 予感のようなものだが、たぶん、外れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時間の感覚がない。

 

 一瞬だったような気もするし、永遠なのかもしれないとも思う。

 

 お互いに小細工を使ったりもしたが、結局はこの形に落ち着いた。

 

 殴り。

 殴られ。

 

 ぶつかり合い。

 離れる。

 

 お互いの存在をぶつけ合うことで、どちらが上かを競う。

 原始人の戦いだ。

 

 その中で、なんとなくわかってきた。

 

 戦いを楽しみながら。

 好敵手(とも)の存在を喜びながら。

 好敵手(とも)に感謝しながら。

 

 少しずつ。

 本当に少しずつ。

 

 理解する。

 

 好敵手(とも)の中の、孤独を。

 

 

 

 世界の中に、小さな世界がある。

 

 小さな世界は世界となり、小さな世界へ還る。

 

 俺は、『気』を学ぶことでそれを知った。

 しかし、こいつのしていることは。

 

 小さな世界を世界そのものとなす。

 

 たぶん、そういうことだ。

 世界とつながるのではなく、自らを世界とする。

 

 それはきっと、神と呼ぶべき存在に許された行為。

 

 俺には分からないが、聖域には、何かがあるのだろう。

 文明が、人の流れとともに広がっていくように。

 世界を広げていく何か。

 

 しかし。

 いま、広がり続けているこの世界は、きっと。

 俺と戦っている好敵手が望む、故郷ではない気がする。

 

 

 

 俺は、語りかけるように拳を振るった。

 

『なあ、天地創造ってのは……そんな悲しい行為なのか?』

 

 拳が返ってくる。

 何も語らない、拳が返ってくる。

 

 教皇様を、アイリスを、倒れたままにして……放置しておいたように。

 俺が邪魔だから、拳を振るう。

 

 戦っているようで、戦っていない。

 そんな気がした。

 

 閉じた世界。

 拒絶する世界。

 

 その心のあり様が、この広がる世界のあり様にも思える。

 

 殴っても殴っても。

 言葉が返ってこない。

 返ってくるのは拳だけ。

 

 

 夢を。

 希望を。

 未来を。

 

 そんなものを膨らませて、世界を作るものだと思っていた。

 

 

 好敵手の境遇を、勝手に想う。

 

 仲間を失い、故郷を追い出され、長き放浪の果て、か。

 自分の中にしか存在しない故郷。

 

 故郷を取り戻すと言いながら、お前の中に、喜びは見られない。

 

 拳を握りこむ。

 

『お前が作っているのは、墓場か?』

 

 

 

 

 

 

 差が見え始めた。

 好敵手についていくために無理をする。

 無理を重ねる。

 

 水のこぼれそうなコップ。

 ギリギリのバランス。

 

 壊れるときは、一瞬だと思っていたが、そうでもなかった。

 

 じりじりと。

 小さな穴から水が漏れていくように。

 結末へと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

「……よくぞここまで戦い抜いた」

「まあ、チートですから……」

 

 俺は膝をつき、やつは立っている。

 まあ、やつも大概ぼろぼろだけどな。(震え声)

 

 つながる世界がないと辛いわ。

 何もない世界だしな、ここ。

 

 最後は、体力の差だ。

 

 仕方ない、な。

 

「そういや、アンタの仲間を倒したのって誰?やっぱり、アテナとかポセイドンとかハーデスとか、そのあたりなの?」

「……その名に、聞き覚えはないな」

 

 前世の、ギリシャ神話の知識を探った。

 そういや、原作ではどうなってんだろと思いつつ、口に出す。

 

「じゃ、ゼウス?」

「知らぬ」

「……マジで?」

 

 え、小宇宙を使う忌々しい連中で……侵略者で……。

 ギリシャ神話の、創世記って……あんまり覚えてないんだが。

 

「ウラヌス?ウラーノス?あ、ガイアとか?」

「……そんな名前だったかもしれんな」

 

 俺の言葉に眉をひそめ、吐き捨てるように言われた。(白目)

 

 すみません、あなたの仲間の仇、内ゲバでぼっこぼこですわ。

 親殺し、兄弟殺しは当たり前、自分の妻は殺すわ、息子は追放するわ、やりたい放題っすよ。

 

 俺の記憶のギリシャ神話が、そのままこの世界に当てはまるのかどうかはともかく。(目逸らし)

 

 まあ、ギリシャ神話に限らず、神話って基本的に血塗られてるからなあ。

 俺がアテナの立場なら、父親のゼウスは絶許だし。

 

 アテナの母親を性的に食ったあと、物理的に食うってなんだよ。

 まあ、暗喩的表現なんだろうけど。(震え声)

 暗喩的表現なんだろうけど!(強弁)

 

 

 ……うん。

 

 時間を稼いで、なんとか立て直した。

 

「すまんな」

「何を謝る?この戦いに、恥じるべきところはなかった。お前はあの忌々しい連中とは違う。誇り高き戦士だ、それを認めよう」

 

 言葉を交わしてくれる。

 感謝だ。

 無視されない程度には、認めてもらえたか。

 

「久しぶりに全力で戦えて、楽しかった。感謝するよ」

 

 感謝の言葉に、どこか戸惑ったような目で、好敵手が俺を見る。

 

 

 ああ。

 感謝する。

 感謝するしかない。

 

 

 

 感謝とは。

 

 謝りたいと感じる心、だったか。

 

 何故謝りたいのか?

 おろそかにしていたから。

 ないがしろにしていたから。

 

 謝りたい、理由があるからだ。

 

 

 

 謝らせてくれ、好敵手(とも)よ。

 

 

 

 

 我が女神の言葉を胸に。

 右手に心力を。

 左手に魔力を。

 

 ああ、この技にも、謝らなければいけないな。

 あの時は、途中で怖くなって投げ出してしまった。

 

 おろそかにしてきた。

 ないがしろにし続けてきた技だ。

 

 心力の扱いもそうだが、魔力にも不慣れだったあの頃。

 ぐずぐずと、時間をかけてしまった。

 

 今なら、すぐだ。

 

 甲高い音。

 引き合う。

 本来反発する力が、引かれあう。

 右手と左手を、引かれるままに重ねる。

 

「待て!それは……まさか、そんな」

 

 待たない。

 それに、もう遅い。

 

「それは……お前自身をも滅ぼす力だぞ……」

 

 俺は、ただ微笑む。

 

 すまないが、好敵手よ。

 お前は、ここで必ず殺す。

 この世界も、壊す。

 

 負けを認めたから。

 負けを認めたからこそ、これを使わせてもらう。

 

 俺の身体が耐えられないほどの威力。

 俺の力が上がった分、あの時よりもさらに上、そして、今度は……最後まで、いく。

 

 ……ん?

 

 なんで、これに限ってそんな反応をするんだ?

 俺の気配を感じないくせに、なんでこれにそんな反応をする?

 

 ギャラクシアン・エクスプロージョン(偽)って、神話の世界の住人でもメジャーな技なのか?

 まあ、ある種の……破滅の力ではあるだろうけど。

 

 好敵手が、一歩退き……肩を落とした。

 邪魔されるかと思ったが、いきなり諦めたか……油断はしないが。

 その姿を見てみたかったという思いと、そんな姿は見たくなかったという思いが、半々だな。

 少し、複雑だ。

 

 あの時投げ出したレベルをはるかに超えて……自分の成長を実感するのはいいけど。

 

 どこまで膨らむの、これ?(震え声)

 

 俺のツッコミに応えたわけでもなかろうが、力の、流れが変わったのを感じた。

 

 膨らもうとする流れ。

 そして。

 中心へと集まろうとする流れ。

 

 戸惑い、そしておぼろげに理解した。

 

 ……そうか。

 あれは、力を集めている途中で、中途半端に投げ出したものだったか。

 だから、破壊だけを生み出した。

 

 反発する2つの力。

 それが引き合い、織り成すもの。

 

 破壊と再生。

 そんな言葉が浮かんだ。

 

 破壊の先にあるもの。

 破壊の先に願うもの。

 

 中心へと集まろうとする流れが強くなり、大きく膨らんだ光が凝縮されていく。

 悲鳴をあげかけていた身体が、楽になった。

 

 ただじっと、その過程を見つめていた好敵手(とも)に、問いかけた。

 

「なあ、お前の名前を教えてくれ。俺は、俺の名は、アルだ」

 

 やつの視線が、俺に向けられた。

 そして、口を開く。

 

「……だ」

「え?」

「アラルだ……」

 

 神話の名前としては……聞き覚えはないな。

 まあ、俺もギリシャ神話ぐらいならともかく、詳しいわけじゃない。

 

 というか、紛らわしいな、おい。(目逸らし)

 

 まあ、俺の名前にしたって、村で『アル』と呼ばれていただけだからな。

 たぶん、愛称か、名前の一部なんだろう。

 

「……アル。人の子、アル。それは、いや……お前は何を願う?」

 

 ……死亡フラグ立てるのやめてください。

 でも、仕方ない。

 俺は、負けたんだ……これは、当然のペナルティ。

 

「願いか……そうだな」

 

 俺は、誇り高き戦士などと呼ばれなくてもいいな。

 ただ、守る者でありたい。

 

「人の笑顔……かな」

 

 全員なんて、口が裂けても言えないがな。

 

 できることだけを。

 やれることだけを。

 

 どうしても、こぼれていくものはある。

 それでもだ。

 

 もう一度、この何もない世界を見渡した。

 

 俺は、こんな何もない世界はごめんだ。

 

 テリオス師匠。

 シュルツ。

 イオニス。

 アイリス。

 ミケーネ。

 ……。

 ……あ、教皇様と、クラウスとニルスも。

 

 まあ、村の人間もか。

 ルチアーノのおっちゃんには感謝してるし。

 

 俺は、両手に集まる力に視線を向けた。

 

 待たせたな。

 いくぞ。

 

 破壊と再生。

 技の名前は……口にはださんとこ。(震え声)

 

『世界』は荷が重いが、侵食された分ぐらいは……どうにかなるだろう。

 

 強く、あの世界を想って……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 光が、溢れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、れ……なんで?

 

 生きて……る?

 

 闇の、中。

 いや。

 見えてない、だけか。

 

 どこだ、ここは……?

 あの世界じゃ、ない……あれは、壊したはずだ。

 

 でも、ここは……どこだ。

 寒い、ところ。

 

『気』と『チャクラ』に意識を。

 

 あ。

 

 弱々しく稼働していた『チャクラ』が、閉じた。

 俺を支える、両輪のひとつ。

 崩れる。

『気』が、迷走する。

『魔力』はガス欠。

『心力』は……心に燃えるものが感じられない。

 

 喜びも、悲しみも、通り過ぎたあと……。

 

 あぁ。

 終わるな……。

 

 遅れて、ずるりと。

 自分の半身が、もぎ取られるような感覚。

 

 俺が、俺であったもの。

 俺が俺であるために必要だったもの。

 

 でも。

 本来は俺のものじゃなかったもの。

 

 少し悩んで。

 俺は、別れを告げた。

 

 今までありがとうな……相棒(チート)

 

 

 

 

 冷えていく。

 身体が。

 そして心が、受け入れようとしている。

 

 なのに。

 それに抗うように。

 ポツリと小さく、灯るものを感じる。

 

 

「ははっ……」

 

 ああ、まだ声が出るのか。

 

 懐かしい。

 あのやりとり。

 最後に、もう一度、か。

 

 これ……小宇宙(コスモ)だろ?なあ、小宇宙だろ、なあ?

 

 そうしたら、テリオス師匠が、シュルツが、イオニスが……目をそらす。

 そうだよな。

 

 はいはい、ぬか喜び、ぬか喜び。

 

 いつもの、いつもの。

 

 

 

 

 

 ああ、でも。

 

『化物は、村から出て行け』

 

 これがもし、小宇宙だったら。

 

『この世界に生きとし生けるもの全てにあるのが小宇宙だ』

 

 いいな、うん。

 

『この世界に生を受けたあなたは、女神である私の子供たちの1人です……1人なのですよ。それを、忘れないで』

 

 我が女神様には、タコをぶつけよう。

 とれとれピチピチのタコを。

 

 チートの陰に隠れてわかりませんでした……とか言い訳しないでくれよ。

 

 

 

 ああ、いいな。

 悪くない。

 楽しい。

 

 でも、そのためには……生きて、戻らなきゃな。

 

 まあ、やってみるか。

 

 腕を、動かす。

 ああ、左腕は……肘から先の感覚が……ない。

 吹っ飛んじゃったのか?

 右腕は……ある。

 指先まで。

 

 まあ、死にかけてるという意味では、同じこと、か。

 

 腕があって、よかった。

 この幸運に、感謝を。

 

 自分の中に感じる、小さな灯火を。

 俺は、そっと抱きしめた……。

 

 熱く、燃えてくれ。

 俺の、小宇宙よ……。

 

 

 

 

 

 

 そして、奇跡を……。

 




次話予告、『残された者たち(アイリス視点)』。


アラルは、ギリシャ近辺の地域ということで、メソポタミア神話に源流を持つ、ヒッタイト系のクマルビ神話に登場する神様の名前です。
天国の王でしたが、『地球』へと追い出されたという逸話を持つことから、チョイスしただけで、深い意味はありません。

まあ、この神話も、下克上の連発ですけどね。(震え声)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。