君は小宇宙を感じたことがあるか?俺はない。   作:高任斎

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最終話っていうより、エピローグ風味。
みなさんの思い描くエンディングとは違うかもしれませんが、そこはご容赦ください。
では、どうぞ。


11:君は小宇宙を感じたことがあるか?

 光。

 

 暖かさ。

 

 浮き上がる感覚。

 

 ああ。

 

 還る。

 

 個に還る時。

 

 目を開いた。

 

 個と世界の境界が溶け合った時のような曖昧な状態。

 その感覚を惜しみながら、個を意識する。

 

 ここは……。

 

 どこだと思うより先に、目に飛び込んできた光景がそのまま答えとなった。

 

 獅子座の、黄金聖衣。

 俺を見守るようにして、そこにいた。

 

 戻ってきた……か。

 帰って、これたんだなあ……。

 

「……シュルツ」

 

 友の名を呼び、手を伸ばす。

 正直、どうやって戻ってきたのかとか、わからないことだらけだが、心は穏やかだ。

 

「……あるぇぇぇぇ?」(穏やかさポイー)

 

 手を見る。

 握ったり開いたり。

 

 俺の左手って、肘から先が無くなってなかった?

 感覚がなかっただけ?

 

 義手……じゃないよな?

 

 また、開いたり閉じたり。

 右手で、左手の肘から先が外れたりしないか確かめたり。

 

 ……どうやら、宇宙海賊ルートではなさそうだ。

 

 と、すると……生えたの、これ?

 

 わりと、人間やめてるなーという自覚はあったんだが、手足がにょきにょき生えてくるのは、さすがに抵抗感がある。

 いやまあ、五体満足ってのはありがたいことなんだけど……。

 

 ふとした思いつき。

 

 もしかすると……俺、一度死んだか?

 

 ほら、破壊と再生。

 

 

 

 ……なんか、怖い考えになったからやめよう。(震え声)

 

 というか、自分の状態を確かめるか。

 

 ああ、これって……。

 本当に、俺の相棒(チート)……いなくなったんだな。

 

『気』もそうだけど、『チャクラ』もひどい。(なお、比較対象は、全盛期の自分)

 大人と子供どころじゃないな……1割未満か。

 

 まあ、修行をやり直すか……これも、俺の大事な相棒だ。

『心力』もまあ、お察しだな。

 でも……なんで『魔力』は、半減程度でおさまってるんですかねえ。(震え声)

 

 ……そういえば俺、魔法使いだったわ。(白目)

 

 ははは、チート転生者、しっかりしろよ、チート転生者。

 ははは。

 

 うん。

 まあ、な……。

 

 よそ者だったからな。

 

 この世の生きとし生けるものから外れた存在って認識がまあ……あったのは確かだ。

 チートがある俺はまだいいかもしれない。

 じゃあ、子供は……って考えるわ。

 

 この世界で、小宇宙を持たずに生まれてきたら……目覚めないんじゃなくて、最初から持ってないんだとすれば、厳しい気がする。

 

 この世界は、わりと神様の存在が身近だ。

 その神様に認められていない存在は、肩身が狭い思いをする羽目になると思う。

 

 

 なので。

 この胸の中の、小さな温もりの答え合わせをしたい。

 

 そして、海でタコを捕まえるんだ。

 1ダースは必要だな、きっと。(訓練された疑い深さ)

 

 

 ん?

 

 近づいてくる、アイリスの命を感じた。

 

 あぁ。

 そうか。

 アイリスは。

 アイリスの小宇宙は、こんなふうに感じるんだな。

 

 大きく、暖かい。

 優しく包み込むような……ちょっと窒息しそうな感じもあるが、情が深いってことにしとこう。

 

 ドアが、開く。

 

「なあ、アイリス。俺はどのぐらい寝てた……」

 

 ……結構寝てたんですね。

 その反応でわかります。

 

 俺の身体にすがりつき。

 仮面の下で、涙を流しているであろうアイリスの頭を撫でてやる。

 

 右手で優しく頭を撫でてやりながら、左手のポジションが落ち着かないことに気が付く。

 抱きしめるのは……違うよな。

 ふむ。

 彼女の背中を、優しく叩いてやる。

 とんとんと。

 安心させるように。

 とんとんと。

 落ち着かせるように。

 

 心臓の鼓動のリズムで、とんとんと。

 

 そして、問いかける。

 

「アイリス、俺の小宇宙を感じるか?」

 

 

 

 

 

 

 

「アルー!」

 

 てててっと走り寄ってきて、俺のお腹にぐりぐりと頭を擦り付けてくるアニエス。

 このぐらいの子供って、妙にこういうことをするよね。

 身長の差だけじゃ説明できない気がするけど。

 

 というか、都合のいい時だけ目覚めて、あとは知らんふりですか、女神様。

 

 アテナとして目覚めたという話をアイリスから聞いたせいで、少し色眼鏡で見てしまう。

 タコとかぶっつけたら、覚醒したりしないかな?

 

 ……アイリスの気配が、なんか怖い。

 

 俺が寝てる間に、双子座の暗黒面にとらわれたりしちゃったの?

 教皇様じゃなくて、女神様を狙っちゃうの?(震え声)

 

 さっき、『俺の小宇宙を感じるか?』って聞いてから、様子が少し変なんだよな。

 なんというか、こう……覚悟完了って感じの。

 

「アニエス、これからちょっと教皇様とお話があるから、また後でな」

「……はーい」

 

 素直だ。

『我慢してます』って印象を残すあたり、子供らしいあざとさも垣間見えてかわいい。

 

 左手で、頭を撫でてやる。

 

 うん。

 しかし、マジで左手は生えたのか。

 黄金聖闘士数人がかりで、死にかけてた俺に小宇宙を注入したら、生えたらしい。

 

 ……みんな、ドン引きだったそうだが。(震え声)

 

 俺の相棒(チート)、本当にいなくなったんだろうか。

 

 というか、あの時の俺って、どこの次元を漂っていたんだろう……マジで奇跡を起こしたとしか思えん。

 俺って、本気で一度死んでたんじゃないのか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 教皇様に報告。

 というか、情報のすり合わせ。

 

 俺が寝ていた間というより、アラルと戦っていた間に起こったことを聞いて青ざめた。

 

 マジか……イオニスが小宇宙を失って老人状態に……。

 

 結果論になるが、開幕ギャラクシアン・エクスプロージョン(偽)からの破壊と再生が最善だったってことか?

 あるいは、アイリスを確保したその瞬間に……。

 いきなり自分の死を前提に自爆技とか、覚悟がガンギマリすぎなんですが、それは……。

 

 いや、無理。

 イオニスには悪いけど、さすがに無理。

 

 というか、あの世界での時間の流れとか今ひとつ不明だけど、俺とアラルって、こっちの世界で1週間ぶっ続けで戦ってたわけか。

 その間、昼も夜もなくじわじわと迫り来る黒い世界とか、どんな絶望だよ。

 

 ……うん、よかった。

 アラルの立場に同情しないわけではないが、アレを、あの世界をぶっ壊せて本当に良かった。

 

 正直、色々と疑問もあるが……たぶん、知っていたとしてもアテナは話すつもりがないんだろうな。

 ただ、黒い世界が消えてすぐ、アテナが神殿に向かったことから考えても、聖域は……あの神殿の場所こそが本当の聖域なんだろう。

 

 ……触れてはいけないという意味での。

 

 そりゃ、12宮とか、黄金聖闘士の配置とか……さもありなんってことだな。

 

 

 さて、今度は俺が話す番か。

 とはいえ、前世の怪しげなギリシャ神話と、アラルとの少ない会話からの推測混じりというか、推測だらけになるんだが。

 

 

 

 俺の話を聞いて、教皇様もまあ……ショックだったんだろうな。

 

 冥王や海皇もいるし、聖戦の存在もあるから、ほかの神様の存在はもちろん、戦いそのものに関しては納得できるんだろう。

 ただ、自分たちの側が侵略者って認識は、受け入れがたい、か。

 

「まあ、無理に記録を残す必要はないと思う」

 

 教皇様が、俺を見る。

 

「人の心の拠り所を、貶める必要はない……守るのは、アテナの名誉ではなく、人の生活で、笑顔だ。たぶんそれは、アテナを守ることにつながる道でもあるだろう」

 

 今あるこの世界を。

 今この世界に住む人を。

 心安らかに、笑顔で生きていけるように。

 

 それを忘れない限り。

 

 それは、優しい嘘になるだろうから。

 

 

 目を閉じ、アラルを、好敵手(とも)を思う。

 

 あの時は、ただ単に、思いを口にしただけだが……俺の一方的なものかもしれないけど、あれは『約束』だったと思っている。

 本来の……あるいは、それ以前も侵略の歴史が積み重ねられてきたのかもしれないが……ここを故郷とする者への、約束。

 

 ここに住む、人の笑顔を……だ。

 

 

 

 

 先の聖戦から、50年余……。

 

 わずか……あえて、そういう表現を使うが、わずか1週間の、幻の『聖戦』。

 今を生きる者が死ねば忘れさられていくだけの、『聖戦』が……終わったのか。

 そして、アラルの名もまた……俺とともに消えていくだけか。

 

 たぶん、こんなふうに……記録に残らなかった聖戦が、遥か遠い時代から繰り返されてきたんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 クラウスと会い、無事を喜んだ。

 ニルスとは、今後について語った。

 

 ミケーネは……その、あの時は正直すまんかった。

 なんか、綺麗に再生されたみたいだからいいよね?

 

 

 聖域を後にして、テリオス師匠とイオニスに会った。

 

 テリオス師匠とイオニスは……なんだろう。

 二人並んでいると、いい茶飲み友達って感じがして……小宇宙を失ったとか、老いたとかいう悲壮感が浮かんでこないのは、いいことなのか? 

 

 ふと、思いついて、イオニスの身体に手を当てた。

 

「……何か、感じるか?これが、俺の言ってた『気』ってやつなんだが?」

「いえ、特には……」

 

 そうか。

 小宇宙を失った代わりに……なんて単純な話でもないか。

 

「私よりもアル……あなたはどうなんです?1ヶ月近く、眠ったままだったようですが」

「まあ、元気……かな。ただ、もう一度あれをやれって言われても、絶対に無理」

 

 師匠が、口を挟んできた。

 

「アル。お前の小宇宙……今にも消えそうで、心配になるぞ」

「ええ、私も……小宇宙を失いましたが、他人のそれを感じることはできるので」

 

 はは、と苦笑いで返しておく。

 

 じわじわと、実感がわいてくる。

 

 俺の小宇宙。

 

 無意識に、胸に手を当てていた。

 我が女神の言葉。

 

 俺は、この世界で生まれ、生きていく。

 

 

 

『アル、話があるから戻ってきて』

 

 アイリスからのメール(笑)だ。

 

 魔力が半減程度でおさまって良かったなあ。(白目)

 そういや、教皇様との話……聞かせたほうがよかったのか。

 でも……次期教皇候補の候補が取れそうらしいし……聞かせても大丈夫だよな?

 

 双子座の暗黒面とか、黒幕の双子座とか、考えすぎだきっと。

 

 聖闘士星矢の世界だろうと、俺も、アイリスも、今を生きている。

 未来へと続く、可能性の中に生きているんだ。

 

 

 

 

 

 アイリスの所に戻ったら、開幕アリスさんで迎えられました。

 

 ははは、お久しぶりです、お変わりないようですが、お元気でしたか?(震え声)

 

 ……というか、アリスじゃなくて、アイリスじゃん。

 双子座の黄金聖闘士だからって、色眼鏡で見ててすみませんでした。

 

 感謝だ。

 これが、謝りたいと感じる心だ。(白目)

 

 ああ、うん。

 初めて出会った頃のアイリスのぽんこつ臭を思い出しながら、俺自身も相当ポンコツだったことを思い知った。

 めっちゃ、アプローチされてたんですね、俺って。

 聖闘士の掟とか、そういうのがどうでもよくなるぐらいに、あとからあとから、感謝の心が溢れてくるんですが。

 

「あぁ、えと……アイリス」

「……はい」

「俺、わりと弱くなったけど……それでもいいか?」(なお、比較対象は……)

 

 アイリスが、俺を見る。

 素顔のアイリスが、俺を見つめる。

 

「黄金聖闘士である前に、ひとりの女の子だって言ってくれた……同じように、私は、アルというひとりの人を見つめてきたつもりよ」

 

 

 

 はは。

 チートがあったとしても、勝てる気がしねえ。

 

 うん、じゃあ……よろしく。

 

 

 

 

 ……そういえば、子供の頃から聖闘士候補として訓練づくしで、黄金聖闘士として引きこもりの生活か。

 そりゃあ、ぽんこつにもなるよ。

 キスしたら『ふぇぇ……』とか、涙目で言われました。

 

 年齢に関しては考えない。(目逸らし)

 ちょっと、黄金聖闘士の未来というか、あり方が心配になったけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 闇の中で、気を練る。

 チャクラを回す。

 

 チートは偉大だ。

 

 あの感覚が残っているからこそ、じりじりと蟻のような歩みであっても、そこに向かって進んでいける。

 ただ、あのレベルには到達しないであろうこともわかってしまうが。

 

 まあ、その一方で。

 小宇宙を感じることはできるんだが、その、これって、どう使うの?

 

 こう、胸の小宇宙を抱きしめちゃったら、どうにかなるもんじゃなかったの?

 

 色々とやってはいるが、うまくいかない。

 俺の小宇宙は、今にも消えそうなままの状態が続いている。

 

 アイリスや、黄金聖闘士、そしてテリオス師匠つながりで顔見知りの聖闘士たちにもアドバイスをもらったが、どうにもこうにも。

 死にかけの俺に小宇宙を注入した時も、いくらでも注ぐだけ吸い込まれるような感じだったって、アイリスが言ってたな。

 なんか、関係あるんだろうか。

 

『おはよう、アル』

『おはよう、アイリス……でも、こっちは夜だからな』

 

 時差を理解してくれないヒキコモリに挨拶を返す。

 まあ、最近になってようやくアイリスのメールの頻度が減った。

 それを少し寂しいと思うあたり、俺も相当だなと思う。

 

 しかし、メールの数が減ったのは、慣れたのからなのか、それとも『新教皇』に就任して忙しくなったからなのかは不明だ。

 大丈夫、きっと大丈夫。

 ちゃんと、まめに聖域には戻るようにしてるし。

 

 アイリスが教皇となってから、俺は積極的に世界を回り始めた。

 修行の一環。

 そして、アラルとの約束。

 

 人の笑顔を守るために、手を伸ばす。

 精一杯に、手を伸ばす。

 

 個が世界とつながり、また個に還るように。

 人は、人とつながり、未来を紡いでいく。

 

 こぼれていくものがある。

 しかし、すくい上げた命が、新たな未来を紡いでいく。

 

 万能ではない。

 万能でなくてもいい。

 

 俺はただ、人の笑顔を護る者でありたい。

 

 

 うん、だからな。

 

 俺は、拳を握りこむ。

 

 お前は、『滅っ!』しておくぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なあ。

 君は、小宇宙を感じたことはあるか?

 俺は、ある。

 

 まあ、小宇宙を感じたとしても、聖衣に選ばれるとは限らないけどな。

 

 それでも俺は、世界を回る。

 セイントとして。

 

 自称だが、まあ、我が女神様もこのぐらいは許してくれるだろう。 

 

 俺は、小宇宙の有無で正邪の区別をしようとは思わない。

 なので、大体『滅っ!滅っ!滅っ!殺!』ぐらいの割合だな。

 

 それが正しいのかどうか。

 俺は、手探りで進んでいる。

 

 この世界を、手探りしながら生きていく……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~セイントについて~

 

 

 この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の存在。

 

『その拳は海を割り、その蹴りは地を裂く。そして、その怒りは星を砕く』と言い伝えられる伝説の存在である。

 

 ただ、その伝承の多さはもちろん、世界中に散らばる逸話などから、民衆の間の救世主願望などが、こうした形をとって言い伝えられてきたのではないかと推測される。

 

 客観的に見れば、同一人物の手によるものとは考えられないほど、膨大な量の伝説が残されている。

 ざっと例を挙げるだけでも、日本における鬼退治、南米では人を食う巨鳥の討伐、オーストラリアでは虹蛇を殺したなど、民間の間に伝承が残されているのだが、地域的にも同一人物とは考えにくい。

 しかし、地域の言語体系から外れた『セイント』の名前は共通しており、そこは無視できない。

 

『セイント』の名前以外にも、人の怪我を癒し、井戸を掘ったあと、空を飛んで去っていくなどの共通性があり、この伝承が残された時期の、世界の人の移動、交流について興味深い研究対象であるとともに、混乱の原因などと言われている。

 

 研究者によると、伝説の原型が11世紀初頭から終わりにかけて集中しており、この時期に伝説の核となる存在がいたと推測されるが、それでも世界規模に広がるものであり、さらなる研究が待たれる。

 

 地域によって呼び名が多少違うケースもあるが、東アジアの漢字文化圏では『聖人』という文字を当てられていることが多い。

 おそらく、宗教人にからんだ逸話が伝説に吸収された名残であろう。

 むろん、これらも伝説を構成する膨大の量の一部に過ぎない。

 

 なお、伝説の『その怒りは星を砕く』から来たものであろうが、西暦1006年と1051年に記録が残っている超新星爆発が、このセイントによるものであるという言い伝えがあるが、11世紀に起こった現象という理由で、後世にこじつけられたものであろう。

 ただ、創作のネタとして使用されることは多い。

 

 




読んでくださった方、感想を下さった方、評価を頂いたみなさま、誤字の報告をしてくださった方、この作品に関わってくれた全ての人に、ありがとうございます。
まあ、『感謝(謝りたいと感じる心)』の部分もあるんですが。(震え声)

実験とか、思いつきとか、悪ノリとか、いろいろぶっこみましたが、書いてて楽しかったです。
これを読んだ皆さんが、楽しんでいただけたのなら、書き手としてこれに勝ることはありません。

また、全1巻のパターンですね、なんて声は聞こえない。(震え声)

明日からは、おまけ話を更新していきます。
あいりすさんのぽんこつ話と、小ネタ集が今の予定です。

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