そもそもここはどこなのか?新たな謎に迫る!
ちなみに筆者がアーキタイプブレイカーの年代設定見たときはぶったまげました。
「なあセシリア」
「なんですの?一夏さん」
とある穏やかな休日。ふと浮かんだ疑問を一緒にティータイムを過ごしていたセシリアにぶつけてみる。
「IS学園ってどこにあるんだろうな」
「唐突にメタい質問をするのはやめていただけませんか」
「俺は一旦気になりだしたら夜も眠れない体質なんだ」
「遠足前日の小学生ですか」
「いつまでも子どもの心を持ち続けていきたいとは思うよ」
「一夏さんのそういうところ嫌いじゃないですわ」
「ありがとう」
「褒めてはいないです」
「辛辣だなあ」
いかん、このままではまわりまわって夕飯のメニューの話になりかねない。
「んでIS学園ってどこにあると思う?」
「日本ですわね」
「それはわかってるんだよ、俺が言いたいのはそうじゃないんだ」
「わかっていますわ、そうですね…アニメ版から判断するに江の島の近く、鎌倉のあたりではないでしょうか?」
「ほー。その根拠は?」
「まずIS学園がある離島に繋がっているモノレール、あれは湘南モノレールがモデルになっていると思われます。」
湘南モノレールなんて見たことないぞ。ヘイByakushiki!湘南モノレール!
「…確かに釣り下げ式のモノレールってところが一致してるし、色もそっくりだな」
「正直これが理由の大半です。IS学園を江の島に設置してモノレールを延線した、と考えることもできますからね」
「なるほど。他は?」
「次は1期OVAで一夏さんと箒さんがイ チ ャ ラ ブ実家デートしていた篠ノ之神社。鎌倉には神社がたくさんあり、モデルになった可能性のある場所もいくつかありました」
セシリアは笑顔を浮かべているが完全に目が笑っていない。俺なんか悪いことしたか?
「近くに見晴台があるという点でも有力な候補地はあります。ただ肝心の境内の資料が少ないのもあって、決定的に似ているものを発見することはできませんでしたわ」
…俺のこんなしょうもない思いつきについてセシリアは真面目に考えてくれた、と思うとぶっちゃけ申し訳ない。
「ただこの鎌倉案、辻褄が合わない点もありまして」
「というと?」
「1期第8話『
「ああ。千冬姉やセシリアたちも来てたんだっけ」
「ええ。あの回に出てくるモノレールの駅やショッピングモールには、どうやら明確なモデルが存在するようなんですの」
「そりゃあ有力情報じゃないか。どこなんだ?」
「多摩モノレール立川北駅とお台場です」
「え?それじゃあ…鎌倉から立川を経由してお台場までモノレールが通ってるのか!?」
「ですから辻褄が合わないと言ったじゃありませんか。さすがにありえないでしょう」
さっきからいつになくセシリアが辛辣な気がする。アニメ版と小説版の千冬姉くらい違う。たぶん。
「そもそも先ほどから出てきているモノレール、アニメ内で軽く矛盾してしまっているんですが…お気づきでしょうか?」
「え~?…あ、そういや多摩モノレールってレールの上を電車が走ってるんだっけ」
「ええ。先ほどお調べになったと思いますが、湘南モノレールはレールから釣り下がった状態で電車が動いていますわ」
「と、いうことは」
「IS学園に通じているそれと同じ路線ではない、あるいは単に設定ミスの可能性が高いですわね」
これは困った。乗り換えたのか設定ミスかはわからないが、どっちみち学園の場所の特定には役立ちそうにない。
「あ、でもお台場にモノレールで移動するってことは少なくとも学園は東京じゃあなさそうだな」
「そうですわね。東京湾岸はほとんどが埋め立て地で、近くに高台がある神社は見当たりませんし」
「となるとやっぱり鎌倉なのか…他に手掛かりはないのか?」
「そうですわね…あ、五反田食堂のモデルとなったお店があるようですわね」
「五反田食堂ってアニメに出てきたっけ?」
「1期第5話『ボーイ・ミーツ・ボーイ』で一夏さんと弾さんがゲームをしていらっしゃる場面のようですわね」
「なんかそんなことがあったような気がしなくもない」
「唐変木に加えて記憶喪失も追加ですか…」
悲しいかな、所詮人の記憶力なんてそんなもんである。
「んで、場所はどこなんだ?」
「福島県のようです」
「…は?」
「宮城県の南、北関東3県の北ですわ」
「いやそういうことじゃなくてだな」
「冗談です。一夏さんがおっしゃりたいことはわかりますわ。それこそ辻褄があわなくなってしまいますわね」
もう他人は信じられない。信じられるのは己の筋肉だけだ。筋トレはすべてを解決してくれる。
「…一夏さん?なぜ、この流れで腕立て伏せを?」
「筋トレはすべてを解決してくれるからな」
「…私、男性の考えることというのはよくわかりませんわ」
「気にすんな。自分から振っておいてあれだが、IS学園の場所を特定するには情報がちょっと足りなかったみたいだからな」
「話が全く繋がっていませんがその通りですわね。強いて言うなら海沿いで東日本といったところでしょうか」
「一応聞くけどなんで東日本なんだ?」
「西日本の高校生は修学旅行で京都に行かないのではなくって?」
「日本の修学旅行事情に詳しいな…セシリアってイギリス人だよな?」
ここはグローバル化最前線のIS学園。日本以外の国の学生もいっぱいだ。みんな日本語ばっちりだけど。なんでだ。
「…と、もう夕方になってしまいましたね」
「あ、マジで夕飯の話になりそう」
「お夕飯ですか?私は一夏さんとならなんでも構いません。よろしければこのままご一緒しません?」
「おー、いいぞ。じゃあ食堂に行くか」
「ええ。しっかりエスコートしてくださいね?」
途中から…いや初っ端からご機嫌斜めだったセシリアも俺と腕を絡ませて微笑んでいる。俺の疑問は解決できなかったが、まあ結果オーライだ。
「あ、一夏!…とセシリア」
「おう、鈴もいたのか」
「………」
前言撤回。ものすごい強さで右腕を締め付けてくるセシリアの機嫌は真っ逆さまである。
「一夏みてよ!とうとう☆5の一夏をガチャで引き当てたのよ!」
「お、おう。おめでとう。というかお前そのゲームやってたんだな」
「この瞬間のためだけにやっていたと言っても過言ではないわ…」
「ん?なんだって?」
「うるさい!聞くなバカ!」
鈴の中断蹴りがクリティカルヒット。ちなみにセシリアは絡めていた腕を解き回避している。なぜ俺だけ。
「…そういえば、このゲームのあらすじで西暦が出されていたような気が」
「それって学園の場所と関係あるのか?」
「100年後だとか遠い未来であれば別ですが、近未来ならある程度場所の予測ができるはずです。少しお待ちください、公式サイトを確認します」
「なになに?セシリアもこれやってんの?」
「鈴、このゲームでの時代設定っていつか覚えてるか?」
「そんなの覚えてないわよ。なんかあるわけ?」
「あ、ありましたわ!」
「本当か!俺にも見せてくれ!」
「ねえ、さっきから2人で何の話してるのよ?」
「「えーっと…?」」
『西暦2022年。 世界で唯一ISを扱える男子として織斑一夏はIS学園に入学する。』
「「……いやありえないだろ!(でしょう!)」」
「だからなんなのよ、もう!」