北斗の拳メロン味 ~ただし人工着色料で緑色なだけでメロン果汁は入っておりません~   作:far
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二次創作の古参の時守 暦氏の 狩りゲー世界転生輪 の前書きでダイマされててビビった。まさか逆に前書きダイマされようとは、かなり海のリハクった。
平均8,738文字が362話という、こち亀かゴルゴ並みに読み始めるのに気合いがいるボリュームですが、面白いから。これだけで長期の休みツブせるくらい面白いから。
ただし進むにつれてエロが多目になっていくので、それがダメな方はごめんなさい。
固定された3つのゲーム世界で、それぞれのシステムに則った力を身につけつつ、死んだら次の世界のスタート地点から人生開始という変則ループ。
たまに他の世界に飛んだりも。そうして主人公は、やがて彼だけの力を手に入れる。ただしそれはエロ方面に特化した力だった…


大概の問題は、酒をいっぱい飲んで酔っ払ってる間だけは解決するものだ。

 気付けば、ポイントが足りなかった。

 前回から南斗聖拳の修行をしていたが、覚えられないなと思っていたんだが、それが原因だった。

 どうやらポイントがマイナス状態だと、新規スキルは覚えられないし、スキルのレベルも上がらないらしい。

 マイナスに突入は出来るが、そこから更に借金は出来ない、ということか。

 まあ、そうでもなければポイントなんて気にしないで、色々行動してスキル覚えようとするから、妥当ではあるわな。

 

 ゲームとして考えたら、だけどな。

 

 もうスッカリ馴染んでるけど、今の俺の状況って大概オカしいからな?

 気付けば世紀末にいて、モヒカンで、別の作品のキャラもいて、ポイント制のスキル制なゲームシステムで生かされてて、職業はKING軍の幹部です。

 

 なんぞ、これ。

 

 最近さあ。気付いたらさあ。ヒャッハーって叫ぶのに、違和感がなくなってたんだぜ……?

 

 ……うん。よし。飲もう。

 考えても、どうにもならんのだけは確かだ。どうにかするには、世界をどうにかするとか、生まれ変わるとか、そういうワケわからん方法でもなきゃムリだ。

 飲んで叫んで、テンション上げて乗り切ろう。

 勢いだけでもつけて行こう。カラ元気出して行こう。声出して行こう。

 

 ぐびり、ぐびりとノドをビールが通っていく。

 冷蔵庫じゃなく、冷凍庫で冷やして、凍る寸前を見切って取り出したようにキンキンに冷えている。

 その冷たさがノドを通り抜け、胃にまで流れていく快感。

 

 恵まれスキル、調理技術で出すスパイスが種類豊富なように、ビールも色々な種類が出せるのでは?

 そう思って実験してみた結果、俺が覚えている限りのビールは出せた。

 生前の記憶はサッパリだが、どうやら知識は残っているらしい。それもキッカケがないと、どんな知識を持っているのかは自分でもわからんが。

 

 今回チョイスしたのは、ドイツの黒ビール、デュンケル。ドイツ語風にドゥンケルスとバーで気取って言うと、たぶん通じないで恥をかくぞ。

 ビールは香りの良い軽いタイプの多い上面発酵と、キレが良く低温で保存すると品質が向上する下面発酵のものがある。

 保存、流通の都合で現在では下面が主流だな。ちなみにラガービールとも言うぞ。上面発酵はエールな。

 このデュンケルも、下面発酵だ。麦芽をローストして出来た黒ビールで、ローストした恩恵である甘みとコクが、苦味を適度に抑えてくれている。

 こうしてグイグイ飲めるのも、そのおかげだ。正直、飲みやすい。

 

「ヒャッハーーー!!」「「「「ヒャッハー!!」」」」

 

 気付けば、後ろで幹部連が飲んでいた。

 種モミ強盗スペードと、用心棒の先生ラオウに、トップのシンと、今回初登場のハート様だ。

 

 シン。お前、ヒャッハーって言えるくらいには打ち解けてくれたんだな……

 

 調理技術スキルの恩恵でビール飲み放題なのをいいことに、連日宴会やって友好度を上げた甲斐があった。

 孤鷲拳の使い手だからって、ボッチになってたシンが、あんなに皆と仲良く肩を組んで……

 

 よーし。パパ取って置きを出しちゃうぞー。

 

 上面発酵のベルギービール、ヒューガルデン ホワイトとロゼ。オレンジピールとコリアンダーシードの爽やかな苦味と、優しい酸味。スッキリとした香り。泡立ちの良さと、弱めの炭酸。

 上品で飲みやすいこの味が、この荒くれどもに理解できるか不安なので、他のも出すぜ!

 

 同じくベルギーより、シメイ・ブルー。ビールなのに青? とか思ったけども、別に中身は青くなくてガッカリした思い出を思いだせたぜ。

 熱処理やろ過をしてない、瓶詰め直前に一緒に酵母を入れて、ビンの中で自然発酵させる、珍しいタイプのビール。あえて不安定な発酵にしてあって、一口ごとに味が変わるという、面白さを味わえるぜ。

 

 トドメにイギリスより、トラクエア・ハウスエール。メシはアレだが、飲むものに関してはクッソ有能と評判のイギリス人がガチで作ってるビールだ。10年経とうがおいしく飲めるというエールにあるまじき長寿。

 昔ながらの手作り製法で、木のタルで発酵、熟成するのでビールなのにウィスキーにも似た香りがする逸品。

 

 トラクエアは醸造所になってる古城の900年記念のヤツやら、古城で醸造開始から50年記念のもっと特別なのもある。あるんだが……

 俺が飲んだ事がないんで、知ってるだけだと出せないという、悲しい結果に。

 チクショウ。飲んでみたかったぜ。

 いや、待てよ。調理技術先生のスキルレベルを上げたら、ワンチャン……?

 

 え~っと、今ポイントいくつだっけ。

 

 2だったのが、モヒカンリーダー:3の6ポイントを引かれてマイナス4の、モヒカンの配下300人突破のトロフィー(銅)で2ポイントゲットでマイナス2か。

 

 [現在のポイントは P:-2 です。正解!]

 

 正解! じゃねーよ。お知らせするなら、もっと早く出ろよ。

 というか、お前こっち見てるよな? 絶対見てるよな? 誰なんだキサマは。

 

 まあいい。どうせ答えなんざくれねえんだろうから、捨て置く。

 

 いい加減ビール以外も飲みたいし、調理技術を上げねば。そのために、ポイントを稼がねば。

 これ以上のモヒカン狩りは面倒だし、ここはいっちょボスクラスに挑戦と行こうかね。

 

 心当たりは二つ。泰山と、カサンドラだ。

 

 泰山は、なんかこう、狼だかなんかをマネた拳法の使い手がモヒカン並みにワラワラいた気がする。

 カサンドラは、囚人だか捕虜の収容所で、強制労働をさせられているマッチョの群れと、あまり数がいない獄卒たちがいた。

 

 うん。カサンドラ行こう。なんで反乱が起きてないのか、マジでわからんし。ちょっと突つけば、大騒ぎになりそうだ。

 配下にしたモヒカンに、場所が分かるヤツもいる事だし。

 

 後ろで飲んでたヤツらも、酔っ払ってこっちの事なんぞ気にしてないし。

 

 俺は行くぜ、ヒャッハー!!

 

 

 

 で。

 

 

 

 いざ着いてみたら、トキがアミバ従えてカサンドラの王様やってるんですけど。

 

 えっ。なに? 今度は、一体、何があったの。

 

 

 



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