北斗の拳メロン味 ~ただし人工着色料で緑色なだけでメロン果汁は入っておりません~   作:far
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路傍の案山子の 明日に波動拳 の後書きでダイマ返しされていた。ダイマ返し二件目だがうれしい。ありがとうございます。
うれしいついでに、自作を読み返してました。ついでにちょこちょこ書き換えたり、書き足したり。


ついでと言ってはなんですが、poo氏の 目が覚めたら強力の化身だったからヒーローになる をダイマしてみる。
今が旬のキン肉マンビッグボディになった男の二次創作という、おそらく唯一無二のSS。舞台はヒロアカだけど、体育祭でタッグトーナメントやったりと、かなりゆで時空に侵食され始めているw いいぞその調子だ。
いい感じで更新が続いているので、このままの勢いで走り続けて欲しい作品。


DeDeDe

 気付けば、トキ先生が目の前に居た。

 オマケにどういうわけなのか、俺が修羅のドロップアイテムを村人に還元しなかったのを知っていた。

 

 現在、正座&説教中です。

 土の上の正座は、小石が肌に食い込んで痛いぜ。

 でもそんな事よりも、上から目線で見下しながら俺を笑っているやつ等がムカつく。

 サウザーもラオウも、こんな時だけ仲良くしてるんじゃねーよ。

 

「でもトキ先生! あいつらも略奪品の食糧、一緒に食べたんですよ!」

 

 そんな俺の訴えも、無駄に終わってしまった。

 

「お前たちは、それを知っていたのか?」

 

 というトキ先生の質問に、あいつら2人ともバックレやがったのだ。

 まあ、実際に黙って食わせたのは事実なんだが。

 でも実は分かってただろう、お前ら。

 

「笑止! 帝王にとって、そんな事は些事!」

 

 まあ、そうだね。サウザーは気にしないよね。

 でもラオウはどうよ。おい、目を逸らすな。こっち見ろ。

 

「こ、この乱世において、弱さは罪なのだ」

 

 いや、行き過ぎたその弱肉強食を正しにここへ来た、お前さんが今それを言っちゃダメだろ。

 カイオウの、男子はとりあえず殺しあえ。100人殺ったら一人前な。って政策はさすがにアカンと思ったから、倒しに来たんだろうが。

 

「兄者……?」

 

 ほら、トキ先生もいぶかしがっておられるぞ。

 いいから、早くアヤマッテ!

 

 俺に促されて、ラオウはゆっくりとトキ先生に向き直り、あのデカい兜を脱いでこう言った。

 

「ゴメンな」

「いいよ」

 

 トキ先生も、それにアッサリと答えた。

 仲良し兄弟か、キミら。

 

 まあ、これ以上この兄弟にツッコんでもイメージが壊れるだけになりそうなんで、放置するけどさ。

 ああ、そうだ。その代わりに聞いてみようか。

 

「トキ先生。そういえば、なんで俺を修羅の国へ?」

 

 正直、目的が分からないのですよ。

 俺にそう聞かれたトキ先生は、ひとつ小さくうなづいてから、空を見上げて遠い目をして語りだした。

 

「あれは、私とラオウがこの大陸から小船で逃れ、父を亡くし、リュウケン師の元へとたどり着いたときの事だった……」

 

 うん。めっさ語られた。めら語られた。ちかっぱ語られたったい。

 サウザーなんか、途中で寝ちゃったぞ。ラオウも話を聞きながら思い出しているようだったが、腕を組んで目を閉じていたので、実はちゃんと起きていたか怪しい。

 途中でヘンなタイミングでうなづいていたのは、あれ、実はこっくりこっくりしてたんじゃ……

 

 まあ、そんな感じで老人の昔話バリに長かったんで、かいつまんで言うとだ。

 もしもの事があったら、息子たちを頼む。ラオウとトキ先生の父親から、リュウケンはそう頼まれていたらしい。

 そこで父親の死後に、兄弟が実際に頼ってみたところ。OK。ただしどっちか1人だけな。と非情な答えを返されたという。

 しかもその選び方が、ガケに落として先に這い上がってきたほうだけ育てる、千尋の谷に落とす(ガチ)の、しかも先着1名様のみという外道な方法。

 

 正直、この時点で児童虐待で訴えたほうが良かったと思うんだ。

 核戦争前の話だし、確実に勝てただろうから。

 

 まあ、そうなってしまっていたら、先に引き取られていたらしいケンシロウもどこぞの施設で育てられて、北斗神拳を学んでおらず。

 北斗の拳。始まる前から終了。というオチになってしまっていただろうから、これは仕方が無い事だったんだろう。

 

 それでガケの件だが、そこでラオウがお兄ちゃん力を発揮して、途中で力尽きそうになるトキを抱えて這い上がり、コイツが一緒じゃなきゃ俺はイヤだ! と力強く宣言。

 これにはさすがのリュウケンも心を動かされたらしく、トキ先生も一緒に養育する事としたんだそうな。

 

 のちに伝承者として指名するはずだったのが、トキ先生だった事を考えると。リュウケンに、実は見る目が無い可能性が。

 彼も、海のリハクの同類なのだろうか。

 

 で、まあ。そんな事があったらしい。

 それがなぜ、俺を修羅の国へと送り出した事へとつながるのかと言うとだ。

 俺に今、試練を与えるべきだ。そう感じていたらしいのだ。

 試練とはいえ、さすがに千尋の谷(ガチ)は無いなとトキ先生も思ったのだが、何らかの試練を与えなければいけない。

 今の俺に試練を与え、それを乗り越えれば確実に強くなる。そういう確信があったんだそうだ。

 

 具体的には、北斗神拳を4から5へと上げるのに、イベントが必要だな。という事になる。

 

 まあ、実際に必要だったし、5に上がったワケだが。

 命に関わる試練を与えて、壁を乗り越えさせるという修行方法は、一子相伝の拳法としてはどうなのかと思う。

 リスクが高すぎてさあ。途中で絶対どっかで途切れるじゃん。

 俺だって、失敗してたら死んでたよ? そこんとこどうなのトキ先生。

 

「失敗したら? その時は、その時だ」

 

 いやいや。あんた命は投げ捨てるものではないとか言ってたじゃん。もっと大事にしようや。

 

「お前ならやってくれると信じていたぞー」

 

 いや、急にそんな事言われても。それも棒読みで言われても、響きませんわ。

 やれやれ。この人の言葉で奮起しちゃった自分が、少し恥ずかしいわ。

 

「冗談だ。本当に、お前ならば大丈夫だと、信じていたさ。お前も、北斗の拳士だからな」

 

 ……はい。ありがとうございます。

 

 あ、そうそう。ところで、どうやって修羅の国まで? やっぱ船で?

 

 え? ヨガテレポート覚えた? マジで?

 

 さっそく北斗神拳にも組み込んだ、と。短距離の、全方位への高速移動で? 吹き飛ばした相手の背後に回りこむ事すら可能?

 で、名前が北斗無想流舞、と。はあ。

 

 そっかあ。アレ覚えちゃったかあ。

 なんか聞こえてくるなあ。

 

 ジョイン(→)ジョイン(→)トキィ

 デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー

 ナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッカクゴォ ゲキリュウデハカテヌナギッナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッ

 カクゴーハァーンテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケン K.O. イノチハナゲステルモノ

 バトートゥーデッサイダデステニー

 セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーンFATAL K.O. セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ

 ウィーントキィ (パーフェクト)

 

 ハッ。俺は今、なにを?

 なんか前世のトラウマが脳裏を走ったような……

 いや、気にしない方がいいな。うん、なんか忘れた方がいい気がするんで、考えないようにしよう。

 

 よしっ。じゃあ、みんなでカイオウのとこに殴りこみますか。

 このメンツならきっと勝てますよ! というかトキ先生だけでいいんじゃないかな。

 ケンシロウなんか、いらんかったんや!

 ラオウもあっちの国を制覇して、軍勢で修羅の国を攻め取ろうとしてたけど、軍なんていらんかったんや!

 

 さあ、ボコりに行きましょうか。

 ヒャッハー! カイオウと、ついでにヒョウは消毒だー!

 

 

 



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