北斗の拳メロン味 ~ただし人工着色料で緑色なだけでメロン果汁は入っておりません~   作:far
<< 前の話 次の話 >>

42 / 65
Wbook氏の 落第騎士の師匠《グランドマスター》 を推してみる。現在更新が1年ほど止まってるけど復活しないかな。
FateのNOUMINにしてドラゴンキラー(真)と名高い彼を、そのまま落第騎士世界へ放り込んで闊歩させている。魔力ありきのバトルで、剣の腕だけで戦うというスタイルを、本来の主人公以上にこなしてみせる姿が妙にカッコいい。
どこにも所属せずに、好きに生きているスタイルもいいぞ。


ゆずれない願い!

 気付けば、レイが居るんだよな。そういえばアイツ、修羅の国で行方不明だったはずなんだよ。

 なにこっちの都合が悪い時に、シレッと戻ってやがるんだ。

 それと結局あの後、マミヤとどうなったのよ。

 気になったんで、メシの後に聞いてみた。

 

 ちなみにサザンクロスの食は、今は秋山師匠が取り仕切っている。

 俺? 俺は師匠に言われた食糧を出すのと、手伝いを兼ねての修行だな。だがこれがなかなか難しくてなあ。

 具体的には、いまだに調理技術(中華)が2から上がらないんだよな。

 スキルが上がるから腕が上がるんじゃなくて、腕が上がらないとスキルを上げられないという仕様らしくてなあ。

 うん。これはこれでアリだと思うぜ。師匠にはもっと早く腕を上げろって怒られるけどな。

 

 ところで、秋山師匠のメシを食べ続けている女たちが、軒並みオッパイが大きくなっているんだが。

 

 それによって、南斗と北斗が入り乱れての派閥抗争が、密かに起こっちゃってるんだが。

 

 派閥の種類? もちろん、大きいのと小さいのだ。巨乳派と貧乳派とも言う。普通の大きさ派もいるぞ。

 

 レイ、ユダ、サウザー、シュレンとフドウが“大きいのは正義”党。通称、大正義党。

 シン、トキ、ジャギ、ヒューイ、ファルコが“小さいのがいいのではなく それを恥らっているのがいじらしいのだ”説。略称、小説。

 ケンシロウとリハクが“普通くらいの大きさがいいんじゃないか。というかユリアがそのぐらいなんで他を主張すると怖い”宣言。他称、尻にしかれマン。

 そしてジュウザのみが“オッパイは全て尊い”派。他称、節操無し。

 

 うん。ちょっと元斗も混ざったな。でもほぼここサザンクロスにはいないから、問題ない。

 だいたいは大正義党と小説の間での争いだな。

 サザンクロスはシンのナワバリなんで、シンの意向が優先されるのが普通なんだろう。

 だが女性としては、やはりある程度は欲しいものらしく、秋山師匠のメシが支持されているのだ。もちろん、普通に美味しいというのもあるだろう。

 そこへ大正義党の面々の援護も加わる。サウザーとユダは、それぞれ他の都市の支配者だ。政治的な圧力もかけられる。

 

 そんな微妙なバランスのせいで、秋山師匠だけではなく俺の食事当番の時があったり、アミバの担当の時があったりするわけだ。

 

 うん、アミバ。なんかアイツも、調理技術(中華)覚えたらしいよ?

 俺やトキが修羅の国へ行ってる間に、ヒマそうにしてたら秋山師匠にとっ捕まって、仕込まれてしまったらしいぞ。

 ただ、調理よりも皿洗いが上手になっているあたり、扱いは弟子というよりも助手だな。

 だがその学習能力は、かつて自分で天才だと言っていたように、あなどれない。

 俺の調理技術(中華)も所詮は2でしかないし、追いつかれないように精進せねば。

 

 それと、ヒューイとシュレンが違う派閥に属して、仲たがいしたみたいになってるのが面白い。

 それぞれの好み、趣味嗜好の問題なんで、分かり合うのも相手を説得するのも難しいんだがなあ。

 妙に熱く語り合っていたのを、通りがかったオバちゃんたちに生暖かい目で見られていたのが印象深く残っている。

 

 俺自身は、節操無しに属している。わりと何でもイケるぜ、ヒャッハー!

 俺以外のモヒカンも、ここだな。もう通称ヒャッ派ーでいいんじゃねえかな。

 

 

 で、だいぶん話は戻るんだが。うん。レイの件な。

 

 

 聞いた所によると、だ。

 マミヤの機嫌は直ったけど、付き合うまでは行かなかったんだってよ。

 

「修羅場を越えたってのに、元通りの関係で、一歩も先に進んでないって…… ラブコメマンガの主人公かお前は」

 

 お前にはガッカリだ。そんな顔をしてツッコんだ俺に、レイが反論する。

 

「そうは言うがな。元々、あと一歩までは行っていたんだが、最後の一押しが見つからないで足踏み状態だったのだ。そこから踏み外さないで戻ってこれただけ、今回の件は上出来だぞ」

 

 あ~。まあなあ。

 原作だと、レイは最初の頃は悪党ムーブしてたっていうのにさあ。

 南斗水鳥拳を使って、美女の服だけを切り裂いて裸に剥くという、男の夢を達成。マミヤのオッパイを見たとたんにキレイなキャラに転身するという、謎のムーブしてたもんな。

 

 女が戦いに出てくるんじゃねえ!→(オッパイ)→俺が代わりに戦ってくる(キリッ)

 

 わかりやすく省略すると、こんな感じだった。うん。そのはずだ。

 

 そういやあ、マミヤをさらったユダも、マミヤのオッパイ見たら「美しいものの前では俺は無力になる」とか言って、傷つけたりはしなかったな。焼き印は押したけど。

 なんなのマミヤのオッパイって。キン肉○ンのフェイ○フラッシュみたいに、改心させたりドブ川を浄化したりできるの? なんか出てるの?

 

 そんな女を口説くのに、どう考えてもマイナス状態からのスタートで、付き合う一歩手前まで持ってこれたと考えると、レイってスゴいな。

 

 そのあと一歩ってのも、ユダの入れたUDの焼き印が恥ずかしいからという、どうしようもない理由だしなあ。

 

 ふうむ。なあ、その焼き印、塗りつぶすなり書き足したりしちゃあどうだ?

 単に●で覆い隠したり、UDoNにしたりAUDIにしたりだ。

 焼き印が気になるなら、そうするしかないだろ。

 

 で、まあ。マミヤはそれでいいとしてよ。修羅の国でなにがあったのよ。

 ていうか、そもそもなんで修羅の国にサウザーと出かけてたのよ。

 

「お前を探しにだ」

 

 は? 俺? なんで?

 確かに、修羅の国へ行くってサザンクロス出てったトコだったけど。

 

 レイは顔をしかめて、ため息をついてから答えてくれた。

 

「言ってしまえば、サウザーのワガママだよ。お前のカレーが食べたかったとさ」

 

 ええ~。それだけのために、修羅の国に?

 一人で行かなかったのは、さすがに慎重になったのか、それとも単に心細かったのか。

 それで出かけた先で、修羅たちとの戦いでバラバラに? それで先日、ようやっと帰ってこれたところで前回の騒動になったと。

 

 ああ。マミヤが怒ってたのって、それもあるのか。

 行方知れずになって、連絡もなくて。それでようやく戻ってきたと思ったら、自分ほったらかしでケンカしてたら、そら怒るわ。

 しかもケンカのしかたが麻雀だったら、もっと怒るわ。

 更に、自分がそのメンツの一人として呼ばれたら、顔を見るなり殴っても許されるわ。

 

 お前、なにやってんの。

 

「待て。麻雀を持ち出したのはお前だし、マミヤをメンツに入れようとしたのはトキだろう?」

 

 その言い訳は、マミヤに通じましたか?

 通じませんでしたよね?

 許されたらしいけど、忘れたとは言ってない。というのが女性の言い分だからね?

 また何かあった時に、持ち出されるからね? その時に、俺のせいじゃないとか反論すると、それが正しくても余計に怒られるからね?

 理不尽? そういうもんなんだよ。

 向こうは、仮に論破しても納得してくれないんだよ。納得してもらうには、とにかく聞くだけ聞いて、まずは感情の方を納得させないといけないんだよ。

 理論や理屈はそれからだ。それも、できればあちらが気付くように誘導する事だ。

 面倒くさい? バカヤロウ! 面倒くさくない女なんざいるかっ!

 

 イチかバチかでいいんなら、ぎゅっと抱きしめて、俺が悪かったと耳元でささやくっていう手段もあるぞ。

 顔さえ良ければ勝算があるという、割とどうしようもない戦法だが。

 え? やってみるの? ふ~ん。自信あるんだー。そっかー。

 

 あ、ちょい待ち。

 そういえば、一緒に居たはずの、シュウってどこ?

 

「あっ」

 

 おい。あってなんだ。おい。

 

 

 

 






※この小説はログインせずに感想を書き込むことが可能です。ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。