北斗の拳メロン味 ~ただし人工着色料で緑色なだけでメロン果汁は入っておりません~ 作:far
イチゴ味でサウザーが同じ疑惑を持たれていますが、ヘイトじゃないし。
だからセーフ。圧倒的セーフッ……!
パトラッシュS氏の ザ!鉄腕/fate! YARIOは世界を救えるか? を応援してみる。
メンバー問題で4人になった彼らをモデルにした面々を、様々なランサーたちの生身の人生に生まれ変わらせた上で、時空を越えて集結させる。
そしてやる事は霊草やらでラーメン作ったり、ブリテン開墾したり、流しソーメンしたり。
5人のままの彼らがいる世界があったって、いいじゃないかと思うので続いて欲しいが、さすがに更新の手が止まっておられるのが悲しいので、ここでエールを。
気付けば、ターバンのガキがいなかった。
少し探すと、酔いつぶれているのを発見してしまった。こいつも飲んでいたらしい。
鈴音は極甘口で、初心者でも飲みやすいからなあ。
さて。今、ここでトドメを刺すべきか。
お前はどう思うよ、ジャギ。
「えっ、俺? いやまあ、殺れるもんなら、殺っていいんじゃねえか?」
俺もそう思うんだけどなあ。
見ての通りに子供だしよ。ガキ相手に、そこまでするのってどうよ。
それにこいつって、死ぬのかな? いつもどっからともなく現れるし、殺しても第2第3のターバンのガキが―――
「やめろ。こええよ。だがよう、そう思うんなら放っときゃいいんじゃねえか?」
う~む。だがチャンスはチャンスなんだよなあ。秘雷孔でも仕掛けとくか?
自白の秘孔とかに仕掛けといて、うかつに突くとパーン! する、秘孔を自爆スイッチに変えちゃうやつ。
こんなのを開発して、しかも代々伝えちゃうあたり、北斗の闇を感じるぜ。
「もういいだろ。放っとこうぜ」
そうだな。じゃあ向こう行くか。さっそく、北斗神拳のレクチャーしてやるから。
まずは歩法からな。七星点心を教えてやるぜ。
座学でな。
「なんでだよ!」
よーし、いいぞー。そのツッコミいいぞー。お前を弟子に取った甲斐があるぜえ。
「ツッコミ目当てかよ!」
半分はな。
もういい加減しんどいんだよ。なに、この世界。
あちこちに野良モヒカンがわいて来ちゃあヒャッハーしてるし、住人は家庭板案件抱えてるし。
こないだなんか、洗濯物の取り込みひとつから、闇が見えちゃったんだぞ?
雨降ってきたけど、洗濯物取り込まないの? と夫が聞いてきた。バカか! 取り込め!
と言ってた奥さんがいてさあ。
そりゃそうだって思ってたんだわ。でもさあ、旦那さんの方にもたまたま行き会って聞いてみたらさあ。
取り込んだら取り込んだで、なにを勝手にやってるのって言われるんだってさ。
取り込んだ後に、たたんでおかなくてももちろんアウト。たたんでも、たたみ方が気に入らないとかでやっぱりアウト。雨や洗濯物をスルーしたって、当然アウト。
要は、わたしが何をしようと気に入らないんです。
さみしそうにそう言った旦那さんの顔には、諦めが浮かんでいた。
アレだな。もう心が折れてて、気力が無いんだな。自分から何かして、文句言われるのがイヤなんだ。
だから洗濯物すらも、まずは聞かないとどうにもできなかったんだ。
当たり前の事すらそれってさあ。もうダメなんじゃねえかなあ。奥さんは旦那の存在自体がストレスで、何をしようが気に入らない。旦那はそれを改善しようとする気力がもはや無い。
それでも家族のためにと、仕事に出かける旦那さんの背中は、哀愁が漂っていた。
「イヤ、なんの話だよ! 北斗かんけーねーだろ!」
それそれぇ! 欲しかったのはそれ! いいぞー。ツッコミいいぞー。
そら大変だわなあ。とか一旦ノった後にツッコむ、ノリツッコミなら、なお良かったな!
「だから北斗かんけーねー!! 北斗神拳を教えろよ! なあ、アンタそっちの師匠のつもりなんだろう? なあ?」
すまんね。お前さんのキレが思ったよりも良かったもんで、つい。
うん。じゃあ、北斗神拳について教えようか。
まずは、アレだ。
連打系って、全部百裂拳で良くね?
「なんで疑問系なんだよ」
いや、初めての弟子だし、一緒に考えようかなって。
まあ、聞いてくれ。北斗の連打系だけどさあ。百裂拳と区別がつかない技が多くない?
「ちょ、おま。それは……」
特に
北斗
それとトキオリジナルらしい天翔百裂拳も、正直百裂拳でいいと思うんだ。お前さんのオリジナルの北斗千手殺とは大違いで、いい技だと思うけど。
「放っとけや! アレ作った時は、若かったんだよ! 当時家出中だったしよ!」
家出とかしてたのかよ。若い頃も不良かお前は。
今はもう、不良ってレベルじゃないけどよ。
あと七点掌。貫き手での連打だけど、こないだアミバが貫き手で天翔百裂拳やってたし、あれももう百裂拳でいいだろ。
ただでさえ秘孔が708個とか、覚えるだけでしんどい数あるんだしよ。技ぐらい減らしてもいいじゃん。
ケンシロウは逆に増やしてるけどもさ。技を増やすのが趣味らしいぞ? 秘孔が突けないほどのデブ用の奥義とか、ニッチなのもあるぞ。
「アイツそんな事してんのかよ。そんな熱心だったか、アイツ?」
ああ、お前さんの知ってるケンシロウは、ユリアと付き合い始めてイチャコラするのに夢中でロクに修行してなかったケンシロウか、まだ未熟で、しかも義兄でもあるお前さんに気を使って、本気出してないケンシロウだもんな。
シンにボコられた上に、ユリアを目の前で連れ去られてからのケンシロウは強くなったぞ。
実際、お前さんにもラオウにも勝っただろ?
「ケッ。あんなもんマグレよ。マグレ。俺様はともかく、ラオウの兄者にケンシロウが勝てるもんか」
まあ、色んな要因があってのケンシロウの勝利だったのは否定しねえよ。
だがマグレだろうがなんだろうが、勝ったのは事実で、晴れて伝承者になったのも事実。なーんーだーがー。
どう見てもアイツさあ。次の伝承者…… 育てる気、無くね?
「……あ~~~」
ジャギが深く納得していた。
やはり誰の目から見ても、ケンシロウはそんなイメージがあるらしい。
ユリアとの間に子供でも出来たら、わかんないけどさあ。
ほら、ユリアが病弱になっちゃったからって気を使ってて、ケンシロウって…… その…… 童貞らしいのよ。
「マジで!?」
おお、爆笑しとる爆笑しとる。
童貞かどうかは定かじゃないけど、ラオウから救出した後、ユリアに手を出してないのは公式らしいのよなあ。
むしろラオウが手を出した可能性があるっていう、救われない事実。
そら、バットもリンをケンシロウに譲るわ。幸せになれよと願うわ。
で、まあ、そういうわけで、トキから教わった俺が、北斗神拳を残そうと思ってお前さんを弟子に取ったわけだが…… 聞いてるか? おーい。もしもーし?
あっ。ダメだ。こらしばらく話にならないわ。
これでジャギのケンシロウへのコンプレックスが、少しでも無くなったらいいんだけどねえ。
トキ先生とアミバの手も借りて、爆発しそうなのを金属で固定してる頭を治療できたら、もっとマシになるかな。
銃でもガソリンでも容赦なく使うってのは、拳法家としてはアウトだけども、暗殺者としてはアリだと思うし。時と場合によって、使い分ければいいと思うんだ。
ジャギのそういう事ができる精神は残しつつ、マシな人格に矯正しないとね。
北斗神拳奥義 北斗 ショットガン! とかやられたら困るからね。そんな事は許されんよ。まったく、南斗じゃあるまいし。
もういい大人なんで、性格矯正は難しいかも知れんけども。
確かなんかイイ感じの秘孔があったはずだ。きっと何とかなるだろう。
ならなかったら? その時はその時だ。
トキ先生に、丸投げしよう。原作ならともかく、あのトキ先生なら、きっとなんとでもしてくれるさ。
そうならないように、がんばれよ。ジャギ。