北斗の拳メロン味 ~ただし人工着色料で緑色なだけでメロン果汁は入っておりません~   作:far
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なんか五条さん転生来てたので、推してみる。色々技を覚えてるのは、ゲーム化した時のデータからだろう。
五条さんとは何ぞや。という方へもオススメしてみる。かつての人気投票からの殿堂入り事件は楽しかったので、その空気だけでも触れてみてほしい。

ハチミツりんご氏の イナズマイレブン! 脅威の転生者 ゴジョウ!!


脅威の将たち!

 

 気付けば、サザンクロスに学校が出来ていた。マジかよシン。

 なんでも、サウザーの町にあるから対抗して作ったらしい。

 あそこは大人は反抗するからと子供たちを集め、集団行動すら出来ない子供たちにそのあたりを仕込もうとしていたら本格的になってしまって、気付けばああなっていたそうなんだがなあ。

 サウザーもたまに顔を出すらしいな。ただし、生徒の側の立場で。

 

 子供用の小さな机に、足を乗せてえらそうに座っているサウザーの姿は、スマホがあったら間違いなく写メっていた。そして一斉送信していた。

 文明が崩壊しているのを、これほど悔やんだ事はない。

 

 一方ウチの学校だが。

 前回来ちゃって、まだ帰らない羅将ハン。アイツが勝手に保健体育の授業をしようとしていたので、それを阻止するべく、シンが久々のガチバトルをしていた。

 

 負けたけどな。

 

 南斗聖拳の幹部、南斗六星のひとつ殉星のシン。何かのために殉じる、愛の星の男。

 少年少女の正しい教育と倫理観を守るために戦うアイツは、決して弱くはなかった。

 南斗孤鷲(こしゅう)拳の使い手なのに、南斗飛龍拳など、どう考えても別の流派の技まで覚えている努力家でもあるし、素の能力だって決して低くはない。

 ユリアとイチャコラするのに忙しくてロクに修行してない上に、親友だと思っていた相手がいきなり襲い掛かってきたので、戸惑っていて実力が発揮できなかったとはいえ、ケンシロウを一度は倒した男だ。

 

 しかし、相手が悪かった。

 羅将ハン。速さだけなら、おそらくは北斗ワールドで最速の男。

 北斗神拳にも雷暴神脚という高速の歩法が存在するが、ハンは疾火煌陣(しっかこうじん)というどう違うのかはサッパリわからんが、とにかく速い移動術を心得ている。

 魔舞紅躁(まぶこうそう)と称する、速すぎて見えないパンチと合わせて、シンがハンを捉えることができないままに戦いは終了してしまった。

 

「くっ。恐るべし、北斗琉拳……」(チラッ)

 

 どうしよう。シンがまだプルプルしながらも立ち上がって、戦おうとしているんだが。

 それでいて、チラッチラッと、こっちに目線を送って来るんだが。

 うん、わかるよ。ここは俺が出ていく所なんだろうなってのは、すごく良くわかるよ。

 

 でも正直、勝てそうにないんですけど。

 ハタから見てたのにもかかわらず、ハンの動きが見切れなかったんですけど。

 くっ。どうすればいいんだ。

 

 [P:21→13 とりあえず南斗聖拳を4に上げますか?(Y/N)]

 

 いや上げるけどさ。とりあえずって言うな。

 システムどうなってんだよ。もう少しは取り繕おうとする姿勢を見せなさい、ウィンドウさん(なかのひと)

 

 え~っと、南斗聖拳:4の効果はっと。主にジャンプ力が上がるのね。レイとか、明らかに数メートル跳んでるもんな。

 これで南斗人間大砲の世話にならなくとも、跳べる様になったのか。うん。そう考えると、少し感慨深い。ようやく南斗の拳士として、一人前になった気分だ。

 

 その程度だと、まだハンに勝てないけどな。

 

 くそう。なんで唐突に、子供たちの健やかな育成を賭けてバトルしなきゃいけないんだ。

 それも修羅の国編が終わった後に、羅将を相手にとか、わけがわからんぞ。

 まあ、俺がウダウダ言ってても、状況は変わらないんだが。

 仕方がない。戦ってやる。

 

 通りすがりのマミヤを口八丁でだまくらかして巻き込んだ、この脱衣麻雀でなっ!

 

 なおもうひとりのメンツは、少年少女の中に混ざっておられた、天帝ルイさまに決定しました。

 この間、元斗皇拳のファルコが預けに来て、うっかりシンが愛着を持って殉星の対象にしちゃったお子様です。

 

 いいのかって? だってさあ、本人が「わたしもシンのために戦います」って言って聞かないんだもん。

 シンをメンツにしようとしてたんだけど、そのセリフ聞いたら、満足げな顔して気絶しちゃったんだもん。

 この世紀末社会にR18とか年齢制限は残ってないから、それを理由に却下できないんだもん。

 なにより、ハンが乗り気でさあ。

 

「女性というのは、ただそれだけで素晴らしい。私は全ての女性を愛せる!」

 

 とか言っちゃっててなあ。

 

 まあいいや。リボンとワンピと靴下くらいだし、すぐ脱落するだろ。

 そんな諦めとともに、麻雀スキルで台と牌を出して、場決めしてサイコロを振って。

 

 全員が、天帝の前に跪いた。

 

 東場、第1局。親、天帝ルイ。第1打、ツモ。

 天和。親の役満で、全員が一枚ずつ脱いで、点棒を払って次の局へ。

 

 そして再びの天和。

 

「バカなっ! こんな小娘が、我が肌を粟立てるだとっ…!」

「これが天帝の力だというのか?」

「えぇ……」

 

 ハンが驚愕しつつ、鳥肌を立てていた。

 俺も目を見開き、何か不自然な事は無かったかと、必死で記憶を手繰る。

 マミヤも守ろうと思っていた子供の無双っぷりに、困惑気味だ。

 

 しかしイカサマは無かった。もしくは、見つからなかった。

 2回の親の役満で、全員点数はマイナス。トビ確定で終了だ。ぅゎょぅι゛ょっょぃ。

 

 ともあれ、これで終了か。何とか穏便に終わったな。

 そう考えていた俺の目の前で、勝利したはずのルイ様がこう言った。

 

「どうしました? まだ終わっていませんよ?」

 

 えっ。

 俺は困惑した。皆も困惑していた。

 知った事かと、ルイ様は宣言した。

 

「続行です」

 

 麻雀は普通、点数がマイナスになった者が出たら終了だ。だがそれでもマイナスになった者が諦めが悪かったり、ゲームが始まったばかりで物足りなかったりした場合、トビが出ても続行する事はある。

 今回は脱衣麻雀で、振り込むか、あるいはツモられたら一枚脱ぐというルールだけしか決めていなかったので、意味はあると言えばあるのだが……

 

 えっ。

 マジで続行するの? 何目的で? えっ?

 

 

 

 その後。マミヤッパイに浄化された天帝ルイ様がルイに戻るまで。卓上には天和の嵐が吹き荒れたが……

 なにあれ怖い。

 もしかしてジャコウがルイを地下に封印してたのって、ある意味正しかったのではなかろうか。

 

 あとついでにハンも、マミヤッパイに浄化されて修羅の国へと帰っていったが。

 マミヤのオッパイには、何があるんだろうな。

 裸になったとたんに、謎の光が後光のように差してるのは俺も見たけども。

 あれもひょっとしたら、何かのスキルだったりするのかなあ。

 

 [P:13→8 ヨガ:5を習得しますか?(Y/N)]

 

 何故このタイミングでそれを聞いた。

 

 光るのか? 俺のモヒカンでも光るようになるのか?

 それとも、まさかズボン脱いだら光る方向なのか?

 

 もちろん却下するに決まってるだろう。

 まだそこまでネタに走る勇気はないわ。

 まったく、ウィンドウさんにも困ったもんだ。Yっと――― あっ。

 

 

 



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