北斗の拳メロン味 ~ただし人工着色料で緑色なだけでメロン果汁は入っておりません~   作:far

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ソシャゲを封印したら書けるように… でもたぶん一時的なもの
ならば一瞬だけでも、閃光のように……!
ところで教師の事をセンコーって言うのは、もう死語だよね。使い手の不良自体が絶滅危惧種だからね。
でも成人式とかだとよく見かけられる。福岡とか群馬だと、発見率高そう(偏見)
郵便物でロケットランチャーと正直に書いて送ろうとした事件がこないだあった、札幌でもいるのかしら。福岡だと手榴弾とか拾ったら届けてねって警察が気軽に言ってるらしいけど。いや、気軽かは知らないけれども。

あ、そろそろ本編です。


旅立ちは突然に。

 

 気付けば、俺は無人島にいた。

 八木さんのせいだ。と言っても、彼は悪くないのだが。

 

 と、いうのもだ。事の始まりは、俺が八木さんに無茶を頼んだ事から始まったんだよ。

 

 まあ、まずは前回うっかり、あの頭の悪い大会に優勝してしまった件だ。

 そのせいで俺は、モヒカンども全ての上に立ったわけだが。

 

 それは、つまり。全てのモヒカンの管理と、面倒を見なければならないというわけで。

 そんなもんは無理だし、ゴメンだ。

 そういうわけで、出来そうな人にブン投げる事にした俺を、責めていいのはオールマイトだけだ。

 

 全てを話し、頼み込む俺に。八木さんは黙って笑顔で、親指だけを上に立てる、サムズアップでこたえてくれた。

 タイマンで戦い、俺を倒す事で、手に入れてしまったモヒカンの帝王という称号を継承してもらうのだ。

 

 なおこの称号。入手してもポイントはもらえなかった。

 むしろ持っていかれなかっただけ、良かったのかもしれないが。

 これ、どっちかというと、バッドステータスだと思うんだ。

 

 それでまあ、再びのスタジアムで、モヒカンの群れの中でバトルしたわけだが。

 最初は強く当たって、後は流れで。

 という、八百長における伝統と信頼のオーダーを、八木さんにはしておいたわけなんだが。

 わけなんだが。

 

 八木さんの身体ね。今、デビルリバースなんだ。

 それでね。デビルリバースの身長って18メートルなんだ。

 それプラス、オールマイトのパワーを使って、強く当たってってさあ。

 

 うん。飛んだ。飛んだよ。

 すげーカッ飛んだ。文句なしの、場外ホームランだったよ。

 

 八木さんが俺を飛ばした後。一瞬の静寂の後に轟く「八・木・さん! 八・木・さん!」の大合唱を聞きながら。

 ああー。だんだん声が遠くなっていくなー。と、どこか他人ごとのように考えつつ、俺は素直に飛ばされていった。

 

 まあ、アレだ。慌てても仕方が無いし。

 八木さんがからむと、ギャグ補正が強化でもされるのか、悲惨な結末って今まで無いし。

 空を飛ぶのは、人間砲弾で慣れてるし。

 メッチャ遠くまで飛ばされても、ヨガテレポートで一発だし。

 

 うん。問題ないな。

 

 そうと解れば、こっちのもんだ。

 このまましばらく休暇でも楽しませてもらおうか。

 辿りついた先が、知らない場所だったら、探検してみるのもいいだろう。

 

 そうやって落下した先が、この無人島だったわけだ。

 

 いや、人は居たんで無人島ではないか。

 と言っても、住み着いたのは最近だったらしいので、無人島だったのは間違いない。元、無人島というべきか。

 

 そしてこの元、無人島。やはり普通ではなかった。知ってた。

 

 落ちる前の上空から見て、島なのは判っていたんだ。

 さほど大きくはないが、この世紀末では貴重な、緑に覆われた島で、ビルっぽい建物が一つだけぽつんと海岸近くに建っていた。

 

 ホテル ニュ~ あー○ーじー

 

 懐かしきCMが脳内で自動再生された。

 うん。アレっぽい建物だったんだ。

 いや、別物だと思うけども。淡路島ほど、この島大きくないし。

 

 

 [注:ここは関西ではありません]

 

 

 だよね。ウィンドウさんありがとう。

 でも、どこなのかを教えてくれてもいいのよ?

 

 

 [作曲は西浦達雄氏ですが、これで曲全部であの組織に登録されていないので、対策不要です]

 

 

 作りこんだら意外といい曲になりそうだけどな。いす○のトラックみたいに。

 まあ、いいや。とりあえず、あの建物を目指してみようか。

 

 そうやって移動しようとして、驚いた。

 道があったのだ。

 それも獣道とか、踏み固めただけの道じゃない。コンクリートで固められた、きちんとした道路だ。

 

 しかも無駄に外灯が付けられている。

 電源とかどうなってんだ、と思ったら、上部にソーラーパネルらしきものが付けられていた。

 

 この物資のない世紀末にどっから……

 

 そう思いつつ、のどが渇いたな、と調理技術スキルがその他に達したおかげで出せるようになった、ファンタをグビリとやってハッとした。

 

 ひょっとして。この外灯とかも、スキルで出されたものなんじゃ?

 

 居るのか? 俺以外の、プレイヤーが。

 数々のパイセン達がいたのは、あの謎空間で記録映像を見たが。

 どうなんだ? ウィンドウさん。

 居るのか? 俺の、敵か、味方が。

 

 

 [ファンタは、第二次大戦でコーラの輸入まで止められたドイツ人が、代わりにと発明したそうです]

 

 

 ロコツにごまかしたな、おい。

 わざとらしい口笛まで聞こえてきそうだぞ、おい。

 

 ふぅーー……

 

 ま、しゃーない。行ってみるしかないか。

 ここでスルーしてヨガテレポートで帰っても、後ですっげー気になるからな。

 一応、モヒカンリーダースキルでボウガン出して、北斗神拳で気配も消して、と。

 さ、行くか。ミッション、スタートだ。

 

 

 [リトルバスターズですか?(Y/N)]

 

 

 Nだよバカヤロウ。

 いや、ヤロウかどうかは知らんけども。

 もはや中の人が居る事を、隠しもせんな。

 

 そうしながらも、気を抜き過ぎないように慎重に気と意を消して、息を殺して先へと進む。

 そうして辿りついた先にあった建物には、昼間だというのに明かりが点いていた。

 

 屋上やらにパネルらしきものが取り付けてある。あれも太陽光発電のものなんだろう。

 他にも、先端に錘が取り付けてあり、一度動き出したら止まりにくいよう工夫した、風力発電の装置らしきもの。

 海に突っ込んであるのは、もしや潮力発電まで手を出しているのか。

 もしかしたら他にもあるかも知れないが。とにかく、この世紀末世界で電力を使い、明かりを灯す。そんな文明の匂いのする光景だった。

 

 建物自体も、実に新しいのが容易に見て取れた。

 ひょっとしなくても、新築なのかもしれない。

 この世界で、一から、新築の。コンクリート製の建物を…?

 いや。スキルがあったとしても、キツイぞ、それ。

 

 いったいぜんたい、どういうヤツが造ったのか。

 本格的に気になって、それに加えて、この偉業とも言える建築を成し遂げた人物に、俺は敬意を覚えた。

 

 ピンポーン

 

 というわけで、気配を消すのをやめて、正面からおじゃましてみた。

 いや、あったんだよ。インターホン。

 

 そしたらさあ。出てきたのよ。ジャコウが。

 

 誰? って思ったわ。

 

 覚えてるかなあ。オールバックで細マッチョで。

 弱いボスという、北斗の拳でも一際異彩を放つ特徴のアイツ。

 ほら、元斗皇拳のひとりで。天帝ルイを隠してて。それでファルコとかをいいように使って、天下取ろうとしてたアイツ。

 

 それでもって、帝都を造った男でもある。

 

 ほら、あれ。あの塔の途中だか上に、円盤乗っけて、その上に大砲がいくつか突き出した砦を乗っけたみたいな、無茶な構造のアレ。

 しかも、ラオウへのトラウマで、ジャコウが暗いのが怖いからって、人力で帝都全てを照らせるような光を常時放ってたアレ。

 あの近代でも間違いなく年単位での巨大プロジェクトなアレを、造ったんだってさ。

 

 この世紀末に、どうやって造ったんだろうなあ。

 そらそんだけの業績あったら、たいていのワガママは許されるわ。

 むしろ天帝を人質に取ったりせずに、フツーに宰相っぽいポジに居続けたなら、こいつは偉そうにしていられたのでは?

 

 能力と人格と知能とが噛み合ってない。そんなありふれたケースなのかねえ。

 

 まあ、それはいいや。

 思い出したよ。うん。ジャコウくんの事はちゃーんと、思い出したとも。

 帝都からサウザーらに追い出されてから、どっかでのたれ死んだかと思えば、こんな所に居たのか。

 ああ、うん。いざという時の避難場所で、ここに来てからこつこつ増築してたのね。ご苦労さん。

 うんうん。物資もロクにない中を、がんばって造ったのね。うん。わかるよ。わかるとも。

 

 それでさあ。

 これから、君を殴ってここを乗っ取ろうと思うんだけど、心の準備はいいかい?

 

 

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