諦めて投稿。
USJと体育祭書けたらいいやと、繋ごうと思って書いてた回です。
プロヒーローである教師に通報が入った。
ヒト型の巨大な何かが白いガスを撒きながら戦闘訓練会場に向かっていったのを見たと。
戦闘訓練会場を使用している1−Aの担任であるイレイザーヘッドは、通報を受けてB組での授業を切り上げ現場に急行した。
オールマイトがいるから大事には至らないとは思いつつも、オールマイトの怪我や生徒の事を思えば楽観視出来ないと判断した為だ。
(あるいはオールマイトが雄英に来たからこその襲撃かもしれん)
有り得そうな可能性を上げながら、イレイザーヘッドは急いだ。
そしてイレイザーヘッドは見た。
『ロケットパーンチ!』
通報にあった巨大ロボが戦闘訓練を受けている姿と、それをワクワクした瞳で見ている平和の象徴を。
イレイザーヘッドはキレた。
◇◇◇
『私は調子にのった愚か者です』
立香ちゃんは首からそんな看板をぶら下げて、大きなタンコブを作っていた。
「あはは、相澤先生めっちゃ怒ってたねー」
「あははじゃないよ藤丸ちゃん。頭だいじょうぶ?」
「三奈ちゃんそれはどっちの意味かな?」
「どっちも!」
「よーし、戦闘訓練の続きをやろうじゃないか」
戦闘訓練の続きを〜とか言い出す辺り全然堪えていないようだが。
尚、例のコスチュームは相澤先生に没収された。
あれはコスチュームの域を出ているので、本来なら国から許可がおりるはずのないコスチュームだとのこと。何故だかコスチューム許可証はダンボールに同梱されていたが。
ちなみに銃にも日本刀にもマジカルルビーちゃんにもコスチューム許可証が同梱されていた。カルデア自重しろ。
大量のダンボールは雄英の倉庫に送られており……相澤先生が他のダンボールの検査にいかない辺り認識阻害が仕事しているようだ。
雄英の倉庫に違法物やら危険物やらが大量に収められてしまったことに立香ちゃんは多少の罪悪感を覚えたが……正直立香ちゃんにはどうしようもないので、後でダ・ヴィンチちゃんに苦情を出す事にして、深く考えない事にした。
「尾白ちゃん、災難だったわね」
「本当だよ……凍らされて追いかけ回されて……」
ちなみに最後の戦闘訓練はヒーロー側は尾白、葉隠。
あまりにアレだった轟被害者の会である。個性の関係上消耗が少ない面子でもあるので、オールマイトが決めた形になっていた。
「でも、あのまま授業が続いてたら私達の勝ちだったよね! あれだけロボ音がしてたら、いくら障子くんでも私の足音は聞こえてないでしょ?」
「あー確かに、そこん所どうなんだ障子。……障子?」
「え、あ、すまん。どうした?」
「いやいや、お前こそどうしたよ。ボーッとして」
「ああ……ちょっと、な」
◇◇◇
『向こうの勝ち筋は葉隠ちゃんによる奇襲だけなんだよね』
戦闘訓練の作戦タイム。意外とマトモなことを言い出したロボ子に障子は目をパチクリとさせた。
『なに?』
「いや……尾白はどうなんだ? あいつかなり鍛えてる。強いぞ」
『尻尾のある相手との模擬戦は結構やらされたから大丈夫だよ。勝てる』
誤魔化すように尾白について聞けば、さらりと返答がきた。
油断や慢心とは違う。そのロボコスチュームによる余裕かとも思ったが、それよりも経験による自信のように感じた。
『それより葉隠ちゃんに逃げ回られるとかなり厄介だよ。気配遮断されるとどうしようもないからね。幸いそこまで至ってないけど、足音を消されると気付けないかも』
確かにと障子は思う。
戦闘訓練だからと障子は戦闘を想定し尾白を驚異だと見ていたが、確かに気付けなければどうしようもない。
障子は藤丸に対する評価を上げた。
『そこでこのコスチュームの出番だよ!』
「どこでだ」
パシューっと白い煙を吹くロボ子に思わずツッコミをいれる。
『これ動いてるだけで駆動音がかなり大きいからね! 障子くんが耳を作って、駆動音を聞く。その音がヒト型に反射してる所をあらえば葉隠ちゃんが見つかるって寸法だよ』
「そんな事出来ないが」
『え?』
「え?」
……障子はジョークを言われたのかと思ったが、このロボ子は本気で言っていた事を察した。もしそんなことが出来れば神業だと思うのだが。
「俺の個性では音の発生源ぐらいなら分かるが……人間の器官しか作れないからな、コウモリのような真似は無理だ」
『おおぅ……そっか、普通そうだよね……』
「それより、藤丸は何が出来るんだ?」
『おお! 聞いてくれたね障子くん! まずは変形機能!全16種のパターンにより陸海空宙! 狭い場所の機動戦から広い場所での長距離戦も! 全パターンでロケットパンチが撃てるあたり私好みだよね! さすバベ! 16パターン目なんてコテージになるらしいよ、蒸気レンジに蒸気こたつ、蒸気冷蔵庫、蒸気自爆機能付き! もちろんロケットパンチも撃てる! ヤバイよね! ね!』
「そっちじゃなく、藤丸の個性について聞いたつもりなんだが」
色々ツッコミ処があったが、作戦タイムは有限である。障子くんは疑問を飲み込んでストイックに作戦タイムを使う事にした。
『無いよ? 私無個性』
まさか、より衝撃的な返答が返ってくるとは思いもよらなかったが。
「しかし、個性把握テストで……」
『めっちゃ鍛えたからね! あ、そうだ、轟音の中での音の聞き分けならどう? できる?』
「それは……可能だな」
『私が尾白くん目掛けて暴れれば、葉隠ちゃんなら走って核を目指すと思うんだよね。轟音は尾白くんが捕まるまでしか鳴らないし、尾白くんを救けるなら速攻をかけて勝てばいい。ね、そう考えたら慌てて走ってくるよ』
「あ、ああ」
『お、良い時間だね。
障子は複製腕で耳を作り
いつものように様々な音を拾う。しかしいつもと違い音は耳を通っても抜けていく。
聞こえているのは『無個性』という言葉で、見えているのは個性把握テストの時に藤丸の見せた身のこなしだった。
◇◇◇
「葉隠、あの時核を目指して走ってたか?」
「走ってたけど……え、まさかあれだけうるさかったのに聞こえてたの!?」
障子は頭を振る。
「いや、聞いてなかったよ」
考えても意味のない雑念を追い出すように。
次回はUSJ。学級委員長とかマスコミとか諦めた。
立香ちゃんは学級委員長になりたがらなさそうで、
マスコミも超コミュ力で普通にスルーするだろうと。
イベント走りたいし!内容諦め!
以下、書いて消してしてた最後に残ったボツ
◇◇◇
マスコミ、マスメディア、報道陣。
まぁ表現はなんでも良いのだが、パパラッチとか言えば迷惑さがより伝わるだろうか。
藤丸立香はかつてない強敵の出現に震えていた。
(こ、こういうのの対処なんて聞いてない!)
カルデアでの一年間、色々な状況を想定した訓練を行って来たが、マスコミ対策なんて一切習っていない。
そもそもマスコミなんてものが発展していない時代の人達ばかりだし、近代に近い英霊やカルデアスタッフなんかも「認識阻害」の一言である。
藤丸立香は魔術の才能がからきしである為、そんな便利な魔術を使えるわけもなく……ぐるぐると目を回すのであった。
(ああ、もしカルデアから持ち込まれた違法物危険物その他がすっぱ抜かれでもしたら……いや気付かれる訳もないけど、無難に返答せねば……えーっと、えーっと? 現代でなくても、こういう民衆への対応に慣れていた英霊はいたはず! 思い出せ……!)
「あれ? マスコミに囲まれて動けなくなってるの、藤丸じゃね?」
「あ、ホントだ。こういうのに捕まるようなキャラじゃないと思ったんだけどな」
すでに校門を通り抜けた切島と芦戸が立香を見つける。
「よし、助けよ
「不敬ですよ! ここはヒーローの登竜門、天下の雄英高校です! 頭をたれなさい!」
……なんて?