あと内容短いです、納得するものが出来ない…
「お、男?」
クラスにやって来たシャルルが自己紹介を終えると、一夏は間抜けな声を上げた。一夏の言葉は未だ騒然とするクラスメイト全体に浸透していく。疑問は混乱へ、混乱は熱狂に徐々に形を変えていき…
「きゃー!!!」
「男子!二人目の男子!!!」
「正統派イケメンの織斑くんとはタイプの違う可愛い系!!!」
弾けた。まるで教室中で爆弾テロでも起きたのかと言わんばかりの衝撃がシャルルの鼓膜に襲いかかる。
「ひっ…」
肩を竦め怯えた表情を見せるシャルル、その姿は小動物を思わせた。その愛らしい様に彼女たちの熱狂は更に加熱する。熱狂がそろそろ暴動へと変わりかけた頃に千冬が大声で彼女たちをたしなめた。
「静かに!転校生を初日で怯えさせるな」
ぴたりと止んだ歓喜の声、教室は一斉に静まり返った。
「えっと…よろしく、お願いします…」
すっかり萎縮してしまったシャルルは上目遣いで小さく言葉を紡いだ。その様子に再び湧く教室、怒鳴る千冬。
千冬がこの混乱を鎮める頃には1限目の開始を告げる鐘が鳴っていた。
結局1限目の後半は最早授業ではなくシャルル本人への質問タイムへと変わっていた、教師すらノリノリでシャルルへ質問していたのだから始末に負えない。
一夏は自分が入学した当初もこんな感じだったなぁとしみじみ思う。そんな時だった。
「織斑一夏くん…だよね?」
「お、おう」
シャルルは未だ自分に群がる女子達をかき分け振り払いながら一夏の方に話しかけてきた。女子達が申し合わせたかのように引き潮の如く後退していく。
『世界で二人しかいない男性操縦者のファーストコンタクトを邪魔してはいけない』
そんな謎の漠然とした義務感が彼女たちに熱狂で失われたかと思われた自制心を呼び起こさせた様だった。
(シャルルくんが一夏くんに近づいて行くわ!)
(初遭遇ね…)
(一夏くん、少し気圧されてる)
まあ好奇心を隠せるわけもなく、ヒソヒソ話をしながら一夏とシャルルの居る所を本人達から数メートル離れて輪になり囲んでいるのだが。
かくして二人は教室内に出来た異様な空間の中心で邂逅を遂げる事となった。
「織斑くんもISを使えるんだよね」
「あぁ、ここに来たって事はお前もだよな」
クラスメイトは一夏とシャルルの二人が交わす会話を1つたりとも聞き洩らしてなるものかと二人を凝視する。
「良かった、女の人ばっかりで少し心細かったから…」
「おれも嬉しいぜ、やっぱり男一人って辛いからなぁ」
シャルルは一夏に向けて手を伸ばした。
「よろしくね、織斑くん」
「あぁ、よろしく!」
握手を交わす二人、2人の男子の友情が結ばれた瞬間だった。再び爆発する教室、その日、IS学園は教育機関としての機能を半日停止せざるを得なくなった。
後に『シャルル・ショック』と呼ばれ以後生徒達の間で世代を超えて語り継がれる事となる事件だった。
長らく更新停止しておいて文字数減ってるとかどーなんだ