新世界の怪物 作:黄金王
VRMMO-RPG「ユグドラシル」は、およそ十二年もの間続いたオンラインゲームだ。
プレイヤーは人間種、亜人種、異形種の三種族の中から選び、さらにその中から種族を選んでプレイをする。
自由度が高く、運営も法律で禁止されている事には干渉するが、そうでなければほとんど対応せず、本当に何でも出来るゲームだった。
外装も変えられるし、攻略できればダンジョンをギルド拠点にすることだってできた。
そんな中、俺は百年以上前のマンガが原作のアニメ映画の登場人物に憧れ、その人物を再現した。
その人物がいる場所すらも、だ。
ユグドラシルで知り合った人たちに協力してもらい、それを作り上げた。
ユグドラシル最大にして最高のエンターテインメイントシティ。
「グラン・テゾーロ」を。
映画のそれを忠実に再現し、それに加えて様々なものを追加したその拠点には、まさに会心の出来。
カジノやらなんやらも全てがあり、そこは完全なる中立地帯。
人間種も、亜人種も、異形種も、誰も下らない諍いを起こさずに一緒になって遊びまくっていた。
輝いていたのだ。
だが、それは今や昔……。
栄枯盛衰、最盛期を過ぎたユグドラシルは徐々に衰退していき、そして今日。
終わりの日を迎えていた。
「はぁ……この金を現実に持っていけたらなぁ」
そう呟くのは、黄金で出来たゴーレムだ。
プレイヤー名「ゴールディー」と言い、ギルド「テゾーロ・ファミリー」ギルド長にしてユグドラシルの黄金帝と呼ばれていた男。
百人も居たギルドメンバーは、今や自分一人。
残りは全員、引退してしまい、アカウントを消去したのか名簿にも名前はない。
ゴールディー自身も拠点の維持費を稼ぐだけにログインするだけの日々を続けていた。
まぁ、維持費を稼ぐのも黄金帝として最後にしたいことがあったから続けられていた。
決して楽ではなかったが、同じくユグドラシルを続けていた知り合いや、客としてきていたプレイヤーたちの手を借りて何とかなっていたものだ。
「さて、もうすぐ時間だな」
サービス終了時刻まで残り数分。
マスターコンソールを操作して、拠点のNPCたちを全て、ゴールディーのいるオーナールームへと集める。
全員が集まったのは、終了の一分前だ。
それだけの時間があれば、やりたいことは出来る。
ゴールディーは笑みを浮かべて───アバターの顔は動かないけど───声を張り上げた。
「諸君、ユグドラシルは後一分で消滅する。だが、安心するといい。我が「グラン・テゾーロ」は空を飛ぶこともできる巨大な船。「グラン・テゾーロ」に乗って、我々は別の世界へと向かう!そこでまた愚かなゴミ共から金を巻き上げる!うろたえず、全てを俺に任せろ」
と、まぁそれっぽい演説をし、最後にこう告げた。
「我が「グラン・テゾーロ」は永久に不滅だ!」
そして最終時刻を迎えた。
「ん?」
だが、ゲームは終わらず、強制ログアウトもない。
(最後の最後で……クソ運営め)
運営に呆れながら、コンソールを開こうとするが、出ない。
それに困惑していると、すぐ近くに立っていた長い赤髪の女が口を開いた。
「どうかなさいましたか、ゴールディー様」
「……あ?」
その声は、まさにあの映画の……。
喜びや困惑が最高潮に達したとき、それが一気に抑制されるように無くなった。
「いや、何でもない……タナカサン」
「ここに」
顔が大きくニヤケ顔の男……タナカサンだ。
「外を確認してこい。必要な奴は連れていけ」
「畏まりました」
そう返事をするとタナカサンは何人かのNPCを掴むと床に沈んだ。
比喩でもなく、事実そうなっている。
これはタナカサンのスキルで、ダンジョンは不可能だが、それ以外の場所なら通り抜けることが自由に通り抜けることができる。
もちろん、タナカサンに触れていれば全てが同じ効果を得られるが、生物は無理だ。
「従業員は元の持ち場へと戻れ。戦闘員はオーナールーム周辺で警戒をしていろ。幹部たちは残れ」
「「「はっ」」」
従業員と戦闘員たちがオーナールームを出ていき、残ったのは八人の男女。
VIP担当コンシェルジュである長い赤髪に褐色の肌を持つ美女バカラ。
歌姫である薄紫色の髪のスタイル抜群の美女カリーナ。
賭博VIPエリア責任者である髭面の巨漢ダイス。
俺の秘書である長い金髪に青い瞳の美女ステラ。
迷宮責任者である黒いマフラーをした美女リア。
通常賭博エリア責任者のツルリとしたフルフェイスのような仮面を付けた男ノーフェイス。
監視責任者であるスーツを着た気の強そうな美女
アレス。
賭博以外の場所の責任者たちを束ねる支配人であるお淑やかそうな美女カグヤ。
これらに加えて総務責任者のタナカサンの九人が幹部と設定したNPCたちだ。
「スルルルル……ただいま戻りました」
そこへ、タナカサンが戻ってきたので報告を聞くことにする。
「どうだった?」
「はい。外はどうやら海のようです」
「海だと?」
この「グラン・テゾーロ」は
俺の記憶では、最後はヨトゥンヘイムの大雪原に着陸していたはずだ。
それが今は海になっているらしい。
「湖や、船が座礁しない程度の深さはある水に沈んだ陸地でもないのか?」
「はい。探知系のシモベを使用して底を調べようとしましたが、数千mほどの所でMPが尽きてしまいました。魚も数え切れないほど住んでおり、実際に水を舐めてしょっぱかったので海と判断しました」
「なるほど」
ユグドラシルでは湖はあれど、海はなかった。
そう考えると、自分が今いる場所はユグドラシルではないのかもしれない。
まぁ、NPCたちが喋って、動いて、漠然とした質問にもスラスラと答えている上に命令していないこともちゃんとやっているのだから、ゲームでは再現不可能なレベルのことが起こっているから当たり前だが。
だが、そうなると考えられるのは一つだけだ。
ありえない話だが、ゲームが現実になった可能性が高い。
「……アレス」
「はい」
「一時的に監視の目を「グラン・テゾーロ」内から外に向け、港を探せ。その後、俺に報告しろ。ダイスとノーフェイスとステラの三人と共に俺がゴールド・テゾーロ号に乗ってその港へ向かうから、用意をしておけ。他の幹部たちは船に異常がないか確認し、ステラに報告。それが終わったら各自部屋に戻り待機。俺が居ない間はバカラ。この船のことはお前に一任する」
「畏まりました」
ステラが頭を下げ、それに続いて幹部全員が頭を下げる。
「では、解散だ」
幹部たちは立ち上がると、深々と一礼してからオーナールームを出て行った。
ステラも出て行った。
「さて、やるべきことは二つか」
一つが、ここがゲームの中ではないと確信する為の十八禁用語のシャウト。
もう一つがスキルや魔法にアイテムの確認だ。
前者はステラとかバカラとかそこら辺の胸か何かを揉めば良かったのかもしれないが、色々と面倒なことになりそうなのでやめておいた。
「よし、やるか」
最悪、アバターが消えることになるが、仕方ない。
大きく息を吸って、シャウトする。
だが、何も起こらない。
次にスキルと魔法にアイテムだ。
魔法は簡単なものしか使えないので、すぐに確認できた。
アイテムボックスの変化に驚きながらも、アイテムも確認する。
「さて、最後にスキルか」
アイテムボックスから金塊を取り出す。
そして一瞬でそれは大きな鎌へと形を変えた。
「よし、大丈夫のようだな」
これこそ、俺が追い求め、そして手に入れたスキル「森羅万象」だ。
錬金術とゴーレムクラフターなどの様々なそれ系のクラスで固めた結果、ようやく手に入れた。
まぁ、その後、より強くなれるようにやり直して最高のビルドで再度手に入れなおしたが……。
「後はアレスの報告を待つだけだな」
自分でも情報系のアイテムを使ってやろうと思ったが、情報系の魔法詠唱者軍団がいるんだから、それを活用しない手はないだろう。
「……ダンスの練習しとくか」
とりあえず、何もせずに待っているのもアレなのでダンスの練習をすることにした。
もちろん、人間形態になることは忘れない。
人化の指輪を付け、そして人間となる。
髪をオールバックにした巨漢の男。
このモデルは、ご存知ギルド・テゾーロだ。
「さて、それじゃ始めるか」
そうしてダンスの練習をしていると、アレスがオーナールームに入ってきた。
「失礼します。港らしき場所を発見しました」
「そうか。それで、どうだ」
「はい。人間たちの港らしく、多くの人間たちが働いております」
「そうか。船の準備は?」
「いつでも出発出来ます」
「よし。では、行ってくる」
「はっ」
アレスにそう言ってから、換装アイテムで外行の服に着替えると、オーナールームを出る。
そして通路にいる戦闘員が一斉に頭を下げるのを手を上げて返礼し、エレベーターの前に立つ。
アイテムボックスからギルメンだけが持つカードキーを取り出し、扉の横にある機械に通す。
エレベーターは誰でも使えるが、ギルメンのみが持つカードキーを使うと、船内にあるどのエレベーターだろうとそこへ転移できるようになる。
無論、VIPや関係者以外立ち入り禁止の場所へは
専用のカードキーがないと行けないようにはなっているが。
エレベーターへと入り、そしてすぐに目的の船着場へと到着する。
そこには、ダイスとノーフェイス、そしてステラとモンスターが数十体居た。
とりあえず、モンスターは無視して三人に向かって口を開く。
「待たせたな」
「我々こそ、お待たせして申し訳ありません」
「……そうか」
何故、逆に謝られているのかは分からないが、その謝罪を受け入れる。
というか、今まで目をそらしていたけど忠誠心やばくない?
い、いや、今はそれは置いておこう。
次はモンスターだ。
「そっちのモンスター共は?」
「はい。ゴールディー様の護衛です。隠密系に特化しつつ戦闘力も考えて選抜した者たちです」
「……そうか」
うん、やっぱり忠誠心高いわ。
護衛とか、俺、考えてなかったよ。
そうだよな、この世界の強さの平均が分からないのに外に出るとか軽率だったよな。
レベル100だけど、良くて中の中くらいの強さだったし、仕方ないよな。
でもさ、レベル90以上で固めてるのはやばいと思うんだ。
と思うが、口に出すことは一切しない。
「ダイス、ノーフェイス、ステラ、それとお前とお前。それ以外は先に船に乗って散れ。可能な限り姿も気配も出すな」
「「はっ」」
ばばっと船に乗って散っていき、そしてその姿は消える。
それを眺めながら、俺は船を眺める。
全長三百mのクルーズ客船「ゴールド・テゾーロ号」だ。
もちろん、ゴールドと付いているから船体は全て金で出来ている。
船内は金ではなく、落ち着けるように木やらなんやらを使っている。
スパやら宿泊施設やらもあるので、これだけで金を稼ぐ手立てになる。
「行くぞ」
幹部と二体のシモベを連れ、俺はゴールド・テゾーロ号へ乗船した。
「ゴールディー様、最高級スペシャルロイヤルスイートルームへどうぞ」
「あぁ」
ノーフェイスに言われ、主賓室へ向かう。
扉はNPCのメイドが開けてくれて、それを当然のように振舞って中に入る。
中は、踏めば沈み込むほどに柔らかい赤い絨毯が敷き詰められており、様々な素晴らしい調度品が並んでいる。
華美でありながら落ち着ける雰囲気を持ち、まさに最高級スペシャルロイヤルスイートルームだ。
「航行時間は?」
「予定では二時間ですが、転移装置を起動すればすぐです」
「……ギリギリ港から見えない位置まで転移し、それ以降は普通に航行するように船長に伝えろ」
「畏まりました」
ステラが俺の指示を伝言の魔法で船長に伝え、ものの数分で港へと着いた。
「うーん、いい魚がないなぁ」
魚市場で、一人の女性が魚を品定めしながら唸っていた。
彼女はアマリア。
リ・エスティーゼ王国の西にある海沿いの大都市リ・ロベルの食堂で働く料理人だ。
女性の料理人は珍しいが、彼女の腕はリ・ロベルでも有名で、特に魚介料理は三本の指に入る。
容姿も貴族の娘かのように美しく、海のように青い髪と瞳から「海の料理人」と呼ばれている。
性格は、港の都市出身故か少々男勝りだ。
「うーん、今日は魚は止めとこうか……いやいや、あたしの魚料理を楽しみにしてくれてる連中がいるんだ。魚はないと。でもなぁ、食材で妥協したくないしなぁ……」
アマリアが悩んでいると、男の大きな声が耳に届いた。
そちらの方を見ると、漁師たちが戻ってきたところのようだ。
「おーい、手伝ってくれやー」
「見習いども!行くぞ!」
仲買人とその見習いたちが一斉に漁師たちのもとへ走る。
アマリアもそれを追う。
魚は油やらなんやら難しい部分も大事だが、その中でも鮮度が命で、漁師たちが持ってきたものは一番新鮮なものだ。
料理人として、これを逃す手はない。
「今日も大量だぜっと」
戻ってきた漁師たちが網の中にいる魚を籠の中に放り込む。
そのどれもが新鮮で、未だにはねている魚までいる。
これならいけそうだ。
そう思ったアマリアは、仲買人の群れを押しのけて前に出る。
「この籠の魚、あたしに売ってくれ!」
「ん?おぉ、アマリア!いいぜ、売ってやる!ただし、俺にも食わせてくれよ」
アマリアはリ・ロベルでは有名で、魚市場にも毎日のように顔を出している。
それ以前に、よく魚市場に遊びに来ていたので漁師連中も、仲買人連中も顔見知りだ。
仲買人連中も仕方ないといった顔をして、別の籠へと移る。
「さぁて、いい魚も手に入ったし。すぐに店に戻って……ん?」
魚を手に入れたアマリアが籠を担いで店に戻ろうとした時。
目の端に何かが海で光っているのを見つけた。
「どうした?」
「いや、海で何か……」
漁師の問いに答えながら、じっと海を見つめるアマリア。
漁師も一緒になってじっと見つめていると、驚いたように目を見開いた。
「お、おい。あれ……見たこともねぇくれぇでけぇ船だぞ!しかも、金色の!」
漁師の言葉でアマリアだけでなく、声が聞こえた全員が驚いて海を見た。
すると、波を立てて見たこともない程でかく、そして黄金に光る船が凄まじい速度でこちらに向かってきていた。
「ど、どうする!?」
「逃げるか!?」
「いや、だが商品が……」
魚市場は一気に混乱の海に落ち、全員が騒ぎ出す。
アマリアも驚きと困惑で動けず、どんどんと船が大きくなっていく。
そして、徐々に速度を落とし、港にある船に当たらない場所で止まると、鎖が鳴らす音と共に巨大な金の塊の何かが水しぶきを上げて海へと沈む。
全員が呆けてそれを見ている中、巨大な黄金の船の一部から何かがせり出してきて、それが港へと届いた。
すると、船から数人の男女が出てきた。
男女はせり出てきたそれを渡り、そして港へと降り立った。
そして先頭の見たこともない程に凄い服を着た男がニッコリと笑い、帽子を取って優雅に一礼した。
「皆さん、お騒がせして申し訳ない。私はテゾーロ。ギルド・テゾーロと申します。以後お見知りおきを」
(掴みは上々、といったところかな)
ゴールディー改め、ギルド・テゾーロと名乗り、一礼した。
そしてざっと周りを見て、文化レベルを大体察して笑みを浮かべた。
「さて、この場所を取り仕切る方とお話したいのですが……」
「え、あ、えと……漁業組合へとご案内、いたします」
「ありがとうございます。ダイス、お前は此処で待っていろ。私が来るまで船へと誰も入れるなよ」
「了解ですぜ」
ダイスにそう指示をしてから、名乗り出た男に向かって笑みを浮かべる。
「では、よろしくお願いします」
「は、はい」
ノーフェイスとステラ、そして護衛としてシモベ数体を連れて漁業組合へと向かう。
組合に着くと、すぐに組合長室へ通された。
組合長とかいうのは、筋肉がついた初老の男性だ。
「初めまして、リ・ロベル漁業組合長のワック・エゼルと申します」
「ギルド・テゾーロと申します」
ワックから椅子を勧められて、そこでようやく座る。
リアルでの営業の経験をフル活動させて、ここから有利に持っていくのだ。
プレゼンは大事ってあの人も言ってたし。
「既に噂は耳にしているでしょうが、我々はこの大陸に来たばかりでして。この土地について色々とお聞きしたい。無論、ただとは言いません……おい」
「はっ」
前もってステラに持たせておいた砂金を入れた革袋を三つほど置く。
「どうぞ、お収めください」
ワックは中身を見て、目を見開いて、革袋と俺を交互に何度も見る。
「謝礼と停泊料ですのでご遠慮なさらずに。組合長としてでも、個人としてでも、どのような立場で受け取っても問題はないのでは?なにせ、私はこの国にも、この都市にも、この組合にも所属していない者ですので」
いわば、謝礼と口止め料だ。
何か言われれば港の停泊料といえばいいし、幾らか懐に入れても誰も知らないし、文句も言わない。
「困ったときはお互い様ですよ、テゾーロ殿。なんでもお聞きください」
そう言い、組合長は革袋を一つ懐に入れ、残りの二つは机の中に入れた。
「ありがとうございます。では、早速」
そして、俺は知りたいことを根掘り葉掘り聞き出した。
全てを聴き終わり、笑みを浮かべた。
この世界───少なくともこの大陸───は低レベルだ。
第三位階で大成、人類最高で第六位階。
ユグドラシルではゴミクズにも劣るレベルだ。
この大陸で大暴れするのも手だが、それはしない。
何故なら、俺はエンターテイナーだからだ。
俺の船に客がいなければ意味がない。
客を減らすような真似は絶対にしない。
「ありがとうございます。組合長殿。それとこれはお願いなのですが、地図をお見せいただくことはできませんか?」
「よろしいですよ」
金のおかげか、それとも単に重要性を理解していないのか、快く見せてくれた組合長に内心溜息を付きながら、地図を見る。
マジックアイテムでそれを秘密裏に写すと、組合長に返す。
「ありがとうございました。では、我々はこれで」
「はい」
最後に組合長と握手をして、組合を出る。
「……ノーフェイス、文字は読めたか?」
「いえ、申し訳ありません」
「いい。俺も読めなかったからな。解読アイテムを使えば読めると思うが……まぁいい。営業だ。リ・ブルムラシューへ向かうぞ」
「畏まりました。馬車を用意します」
「頼んだぞ」
そうして、俺たちは鉱山で富を得ていると言うこの国……リ・エスティーゼ王国の六大貴族の一人。
ブルムラシュー候の下へと向かうことにした。