ココアちゃんがチノちゃんと夜明けのコーヒーを飲もうと誘ったりするお話。
ココア「ねぇチノちゃん!一緒に夜明けのコーヒーを飲もうよ!」
チノ「えっ……?ココアさん今なんて……?」
ココア「だから一緒に飲もう!夜明けのコーヒー!」
チノ「ココアさん、それ意味分かって言ってるんですか……?///」
ココア「もちろんだよ!!」
◇ ◇ ~回想・昼間・高校にて~ ◇ ◇
千夜「ココアちゃん、夜明けのコーヒーって知ってるかしら?」
ココア「夜明けのコーヒー?なにそれ?なあに?」
千夜「ほら、食べ物には一番美味しく食べられる旬ってものがあるでしょ?」
千夜「秋茄子、春キャベツ、初ガツオとか」
千夜「同じように、コーヒーは夜明けに飲むのが一番美味しいのよ」
ココア「そうなんだ!私、喫茶店員なのに全然知らなかったよ~。教えてくれてありがとう!」
ココア「あっ、でも私早起き苦手だし、ちゃんと夜明けに飲むの難しそうだな~」
千夜「ココアちゃんの大事な人を誘ってみてもいいかもしれないわね」
ココア「そっか、二人いればどっちか寝坊しても起こしてくれるからね!」
ココア「じゃあ千夜ちゃん、今晩どう?夜明けのコーヒー。一緒に飲もう?」
千夜「えっ?///…ココアちゃんその……/// お気持ちは嬉しいんだけれども私は遠慮しておくわ、チノちゃんを誘ってあげたら?」
ココア(上手く断られちゃった……、千夜ちゃん何か顔赤かったけど、熱でもあったのかな?)
ココア(バリスタ志望のチノちゃんならきっと、夜明けのコーヒーが一番美味しいってことくらい普通に知ってるよね……)
ココア(でも実際飲んだことはないかもしれないし……。決めた!今晩チノちゃんを誘ってみよう!)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ココア「一緒に飲もう!夜明けのコーヒー!」
チノ「ココアさん、それ意味分かって言ってるんですか……?///」
ココア「もちろんだよ!!」
チノ(ココアさん、いつになく真剣です……。ラビットハウスの仕事中には見たことがないくらい……)
チノ「ほ、本当に私なんかが相手でいいんですか?」
ココア「私はチノちゃんとがいい……、ううん、チノちゃんじゃないとダメなんだよ!」
チノ「ココアさん……」
ココア「まあ、実は千夜ちゃんには先に断られたんだけどね」
チノ「ココアさん!?千夜さんに手を出そうとしてたんですか!?そんな手当たり次第みたいなことやめてください!」
ココア「本当はリゼちゃんシャロちゃんマヤちゃんメグちゃんも誘って、6人でやろうかとも思ったんだけれども」
チノ「い、いきなり6人でとかレベル高すぎです///」
ココア「レベル……? そう、時間が時間だから、声とか大きいとご近所迷惑になるかもしれないからねー」
チノ「声が大きくてご近所迷惑……って、どれだけ過激なコトするつもりなんですか///」
ココア「あっでもシャロちゃんはこういうの(コーヒー)で人が変わったみたいにハッスルしちゃうから、断られちゃうかなー」
チノ「えっ……あの真面目なシャロさんがそんなことに……? って何でココアさんがそんなこと知ってるんですか!?」
ココア「チノちゃんも良く知ってるでしょ?」
チノ「知りません!」
ココア「でも決めたんだ、初めてはチノちゃんと二人きりでがいいなって」
チノ「ココアさん……」キュン
チノ「わ、分かりました……そこまで言うなら、私も覚悟を決めます」
ココア(覚悟……? そっか、チノちゃんも実は早起き苦手だったんだね! ここは一つ、お姉ちゃんが早起きして頑張らないと……!)
チノ「ココアさん、じゃあ必ず私の部屋に来てくださいね。待ってますから」
ココア「もちろんだよ!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
チノ(今夜はココアさんと……/// お、お風呂で念入りに体を洗っておかなきゃ)
チノ(私こんな体型だけれど、ココアさん満足してくれるのかな……?)フニフニ
チノ(い、いや……弱気になっちゃダメです、ココアさんは私がいいって言ってくれたんだから……!!)
チノ(お風呂から上がってココアさんを待ちます……なんだか、す、すごくドキドキしてきました……)
チノ(夜10時、ココアさんはまだ来ません。ココアさんも支度に時間かかってるのかな)
チノ(夜12時。ココアさん遅いなあ……)
チノ(夜2時、眠いです……ココアさん早く……)
チノ(夜4時、本当に夜が明けてしまいます…… これってまさか……)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
チュン、チュンチュン……
チノ(夜明けどころか普通に朝になってしまいました……)
ココア「ヴェアアアアアア!!?? チノちゃんごめん、完全に寝坊して夜明けに間に合わなかったよ!」
ココア「ってチノちゃん、目にクマが…… ごめんもしかして、寝ずに待ってた?」
チノ「……ココアさん、もしかして、『一緒に夜明けのコーヒーを飲もう』を、普通に早起きしてコーヒー飲むことだと思ってませんか?」
ココア「え、違うの?」
チノ「……ココアさん、耳近づけてください。あのですね、『一緒に夜明けのコーヒーを飲もう』というのは、ゴニョゴニョゴニョ……という意味があるんです……///」
ココア「えっ……ええ~っ!!!///」
ココア「知らなかった……私知らずにチノちゃんに……///」
チノ「……という訳ですから、これからは夜明けのコーヒーを飲もうなんて手当たり次第誘ったらダメですよ」
ココア「ん? でもチノちゃん、最初に誘ったとき、OKしてくれたよね? 覚悟は出来てるって」
ココア「それってつまり、私とゴニョゴニョゴニョ……なことをしても、OKってこと……?///」
チノ「えっ、それはその、つまり……」
チノ「まあ、OKなんですけれど……///」
このあとめちゃくちゃXXXXした。
◇ ◇ ~ 一方その頃のシャロ ~ ◇ ◇
千夜「シャロちゃん、夜明けのコーヒーって飲んだことある?」
シャロ「無いわよ。私がカフェイン駄目なの知ってるでしょ……。何でわざわざ早起きしてまでコーヒー飲まなくちゃいけないのよ」
千夜「あのね、食べ物には一番美味しく食べられる旬ってのがあるでしょ?(中略) シャロちゃんの大事な人を誘って飲んでみてもいいんじゃないかしら」
シャロ「ふ、ふーん……。まあ飲まないと思うけど、一応覚えておくわ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
シャロ「いえーい!!リゼしぇんぱい!!夜明けのコーヒー、美味しいれすねー!!」
リゼ(シャロから「早起きして飲むコーヒーは美味しい」的なことを言われて、誘われて朝早くからシャロの部屋に来てみたが……)
シャロ「しぇんぱい!!朝焼け綺麗れすよー!!まっかっかー!!」
リゼ(これ、ただひたすらにご近所迷惑だな……。シャロのやつ、速攻で酔っ払って、止めても全然聞く耳持たないし)
シャロ「気持ちいい朝です!!しぇんぱい一緒に歌いましょー!!」
リゼ(隣が千夜の家なのがまだ救いか……。後で謝りに行こう……。千夜のおばあさん、ちょっと怖そうな人だったけど許してくれるかな……。)
シャロ「まだえる・おー・ぶい!まだえる・おー・ぶい! Eがないねないねさがしにいっちゃえおー!!」
リゼ(コーヒー、美味しいな……。正直、別にいつ飲んでも同じ味だと思うけど……。)
はじめまして。岸雨 三月(きしう さんがつ)と申します。
この小説はpixiv小説に掲載していたものを一部フォーマットを修正して投稿したものです。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9534777
チノちゃんのキャラソン「新作のしあわせはこちら」を聞きながら、チノちゃんは何だかんだ「夜明けのコーヒー」の意味を知ってそうだけど、ココアさんは知らなさそうだな……とか思いながら書いてました。
pixiv小説中心に活動していましたが、今後はハーメルンにも投稿していこうと思います。ごちうさ二次創作・ココア×チノが中心になる予定。どうぞよろしくお願いします。