北斗の拳 ISの章   作:世紀末だらけ人

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我が友再び!

 一夏「という訳だ箒。俺にISの事教えてくれ。」

箒「それは貴様の問題だろうが。自分でどうにかしろ!」

 

彼女は篠ノ野箒。IS開発者である篠ノ野束の妹である。

 

 箒「貴様がくだらん挑発にのるからだ!」

一夏「乗ったのはラオウだって!」

ラオウ「愚か者!!貴様も男なら覚悟を決めぬか!」

一夏・箒「居たのかよ!?」

 ケン「ラオウがすまん。」

 

箒「揃いも揃って・・・。大体お前たちは何者なんだ?ただの高校生じゃあるまい。」

 

ケン「何度も言うが俺たちは偶々ISを動かし偶々強制入学させられたちょっと大きい高校生だ。」

 

一夏「本当かよ・・・、信じられねぇ。」

 

 ラオウ「フン、そんなことより箒といったな?俺にもISの事について詳しく教えるがいい!!」

 

箒「何で私がお前たちに・・」

 

 ラオウ「何か言ったか?」ギロッ

 

 箒「ひっひぃ~~~~!?わ、わかりました。私に教えられる事なら何でも!!」

 

一夏「本当か箒?ありがとう、恩にきるぜ!!」

 

ラオウ「一夏よ、俺に感謝するがいい!!」

 

ケン「・・・わかってないな、ラオウは。ホワタァッ!」

ピブーーーーー

 

 ラオウ「ぬがぁ!?ケンシロウ、貴様秘孔縛を!?」

 

ケン「ラオウ、少しは空気を読め。箒よ、兄が邪魔をしたな。だがもう少し自分に素直になったらどうだ?一夏にISの事について教えてやれ。」

 

箒「な、何の事だ!?∥∥・・・だが精進しよう。礼を言う。」

 

ケン「さあ、行くぞラオウ。」

 

ラオウ「ひ、引きずるでない!」

 

ケンシロウはラオウを引きずりながら二人の元を去る。箒は二人に対して苦手意識を持っていたがケンシロウのおかげで少し和らいだようだ。しかし彼らはISについてどうするつもりなのだろうか?

 

 一夏「な、なぁ箒。教えてくれるんだよな・・・?」

 

箒「いいだろう、私が来週までみっちり鍛えてやる!」

 

このあと試合の日まで体のみを鍛えさせられた一夏であった。

 

 

 

 ケン「そう怒るなラオウ。カップルに取り入ろうなど野暮だぞ。お前もあの女の気持ちに気づいていたはずだ。」

 

ラオウ「ふん、あれが俗に言うツンドラというものか。何とも筋の通らん物言いよ。」

 

ケン「ツンデレだ」

 

ラオウ「愛など知らぬ!!」

 

ケン「もうつっこまぬぞ。・・・それよりラオウ、ISの事について教えてくれる先生を見つけたからその方に教えてもらえ。・・・入ってくれ。」

 

ガチャ

 

 ラオウ「ぬっ!?お、お前は!!」

 

布仏「ケンちゃんお邪魔しま~す。ラーくん遊びに来たよ~。」

 

ラオウ「ぐっ、ケンシロウ!何故この女を呼んだ!?」

 

ケン「お前たちは仲が良いじゃないか。うってつけだと思ったが。」

 

ラオウ「お、俺は誰の施しも受けぬわ!お前は俺の体によじ登るな!!布仏ェェーーーーー!?」

 

布仏「今日こそは肩車してもらうから覚悟しろー笑」

 

ケン「仲良いじゃないか」

 

ラオウ「うるさいぞケンシロウ!!さっさと降りぬか~!」

 

布仏「え~?ラーくん冷たいな~。」

 

ラオウ「ラーくんはやめぬか!?」

 

ケン「じゃあ布仏、俺は行くとこがある。ラーくんをよろしく頼むぞ。」

 

布仏「合点承知☆」

 

 ラオウ「ケンシロウーーーーー!?」

 

布仏「そんな大声出したら回りに迷惑だよ~?」

 

ラオウ「ぐぬ、こやつに当たり前の事を言われるとは・・・!」

 

本音「心配しなくてもラーくんの面倒は私が見てあげますからね~。」

 

ラオウ「貴様バカにしおって~!?(落ち着けラオウよ、俺は元々は20中半の大人。世紀末覇者拳王であるぞ。小娘の戯れ言など軽く流すのは当たり前・・・)」

 

本音「ラーくんお菓子食べる~?」

 

ラオウ「ある分全て持ってくるがよい!!」 ドーン!

 

 本音「(ちょろい・・)」

 

 

 

IS学園 生徒会室

 

 ケン「ここが生徒会か、失礼するぞホワタァッ!!」

 

バン

 

 勢いよく入るケンシロウの前に椅子に座っていたのは水色の髪をした容姿端麗な学生だった。

 

 ケン「来たぞ更識。」

 

楯無「ちょっ、そのドアの開け方どうにかできないの!?」

 

更識楯無。この学園の生徒会長であり、同時にそれは学園最強を意味する。

 

 ケン「それで俺に用があるのだろう?織斑先生からここへ来るように言われたんだが・・・」

 

楯無「いきなりね、もう少し私を見てお話とかしたいとは思わないの?」

 

ケン「そうだな、ユリアには及ばないが綺麗だな。」

 

楯無「それ誉めてるの?というよりユリアって誰よ・・」

 

ケン「ユリアは今でも俺が愛して止まない慈愛に溢れた女性でそれはそれは綺麗で・・・」

 

楯無「あーはいはいわかりました。もう本題に入りましょう。」

 

ケン「むっ、そうだな。」

 

楯無「織斑先生から聞いたと思うけど私はこの学園の生徒会長の更識楯無。お姉さんって呼んでね☆」

 

ケン「よろしく頼む、楯無。」

 

更識「む、お堅い癖に名前で呼ぶのね。ちょっと変わってるかも。あなたにはこれから模擬戦までの間私がISの事について指導するよう頼まれたのよ。」

 

ケン「そうか、それは有難い。」

 

楯無「意外と素直なのね。そんなんじゃいつか綺麗な女性に騙されちゃうわよ?」

 

ケン「信用は人の目を見れば大抵わかる。」

 

楯無「私信用されてるのね。」

 

ケン「先生の紹介だからな。」

 

楯無「あとあなたの、いえ、貴方たちのISについても話さなくちゃいけないことがあるの。」

 

ケン「?実技試験の時に変化したやつのことか?」

 

楯無「そうらしいわね。あの見たこともないIS、あれははっきり言って異常らしいわ。世界で467しかないISのコアの内の2つはあの打鋼なのだけれどそのコア事態が突然変異してまったく別のコアに変わってしまっている。試合までには間に合わせるらしいけどまだ調査中とのことよ。」

 

ケン「なるほど、理解した。(・・・師父の影響か?)」

 

楯無「まだ貴方に聞きたい事がたくさんあるんだけど、貴方のお兄さんのことも。まぁそれは順々にってことで。これからよろしくね☆」

 

彼女は笑いながら持ち前の扇子を広げる。

 

 

 試合当日

 

 

 一夏「・・・なぁ箒。」

 

箒「・・・何だ?」

 

一夏「俺ISの事について教えてくれって頼んだよな?試合までの間剣道の稽古しかしてこなかったけど・・・」

 

箒「し、仕方ないだろう。お前のISが届かなかったんだから!?」

一夏「だけどもっと操縦の基本的なこととかあっただろう?なぁ・・・顔をそらすな!」

 

一夏と箒は何やらもめているようだ。ISの指導がうまくいかなかったようだ。

 

 ラオウ「ふん、この俺があの金髪を安いプライドと共に蹂躙してくれるわ!」

 

ケン「大分布仏に世話になったようだな。」

 

ラオウ「言うな、ケンシロウ・・・。思い出すだけで疲れる。」

 

本音「ラーくん頑張ってね~!ファイトだよ。」

 

一夏「のほほんさんいたのか!?」

 

ラオウ「もう驚かぬ・・・」

 

ケン「大変だったんだな。」

 

アリーナ口で集まる生徒達の元へ山田が駆けつける。

 

 山田「はぁ、はぁ、3人とも、ISが届きました!急いでください!」

 

ラオウ「やっと来おったか。ではゆくぞ!一夏、ケンシロウ!」

 

一夏「お、おう!じゃあ箒行ってくる!」

 

箒「一夏・・・、気をつけてな。」

 

男3人は届けられたISの前にそれぞれ立つ。

 

 山田「これが織斑くんのIS、百式です!」

 

一夏の専用機 百式。灰色のボディに翼のような二つの大きなスラスターをもつ近接係のISである。

 

 一夏「これが俺のIS・・・」

 

一夏は百式に触る。

 

 一夏「あれ?前とは何か違う感覚だな・・・」

 

千冬「織斑、時間がない。初期設定は試合中にやれ。」

 

一夏「わかった。・・・箒!」

 

箒「な、何だ?」

 

一夏「行ってくる!」  ドギューン

 

一夏は笑顔でアリーナへと飛び出した。

 

 千冬「でだ、霞兄弟。お前たちはこっちだ。」

 

千冬は二人を別の部屋に呼び出す。

 

 ラオウ「ふん、待っていたぞ!」

 

 千冬「こっちの黒いISがラオウ、君のISだ。」

 

そのISは一夏の専用機より一回りでかく、ドッシリとした頑強なボディ。そして全てを砕かんと言うような骨太なアーム。まさにラオウにお似合いなISであった。

 

 千冬「そのISは解析が済んでない故にどんな力があるかまだ謎が多い。一つ言えるのは武器を何一つ装備してないということだが・・・」

 

ラオウ「この俺に武器など不要!それに薄々感じておったわ。こやつからは我が友のオーラを感じる。」

 

ラオウはISに乗り初期設定を開始する、と同時にラオウは確信した。

 

 ラオウ(「フッ、やはりお前だったか。黒王よ・・・!」)

 

 黒王(「ヒヒーン!!」)

 

ラオウのISは赤い闘気を纏い動きだす。

 

 千冬「こ、これは本当にISなのか!?まるでガ〇ダムだ・・・」

 

ラオウ「フハハハハ!!今日からこいつの名は黒王、黒王号だ!!」   ドーーーン!!

 

 ケン「やはり、あの時の威圧感はあの黒王のものだったか!」

 

ラオウ「千冬、それに山田よ。ご苦労だったな、この俺の闘い、存分に見届けるがいい!!」

 

千冬「黒王号だけで衝撃的だと言うのに・・・、ケンシロウ。こっちが君のISだ。これも同様に解析しきれていなく、名前がない。ただ一つだけ武装にヌンチャクの様なものがある。」

 

ラオウ「うぬのISも中々神々しいものだな」

 

ケン「うむ、感謝する。」

 

ケンシロウが受け取ったIS、それは黒王号とは違いスタイルの良い紺色ボディに分厚いアーム。胸部装甲には光輝く7つの傷痕。

 

 ケン「きれいだな・・・」

 

千冬「私たちにできることはこれだけだ、後は己の実力のみ。・・・・あまりやり過ぎないようにな。」

 

 ケン「大丈夫だ、肝に命じておく。」

 

ラオウ「そもそも簡単に壊れるあの競技場が悪い。」

 

専用機を手にしたケンシロウ達。心配そうにラオウを見ていると第一試合は終了していた。一夏はセシリアに惜しくも敗れ、ラオウの番がまわってくる。

 

 ラオウ「高まってきおったわ!行くぞ黒王号!」

 

ドギューン

 

 セシリアに史上最大の危機が迫っていることをこの時まだケンシロウ以外知るよしもなかった。

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