えー、あの、色々あってですね……楽しい事が汗
そんななか書き上げたこの話、えー、あんまし動き無い感じになっていて……
公開しなくてもいいかなって思ったんですが、せっかく時間かけて書いたし、まあ仕事でやってるわけじゃないし好きにやっていいかな、と。
なので簡単に言うと、会議めっちゃ長くなったしなんか新キャラ勝手に出て来た!以上!笑
あ、新キャラ云々に伴い前話の第六軍団長の口調変えてます……(小声
――四日前(4月7日) 大坂 EDF極東方面軍第11軍 対フォーリナー作戦司令本部――
「――なに? 榊が倒れおった? ふん、こがな大事な時に……持病の癪でも発動しちょったがか?」
知らせに苛立ちを隠さない男は、不機嫌そうに会議室の椅子に腰かける。
一目で体育会系と印象付けられる、大柄で強面な男だ。
180を超える高身長でありながら、筋肉量も相応のものが付いている。
やや濃い目の肌は頭部に覆うものを置かず、綺麗なスキンヘッドが眩しい。
九州地方の方言を威圧の表情と共に放つのは、九州方面の指揮を握るEDF第11軍第六軍団長の
ここ第11軍作戦司令本部では、これから重要な要塞攻略作戦の詳細を煮詰める所だった。
その会議が始まる直前、ここ日本戦線の事実上のトップの欠席が知らされたのだ。
「ま、理由は簡単だ」
呆れ半分、自分の至らなさ半分、といった様子で副司令官の秋元准将が西原少将の横を通り過ぎ、会議室の席に着席する。
「おおかた過労だろうよ。事が起こってから、司令は碌な休養を取って無いからな」
「ったく……。馬鹿真面目なのは変わっちょらんきに。中将にもなって体調管理も出来んとはのう」
目を伏せて、ぼそりと呟く西原少将。
彼にとって榊は”元部下”であり、今では上官となったが思う所は変わらない。
西原少将から見て、五つほど年下であった榊玄一は、
しかしフォーリナー侵略を迎え、東京にあった第11軍司令部は灰燼に帰し、横須賀にいた榊は、臨時で第一軍団の指揮と共に、日本EDF全軍を指揮する第11軍の権力を掌握した。
やがて日本周辺の海空軍も指揮する為中将相当の権力も持ち、名実ともに第11軍司令官の座に座った。
しかし、西原はそれがまったく気に入らなかった。
同じ中隊に居た頃から二人は何かと馬が合わずに、事あるごとに反目し合っていた。
それから十数年、今も西原の胸の内には、気に食わない思いが居座っていた。
気合と運の良さだけでホイホイ登り上がった人
榊の不在に少しの動揺を示す会議室だったが、ざわついた空気を老婆の声が一喝する。
「お黙り! 玄一のヤツが居ようが居まいが事態は進むんだ。座して待つほど、アタシら愚かじゃないハズだよ。そうだろ? ボウヤ達」
EDF第11軍、東北方面を指揮する第三軍団の指令官、鶴羽准将が通信越しに叱りつける。
「清さんの言う通りだ。フォーリナー共は待っちゃくれねェ。さぁ、作戦会議をおっぱじめるか!」
第11軍作戦司令本部副司令官の秋元准将が代理で場を仕切る。
議題の中心は、やはり四足歩行要塞攻略作戦についてだ。
先の戦いでは、作戦司令本部の直接指揮のもと第六軍団第14師団(福岡)が攻撃を行い、甚大な被害を被った。
そのことに不服を抱いていた第六軍団長の西原少将は、第15機甲師団(熊本)の部隊を総動員した歩行要塞への二次攻撃を提案した。
「四つ足は岐阜県美濃加茂市でまた引き籠りおった。奴はまたプラズマ砲の修復に勤しむ腹じゃろう。それをワシの部隊で誘い込む。歩兵部隊が主導の作戦などとっくに時代遅れじゃき! ワシの機甲部隊で奴の目を覚まさせ、海岸まで誘導しちゃる! 異論はあっか!?」
些か以上に怒気を混ぜた声を発し、場を威嚇する。
だが、そこは皆歴戦の第11軍トップたち。
萎縮せず議論は進み、作戦参謀長の永崎中佐が眼鏡をくいと上げる。
「えー、貴方は榊中将が歩兵部隊に重きを置いていた理由を知らないようですねぇ?」
軽薄な物言いに、西原少将はギロリと永崎中佐を睨み見、無言で先を促す。
「確かに機甲部隊の火力と機動力は頼りになります。しかしながら、巨大生物を始めとするフォーリナー戦力への効果的運用は中々に難しい。今回の歩行要塞への誘導に限ってみてもそう言えます。理由は簡単。敵の火力と物量、機動力がこちらを上回っているからです」
永崎中佐のねっとりと吐き出すような説明に、西原少将が苛つく。
「回りくどいんちゃ
「では結論を。図体の大きく小回りが利かない機甲部隊は、歩行要塞からの対地レーザーで狙い撃ちにされるでしょう。足の速く小回りの利く巨大生物や、その他のフォーリナー複数種への複合攻撃には、機甲部隊だけでは太刀打ちできません。コンバットフレームだけは細かな三次元機動で包囲から抜け出すことは出来るでしょうが、如何せん装甲が薄い。関節に酸を受けて機能不全にでもなれば。目も当てられませんねぇ」
「そんな事は分かっちょるき!! 弱点を補う随伴歩兵を知っちょらんか!?」
「貴方こそ、対フォーリナー戦に於いて機甲部隊がどれ程劣悪な被撃破率を記録しているか、データを参照した方がいいんじゃないですかぁ?」
「ワシの機甲部隊を用済みっちゅーがか!?」
「より効果的な形で運用されるべき、と言っているんですよぉ!」
「――お止し!! 見苦しいよバカタレッ!!」
西原少将は元より、嫌味さを崩さなかった永崎中佐までヒートアップし、鶴羽准将の喝が入る。
「ったく何時からここは小学校になったんだい! しっかりおし!! ……永崎や、仮に西原を動かさないとしたら、誰を向かわせるつもりかえ?」
鶴羽准将の鋭い目つきに冷や水を浴びせられたように、冷静さを取り戻した永崎中佐が答える。
「……岐阜市で戦闘中の部隊を抽出して向かわせるつもりです。榊中将が倒れたのであれば、総指揮は松浦少将が適任かと」
永崎中佐に名指しされた、松浦少将が目を向ける。
四角い縁の眼鏡をかけた、神経質そうな男性だ。
一切の汚れと皺の無い軍服を身に着け、黒い前髪を後ろに撫でつけて纏めている。
現在岐阜県岐阜市では、本巣市から移動した巨大生物群の迎撃戦闘が行われていた。
そこの戦闘域を指揮しているのが、松浦少将率いる第四軍団だ。
ここを抜かれると、歩行要塞の側面に出てくるため、誘導作戦の為には重要なポイントだ。
「まあ、そう来るだろうとは思った。……作戦司令本部の命令であれば早急に。しかし、事態は急を要すのだろう? 戦闘中の部隊から戦力を抽出して、再編成後に歩行要塞に突撃させることが、どれほど困難か分からん訳では無かろう。……それは、悪手だぞ?」
キレのいい声を発しながら目を細める。
それだけで威嚇が十分に伝わるが、目を向けられた永崎中佐はどこ吹く風だ。
「松浦少将こそ、今後の作戦をお忘れですかなぁ? 歩行要塞を撃破し、エルギヌスを無力化した後は、関東奪還の為の大反抗作戦を予定している筈です。そのために、機甲師団は温存しておきたいのですよ。……今作戦の要は、戦艦打撃群による砲撃にあります。あと少し、ほんの十数キロの誘導さえ果たせればそれで良し。無情な話ですが、参加した部隊の損害は、必要な犠牲として許容する非情さも必要でしょう」
飽くまで戦略的に、命を数として勘定する永崎中佐も、眼鏡の奥から冷徹な表情を見せる。
両者に穏やかではない雰囲気が漂う。
「ほう? 私の部下に死にに行けと申すか。些か非効率的ではないか?」
やや古風な言い回しながら、剣呑な雰囲気を纏う松浦少将。
「嫌ってくれて構いません。ですがこれが、私の考える最も効率的な作戦運用ですので」
機甲部隊運用の為に、歩兵部隊に犠牲となって欲しい。
そう強要する永崎中佐に難色を示す松浦少将。
その空気をぶち壊したのは、口の悪さに定評のある秋元准将だ。
「はん。血も涙もねぇ野郎だ。ま、そりゃオレ達みんなそうか、どう理屈こねくり回しても、命令で部下を死に追いやってんのは変わらねぇ」
「秋元准将。……口調」
ぼそりと永崎中佐が口を添える。
秋元准将はハッと分かりやすい顔をした後、軽く咳払いして目を細め、口調を高級将校モードへ変える。
「――永崎中佐。貴方の分析は尤もだ。だが一つだけ欠けている要素があるのが残念だ。第五師団の戦力抽出後の岐阜市はどうする?」
親しみやすい空気が見事に秋元中佐から抜け、ナイフの切っ先の様な雰囲気が永崎中佐を襲う。
しかし質問の意図は不明だ。
「分かりきったことを聞かないでください。それこそ西原少将の第15機甲師団の向かう先です。度重なる侵攻で荒野となった岐阜市でなら、機甲部隊の火力が生かせます。……それのどこに欠けている要素が?」
「あるんだよ。――西原少将。貴方……すでに部下達に用意させているでしょう、四つ足への攻撃を。士気も上々、臨戦態勢、命令あればいつでも実行できますと、違いますかねぇ?」
秋元准将が西原少将を早口で問い詰める。
その姿は、まるで推理を説く老齢の探偵のようでもあった。
命令が下っていない以上、独断での具体的準備行動は軍規違反に当たる。
なぜなら、出す命令が変わった時急に違う行動を取れなくなるからだ。
威勢の良かった西原少将が、ここにきて沈黙を選んだ。
それは当然肯定を示す。
当たっていた事に内心安堵し、それを悟られぬように少しだけ口角を上げて、
「いけませんねェ命令を下す前から勝手な行動をしては。……だが、別にこれをそのまま四つ足にぶつけちまえばなんも問題はねえ」
あっさり謎の探偵モードを解除し、永崎中佐に目を向ける。
「準備は万端、士気は上々ってな。まああのバケモンへの攻撃だ、恐怖を抱いている者も少なからず居はするだろうが、急に岐阜市への転進を命じたら、せっかく上げたやる気も削げちまうだろうよ。つまり、高まった士気と整った準備を、そのままぶつけてやるのが正解だ」
相性不利は承知の上。
その上で士気と整備と兵站で任務を達成出来るだろう。
これはそういう話だった。
「馬鹿ですか……。本土奪還作戦への戦力計画に大幅な狂いが」
「おっと、それについても考えがある。榊司令に口止めされてるんでな、ホントはこれを言うのもダメなんだが……まあ色々と考えてるから心配するな」
ここにきて素の適当加減がにじみ出たことに、永崎中佐は辟易と返す。
「そんな適当な……。まったく、榊司令が起き上がったら文句の二三詰め寄らないと納得できませんよ」
榊司令と秋元副司令で悪だくみ。
そんな事が本当にありそうで恐ろしいが、話さないという事は複雑かつ、結果が読み辛い方法なのだろう。
だとしても、”まともな”軍人である永崎中佐には到底納得できない話だが、会議は進行する。
「分からん話をごちゃごちゃと。ともかく、誘導作戦はワシの第15機甲師団がやるっちゅう事で決まったな?」
「……非常に不本意ですがね。言っておきますが、明確な証拠を押さえられれば、貴方を軍法で裁く事も不可能ではないのですよ?」
「ハッ! 言っちょれ。ワシの判断が間違っとったとは思わんき。松浦もそう思っちょるやろ?」
「結果論だな。確かに、これで部隊を無駄に動かす必要は無くなったが、一方で機甲部隊の損害を少しでも減らす責務が貴方に生まれる。命令違反ギリギリを攻めたのだ。自信はあるんだろうな?」
「何を当たり前のことを言うちょる。部下の命は端から全て背負っちょる。ワシの首なんぞ、気に食わんならいつでも差し出して構わんが、少なくとも腰抜けのきさんにゃあ部下を任せたくは無いのう」
同意を求めただけのはずが、スタンスの違いで今度は松浦少将と西原少将が睨み合いを始める。
「やれやれ……秋元准将。一つだけ聞かせてください。榊司令が言うその考えとは、第15機甲師団の戦力半減を確実に帳消しにするものですか?」
今後の主力と予定していた機甲部隊の損害を気にし、せめて安心できる回答を。
そう永崎中佐は安心できる答えを期待したが、秋元准将は顔を歪めて吐き捨てるように、
「確実だって? ハッ! この世に確実な話なんてあるかよ。どれもこれも綱渡りばっかでやんなるくれぇだ。……だが、私も、榊も、この場の誰も、日本を諦めてる奴は居ないだろう? そういう事だ」
最後は言葉を引き締め、厳正な副司令官の顔を見せる。
その言葉に、永崎中佐は頭を抱えながら、尤もですとだけ呟いた。
「ふん、大方予想は付くがコソコソと気に食わんのう。とにかく、作戦の総指揮はワシが執る! 空軍と海軍の一部指揮権も貰う! そうと決まりゃあ悠長に会議などしてる場合じゃないき、ワシは現場に戻る!」
「お待ち!」
すぐに会議室から出ようとした西原少将を止めたのは、映像越しの鶴羽准将だ。
「バゥ・ロードを撃破した人物の名は知っているかえ?」
鶴羽准将の質問に、西原少将は辟易とした態度で答える。
「……またその話か。まさかアンタまで当てられてるとはのう。知らんし、興味も無い。歩兵一人の力など微々たるモンじゃき、考えるまでもあらん。アレの重要なファクターは、重戦車タイタンじゃと、浮かれて騒ぎよる奴らに何度も言うちょる。それ以上も以下もあるもんか」
バゥ・ロード撃破は、たった一人の兵士によって行われたという噂が、日本のみならず世界中で話題になっている。
記録では、最後の最後で止めを刺したのみならず、囮として数時間にわたる足止めを行い、見事五体満足で生還するという偉業を成し遂げている。
しかしながら、ダメージソースの大半は当然重戦車タイタンが役割を果たしており、タイタンが居なくては撃破は不可能だが、青年が居なかったとしても撃破自体は十分可能である、という見方が西原少将だ。
「あたしゃソイツの顔も見た事は無いがね、人の力を甘く見るもんじゃないよボウヤ。昔の戦争の常識は捨てな。たった一人の兵士の力が、戦局を大きく変える。そんな希望を、あたしゃ見た気がするよ」
事実、彼が奮闘した事によりバゥ・ロード撃破という偉業が生まれ、それは周辺都市の防衛という結果で戦局が大きく変わっている。
「くだらん幻想じゃのう。……任務の成功は約束する。必ず四つ足を名古屋市内へ誘導し、戦艦群の砲撃を成功させちゃる! 必ずじゃ!」
そう言い残して、西原少将は会議室を去った。
もう止める者はいない。
ひとまず、歩行要塞攻略の方面は、西原少将に一任する事になった。
結果的に第15機甲師団は、歩行要塞からの対地レーザー照射で狙い撃ちにされる。
機動力と装甲は歩兵部隊より何倍も優れているが、しかし”当たり判定”――いわゆる投影面積の差は対フォーリナー戦争ではより強く影響し、要するにデカい的は次々と狙い撃ちにされてしまった。
戦車の前面投影面積の少なさは、歩行要塞程の高度から見れば逆に仇となる。
後に西原少将は機甲部隊の損害と、随伴歩兵部隊の生存力の高さに驚く事になるが、それでも誘導任務自体は完遂した。
そんな西原少将と第15機甲部隊、そして沖に停泊し全力砲撃をお見舞いした戦艦打撃群は、敵の新たなる一手に絶望する。
はいここで問題の西原少将の九州方面の方言について弁明。
はっきり言うと方言はテキトーです!
こんな感じかな?って言うのと方言変換サイトみたいなので変換しつつ、イメージにそぐわない野暮ったい感じの言葉は省いてみたらなんかオリジナル方言みたいになってましたw
ここは違うんじゃない? 九州の方言ではこんなこと言わない。北九州弁と熊本弁が混ざっていて気持ち悪い。などなどのご意見ありましたらどうぞ感想欄へ。
ただ、直すかどうかは確約出来ないのでどうか勘弁下さい……。
まあ創作なんでね、いざとなったらキャラに合わせて方言の一つや二つ作り変えて見せますよ(詭弁)。
☆登場人物紹介!!
※ノリで書いたので殆どフレーバーテキスト状態になっており、設定を本編に組み合わせる事はほぼ不可能どころか、再登場もハッキリ決まっている訳ではないのであしからず!(でもこういうの考えるの楽しい)
●
EDF第11軍-第六軍団(九州)司令官を務める。
階級は陸軍少将。
九州方面の方言を操り、やや気難しく情に厚い九州男児。
180を超える長身と、鍛え上げられた肉体を持つ強面の男。
スキンヘッドで、誰に対しても威圧的だが意見は聞く。
自分の機甲部隊に誇りを持っており、歩兵主体の作戦を時代遅れと揶揄する。
昔の中隊長時代は榊を部下に持っていたが、度重なる衝突があり仲は良くなかった。
その上、有能な榊は西原を追い越す勢いで昇進し、そしてアイアンウォール作戦の前に中将に昇進した榊は、西原の階級を追い抜いた。
九州男児と聞くと酒にもめっぽう強そうだが、実は強がる割には弱く、良く榊と飲み比べをしては負けていた。
そしてその事もしっかり根に持っている。
●
EDF第11軍-第三軍団(東北)司令官を務める。
階級は准将。
EDF最初期から居る創設メンバーで、敢えて准将という肩書に居るも、第11軍の誰も頭の上がらない、裏のボス。
同世代としては、海軍の大城提督と、空軍の渡中将が第11軍では古参メンバーとして知られている。
その為大半の人間をボウヤか嬢ちゃん呼ばわりし、子ども扱いする。
軍人としては、東北地方を蹂躙している雷獣エルギヌスに対し、天才的な采配で被害を最小限にとどめつつ、地形と罠を活用し侵攻を妨害した。
御年76歳になるが腰は曲がっておらず、更に太極拳を会得している等衰えは無い。
夜ひったくりに遭った時は自ら犯人を捻じ伏せたとか。
●
第11軍-第四軍団(中国地方)司令官。
階級は少将。
四角い縁の眼鏡をかけた、神経質そうな男性。
一切の汚れと皺の無い軍服を身に着け、黒い前髪を後ろに撫でつけて纏めている。
謹厳実直で、やや古風な言い回しをするいかにも固い男。
笑顔を見せる事は極めて少なく、冗談も交わさない。
全てにおいて効率を重視する男で、私生活でも無駄だと思った事は極力しない。
その性格が災いし友達には恵まれなかったが、なんと結婚しており、二人の子供がいる。
周囲の人間から見れば「一体どういうことか分からない」そうだ。
※以下、以前の忘れていた人物紹介
●
EDF陸軍第一軍団-第三師団(横須賀)-第一陸戦歩兵大隊の指揮官。
仙崎の所属する大隊の大隊長であり、階級は少佐。
理知的で、思わず背筋を正すような張りのある美声を持つ。
姿も声の印象と遜色なく、長身に切れ長の瞳で、縁の無い華奢だが聡明な印象をプラスする眼鏡をかけた、鋭い印象の男性。
綺麗好きで、彼の仕事場である大隊本部は軍団内部でも屈指の綺麗さで、埃一つなく、書類も常に整頓されている。
パズルゲーム系が大好きで、実はとあるパズルゲームの日本記録を保持しているとかいないとか。
●
EDF陸軍第一軍団-第三師団-第14支援航空大隊-第六攻撃ヘリ中隊”サイクロン”の中隊長。
階級は大尉。
筋肉質で小麦色の肌、赤みがかった癖毛の茶髪を背中まで伸ばす姉御肌の女傑。
容姿の印象に違わず性格も豪快で、日本酒一升瓶も容易く飲み干す程の酒豪。
既婚者であり、案の定と言うか想像通りというか、やはり旦那は尻に敷かれているそうな。
完全に余談だが、旦那は防衛省の官僚だったが、奇跡的に地方での仕事の日にフォーリナー襲撃を喰らい、生還している。
その後京都の日本臨時政府の一員として自衛隊の舵取りを行うが、間もなく陥落判定を受け苦渋の決断でマレーシアの亡命政権へ移動した。
マレーシアにも多くの日本国民が難民として受け入れられている事から、防衛省官僚として難民キャンプ、そしてマレーシア国土自体を防衛する事が、国民の保護に繋がるとして、日夜現場と防衛省、臨時政府と現地政府、自衛隊とマレーシア軍、EDFと自衛隊の橋渡しに奔走している。
そんな旦那に恥じぬよう、寂しく思いつつ、神がかった腕前で地上兵士たちを日夜援護している。
サイクロンの富山紘子と言えば、EDF第11軍内ではエースパイロットとして真っ先に名前が挙がるくらいには、有名であり、命を助けられた人間も多い。