全地球防衛戦争―EDF戦記―   作:スピオトフォズ

128 / 132
第九十六話 独立特殊遊撃部隊”ストーム”結成

 

――2023年4月14日 徳島県鳴門市 EDF第515駐屯基地 会議室B――

 

 ――独立特殊遊撃部隊”ストーム”

 新たな部隊の編成を宣言した榊中将は、内心ざわつく面々を見渡し、次のように言葉を続ける。

 

「対フォーリナー戦争が始まり、半年以上が経過した。その間我々は領土を奪われ続け、敗北を重ねて来た。そのような劣勢の中で、局所的に目覚ましい戦果をあげている部隊が居る事に、我々作戦指令本部、並びに戦略情報部は注目した」

 

 榊中将の言う通り、戦略的な敗北を重ねる中、戦術的で局所的な勝利が、日本戦線各地で起こっていた。

 それは仙崎の関わったレイドシップ撃墜やバゥ・ロード撃破、直近のソラス討伐であったり、ペイルウイング2の厚木市防衛戦での奮戦、スティングレイ1の名古屋防衛戦での無双とも言える活躍、プレアデスの奇抜かつ堅実な各地での航空支援誘導など、いずれも一個小隊、または個人の働きを超える戦果をあげている。

 

「また、目下の戦略目標である、四足歩行要塞の攻略において、大規模な機甲戦力を運用する常套手段は、シールドベアラー、ミラーリングドローン、それに四つ足の下部砲台の狙撃により通用しない事が分かっている。――以上の二点から、少数精鋭の特殊部隊を編成し、これを以って歩行要塞を急襲する。貴官らは、その為にここに集まってもらった」

 

 歩行要塞急襲――その言葉で、皆に緊張が走る。

 多様なルートから、大まかにその戦況は聞き及んでいる。一言で言うならば、特殊過ぎて全く攻略の糸口が見いだせない、という話だ。

 フォーリナーの戦力はどれも地球の常識を外れるが、その中でも四足歩行要塞は特に出鱈目だった。

 

 いや、その言葉は正確ではない。正しくは、歩行要塞の投下した、ミラーリングドローンとシールドベアラー。この二種の新型兵器に、人類は頭を悩ませている。

 現在、戦略情報部が総力を挙げて敵の分析に努めているそうだが、いい結果が出たかどうかは、榊の話を聞く皆の耳にまでは届いていない。

 

 そんな中での特殊部隊編成と、先進歩兵による要塞急襲の任務。

 或いは捨て駒か。ひねくれた者はそうも頭を過ぎったが、その考えはすぐに霧散する。

 

 目の前のEDF中将、榊玄一の眼には、明白な闘志が宿っていたからだ。

 

「では早速、部隊編成の人事を発表する。本来は人事部や正式な書面で通達するのが常識だが、生憎その余裕も無くてな、書面は後で送らせて貰う。まずは、独立特殊遊撃第一小隊”ストーム1”」

 

 榊中将の口から、直々に編成が発表される。

 また、配属される人員は、同時に階級の昇級も言い渡された。

 ストーム1――指揮官を大林大尉とし、鷲田中尉、二ノ宮中尉、仙崎少尉、結城少尉、浦田少尉の六名。

 

「その他の特戦歩兵(レンジャー)への配置転換もある。鈴城涼子曹長、君は第26フラウンダー中隊へ。部隊の前線を張れる人員が欲しいそうだ。細海早織伍長、君は人手不足となったレンジャー1へ。第88レンジャー中隊の中核を頼む。水原亮介伍長、君はブルージャケットへ転属だ。君の狙撃の腕を見込んで先方からの引き抜きだそうだ。……さて軍曹。君は引き続き、レンジャー2として、中隊を支えてくれ。京都防衛戦に続き、要塞進撃や巨大生物の活性化による強襲を受け、どこも人手不足でな。部下も三人しか付けてやれないが、上手くやってくれ」

 

 日本戦線全体、特にフォーリナー戦争初期から最前線を務めた第三師団の損耗具合は特にひどかった。

 師団全体の戦闘要員の損耗は半数を超え、軍事用語でいう所の”全滅”状態に等しい。

 

 第88レンジャー中隊単体で見ても、戦争前の戦闘要員211名から、現在67名にまでその数を大幅に減らしていた。

 本来なら部隊を解隊し大規模な再編成が必須な状況だが、戦況はそれを許さない。

 

 そんな中での、ストームチーム新設と、それに伴うレンジャー2の再編成。

 それはまさに、EDF日本戦線の希望を託す行いだ。

 

「人員の都合上、そして様々な条件を加味し、レンジャー2に関しては少し面倒な分け方をした。だが貴官らが考える通り、他はそう難しくはない。――プレアデス小隊、保坂少佐以下四名、配属をストーム2とする。スティングレイ1、柳大尉以下三名、君たちはストーム3だ。そしてペイルウイング2、冷泉大尉以下三名、同じく、配属をストーム4とする」

 

 名を呼ばれ、それぞれが敬礼と共に辞令を拝命する。

 

「この通り、ストームチームは、全四個小隊編成とする。総指揮はストーム1の大林大尉、副官をストーム2保坂少佐に任命する。階級に矛盾がある編成だが、保坂少佐は飽くまで副官としての役割に徹してほしい」

 

 エアレイダーは最低階級が大尉からと、要求される階級が高く設定されているが、戦術的な部隊指揮はコンセプトに入っていない。

 その権限は飽くまで砲爆撃部隊との連携と支援の為に在り、高度な戦術的技量を必要とされる兵科の為、部隊指揮を行えるほどの余力は基本的には無い。

 

「と、言っても、ストームチームは基本的には個別での活動を想定している。初陣と言うべき歩行要塞攻略作戦には総出で挑んでもらうが、その後どういった運用になるかは戦況に合わせてこちらで考えておく。故に、各小隊長にも、高度な戦術的判断を握って貰う事となる。……本来であれば、高度戦術教育をした上での配属としたいところではあるが、貴官らには既にその実力があるものと、勝手ながら判断した。日本滅亡、そして人類滅亡の瀬戸際であるが故の、緊急的な対応である事を理解してほしい」

 

 無茶と言えばあまりにも無茶な対応。

 そも、昨日までいち小隊長に過ぎなかった指揮官が、中隊を離脱して単独での活動を急に余儀なくされるなど、軍隊としてはあまりに破綻している。

 ただ、そもそもここにいる4小隊は、中隊の指揮を離れて単独で活動して戦果をあげている独立性の高い小隊だ。

 

 巨大生物の浸透性、部隊分断性の高さ、フォーリナーの全体的に読みづらい戦略性・戦術性、対応しきれない人類軍の部隊運用の瓦解、などと言った要因により、これまでの対人類間戦争と大きく異なる対フォーリナー戦争。

 それにより部隊間連携の重要性が薄れた訳ではないが、それ以上に部隊の独立性、単体戦闘力あるいは個人戦闘力がより重視される傾向にある。

 

 ――この理論が正式に認知されるまではもうしばらく時間がかかり、世界的な物資不足と人口減少により対フォーリナー戦闘はいずれ少数精鋭の様相に舵を切る。

 ストームチームのように活動する同様の部隊としてよく例に上がる、ライトニング小隊やブラスト小隊が編成されるのは、もう少し先の事となる。

 

「また、ストームチームは”独立”の名の通り通常の指揮系統を離れて、我々作戦指令本部指揮下の遊撃部隊として活動して貰う。それに伴い、補給や装備の待遇も通常部隊よりも重視する。少数精鋭となるが、それ以上の戦果を、我々は期待する。この厳しい戦況を打開するための、希望となって欲しい。――部隊設立に関する説明は以上だ。何か質問はあるか」

 

 榊中将が質疑応答を設ける。

 だが、ここに集められた彼ら一般歩兵(一部例外はあるが)にとって、中将など雲の上の人物に等しい。

 学校に例えるなら一学生が県教育委員会の教育長に、会社に例えるなら平社員が事業本部長や執行役員に相対しているようなものだ。

 

 端的に言って、スケールが大きすぎて理解が追い付かない。

 しかも、そこの直属遊撃部隊になるというのだ。

 絶望的な命の危険と責任の重大さをひしひしと感じる。

 更に、直近で日本をさんざん荒らしまわった四足歩行要塞との決戦も控えているのだ。

 

 ――というのが、まあ一般論ではある。

 が、そこは過酷な戦場を渡り歩いた歴戦の猛者(戦歴的にはフォーリナー戦争が始まって半年程度だが、地獄の様な戦況は日数で単純に割り切れない経験を与えた)、相手が日本戦線の最高指揮官であっても物怖じしない。

 

「――では、質問よろしいでしょうか」

 

 真っ先に挙手したのは、新たにストーム1指揮官となる、大林大尉だ。

 

「特殊遊撃部隊ストームは、独立部隊となるとの事ですが、運用面・指揮系統面における部隊本部などは設置されないと考えてよろしいでしょうか」

 

 部隊にはそれぞれ、部隊を維持・管理・指揮する部隊本部が基本的には設置されている。

 彼らは小隊であるから、それを束ねる組織として中隊があるが、そこには必ず中隊本部が設置される。

 通信による戦闘指揮はもちろんのこと、前線の情報収集・装備の保守点検・消耗品や食料の発注・人事調整・駐屯する基地や部屋の割り振り・会計管理など戦闘以外にも様々な仕事がある。

 

「その通りだ。基本的な指揮命令は私が直々に取るほか、戦略情報部のアドリアーネ・ルアルディ中尉がサポートを担当する。その他、部隊の運用管理、物資補給や支援要請などは作戦指令本部全体で維持管理に努める。緊急時故、多少無茶な体制になる事を了承してほしい」

 

 その他、各小隊長により部隊運用・戦術的連携などの観点から質問が寄せられた。

 ある程度想定していたのか、榊中将は的確に質問に答えていく。

 日本全体の指揮権を握りながら、特殊部隊の部隊運用と戦術単位の指揮も行う。

 それがどれほどのオーバーワークなのかは想像に難くない。

 

 そして最後に、

 

「――中将。俺からも質問がある」

 

 余りにも堂々とした振る舞いを見せたのは、ストームチームには編成されなかったうちの一人、新たにレンジャー2として編成された荒瀬軍曹だ。

 榊中将は言葉遣いに特に気にする様子も無く、応答。

 

「なんだ? 軍曹」

 

「ストームチーム編成の趣旨からは少し外れるが、彼らは歩行要塞攻略戦に駆り出されると先ほど言ったな? その後、俺たちも退室を促されていない。つまり、要塞攻略戦には俺たちも参戦するという事だな?」

 

 様々な理由から、此度ストームチームに抜擢されなかった兵士、軍曹と共にレンジャー2となった三人、レンジャー1細海、フラウンダー1鈴城、ブルージャケット水原の6人はそれ以降も残って話を聞かされていた。

 

「その通りだ。基本軸としてはストームチームによる少数精鋭で歩行要塞攻略を目指すが、周辺戦力の掃討やストームチームの援護などの為に参加してもらう。だが、要塞の対地砲台は、機甲戦力を優先して狙撃する性質がある為、大規模な機甲戦力は導入せず、基本的には歩兵部隊を軸に攻略作戦を進行する」

 

 歩行要塞は、強力な対地パルスレーザー砲を多数装備している。

 その他、輸送或いは転送能力も備えており、ダロガやヘクトルなどの敵機甲戦力の投下も行う。

 周辺は激しい戦場になる為、従来の戦訓に従い大規模な機甲戦力による敵誘導と砲爆撃によって仕留める”轟雷作戦”が敢行された。

 

 だが、それは甚大な被害を残し失敗に終わる。

 フォーリナーの誇る酸とレーザーとエネルギー弾による弾幕には、図体の大きい機甲戦力よりもアーマーで武装した歩兵戦力の方が有効であるというのは、この辺りから戦略研究として題材に上がるようになってくるが、その前から現場レベルではささやかれていた事だ。

 轟雷作戦は、その事を顕著に現した。

 

 ただし、それは機甲部隊不要論を呼び起こすものではない。

 ようは何事も使い方である。

 

「ただし、囮として三輌のタイタンと四機のコンバットフレーム、輸送用のキャリバン装甲兵員輸送車やエアレイダー支援用の航空部隊、砲兵連隊をサポートに回す」

 

 榊中将の言葉に引っ掛かりを覚え、保坂少佐が発言を行う。

 

「支援部隊を貰えるのは有難い。ですが歩行要塞はシールドベアラー、ミラーリングドローン、この二種類の新型フォーリナーによって守られている筈です。にもかかわらず、そういった攻略作戦を打ち立てるという事は……、突破法が見つかった。そう考えて良いのですね? 戦略情報部の方々が、グリムリーパーを使って何かやっていると聞きましたが、その結果が良好だったと考えても?」

 

 やや皮肉めいた言い方をする保坂だが、通常指揮系統を考えれば中将の方が確度の高い情報を持っていて当然だ。

 だが、保坂は保坂で独自の情報網を持っている。その辺りから掴んだ情報で中将を揺さぶって情報を引き出そうとしたようだが、

 

「話が早くて助かる。その通りだ」

 

 保坂に別の頼もしさを感じるように、榊は力強く頷き、保坂は情報戦の手応えの無さに拍子抜けする。

 

「つい先刻入った情報だが、三重県菰野町(こものちょう)にて、戦略情報部指揮の元、グリムリーパー第三小隊がシールドベアラー、及びその周辺戦力と交戦を行った。その結果、防御スクリーンを突破し、撃破に成功したとの事だ。今回の四つ足攻略戦は、この情報を元に作戦遂行が行われる」

 

 その情報に、保坂を含めた皆が驚きを見せる。

 登場が絶望的で攻略の糸口が見いだせなかった状況が、瞬時に打開されている。

 

「ミラーリングドローンについても、その戦いで既に弱点が割れてる。現在戦略情報部、及び緊急入国したEDF先進技術研究所のメンバーが機材を持ち込み総出で分析を行っているが、結果を待っている余裕は我々にはない」

 

 二度目の驚愕。ミラーリングドローンですら、既に攻略の糸口を作戦指令本部と戦略情報部は発見済みだった。

 

「通常以上の危険を伴う作戦である事は承知の上だ。本来ならば今以上に調査を重ね、別の方法で無力化する手段を探るべきだ。だが、その余裕は今の日本にはない。故に、この作戦を、限られた精鋭達による少数突撃作戦とする。君達に、犠牲を強いる作戦となるだろう。その覚悟を、決めて欲しい」

 

 榊中将の握った拳が震える。

 危険かつ無茶な作戦である事は承知の上。その上でやってくれと、そう頼むのだ。

 

「榊。今更何を言う? 俺たちは、とっくにその覚悟を固めている。そうだろう?」

 

 荒瀬の言葉に、皆が当然のように頷いた。

 

「EDFは、敵に背中を見せない。どんな危険な戦場であったとしても。中将閣下はそれを、行動で示してくれました。我々も同じです」

 

「ま、今の所それしか方法が無いのは事実ですし。危険でもやるしかないですよね? 僕の部下は怖がりばっかりですけど、ま、その辺は分かってますって」

 

「我々は、極東11軍がEDF総司令部の撤退指令を蹴った時から、閣下について行くことを決めました。この程度、覚悟の上です」

 

「それに、あの忌々しい歩行要塞は早急に撃破する必要があります。どんな任務だろうと、粛々とこなすまでです。閣下、命令を!」

 

 大林大尉、保坂少佐、柳大尉、冷泉大尉がそれぞれ足を揃えて敬礼を行い、真っ直ぐに榊中将を見る。

 

「君達を、ストームチームに選抜して正解だった。結果の前だが、私は確信を持ってそう言おう。――独立特殊遊撃部隊”ストーム”! 貴官らの初の任務を言い渡す! 四足歩行要塞攻略作戦に参加し、四つ足要塞を撃破せよ!!」

 

「「――サー! イエッサー!!」」

 

「作戦開始は、明後日4月16日、正午とする! 急な作戦になるが、全力の作戦遂行を期待する! その他、質問は……無いな? では、本日20時より作戦ブリーフィングを開始する! 以上だ!」

 

 この場の全員、再び敬礼をして、榊中将は退室した。

 

――――

 

「やあやあ仙崎君、先日の戦いぶりだねぇ。軍警に捕まったって聞いてたけれど、その様子だとお咎めなしだったようだね」

 

 ストームチーム結成と要塞攻略作戦の布告を目的とした榊中将のブリーフィングが終わった直後、退室した仙崎を見つけた保坂が寄ってくる。

 

「ふん、あれだけ派手にやったのだ。覚悟はしていたが、些か疲れたな……。それより、なんで貴様の第二エアレイダー小隊に、あの首好きの女殺人鬼が居るのだ」

 

 首好きの女殺人鬼――紛争地では”首狩り”とも恐れられた、朱燐華(チュ リンファ)の事だ。

 そうこっそり保坂に小声で聞いた仙崎だが、しっかり本人の耳に届いてたようで寄って来た。

 

「ちょいちょい、いやぁ~実際結局”あの場”では死者0人だったわけだし、殺人鬼はひどくない? まぁ確かにその前はいっぱい殺したけどさ、それはキミもじゃん? 元死神部隊のナンバー3ちゃん?」

 

 にやにやと嫌らしい顔で、経歴を暴く朱に、仙崎は脅威を感じた。

 

「貴様っ……!」

 

「きゃははっ、きゃはっ! マジになんなってぇー! 冗談冗談! で、ホントの事いうと別にそんなムズかしくなくって、ママから言われただけ~。あーしは別に、言うこと聞くだけだし、保坂くんも受け入れてるだけー。あ、あとあーし一度EDF入って見たかったんだ! 蟲と機械しか斬れないのは退屈だけど、みんなと一緒に何かするのって楽しいしね! あ、あとあーし剣以外にもなんでも出来るから割と役に立つよー?」

 

 疲れるほどの無邪気さを見せ、仙崎の背中をバシバシ叩いたりきゃはきゃは笑ったり忙しない動作の朱。

 仙崎は朱との対話を諦め、改めて保坂に尋ねる。

 

「で、本当の所は?」

 

「疑り深いなぁ。彼女の裏の組織は、欧州と中国を拠点とする反EDF組織”エーデルワイス”なんだけど、その一派と先の事件を機に和解してね。その証としてこっちで預かる事となったのさ。簡単に言うとこんなところだけど、もっと複雑怪奇な情報を知りたいかい? その後の身の安全は保障しないけど」

 

「いやいい。私が悪かった。先の事件は非常にイレギュラーであった。今の私はしがないEDF一般兵士。そのような権謀術数に踏み込むことはない。……ただ、保坂」

 

 飄々と深入りを避ける宣言をする仙崎だったが、少し声色を変えて保坂を見る。

 

「なんだい? 仙崎君」

 

「EDFの害となる行為を発見した瞬間、EDFとして貴様らを排除する。その事は、EDFの一員として宣言しておく」

 

 鋭い目つきだ。

 その瞬間、一瞬だけ仙崎は、死神部隊の一員であった時の様な、冷徹で無感情な目を見せつける。

 

「ああ。EDFが人類の希望ある未来を目指す限り、私も組織も”行動”を起こすことはない。こちらもそれだけは、はっきりと宣言させて貰おう」

 

 保坂もまた、無感情な工作員としての正体を見せ、この場はそれで手打ちとなった。

 

 こうして、一抹の不安を抱えた独立特殊遊撃部隊”ストーム”は結成された。

 




はいー、と言う事で正式にストームチームが結成されましたので、簡単にストームチームのメンバー紹介をやっていこうじゃあありませんか!
いやぁこうしてみると大所帯ですなぁ


●ストーム1(レンジャー)六名。
 旧レンジャー2

大林浩二(おおばやし こうじ)(37)
 ストーム1指揮官。
 中尉→大尉に昇進。
 苦境も気合と根性で乗り切るEDF歩兵隊を体現したような人物。EDF!!

鷲田篤(わしだ あつし)(36)
 少尉→中尉に昇進。
 現場叩き上げの軍人。
 怪我が治りやすく割と無茶をするが死なない。脳筋。

二ノ宮沙月(にのみや さつき)(29)
 軍曹→中尉に昇進。
 偏差射撃に優れた軍人。
 美人でマッサージが上手い。一人称はボク。金の亡者。

仙崎誠(せんざき まこと)(26)
 伍長→少尉に昇進。
 運動神経と危機回避に優れる。
 射撃徽章・格闘徽章もかつて所有していた事がある。傲慢な天才。

結城桜(ゆうき さくら)(24)
 伍長→少尉に昇進。
 走力と装填速度に優れる。
 明るく天真爛漫で、兄がレンジャー1隊長、父が開発部。重度の兵器オタク。

浦田和彦(うらた かずひこ)(26)
 伍長→少尉に昇進。
 人の視線と動きを呼んだカバーが得意。
 女たらしの軽薄な男だが既婚者。よくウイングダイバーにちょっかい出すので嫌われている。

●ストーム2(エアレイダー)六名。
 旧第二エアレイダー小隊”プレアデス”(ただし保坂本人を指すコールサインとしてプレアデスは使用継続)

保坂誠也(ほさか せいや)(30)
 エアレイダー少佐。
 誤爆スレスレだが的確な要請を行う。
 実は反EDF組織”曙光會”のメンバー。軽薄で飄々としているが、EDFの未来を危惧している。

鏑木啓治(かぶらぎ けいじ)(29)
 レンジャー中尉。
 保坂の右腕で、無表情で思想が全く読めない。保坂も実はよく正体を分かっていない。怖い。でも基本的に何でもできる凄い人。

宮藤理恵(みやふじ りえ)(27)
 レンジャー軍曹→曹長に昇進。
 エアレイダーの保有するグレイプの運転手。運転技術に優れる。
 反EDFに疑念を持ちつつ、保坂の理念に共感する。が、無茶ぶりに対する不満はある。

朱燐華(チュ リンファ)(22)
 レンジャー少尉?
 保坂と陣営の違う反EDF組織の協力者。アマツバメを使った近接戦闘を得意とするが、射撃やビークルの操縦など何でもできる。
 ただ血の気が多い戦闘狂。無邪気だが基本的に残忍。

・もう二人は後日登場予定


●ストーム3(フェンサー)四名。
 旧スティングレイ1

柳勝俊(やなぎ かつとし)(43)
 中尉→大尉に昇進。
 くたびれたサラリーマンのような印象のフェンサー。
 御子柴によく振り回されて疲れている。上官の威厳はあんまりないタイプ。

神谷穣一(かみや じょういち)(27)
 少尉→中尉に昇進。
 生真面目で堅物な兵士。物事を数字と計算で判断する理数の鬼。
 御子柴と徹底的に価値観が合わずいつも噛み合わない喧嘩をしている。

御子柴幸春(みこしば ゆきはる)(24)
 少尉。
 天性の勘と経験で重武装を滑らかに使いこなす。
 熱い男だが無自覚にモテるタイプ。人助けも善意100で見返りを求めず行う出来た人間だが、バカ。

栗宮圭介(くりみや けいすけ)(24)
 少尉。
 御子柴とは訓練校の同期で友人。
 基本仲は良いが突拍子もない行動ばっかりするのでいつも尻拭いをする羽目になっている。基本いいやつだがノンデリなのでモテない。 

●ストーム4(ウイングダイバー)四名。
 旧ペイルウイング2

冷泉春奈(れいぜい はるな)(28)
 中尉→大尉に昇進。
 クールで冷静な現実主義者のウイングダイバー。
 プライドが高くなりがちなウイングダイバー部隊の中ではリアリストであり、他兵科との連携を重視する戦術家。

白石玲香(しらいし れいか)(27)
 少尉→中尉に昇進。
 無口で無表情な女性兵士。感情の起伏が他所から見て見づらいだけでちゃんとある。
 戦闘では狙撃が得意だが、その他書類整理などにも才能を見せる。
 
瀬川葵(せがわ あおい)(25)
 少尉。
 レイピアによる接近戦を得意とするインファイター。
 血気盛んで破天荒だが戦果はちゃんと挙げる。

仁科秋香(にしな あきか)(26)
 少尉。
 マグブラスターによる中距離機動戦を得意とし、ユニットの飛行制御に長ける。
 クールな白石に恋心を抱く変態だが相手にされていない。 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。