全地球防衛戦争―EDF戦記―   作:スピオトフォズ

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初めてページ内リンク使ってみた
これだけ項目があると面倒だな……その甲斐あったのか、
見やすくなってるとよいです


設定資料集(機関砲類・火砲・艦砲・ミサイル)

※目次※

 

機関銃・機関砲

 8.8mmアウトレイジ軽機関銃

 12.7mmガリオン重機関銃

 12.8mmドーントレスEDF重機関銃

 35mmHV高射機関砲

 40mmガリオン連装機関砲

 30mmUT機関砲

 36mmUTガトリング砲”ウルカヌス”

 8.8mmUTガトリングガン”ヘパイストス”

 20mmSSガトリング砲”アグニ”

 36mmリボルバー式EDF速射機関砲

火砲

 44口径120mmSS滑腔砲

 45口径128mmEDF滑腔砲

 105mmSSライフル砲

 60口径320mmレクイエム単装滑腔砲

 40口径155mmチタニア滑腔砲

 47mmピットブル速射砲

 25mmチタニアオートキャノン

 130mmガリオン制圧破砕砲

艦砲

 45口径53.3cm三連装砲

 44口径45.7cm四連装砲

 50口径55.8cm三連装砲

ミサイル

 エメロード汎用ミサイル

 プロミネンス対戦車ミサイル

 アーケイン六連ミサイルポッド

 カスケード多連装ロケット

 スクイレル中距離汎用ミサイル

 スカイワルツ空対空ミサイル

 マウナケア空対地ミサイル

 カーテンコール空対艦ミサイル

 AH高速巡航ミサイル

 N5巡航ミサイル

 ライオニックミサイル

 テンペスト全地球弾道ミサイル

その他兵器

 グラントロケット

 ドローズ高炸裂航空機専用爆弾DNG

 近接防御兵装ヘッジホッグ

 

機関砲

 

8.8mmアウトレイジEDF軽機関銃

 8.8mmEDF統一規格運用弾を用いるために、EDF銃器設計部門によって最初に独自設計されたEDF製軽機関銃。

 EDFの武装として、当然だが従来の対人戦仕様の火器よりもより強力な威力を持つものが提案された。

 人類種と地球そのものを懸けた戦争になると考えられ、今までの対人戦争で強力だが倫理的観点から禁止されていた非人道兵器の積極採用も考えられたが、EDF上層部からの要求スペックは不自然に具体的なものが多かった。

 内容は、徹甲性能や爆発エネルギーの向上など、物理的エネルギーの底上げを目指す方針にまとまりが見え、銃撃後肉体を内部から破壊するホローポイント弾や、毒ガス、細菌兵器などの類の開発は見送られた。

 この判断は、兵器の流出による人類間戦争の激化・非人道化を避けるためだったと言われているが、徹甲性能向上などの指示を分析するに、EDF上層部はフォーリナーが具体的にどういった特性を持っていて何が有効か、あらかじめある程度分かっていたのでは? と言われている。

 そんな中で、EDFは8.8mmEDF統一規格弾を始め、多数の新規規格の弾丸や砲弾を開発し、それを放つ為の銃器も新規設計・量産している。

 これらは総じて対人火器よりも弾丸口径が太くなっている事が殆どで、その分銃弾単体の破壊力は大きく向上している。

 また、弾倉の大型化や携行弾数の低下、弾倉重量の増加が問題視されているが、装薬や薬莢の少スペース化・ハニカム構造化による大型化を避けた装弾数増加、アーマースーツ人工筋肉やパワードスケルトン輸送部隊による兵士単体の保持重量増加によって問題をクリアしている。

 8.8mmアウトレイジ軽機関銃はEDF製造の代表的な軽機関銃だ。

 ギガント戦車やM31アードウルフなどに車載される他、レンジャー小隊の分隊支援火器としても携行される。

 EDFの銃器は規格が統一されている為、代表的な銃器は車載や据え付けが簡単に可能だ。

 巨大生物の掃討には十分な威力があるほか、連射性能に優れている為雑に撃ってもガンシップなどへの弾幕に十分な効果がある。

 ベルト給弾式とマガジン式の両方に対応している。

 

12.7mmガリオン重機関銃

 チタニア社、UT社と共に機関砲メーカー御三家に数えられるガリオン・アームズ社の製品の一つ。

 12.7mmNATO弾を使用しており、弾薬が非常に手に入りやすい事から、EDFの兵站が回り辛い地域で活躍している。

 本来はEDF独自規格の弾丸を製造する予定だったが、要求された仕様を満たすにあたって思いのほか弾丸が大型化した為断念。

 口径を12.7mm用で作成したが、その結果広く出回っている多様な弾丸への互換性という思いがけない特性を手に入れた。

 しかし、正直ブローニングM2重機関銃で良くね?という現場の声が大きかった。

 と言うのも、銃弾の威力も発射機構も、目立って特異なものは無く無難な仕上がりになってしまったのだ。

 ガリオン・アームズとしては手痛い失敗となり、やはりEDF独自規格弾丸の製造が火力向上の前提になっていると思い知らされた。

 フォーリナー大戦前か、大戦前期で広く活躍したE550ギガント戦車に搭載されている。

 

12.8mmドーントレスEDF重機関銃

 EDF独自規格である、12.8mmEDF統一規格弾が発射可能な重機関銃。

 上記の失敗の後、EDF先進技術研究所の銃器設計部門が開発。

 装薬や弾体材質、構造を一から練り上げ、強力な12.8mmEDF弾の開発に成功した。

 内部構造は発射エネルギーに耐えられるよう頑強かつタイトめに組み上げられている為、12.8mmEDF弾以外の互換性は全く無い。

 重機関銃として強力で、発射速度変更、電子制御、高い信頼性など獲得しており、

 弾種も近接信管(対空用)、破砕炸薬(対巨大生物)、徹甲炸薬(対機甲兵器)など幅広く種類があり、広くEDF車輛や艦艇、地上設備や汎用ヘリなどに搭載される。

 中でも、フォーリナー大戦を通して主力戦車と名高いE551ギガンテス戦車の上面機銃としてや、装甲ヘリブルートの強力なドアガンとして知名度が高い。

 

35mmHV高射機関砲

 EDF火砲部門と先進技術研究局が開発した独自システムを持つ高射機関砲。

 EDFを代表する最新の自走高射機関砲、KG6ケプラーに搭載されている。

 ケプラーは前代自走対空砲の多用途戦闘車輛AN-11アンモナイトの後継機であり、フォーリナー大戦後、前線での過酷な運用を想定され、戦車並みの重装甲と履帯走行式へと変わった。

 名前のHVとは、Hybrid Versatile variable speed shell──搭載する、統合多用途可変速砲弾の事を指す。

 これはEDF先技研の開発した、砲口初速によって砲弾の機能性が変化するという画期的な先進砲弾だ。

 ケプラーから放たれた多用途砲弾は、仰角が上がると高初速化し、近接信管が物体信号をキャッチすると即座に炸裂し、鋭利な金属片を周囲に全方位ショットガンと言うべき様相でばら撒く。

 一方、水平射撃を行った場合、対空射撃に比べ低初速で放たれ、近接信管がオフの状態で着弾する。

 すると、大抵の場合砲弾は敵を貫通し、衝撃波で破壊を撒き散らしながら進み、更に速度が低下したところで、信管が作動し爆発を起こす。

 以上の様な、非常に複雑なメカニズムになっており、大量生産によって思ったほどではないが砲弾は相対的に高価。

 戦争末期には、複雑なシステムを廃したKG6YF型や、水平射撃専用のG6ケブラー(名前は非常に紛らわしいので、単にG型とも)など廉価版とも言うべき車体が生産、現地改修型として登場した。

 (無駄に)複雑なシステムを作るところはEDF先技研らしいと言えばらしいが、人類史の対空砲の中でもかなりの高初速かつ高い命中率を誇る良く出来た高射機関砲でもある。

 

40mmガリオン連装機関砲

 ガリオン・アームズの開発した二連装機関砲。

 歩兵戦闘車サーペントや、多用途車輛アンモナイト対空砲型などに搭載される。

 その威力はα型やβ型巨大生物なら数体貫通する威力であり、α型亜種であっても斉射数秒でバラバラに砕き、従来軍戦車であっても破壊可能であると宣う程。

 とはいえ、α型亜種の大群やダロガなど相手にはやや火力不足と言ったところに落ち着く。

 

30mmUT機関砲

 「ユニアック・タイラー」社の30mm機関砲。

 多銃身ではなく単銃身車載型の機関砲としては最軽量。

 バゼラートやネレイド等戦闘ヘリの機首機銃として運用されている。

 単銃身ながらその連射速度、威力共に申し分なく、独自の廃熱方式により弾倉が尽きるまでの連続射撃も可能(という謳い文句だが、実際の所銃身が赤熱し、以後使い物にならなくなるので過信は禁物)。

 余談だが、バゼラートの初期型には、何を狂ったのか両翼先端に四連装UT機関砲のみ搭載された、斬新かつ奇抜な型も生産された。

 四角い筒に四つの穴が見える形状はまさしくロケットランチャーさながらだが、そこからは30mm機関砲片翼四門、計八門の恐ろしい機関砲弾の雨が発射される。

 しかし八門の30mm機関砲とその弾薬がかさばり、他にミサイルなどの武装を一切乗せられない弊害があるほか、機動力の致命的な低下を招いたため(スペックデータのペイロードをギリギリオーバーしている為、まともな機動は出来ない)31機が生産された段階で中止された(それでも31機はその半数以上が実戦で使用され、癖を掴んだパイロットにかかれば、EA-20アルテミスやDE-202ホエールも真っ青な砲弾の雨を降らせ、鈍重ながら頼りにされたのだという。フォーリナー大戦中も、たびたび運用例があったとかなかったとか)。

 

36mmUTガトリング砲”ウルカヌス”

 アメリカの航空機用機関砲メーカー「ユニアック・タイラー社」(以下UT社)が開発した航空機用多銃身機関砲。

 アメリカの兵器メーカー「ゼネラル・エレクトリック」(以下GE社)の20mmM61バルカンと似たような構造の六銃身機関砲だが、口径はかなり大きくなっている。

 EDF製兵器、またはEDFへ提供する兵器の特徴として、いずれも従来の銃弾よりも口径が大きくなっているが、これは総じて銃弾単体が持つ運動エネルギーを大きくするもの、かつ内部構造の複雑化によるものが殆どだ。

 また、似たような構想の兵器であったため当初GE社に設計を任せる案も当然あったが、フォーリナー由来の(正確には、OVUM-68由来の)外来系技術を限定的とはいえ漏らすには、顧客をEDFに限定する必要があったため、断念した。

 同様に他兵器の設計・提供も、従来の顧客が従来軍隊である有名メーカーは揃って独占契約を断っている為、金の臭いを嗅ぎつけた新規設立メーカーが殆どだ(ただし、ノウハウ無しでは作れない為、誘致、誘拐、洗脳、賄賂、献金などで有能な人材を引き抜いて作るのが半ば定番と化した。EDFもそれを歓迎している節があり、従来兵器産業との対立は深刻。一方でEDF独占企業から一般軍需企業や国軍への設計図や技術の流出も実際に起こっている)

 UT社もそうした経緯で出来た新興企業でありつつ、非常に完成度の高いウルカヌスを造り上げた。

 余談だが、”ウルカヌス”とはローマ神話の火の神であるが、ウルカヌスの英語読みは”ヴァルカン”であり、M61バルカンをかなり意識した仕上がりになっている。

 しかしその印象や形状のインパクトが強すぎて、もっぱらUTバルカンや36mmバルカン、もしくは単にバルカン砲、と呼ばれてしまう事が多い。

 KM-6E”カムイ”、EA-20A”アルテミス”、DE-202”ホエール”など、対地任務を重視する重武装航空機に搭載されている。

 

8.8mmUTガトリングガン”ヘパイストス”

 UT社のガトリング砲”ウルカヌス”のダウンサイジング版。

 両者の関係は、そのまんまGE社のM61バルカン/M134ミニガンに置き換えることが出来、口径こそ違えど役割はほぼ同じと言える。

 ヘパイストスは車輛・艦艇・ヘリなどに搭載することが出来るが、その破壊的な連射性能は特に地を覆うような巨大生物、空を覆うようなガンシップや飛行型生物など対フォーリナー戦闘に於いて非常に効果的だった。

 アメリカ軍が使う「M134ミニガン」も同じ理由で効果的だったが、やはり弾丸そのものの威力という点で大きく差が出ていた。

 名前のヘパイストスだが、ギリシャ神話の火と鍛冶の神に由来しているが、それもやはり「M61バルカン」――火の神ヴァルカンを意識しての事だろう。

 しかし言いやすさとイメージしやすさから、やはりUTミニガン、88ミニガン、EDFミニガン、もしくは単にミニガンと称されてしまう事が多く、命名者は頭を抱えたとか。

 

20mmSSガトリング砲”アグニ”

 S&Sマテリアルズが開発した20mmガトリング砲。

 高精度、長射程、軽量で非常に扱いやすく、ストイック。

 銃身には同社の看板商品とも言えるスナイパーライフル”シュライク”とほぼ同じものが使われており、精度と射程が優れている所以。

 半面、EDF規格弾薬を使用しておらず、威力という点では目新しいものは無い。

 EJ-24A”レイヴン”、EJ-24C/D”シリウス”などの空軍/海軍戦闘機、EDF海軍艦艇の近接防御兵装”ヘッジホッグ”などに搭載されている。

 

36mmリボルバー式EDF速射機関砲

 EDF先進技術研究局が開発したコンバットフレーム用武装。

 通称、リボルバーカノン。

 多数ある砲身を回転させるガトリング砲と違い、リボルバー状の回転弾倉方式を取った機関砲。

 ガトリングに比べ構造が簡素で軽量、また砲身比して軽い薬室が回転するので素早い射撃、速射が可能だ。

 また軽量である為取り回しが良く、三次元機動力を生かすニクス機に相応しい武装となった。

 

火砲

 

44口径120mmSS滑腔砲

 スイスとスウェーデンの国際軍需企業、S&Sマテリアルズ社の開発したEDF向け滑腔砲。

 120mmEDF規格徹甲榴弾を始め、APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)等を始め、EDF規格でないものも使用可能。

 S&Sらしい高精度・高初速は健在で、電子制御なしでの砲弾命中率は極めて高い。

 開戦初期に活躍したギガント戦車の主砲や、重戦車タイタンの副砲として主に採用。

 

45口径128mmEDF滑腔砲

 EDF独自規格である、128mmEDF統一D規格砲弾が発射可能な滑腔砲。

 EDF砲弾規格はアルファベットで振り分けられており、128mmがD規格に該当。

 砲身長・砲口径共にギガントのものから大きくなっている(”45口径”というのは砲身の口径長を指し、この場合砲身の長さは5.76mで、砲の内径が128mm)。

 EDF新規設計にはフォーリナーの技術やその発展が使われているとされており、従来軍隊で使用するものより初速・精度・エネルギーはより高い。 

 ギガンテス戦車の主砲として採用。

 

105mmSSライフル砲

 S&Sマテリアルズが開発したライフル砲。

 M2グレイプ装甲車、C1キャリバン・ハンマーなど武装装甲車輛に搭載される。

 105mmEDF統一規格砲弾を使用し、SS社らしい高精度・高初速の能力を遺憾なく発揮しており、5km以上の狙撃も難なくこなす。

 

60口径320mmレクイエム単装滑腔砲

 艦砲メーカー、レッドクイーン&エムズ社の開発した艦砲のダウンサイズ版。

 ダウンサイズと言っても砲身が短くなっただけで砲弾のサイズはそのまま。

 巨大重戦車タイタンにのみ搭載される専用砲。

 専用装薬”セレウコス”を使用する砲弾を発射可能。

 

40口径155mmチタニア滑腔砲

 ロシアとフランスの国際軍需企業「チタニア・オートカノン」社の開発した滑腔砲。

 前主力戦車ヨルムンガンドに搭載されており、主力戦車としては大きめの155mm砲弾を採用している。

 155mmEDF高速榴弾砲は、従来戦車の1.5倍もの高初速による物理エネルギーと、高性能炸薬による広範囲の爆風によって化学エネルギーの両方で対象を破壊するEDF独自規格砲弾だ。

 だが砲弾の大型化による携行弾数の低下と、車体の大型化がやや不評であったため、次世代戦車ギガントでは新たに砲弾と砲身が開発された。

 余談だが、兵器開発史において、砲身や砲塔は、新規設計した砲弾を撃つ事を目的に、後から砲弾に合わせて開発されるのが通例だ。

 EDFにおいてもほぼ例外は無く(あるとしたら砲弾と砲塔がバラバラに設計されたレクイエム砲くらいか)敵を倒す為の砲弾を設計し、次にその砲弾を撃つ為の砲身・砲塔を設計する。

 

47mmピットブル速射砲

 EDF海軍・駆逐艦級、コルベット艦級、沿海域戦闘艦級において搭載されるEDF製艦艇速射砲。

 またその小型さから、EDF陸軍・HU-04ブルート大型ヘリコプターに搭載されている。

 ヘリコプターの両翼に取り付けられた(ヘリとしては非常に)大型の砲は、不格好でありながら力強さを示す。

 そのインパクトからブルート武装としての印象が強いが、本来は艦艇用である。

 ブルート用としては、内部から遠隔操作可能であるが、旋回式の為、通常は専用の火器オペレーターが必要である。

 発射される47mmEDF統一規格は、後に中心を比重の重いフォーリニウムで覆う事で47mmとは思えない圧倒的な破壊力を見せ、連射であればダロガをも破壊するほどの兵器となった。

 またブルートが飛行不能になった後でも、陸の要塞としてピットブル速射砲による火力支援・迎撃を行い、任務を達成した事例もある。

 しかしヘリコプター武装としてはあまりに大きく重い為、外される事の方が多いのだとか。

 

25mmチタニアオートキャノン

 チタニア・オートカノン社が開発したEF-31ネレイド専用装備。

 同社の代表作――ではない紛らわしい理由は後述。

 ネレイドの下部に搭載された機関砲だが、最大の特徴は複数のセンサーと画像識別で、目標を設定し完全自動で射撃するフルオート射撃モード(銃器の連続射撃を指すフルオートではない)。

 乗員一名のネレイドでありながら、真下を見ずに射撃支援が可能。

 更に、セミオート射撃モードとして、エアレイダーのレーザー照準誘導と連動した射撃も可能で、現実としてはこちらを使用する事の方が多い。

 エアレイダーの照準器の先に向けて25mm機関砲を叩き込むことが可能で、エアレイダーも直感的に誘導する事が出来るので使いこなす者は多い。

 半面、少しのミスで友軍誤射となってしまう危険が高く、総じてエアレイダーに言える事だが技量は必要。

 同名の兵器に歩兵装備であり同社の代表作の一つ、25mmチタニアオートキャノンが存在し、困ったことに口径まで同じ。

 こちらは”機動歩兵砲”と呼ぶべき新兵器で、レンジャーでの運用を前提に開発された分隊支援火器。

 バックパックと歩行サポートを一体化した歩兵砲で、通常は保持も射撃も困難な25mm機関砲の歩兵運用に成功。

 非常に強力な分隊支援砲だが、移動速度は著しく低下する。

 ”機動”歩兵砲というのは、この口径を歩兵が扱う事を考えたら、まあ動けてる方、という意味である。

 区別として、ネレイドの方は単に25mmオートキャノンとだけ呼ばれてる事が多い。

 

130mmガリオン制圧破砕砲

 ガリオン・アームズ社製の砲で、ホエール搭載を前提に設計された兵装システムである。

 航空支援で使用され、目標が近づくと砲弾が炸裂し、破片となって拡散して降り注ぐというシンプルな構造である。

 しかしながら、破片は鋭角的に突き刺す、切り裂く、穿孔するような角度で拡散するよう設計され、重力加速度を伴った速度と合わせて非常に貫通力・殺傷性能が高いものになる。

 その役割は対巨大生物への弾幕に留まらず、ヘクトルやダロガなどの機甲戦力、或いはクイーンやバゥ・ロードなどの戦略級巨大外来生物、ソラスやヴァラクなどの怪生物にすら有効だと言わしめた。

 ガリオン・アームズの傑作兵器の一つである。

 

 

艦砲

 

 

45口径53.3cm三連装砲

 リヴァイアサン級EDF原子力重戦艦に搭載されている砲塔。

 砲身長約24m。

 EDF重戦艦は、いずれも大和型戦艦の46cm砲を超える巨大砲を装備している。

 技術は成熟し、精度、射程、威力、いずれも比較にならない程凌駕し、地上に着弾すれば周囲の地形を抉り取る程の絶大な威力を持つ。

 対艦徹甲弾、誘導スマート砲弾、ロケットアシスト砲弾、対地制圧破砕榴弾など多様な弾種を発射可能。

 なお艦砲の類は、全てEDF海軍装備設計局と、イギリスとエジプトの国際軍需企業”レッドクイーン&エムズ”社の共同研究開発。

 

44口径45.7cm四連装砲

 ゼウス級EDF原子力重戦艦に搭載。

 砲身長約20m。

 四連装砲塔という珍しい出で立ちであり、全ての砲が独立して照準、発射可能。

 45.7cm砲だけでも12門の様相から、全てタイミングを意図的にずらした状態での砲撃は、まさに雷霆の如き絶え間なき轟雷音。

 対フォーリニウム砲弾としての対艦徹甲弾は、無敵とまで言われたレイドシップの白銀装甲を難なく撃ち抜き、飛ぶ鳥墜とす勢いとまで言わしめたEDF重戦艦の代表とも言える無双砲弾だ。

 

50口径55.8cm三連装砲

 オーディン級EDF原子力重戦艦に搭載。

 砲身長、驚異の28m。

 砲身長は、長ければ長いほど弾道が安定し、初速が速くなる物理的原理があり、それは大砲の開発から現代へ時を経ても変わらない。

 想像を絶する圧力によって押し出された砲弾は、遥か400km先まで着弾するという。

 これは第二次大戦時の戦艦の凡そ10倍の距離に匹敵し、更に誘導スマート砲弾やロケットアシスト砲弾を使用すれば、その射程は延長する。

 その射程距離は、ミサイルで言う所の中距離にしか匹敵しないが、コストや威力を見れば、まだまだ砲弾にも利点があると言えるだろう。

 

ミサイル

 

エメロード汎用ミサイル

 EDF北米工廠内部部局、EDFミサイル設計局が開発した歩兵用携行式汎用ミサイル。

 弾種切り替えやモード切替え無く、AIの独自誘導で対地・対空の区別なく終端誘導まで自動で行う。

 本来歩兵用ミサイルだが、その使い勝手の良さから車輛・艦艇・航空機などく区別なく搭載される。

 またミサイル自体が小型であり、四体までのマルチロックオン・同時発射を可能にしつつ、12発のミサイルを装填可能(一見四角柱状の発射機だが、縦に四発入り三分割の小さい発射機が一体化している構造になっており、個別に発射可能かつ装填可能)

 威力として対巨大生物に留まるものであり、ダロガなどの重装甲目標の撃破は不可能。

 誘導性能・ミサイル速度共にそこそこであり、EDF製ミサイルの中で使い勝手はいいものの尖った性能ではない。 

 

プロミネンス対戦車ミサイル

 EDFミサイル設計局が開発した歩兵用携行式対戦車ミサイル。

 対フォーリナー戦争では重装甲目標であるダロガやヘクトルに向けて使用される。

 米陸軍が運用するジャベリンを参考に設計されており垂直に飛行する高高度強襲モードと直線照準モードが選択できる。

 歩兵用のミサイルランチャーとしての運用はもちろん、他のEDF銃火器と同様に様々なプラットフォームで運用可能。

 車載する場合バックブラスト(ミサイル射出の反動を抑える為の後方噴射)軽減やリロードの簡易化(歩兵にとっては大型のミサイルの為2名以上の運用が推奨され、かつ発射台が固定されているので装填が容易)などのメリットもあり、車載式として運用されることが多い。

 また高高度強襲モードに関して、通常の戦車と同様にダロガは上面装甲が薄い(レーザー照射装置があるためか)事が判明しており、更に周囲の地形や他の敵を飛び越えて攻撃できる点は対F戦闘に於いて非常に有効であったため、このモード専用の小型面制圧用の高高度強襲ミサイルがフェンサー用に開発された。

 一方でヘクトルやその他の敵には上面から攻撃する理由が特に無く、遮蔽物など無い状況や着弾までに時間を掛けられない状況では直接照準モードも使われる。

 威力として、運用初期段階ではダロガに対しては若干の力不足があったものの、後に改善され歩兵にとっての”ダロガキラー”として大きく活躍する。

 戦争終盤のプロミネンスMAに至っては、戦略級巨大外来生物クラスも一撃で葬る程に規格外の威力を見せる。(EDFの兵器全体で言える事だが、細かなバージョンアップを繰り返して戦争初期と後期ではまるで別次元の威力を見せる事が殆ど。人類の対応力の高さが伺える)

 

アーケイン六連ミサイルポッド

 EDFミサイル設計局が開発した誘導弾発射器。

 従来兵器の観点で言えば六発のミサイルが入ったポッドとしては小型なのだが、EDF観点ではやや大型であり、歩兵携行は基本行われず、主に車輛搭載型が見られる。

 特に高機動四駆M31アードウルフの武装として有名。

 一基につき六発のマルチロックオン・同時発射が可能で、高い制圧力を誇る。

 プロミネンス程威力は無いものの、エメロード以上の高速飛行と長射程を誇り、限定的火力支援や移動中の進路確保、退路確保など非常に有用。

 また、限定的にフェンサーの腕に装備可能で、フェンサー用装備としての活躍度も高い。

 

カスケード多連装ロケット

 主にバゼラートやネレイドなど、戦闘ヘリに搭載される事が多い。

 無誘導だが、最大で30発もの大量のロケットを一気にばら撒くことが出来る。

 ロケットは成形炸薬を持ちいた単純なものだが、上空からばら撒かれるロケットの雨は巨大生物の大群を容易く駆逐する。

 

スクイレル中距離汎用ミサイル

 対空・対地どちらも兼ねる汎用航空ミサイル。

 バゼラートやネレイドなどの戦闘ヘリ、レイヴンやシリウスなどの航空機に搭載される。

 200km以内の対地、対空目標に対し使用可能。

 本来、ミサイルというものは、その破壊対象を大きく対空・対地・対艦に分けて設計されるものである。

 その理由は、それぞれに於いて要求されるミサイルの性能が大きく違う事にある。

 対空ミサイルは、ミサイルの高速化・高誘導性能が要求される反面、破壊力は大きくない。

 対地ミサイルは、目標の移動速度が空に比べて低速もしくは動かない場合が多い為、対空ミサイル程の高速性や高誘導性は求められていない。半面、装甲や建造物が目標である為、破壊力に重点が置かれる。

 また対艦ミサイルは、洋上を飛行する為特殊な誘導方式と、高い破壊力を求められる。

 こうした目標に対する効果、また誘導方式、或いは発射プラットフォームの分別により、本来ミサイルは細分化されるべきなのである。

 しかし、それは対人類戦闘に限った話である。

 戦車以上の航空戦力が現れるかも知れない。航空機以上の速度で地上を動く機甲兵器が現れるかも知れない。

 移動要塞のような兵器が地上や上空に現れるかも知れない。大型輸送艦や戦艦の様な兵器が空を飛ぶかもしれない。

 そんな仮定の強迫観念に似た何かに突き動かされるように、全ての状況に対応可能な汎用ミサイル、スクイレルが生まれたのである。

 実際の所、開戦初期に限ってはそんなトンデモ兵器は現れず、もしくはレイドシップやマザーシップのような空中要塞、エレフォートの様な地上要塞は現れたが、別の理由でスクイレルが特別役に立つ事は無かった。

 しかし、汎用と呼ぶに相応しい万能性、生産供給の一本化、戦場の対人類戦以上の状況流動性、戦局悪化による単体無双性(兵器・兵士の不足から、一戦力で多数を相手にする必要性)という理由と状況により、スクイレルやエメロードを始めとする汎用ミサイルは、対フォーリナー戦闘に於いては事前に想定された以上の活躍を見せる事となった。

 

スカイワルツ空対空ミサイル

 主にレイヴンやシリウス等戦闘機に搭載される空対空ミサイル。

 速度と誘導性能が非常に高く、直角的な機動を取るガンシップに対しワルツを踊るように曲線的な機動で狙いを澄まし、命中率99%を誇るミサイル。

 コストが高い事から、後に多弾頭化したが、一発のミサイルから多数の小型ミサイルが咲き個別に向かって爆炎で彩る様子は、まさに空のワルツであったとか。

 

マウナケア空対地ミサイル

 対機甲戦力、対要塞戦力、対戦略級巨大生物を主軸に開発された空対地ミサイル。

 主に戦闘爆撃機カムイや、制圧攻撃機アルテミス等対地攻撃任務を行う航空機に搭載。

 火山の噴火の様な火柱と黒煙を上げて、地上目標を制圧する。

 

カーテンコール空対艦ミサイル

 対レイドシップ、対ドロップシップ、対怪生物などを主軸に開発された強力な対艦ミサイル。

 対艦とあるが、フォーリナーには実際に洋上を進む艦は存在しない為、地上・空中を問わず対大型目標用の強力なミサイル。

 特に戦争後期では、レイドシップの白銀装甲を貫く機構が使われ、非常に活躍した兵器の一つに数えられる。

 

AH高速巡航ミサイル

 EDF艦艇VLSの多くに搭載されている巡航ミサイル。

 射程は3000kmを越え、エアレイダーの要請で各地へ支援される。

 高速かつ精度が高く、要請から着弾までの時間は僅か。

 

N5巡航ミサイル

 EDF艦艇ではメジャーなVLS搭載巡航ミサイル。

 艦艇搭載型の中では比較的大型で、搭載炸薬量が多い。

 着弾すれば戦域を巻き込む大爆発を起こす。

 

ライオニックミサイル

 こちらはVLSに搭載されるほか、旋回式発射機からの発射も可能な小型巡航ミサイル。

 VLSにはN5一発分のスペースに四発搭載可能で、威力を手数で上回る。

 

テンペスト全地球弾道ミサイル

 EDF戦略砲兵旅団に配備されるミサイルサイロ式のEDF製弾道ミサイル。

 弾道ミサイルは、通常射程で短距離から大陸間に分類されるが、テンペストは地球全土どこでも攻撃可能な弾道ミサイルだ。

 弾頭は通常火薬からS型特殊炸薬、所謂”電子励起爆薬セレウコス”を搭載可能。

 

 

その他兵器

 

 

グラントロケット

 EDFの開発した高威力ロケット弾及びその専用発射器。

 無誘導だがその威力は絶大で、着弾すれば火柱とクレーターを残すほど。

 耐久力の高いα型亜種やβ型鋼体変異種、ダロガ等に対して使用される。

 大量の子弾を詰め込んだクラスターグラントも存在し、放てば広範囲を爆炎に包む。

 主に対地攻撃ヘリであるネレイドに対して搭載される事が多い。 

 

ドローズ高炸裂航空機専用爆弾DNG

 ギリシャとイタリアの国際軍需企業D.R.O.Sアームズ社の開発した、航空機搭載爆弾。

 無誘導ではあるものの、効果範囲は広大で、絨毯爆撃のように大量に使用される前提。

 高高度からの投下で、赤熱する金属を外装に使っているのが特徴で、歩兵の目にはオレンジ色の軌跡が空から降ってくるかのように見える時があるとか。

 対フォーリナーの戦闘で、一般的に航空爆撃の時に用いられるのは大抵DNGである。

 余談だが、DNGの文字に特に意味は無く、寝ぼけて打った文字をそのまま提出し、採用されてしまった、という痛い由来がある。

 また後付けではあるが、エアレイダーのミスや作戦時の混乱によって少なくない誤爆犠牲者が出ている事や(使用回数の多さから当然ではあるが、全兵器誤爆犠牲者最多というデータも)、装填時の爆発事故の多さ(これも使用回数から言って当然)からDANGER(デンジャー)の略語であるという話も広まった。

 

近接防御兵装ヘッジホッグ

 EDF艦艇に搭載される、所謂C.I.W.S。

 ヘッジホッグは20mmSSガトリング砲”アグニ”を搭載し、高い脅威捕捉性能と俊敏な旋回性能で近寄るドローンやガンシップを逃がさない。

ちなみに、ヘッジホッグとは針鼠の事で、一門あればその艦はまるでハリネズミの様に敵を寄せ付けない、という触れ込みだ(尤も、死角などを考慮しない場合だ)。

 




元ネタはEDF:IRをメインにEDF各作品から好き勝手に取って魔改造してます。
(こんなの書く暇あったら最新話投稿しろと)

いやぁーとはいえこういうの好きなんでノリノリで書きましたとも。
焼き付け刃のミリ知識なので変なとこあってもお気になさらず……。
あぁー楽しかった!
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