俺の相棒が人外な件について[現在修復中]   作:無月・黒焔(現在萎えモード)

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退会してしまったことでこの作品が消えてしまったことについても申し訳ありません。また、早く執筆すると書いておきながら遅くなってしまい申し訳ありませんでした。不定期な更新になりますが、楽しんでいただけたら幸いです。


俺の相棒は凄腕ハンター

 バルバレのハンターズギルドの一室。俺達二人はテンガロンハットを被り、カウボーイ風の外見をしている竜人族の老人、ギルドマスターの前で立っていた。

 

「君達には新大陸と呼ばれる場所で調査を行ってきて欲しい」

 

 茶髪に茶色がかった黒目の青年が俺ことアギサ。髪の毛は短めに切ってて、身長はやや低い。チビとか言った奴は後で訓練所な。俺と一緒に居るもう1人はショートヘアーの黒髪に若干半開きの黒目の小柄な少女の名前はセシア。俺達はギルドマスターのちょっとした頼み事(無茶ぶり)を聞き、少し肩を竦める。

 

「そう言われましても、予定されている説明会の日と出港日には任務が……」

「凄腕ハンターの君達にしか頼めないことなのだ」

 

 これには俺も「はぁ……」と溜め息をつく。チラッと横を見れば、セシアが何かを言いたげそうに何時もと同じように俺を見つめてきた。

 

「……」ジー

「そう言ってもなセシア。説明会は火の国、出港日はユクモ村だぞ? 流石に距離が遠すぎる」

「……」ジー

「いや、だから距離が遠すぎてるんだって。竜車にも限界があるんだからさ」

「セシア君はなんと言っておるのかね?」

 

 二人で会話をしているとギルドマスターが会話の内容を把握するために俺に聞いてくる。俺はギルドマスターに向き直り、セシアの頭にポンッと手を置いた。

 

「セシアは是非とも新大陸の調査に行きたいそうです」

「おお! 流石はセシア君。協力的で感謝するよ」

 

「ほっほほ」と笑うギルドマスターを見て俺は二度目の溜め息を漏らす。竜車を使っても間に合わない。かと言って歩いたとしても間に合わない。相手を待たせることはやりたくないのだ。

 

「ですが、ギルドマスター。竜車ではその……時間的に間に合うことが出来ません。碌に説明会にも出ず、出港を遅らせてしまうのは向こう側に迷惑かと」

「ならば、任務を他の者に頼むのはどうかな?」

「火の国とユクモ村は俺達を指定してる辺り、かなり強力モンスターだと思われます。現状上位ハンター達は出払っていますし、他の人に任せるのは……」

 

 ギルドマスターはそれを聞き、「ふむ」と考える素振りをした。俺は行けない理由を納得してくれたかと安心した。

 

「残念だ。これはアギサ君にとってもかなり言い任務なのだが」

「どういうことでしょうか?」

「君は行きたいのではないのか? ベルナ村に」

「ベルナ…村…!」

 

 ベルナ村。一度セシアと一緒に任務で行ったことがあり、その際にある人物と出会った。その人物の名前はカティさん。竜人族の方で金髪碧眼。周りからはネコ嬢と呼ばれている。まぁ、ここまで言えば分かるだろうけど、俺はカティさんのことが好きなのだ。決してlikeではないloveだ。

 

 お前等にカティさんの魅力が分かるか? 真面目でしっかりとしていて、ムーファ? という奴にカチューシャの耳を咥えられてはジタバタしているのだ。可愛すぎる。もしカティさんを襲うのが何者立ったとしてもカティさんを守るためなら勝てる気がする。ロリコンとか思った奴は後で旧砂漠にこい。サザミの餌にしてやる。

 

「それでどうかな? 受けてくれるだろうか?」

「はい! 是非、新大陸の調査に向かわせて下さい!」

「ほっほほ、頼りにしておるぞ」

 

 シルアに白い目を向けられながら俺達は新大陸に行くことになった。


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