俺のっ!蚊とり戦争 ~蚊を殺すと☆ビリビリ☆になる俺の物語~ 作:リル★
名前は何かをベースにして、適当につけている。
「テストの点数の間違い報告もなかったし、先生たちのやるべきこともキリがついたし、最終的なテスト結果と学年順位を返すぞ!」
森先生はそう言うと、1人ずつテストの結果のある短冊を配り始めた。
俺は日本史Bが赤点。偏差値47.4点。学年順位は69位。学級順位は36位。
赤点を取ってしまった。夏休みがなくなりそうだ。
「慎吾も、同じ補講を受けるんだね」と後ろから小五郎が話しかけてきた。小五郎は俺のテスト結果を覗いている。
小五郎は俺のクラスメートの1人。名前は
趣味が読者と眠ることの小五郎なのと、名探偵コ〇ンの登場人物にかけて、眠りの小五郎と呼んでいるのだ。
「おいっ、見るなよ!」と俺はテストの結果を隠した。
放課を示すチャイムが鳴った。
隣のクラスから誰かが入って来た。
「今回は負けたわ。見せなさいあんたの点数。そして、次こそは超えてみせるわ。」とジニーに向かって言った。
来たのは隣のクラスの
ある時まで、夢里さんはずっと学年1で来ていたらしいが、そのある時を境にジニーにトップの座を取られたのだ。そして、奪い返せずにいる。
夢里さんはジニーをライバル視しており、テストが終わると毎回ジニーの所へとやって来るそうだ。
「現代文97点。数学90点。生物95点。日本史B89点。英語99点。偏差値67.4。学年学級共に1位。」とジニーは淡々と言った。
「現代文90点。数学91点。生物100点。日本史B91点。英語100点。偏差値66.7。学年2位。学級2位。」と夢里さんは大きな声でハッキリと言った。
「次こそは越してやるんだから」と夢里さんは去っていった。
俺にとってテストの結果を大きな声で言えるとか、
1人目はグラジオ。テスト結果を見せるとダメな教科を教えてくれようとするんだけど、教えられる時に厨二病の影響で何て言ってるか分からないために余計に辛い。
2人目はお母さん。当たり前だけど、赤点取ったことを言ったらどうなるか目に見えている。
そして…
3人目は
翔洋は俺の所属するバレーボール部の
もしも赤点が翔洋に見つかったら?…絶対に赤点取った奴だけの地獄の練習メニューが課される。バレないように振る舞わなければ。
「やったぁ!赤点補講の登校に慎吾も一緒だ!」と小五郎が少しだけ大きな声で陽気に言う。
これはヤバイ!何故言ってしまうんだ?
その時、教室のドアの所から翔洋が来た。
「へぇ、慎吾って赤点とったんだ。へぇー」
翔洋はニコリと不吉な笑を浮かべた。
俺は心の中で「まじかぁ!?!」と思った。
「教えよう。我が、
グラジオが俺の元へとやって来て、優しげな目で見ている。流石にこれは断れない。
許すまじ、小五郎!と感じながらも、最後の見せてはいけない人であるお母さんにバレないように振る舞うことを考えていた。
────
俺は家の扉を開けると、そこにはお母さんが立っていた。
ゴゴゴゴゴゴ
「シンゴ?赤点ってどういうこと?詳しく説明してくれる?」
後に知ったのだが、先生から親への電話があったそうだ。この後の俺がどうなったかは想像にお任せする。
場所紹介
農鳥高校 2ー2と2ー1
2-2は慎吾のクラス。2-1は隣のクラス。
それぞれ40人編成になっていて、2-2には留学生が1人いる。(後々、紹介)
人物紹介
あだなは夢里さん
元は学年No.1だが、ジニーにその座を取られてから、ジニーへのライバル心と嫉妬が湧き始めた。