俺のっ!蚊とり戦争 ~蚊を殺すと☆ビリビリ☆になる俺の物語~ 作:リル★
テスト1日目
俺は3つの科目のテストを受けた。数学と現代文と日本史Bだ。手応えはある。なかなかいい線はいったのではないかと思った。
赤点ラインの30点以下を取らない自信がある。問題は明日だった。明日は苦手科目の英語がある。
この日は、いつもより帰るのが早く昼頃に家へと帰った。
────
今日はまだ時間がある。夕方から明日のテストの勉強をしよう。それまでは休憩と言いたいが、俺にはやるべきことがある。
俺にかかった呪いの実験が…。
俺はハエタタキを持った。これを持って、ハエを殺す。そして、ビリビリにならなければ、基本的には蚊を殺した時だけがビリビリになるってことが証明される。
「いざ覚悟!」
家には誰もいない。俺はお父さんとお母さんと俺の3人暮らしだ。お父さんは単身赴任で、お母さんは地元のスーパーのパートをしている。今こそ、実験のしがいがある。
俺はハエを探した。が、なかなか見つからない。やはり、外に行かないと行けないのか。しかし、それだと誰かに見られる。これは、
1時間ぐらい経っただろう。俺は諦めの気持ちが出始めた。そんな気持ちを抱えながらトイレを
パチンとハエタタキでハエを叩こうとしたが、ハエに逃げられた。ハエはトイレの外へと逃げた。
俺はハエに向かって攻撃した。叩く方向は上から下だけでなく、様々な方向から叩き始めた。
何回攻撃しても、逃げられる。
「ムカつくぅぅ」と俺は段々と苛立ち始めた。ハエ1匹に勝てない悔しさだ。
パチン、パチンと叩く威力は上昇していく。それだけでなく、叩くまでのスピードも上昇している。
しかし、当たらない。ハエはキッチンへと逃げていく。
「おのれぇ!こうなったら本気の本気の本気で…潰す!!」
「くらえっ、バーストスマッシュ!」
※ただハエタタキを力一杯振り回しているだけ
パリーン、ガシャーン、パリッ
嫌な音が聞こえた。
俺のバーストスマッシュはハエを捉え、ハエは殺せた。そして、俺はビリビリにならなかったので検証は出来た。が、その代償として…
俺はバーストスマッシュの勢いがあまり、キッチンにあった幾つかの皿を割った。
俺は笑うしかなかった。もはや、誰にもバレないことはない!
外で声が聞こえた。
「何かあったのかしらね?久美子さん、確認してきたら?」
「そうですね。心配です。今日はありがとうございました。さようなら、また今度…」
「さようなら、また今度ね」
ガチャン。ドアが開く。
お母さんだ。
お母さんはキッチンにすぐさま向かうと、さっきの状況を見てしまった。そして、動きが一瞬止まった。
俺は心の中で「俺…終わったな」と呟いた。
お母さんは姿を変えていく。多分、変身することが出来るのだろう。ツノが生え、目つきが鋭くなり、髪は上へ上へと漂っていく。何より、ドラ〇ンボールの悟空でさえあっと驚くほどの"気"を放っている。
「どういうことか説明してくれる?」ゴゴゴゴゴゴゴゴと周りは地震のように揺れていた。
そして、ポキッポキッと指を鳴らし始めた。
うむ、俺は死んだな
※このssはR設定していないため、この続きはご想像でお願いします。
※その後、慎吾の命に別状はなかったようです。
人物紹介
あだ名は"お母さん"(主人公のお母さんだから)
時に突っ込み、時にボケと両方出来る。面白ければどちらでもやらす予定。
歳は秘密。体重も秘密。背は普通の方。