俺のっ!蚊とり戦争 ~蚊を殺すと☆ビリビリ☆になる俺の物語~   作:リル★

5 / 18
 ハーメルン始めてから第2作目です。
 よろしくお願いします。

 プロローグだけは書き方とかが少し違うかもしれない。
 後、プロローグ見るよりかDay1から見た方がいいと思います。一応、プロローグは成り行きで書いただけですので。

6/16日
※プロローグ→special Daysへと変更しました。
※Day4の後ろへ以降させました。


Special Days   ~Episode of 崎山~

俺のっ!とり戦争

 

 

 

~プロローグ~

 

 

 1685年

 世はまさに"江戸時代"と呼ばれる。さらに、"元禄時代"(げんろくじだい)とも呼ばれる。この時の将軍は5代目将軍徳川綱吉(とくがわつなよし)。後に、犬将軍と呼ばれた人物である。

 

 世間では、武力への統治から知性への統治へとの移り変わりの時期に入っていた。江戸時代の最初は武力への統治していたのだが、4代将軍の頃から知性への転換へと起動が変わり始め、将軍綱吉はその転換の最中にあった。

 1683年に天和令が出された。そこには、「文武弓馬(ぶんぶきゅうば)の道」が「文武忠孝(ぶんぶちゅうこう)を励まし、礼儀を正すべき事」と改められた。

 「文武弓馬の道」とは自身の身を守るために鍛えることが重要としていたが、世の中は安定したために鍛えることは必要なくなった。逆に鍛えることが反乱の結果を招く可能性があるために、変える動きへと転じていったのだ。

 主君に対する「忠」つまり、忠誠心。父祖に対する「孝」つまり、孝行。そして、「礼儀」。武力から儒教に頼った知性による移るための法令であった。

 この考え方はいわゆる文治主義(ぶんちしゅぎ)と呼ばれるものである。

 

 そんな時代の変動の中で将軍綱吉も武力から知性へと移り変えるための法令を庶民に出した。しかし、これはあまりにもやりすぎた法令であった。

 

 それが、1685年に出された法令…

 

()()()()()()

である。

 

※振り仮名は生類憐みの令(しょうるいあわれみのれい)

 

 この法令では、"生類全ての殺生(せっしょう)を禁じた"ものである。将軍綱吉はその中でも犬を特に大切に扱ったことは有名である。

 特に犬を扱っただけであり、他の生類の殺生を見過ごした訳ではない。()()()()も許されなかった。

 

────

 

 ここは日本の中心となる海である日本海に沿う村、崎山(ざきやま)。そこでも、生類憐みの令によって庶民らは混乱をきたしていた。

 その中で、「蚊」の殺生を特に許さなかった役人がいた。その役人は、蚊を殺生したらすぐに処刑されるという状況を作り出した。

 庶民らはたまらずに一揆(いっき)、つまり、反乱に出ることにした。

 

 この時代の一揆は、村々の代表者が百姓(ひゃくしょう)全体の意見をまとめて領主(りょうしゅ)直訴(じきそ)するというもので、直訴されれば役人はたまったもんではない。

 これを、代表越訴型一揆(だいひょうおっそがた)という。

 しかし、簡単に直訴出来る訳でもない。直訴した代表者は殺されるのだ。これによってバランスが取られているのだ。

 

 「私を殺せばあの役人は呪われるでしょう。そして、その呪いを封印するには地蔵に封じ込めるしかない。逆に、役人を殺せば、あなたはこの村に呪いを放つでしょう。」代表者はそんなことを言った。

 「どういうことだ?」

 「平和的に解決するには、処刑はしてはいけないということです。神が言ってました。ただ、その対処方も述べられたので言いました。それだけです。」

 「まあいい。それで何を直訴しにきたのか?」

 「私たちはあの役人を罷免(ひめん)して欲しいのです。私たちは少しでも蚊を殺してしまったら、処刑されるのです。例え、わざと殺した訳でなくても…」

 「まあよい、願いは聞いてやる。そいつを罷免にしてやるが、貴様は殺す。」

 

 だが、その願いは領主の謎の死によって遂げられることはなかった。

 

 役人は相変わらず、少しの蚊の殺生を見たら処刑していた。

 ある時、いつの日か村を代表した者の呪いがその役人を襲った。

 

 有り得ないほどの大量の雄蚊が呪いの対象に襲いかかる呪いで、期限は無限だ。

 

 役人はその呪いによって死んでしまった。

 役人が死んだ次の日から、役人による呪いが村を襲い始めた。

 

 村は大雨に見舞われ、多量の雷が降り注ぐ。雷は村を火事によって燃やし尽くし、雷の放電によってたくさんの人が死んだ。

 

 このことはある寺主が、封印したことによって事が収まった。この寺主は寺にあった2つの地蔵を使って封じ込めたのだ。

 寺主は一つの地蔵に役人の呪いを封じ込めた。さらに、横にあった地蔵には役人を呪い殺した義民(ぎみん)、つまり、領主に代表して直訴した人物の呪いを封印した。

 

 こうして、崎山で起きた事件は収まったのだ。

 

────

 

 現在

 崎山にあるゴッドアイ神社では、立ち入り禁止の所に未だに2つの地蔵は残されてある。

 慎吾のビリビリの呪いは、遡れば江戸時代からきていたのだ。




地名(舞台)

崎山(ざきやま)
このストーリーの舞台。主人公の慎吾の住む町。昔は村だったらしいが、今では町となっている。
崎山には、ゴッドアイ神社や慎吾の通う農鳥高校がある。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。