私のヒーローアカデミア~わんほぉー、わんほぉーなんだってけかをお断りし続ける私の楽しい英雄物語~   作:はくびしん

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少年誌のピンチ時の覚醒とか好きじゃない。なんかさ、ご都合過ぎない?いや、分かるよ?積み重ねあっての事だし?でもねぇ・・・とか言ってたのが懐かしいなぁ。仕方ないわ、あれは、なる時はなるもん。の巻き

『聞いたでしょ?洸太、施設に逃げて』

 

いつも軽口を叩いていたパー子が短く、真剣に僕へそう言った。意味が分からなかった訳じゃない。僕がいると邪魔になるんだって、すぐ分かった。

 

けど、僕は男の顔が頭から離れなかった。

怖かったけど、それ以上に頭が熱くなった。

お腹の所がぎゅうってどうしようもなくなった。

 

だってお面の下にあったのは、パパとママを殺した犯人の顔だったから。

 

だから僕は━━━━━。

 

 

 

 

 

 

 

「おーーい、どうした、もう終わりか?なぁ?もう一踏ん張りしてみよーぜ、なぁ!」

 

そう言ったその男は地面に横になったまま動かないパー子を蹴り飛ばした。地面を滑っていくパー子はうめき声もあげない。泥で汚れた顔も、変わらない。

男に撥ね飛ばされた後からずっと。

 

男はパー子に向かって歩く。

ゆっくり。

 

「あれ、もう一回やってみよーぜ。なぁ。すげぇ引っ張られた。なんだあれ。俺のMAXの突進、完璧じゃねぇとはいえあんだけ減速させたのは初めてでよ、なぁ、試してみようぜ?なぁ、聞いてっかよ━━━えぇ、おい、ボロ雑巾」

 

男の足がパー子の頭を踏みしめる。

見るからに痛そうなのに、やっぱりパー子は表情を変えない。目を瞑ったまま、ぐったりしたまま。

 

「・・・・あぁ、んだ、つまんねぇな。折角ノッテ来たのによ。まぁ、ぶっ殺す訳にもいかねぇしな。かまいやしねぇか」

 

そう言った男はパー子を小突くように蹴った後、ぐったりしたままのパー子を肩に背負った。何処かへと歩き出そうとする男の背中。

その時になって、僕はやっと体が動くようになった。

 

「やめろぉ!!!」

 

振り絞った声が、男の足を止めた。

男は振り返り怪訝そうにこちらを眺める。

そして「ああ、そういう事か」と呟いた。

 

「妙だとは思ってたんだ。それまで直撃だけ避けてたこいつが、態々真っ正面からぶつかってくるなんてよ。策があんのかと思いやゴリゴリの力押し。やるにしたって手は幾らでもありそうだってのによぉ。・・・卵っつっても、流石ヒーロー様だな」

 

カラカラと笑う男は僕を見下ろす。

楽しそうに。

 

「ありがとよ、正直助かったぜ。逃げ足速そうだから、森に逃げ込まれたらまじぃなとは思ってたんだ。こいつの足止めてくれて、マジありがとな。坊主」

 

男の言葉に胸が苦しくなった。

 

「だからよ、お前は見逃してやるよ。お家に帰んな。言っとくけど、特別も特別だぜ?俺はよ、差別しねぇ主義だからな。女も男も餓鬼も、みーんなちゃんとぶっ殺してやってんだ。普段だったら、お前みたいな餓鬼捻り殺してんだけど、まぁ、今は気分が良いからよ」

 

殺すっていう言葉にパパとママの顔が浮かんだ。

そして目の前のパー子の、楽しそうに笑う顔も。

 

「うるさいっ!!何が、気分だ!!そうやって、僕のパパも、ママも、殺したのか・・・!!パー子離せよ!!」

「あ?パパとママだぁ?知らねぇよ、なんだそれ?」

「ウォーターホース!!わ、忘れたなんて言わさない!!僕のパパとママだ!!」

 

僕の言葉を聞いて男がきょとんとした。

そして何かを思い出したように「ああ」と声を漏らし僕に向き直る。

 

「マジかよ、ヒーローの子供かよ?しかもあいつらか。なんだよ運命的じゃねぇの━━━」

 

男が空いた手で顔の左側を触る。

傷ついたそこを。

 

「ウォーターホース。この俺の左目を義眼にした、あの二人だ━━━━ははっ、世間はせめぇな、おい」

 

そう笑う男にどうしようなくムカついた。

言葉に少しの悪気も感じないから。

 

「なんだ、あれか、それで戻ってきたのか?ふくしゅーとか、そういう奴か?おい?なぁ、おい?・・・感心しないぜ、そーいうの。ヒーローの子供らしく、健全にいこう、な!」

 

一瞬何を言われたか分からなかったけど、直ぐに分かった。そうしたら頭が一気に熱くなって叫んでた。

 

「な、何が!!なんで、お前にそんな事っ!!お前のせいで!!お前みたいなのがいるから!!」

 

男は呆れたように溜息をついた。

 

「よくないぜ、責任転嫁はよ。まるで俺が悪者みてぇじゃねぇか。確かにぶっ殺したけどよ、ありゃぁ、お互い同意の元にやった事なんだぜ?俺はぶっ殺したかった。で、あの二人はそれを止めたがってた。意見が違えばよ、そりゃぶつかるしかねぇよな?その結果があれってだけの事なんだよ、分かるか?なぁ?」

 

「だからよ、この眼のこと、俺は恨んでねぇぞ?仕方ねぇよ。お互いやりてぇことやった結果さ」

 

「恨むなんてのはお門違いってやつさ。もし悪いやつがいるなら、それは俺じゃねぇ・・・・」

 

男が僕に向かって歩いてきた。

ゆっくり、少しずつ。

 

「悪いのはな、出来もしねぇことをやりたがった━━━」

 

男の腕に赤い線が沢山つく。

パー子を倒した時、体についてた物だ。

それが何かは分からなかったけど、それが個性なのは分かった。ニュースで見た、増強型の個性。

 

「━━━━てめぇのパパとママさ」

 

振り上げられた拳。

僕は咄嗟に横に飛んだ。

 

大きな音が鳴った。

起き上がってそこを見れば地面が割れてる。

パー子が、パパとママが、何と戦っていたのか。

その時になってやっと分かった。

 

「━━━━だ」

 

僕は大馬鹿だ。

 

「━━と、おいおい、急に動くなよ。一思いにぶっ殺してやろうと思ったのによ。良い機会じゃねぇか、パパとママに会いにいっちまおうぜ。ま、片道キップだけどな・・・・!!」

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

迫ってくる男に個性で水を飛ばした。

水は男の体に張り付く赤い物にあたり弾けてしまう。

男の足は少しも止まらない。

 

少しだけど岩も壊せるのに、少しも通じなかった。

 

思うように立てなくて這って逃げたけど直ぐに捕まった。背中を踏まれて身動きがとれなくなる。

 

「選ばせてやる。このまま踏み殺されるのと、お前のパパとママみたいに殴り殺されるのと、どっちが良い?」

 

いやだ。

 

「シンキングタイム~5秒もあれば決まるか?」

 

いやだ。

 

「おい、答えろよ」

 

いやだ。

 

「なぁ!」

 

 

 

 

「助けて━━━━」

 

 

 

 

 

何故だか急に体が軽くなった。

振り返れば男が仰向けに倒れている。

 

そしてその隣。

 

ゆっくり起き上がる人影が見えた。

震える足で、揺れる体で、荒い呼吸で、歯を食い縛りながら傷だらけの顔をあげる━━━

 

 

 

「・・・私の、洸太きゅんに、何してくれてんだよ。ぶちのめすぞ、クソホモ野郎」

 

 

 

━━━パー子の姿が。

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

不思議な感覚だった。

目の前がぐらついたと思えば、空を眺めていた。

起き上がろうにも直ぐには起き上がれず、俺の肩から落ちたであろう緑谷が、視界の端で立ち上がるのを呆然と眺めるしか出来なかった。

 

何が起きた?

 

理解する間もなく、緑谷の足が俺の横顔を蹴り飛ばしてくる。個性の発動が上手くいかずモロに当たった。口の中が切れたのか、鉄の味が舌を這う。

 

ふらつきながら餓鬼の元に歩く緑谷の背中に、思わず声をかけた。

 

「待てよ、おい。お前だろ、何しやがった?」

 

投げ掛けた言葉に返ってくる物はなかった。

緑谷はただ俺に背を向け進み、餓鬼を起き上がらせ腕に抱き締める。

 

餓鬼の嗚咽を聞きながら、俺は考えた。

早急に答えを出さないと不味い予感がしたからだ。

雰囲気が変わった。僅かだが。

 

恐らく今の緑谷は俺と同じ、スイッチが入ってやがる。それも相当やばいスイッチが。

 

あの目だ。

僅かに俺に向けられた視線。

それが全てを物語っていた。

 

死柄木が目をつけた理由がようやく分かった。

あれは━━━俺達側の人間だ。

 

「ははっ、俄然、やる気になったぜ」

 

指に力を込めれば普段より幾分か鈍いが動かせた。

転がるように体勢をうつ伏せにし、全身に力を込める。

かなり重く鈍く感じるが立ち上がれた。

 

ふと緑谷に視線を向けると、酷く冷めた目とかち合う。

まるで物でも見るような、そんな冷めた目だ。

 

「━━━野暮な事は聞かねぇ。抵抗すんだろ?なら、やろうぜ。とことんやろう、な」

「っさいわ。禿げろ」

 

口でなんと言おうと冷静を取り繕うと、冷めてる癖にやる気満々なその目を見れば分かる。たまに見るそれ━━━怒りだ。それもかつて向けられた物の中で一二を争うレベルの憤怒。背筋がゾクゾクして堪らない。

 

段々と戻ってきた感覚。

今出来る最大限を足に込める。

 

「じゃ、再開と━━━━━っ!!?」

 

気がつくと地面が目の前にあった。

踏み込んだ筈の足は空をきる。

混乱してる間に俺は顔面から地面に落ちた。

 

なんだ、こりゃ?

 

体が起き上がらない、さっきと同じ感覚だ。

いや、正確には起き上がろうとはしてる。

それが不思議なまでに上手くいっていないだけ。

 

足音が聞こえてきた。

何とか首を持ち上げれば、こちらへと駆けてくる緑谷の姿があった。

 

全身の筋肉を増強、瞬時に鎧を作り出す。

どうにも上手く個性が発動出来ず、鎧はかなり薄い。

緑谷はそんな俺に思いきり蹴りを放った。

まるでサッカーボールでも蹴るように。

 

衝撃が顔面に響き体が宙に浮く。

蹴りの威力で飛んだのかと一瞬錯覚するが、背中を引っ張られるような感覚にそれが間違いである事を知る。

 

岩壁まで吹き飛ばされ、背中が強く叩きつけられた。

衝撃の重さはそこまでじゃない。

どっちかといえば、顔面を蹴飛ばされたほうがダメージはでかい。

 

くらつく視界、その中にこちらへ追撃する緑谷が見えた。迎撃の為に体に力を込める━━━がやはり上手く個性が働かない。というより、体が言うことを利かない。

 

結局また緑谷の攻撃を受け止める事になった。

引き寄せる個性で限界まで加速した、緑谷の渾身の飛び蹴りは容易く俺の肋骨をへし折ってくる。

 

痛いと思える攻撃はいつ以来だったろうか。

思わず過去が脳裏を過っていく。

そしてその時、何が頭の中でハマった。

 

思い出したのだ。

まだ餓鬼だった頃、似たような経験があった事。

それが何を原因としていたのかを。

 

「くぉぉぉぉらっ!!」

 

出来る限り筋肉を増強させた腕で振り回す。

緑谷の反応は早く直ぐ様飛び退いていく。

だが、それで良い。

 

時間を稼げれば。

 

筋肉増強。

普段強化しない目の筋肉を強化し、筋繊維を頭の中へと潜り込ませる。傷ついたら一発で終る器官だらけの場所。出来うる限り慎重に。

筋繊維から伝わる触覚を頼りに、俺は脳を筋繊維で覆った。

 

次の瞬間、その筋繊維から固いものに何度もぶつかるような感触が伝わってくる。そして視界が僅かにぐらつく。

ビンゴ。

 

「出来たとしてもやるかよ・・・!加減一つで人が死ぬぞ、おい。ヒーロー様よ!!」

 

そう声をあげれば緑谷が怪訝そうな顔をした。

俺が対応した事に驚きは見せない。

どちらかと言えば、そうなると思っていたような顔だ。

 

緑谷がやった事は至極簡単。

引き寄せる個性とやらで、脳みそを引き寄せ頭蓋にぶつけてやがった。それも、ただ強くぶつけた訳じゃない。前後左右小刻みに引き寄せ、脳を揺らした。脳震盪を起こさせてやがったのだ。

 

その事実に体が震えた。

実質それは命を握られていたという事他ならない。

筋繊維で覆う前、何時でも俺を殺せたのだ。

 

それに簡単とは言ったが、それはあくまで理論上。

少しでも失敗すれば脳震盪は起こせない上、下手をうてば即死するような技だ。それをこいつは眉一つ動かさずやった。それも戦闘中に僅かな狂いもなく。

 

化け物━━━そういう言葉が頭を過った。

 

「死柄木よぉ、こいつは駄目だ━━━」

 

━━━こいつは生かしておいたら駄目だ。

 

捕獲から排除に考えを切り替える。

 

今ならまだ殺せる。

手に負えなくなる前に、殺せる。

楽しみだ云々言ってる場合じゃねぇ。

 

ここで確実に。

 

筋肉増強。

限界まで増幅させる。

 

やることは一つ。

反応出来ない速度で、最強をぶち当てる。

後先は考えねぇ、それだけをやる。

 

膨れ上がった筋肉の隙間から緑谷の位置を改めて確認━━━したが、そこにはもう緑谷の姿はなかった。餓鬼の姿も。

 

狭い視界の中、緑谷の姿を探す━━━がいない。

 

カラっ。

 

そういう音が聞こえた。

 

顔をあげれば壁に張り付く緑谷、それとその背中に背負われた餓鬼の姿があった。緑谷の口は何かを溜め込んだように大きく膨らんでいる。見覚えがあった。炎を出すときのモーション。

 

「今更、炎か!!効かねぇっつんだよ!!」

 

緑谷の炎は火力が弱ぇ。

エンデヴァークラスの火力ならまじぃが、あれなら耐えられる。それに今は限界まで筋肉を増強してる。盾が厚い。

 

そうこうしてる内に緑谷の口から炎が放たれた。

けれど、それはさっきの青い炎じゃなかった。

見たこともない、真紅。赤より更に鮮烈な赤、真紅の炎だった。

 

嫌な予感が頭を過る。

全身の細胞が避けろと叫ぶ。

だが無理だ。

 

限界まで筋肉を増強させた、小回りがきかねぇ。

解除するにも時間が掛かる。

何より今のこの増強させた筋肉にはスタミナを全部注ぎ込んじまってる。これで仕留めねぇとやられるのは俺の方だ。

 

耐えるしかねぇ。

歯を食い縛る。

くるであろう痛みに備え。

 

「ぐぁっ、あああっ!!?」

 

それは一瞬。

落ちてきた真紅は容易く俺の筋繊維を貫き、俺の肉体を、左肩を焼いた。鼻に焼け焦げた臭いがつく。痺れるような痛みが身体中に響いていく。

 

だが、耐えきった━━━そう思っていた。

 

直後違和感を感じた。

貫かれたそこが異様なまでに熱い。

痛みは当たり前だが、それとは何か違う。

視線をそこへとやれば、真紅の炎が燻っていた。

 

いや、正確にはぶつかった瞬間周囲に散っていた炎が、傷口に集まっていたのだ。

振り払おうと体を揺らしたが効果はない。

炎はまるで意思があるようにそこへと移動していく。

 

炎は傷口を更に焼き、そして内側から体を焼く。

絶叫しそうな痛みが身体中に走る。

数十秒もしない内、肩の付け根に落ちたそれは左腕から自由を焼き殺した。

 

痛みに耐え顔をあげれば緑谷の口がまた大きく膨らんでいる。またそれが来る。

 

俺の突進を警戒した緑谷に隙らしい隙が見られない。

一撃で仕留めることを諦め、増強させた筋繊維を多少減らし軽くする。先の攻撃を避けられるよう。

 

再び緑谷の口から炎が放たれる。

二度目はない。

 

カウンターを狙らう為、その場を飛び退き━━━━俺は目を疑った。炎が俺を追ってきていたのだ。それは生き物のように宙をうねり、真っ直ぐこちらに向かってくる。引き寄せる個性という言葉が頭を過る。

確かに体育祭の映像を見せられ炎を集めている姿は見ていたが、これは明らかに違っていた。

 

画像のそれはお世辞にも完璧とはいえない物。

辛うじてそう出来ている。そういう類いの物だった。

だから脅威を感じなかったし警戒もしてなかった。

 

「くそがっ!!!」

 

飛び退き宙に浮いていた俺に避ける手段はなく、灼熱の真紅が右肩を貫いてく。

何とか着地したが痛みに悶える間もなく、突き抜けた真紅は弧を描くように宙を舞い戻り、今度は右足を貫き、そのまま左足まで貫いていった。

 

「がぁぁぁぁっ!!」

 

貫かれたそこが熱い。もはや立っていられなかった。

痛みにのたうち悶えながら、何故こうも容易く貫かれたのかやっと分かった。高温である事は勿論だが、炎が殆ど散らなかったのだ。それは高圧水流のように、圧縮し洗練された炎。しかもその炎はどうにも狙った場所に落とせるらしい。

 

散らない高温の炎。

誘導性能もあり、加えて炎の移動速度は極めて速い。

盾を貫いてくるこいつを、どう攻略すれば良いか考えつかねぇ。

そもそも、あれを頭に落とされりゃそれだけで終わりだ。痛みに悶えながら視線をあげれば、直ぐ側に緑谷の姿があった。餓鬼の姿はねぇ。恐らく何処かに置いたんだろう。

 

「━━━っ、おい、おい、こんなの持ってんなら、言えよな。ずるいぜ」

 

痛みに堪えてそう言えば、緑谷はつまらそうな顔をした。そして足を大きく振りかぶる。

 

「やっかましいわ。ずるいも何も、私だってこれが二度目なんだよ」

 

二度目。

たった二度目でこれか。

 

「化け物だな、お前」

「誰が化け物だ」

 

振り子のように弧を描き落とされた足先が見えた。

鋭く速い腰の入った振り。

 

「私はただの超絶美少女、産まれながらのスーパーアイドル緑谷双虎ちゃんだ。よーく覚えとけ、ダサマスク!!」

 

頭に衝撃が走り、意識が遠くなっていく。

朦朧とする意識の中、ふとそれが気になった。

どうでもいいそれが。

 

「ダサ・・・マス・・・ク・・・って、俺、もう、ずっと被って・・・ねぇだろ。いつ、まで・・・・」

 

 

 

「お前の渾名はこれから一生ダサマスクだ。メディアに流してやる。ざまぁ」

 

 

 

 

「たまん・・・ねぇな、おい━━━━」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シリアス「おいおい、兄弟。こいつは、なんの真似だ?」ジュウコウムケラレー

はくびしん「兄弟、言わんでも分かるだろう?長い付き合いだ」シガーチョコプカー

シリアス「用済みって事か・・・先に地獄で待ってるぜ、兄弟」フッ

はくびしん「向こうについたら挨拶に行くぜ兄弟」カチャリ


パァン


ギャグ「珍しく前書きしないと思ったら、後書きで本編よりシリアスしてんじゃぁないよ!!」

はくびしん「てってれー」ドッキリ
シリアス「てってれー」ダイセイコウ

ギャグ「んで仲良しか!」

茶番ごめんやで。
シリアスすぎてやってられん。
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