私のヒーローアカデミア~わんほぉー、わんほぉーなんだってけかをお断りし続ける私の楽しい英雄物語~   作:はくびしん

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お久しぶりーやで( *・ω・)ノ

お待た?お待た人いる?
いたら済まんかったな。筆が中々進まんもんでよ。
もうね、面白いくらい仮免編筆が乗らん。
我びっくり。

仕事の忙しさより、そっちのが問題やわ。
構想はあるんだけどね、うん、どないしようか。

あーーー、もう何も考えず、イチャイチャさせたい。



聞いてあげてよ!言葉じゃない、そこに含まれるパッションを!!そしたら分かる、貴方の事どれだけ好きなのか!!ほら、あんなアマゾンの鳥みたいなキテレツな格好して求愛してるじゃない!結婚したげてよー!の巻き

スマイルヒーロー『Ms.ジョーク』。

個性は『爆笑』。

年齢28歳、独身。

 

近くの人を強制的に笑わせて思考・行動を鈍らせ、その隙をついてヴィランを物理的にボッコボコにする肉体派ヒーロー。現在傑物学園にて教鞭を握る教師でもある━━━━━━眼鏡によるWi●i調べ。

 

一時期、包帯先生が所属していた事務所とジョーク先生の所属していた事務所が近く、助け助けられを繰り返すうちに相思相愛の仲になった━━━━ジョーク先生情報。

 

そう、ジョーク先生とは。

包帯先生の、奥さんになる人である。

 

 

 

 

 

「タタタターン!タタタターン!タタタタン、タタタタン、タタタタン、タタタタン━━━━タタタターーン!ターーン!タン、タン、タン、タン!ターーン、ターーン、タ━━━━━ったぁ!!」

「アカペラで結婚行進曲を歌うな」

 

思いっきり頭叩かれた。

痛いなんてもんじゃない、知能指数が10は減った。

 

というか、体罰が問題視されてる昨今、ここまで気持ちよく叩いてくる包帯先生はどうなのだろうか。そろそろ教育委員会に訴えるべきでは無いのだろうか。偉い人に怒られるべきでは無いだろうか。

具体的に言えば、叱れれば良いのに・・・!三時間くらい正座させられれば良いのに・・・!!私みたいにぃ!!

 

包帯先生に恨みを込めた視線を送ったら、その隣にいたジョーク先生と目があった。ジョーク先生は何かを堪えていたようだが、私を見ると爆笑し始めた。

 

「ブハッハハハハハ!!面白い生徒がいるな、イレイザー!体育祭の時から変わった子だとは思ってたけど・・・・良いね!!気に入った!!プロになったらうちの事務所きな!!笑い絶えない最高の仕事出来るよ!!」

「すいません!私には既にバカスリーWithお茶子という帰る場所があるのでぇ!!お断りしまぁす!!」

「タハーーー!!フラレちゃったよ!!ウケる!!」

 

「あれぇ、私完全に組み込まれとる!?」

 

取り敢えず、お茶子はおいておいて。

また爆笑したジョーク先生に視線を戻すと、包帯先生の肩に手を置いて良い笑顔を浮かべていた。

 

「よしっ!そういう事だから、今から行進しちゃうかイレイザー!!」

「してたまるか。どんな流れだ」

「ブハッ!またフラレちゃったよ!!あたしフラれ過ぎだろっ!!」

 

大爆笑したジョーク先生に包帯先生は深い溜息をつく。一見すると嫌そうな顔してるが、恐らく照れ隠しだろう。きっと、本当はちゅーとかしたいのだろう。イチャイチャしたいのだろう。デートとか申し込みたいのだろう。結婚したいのだろう。

 

私には分かる。女子力53万の私には分かるのだ。女子力が高まり過ぎて、もう女神へレベルアップしてるといっても過言ではない私には分かってしまうのだ。

 

確かに包帯先生には恨みがある。

数え切れない程、一杯ある。

スマホを取り上げたり、ゲームアプリ消してきたり、秘蔵のネココレクション画像を強奪してきたり、夏休み潰すとか言ってきたり、ちょっと遅刻しただけで怒ってきたり、掃除当番させてきたり━━━━本当に一杯ある。

 

だけど、これとそれとは別だ。

人の恋路にとやかく言うほど、野暮ではないのだ。

幸せになれるなら、なるのが一番!それでちょっと性格丸くなってくれればなお良し!!

 

だから「応援してますぜ、兄貴ぃ!」と熱い視線を送ったけど、それは無視された。

へこたれないけども。私の為にも幸せになって貰わねばならない。あと、スマホ返して貰わねばならない。

 

「包帯先生!!女の子は冗談でも、どうでも良い相手に結婚しようなんて事は言いません!!ジョーク先生は割とマジめに包帯先生の事好きなんです!応えてあげて下さい!!公衆の面前でプロポーズですよ!どれだけの覚悟で言ったのか!汲んであげて!包帯先生汲んであげて、結婚しちゃって!家庭持って丸くなって、思いっきり腑抜けて下さい!!甘やかして!私を!!」

 

「最後の方に本音が出てるぞ、緑谷」

 

「私の事はどうでも良いんです!!包帯先生!ウケるとか言ってますけど、内心ズタズタですよ!ジョーダンって事にして傷つかないようにしてるんですよ!そんなに強い人じゃないんです!だから責任とって結婚してあげて!後返してスマホを!」

 

「だから最後の方に本音が出てるぞ、緑谷」

 

「私の事はどうでも良いんです!スマホ返して!ほら!ジョーク先生からも何か言ってやって下さいよ!!スマホ返してあげてって!」

 

「本音を隠さなくなってきたな、お前」

 

包帯先生から視線を外し援護射撃を期待してジョーク先生を見ると、顔を赤くしてそっぽを向きプルプルしていた。

包帯先生もその姿を見て、声と表情を失う。

 

「そ、そんなんじゃないから・・・・全部、ジョーダンだから・・・・こっち見ないで」

「・・・・・そうか」

 

・・・・・。

 

「タタタターン!━━━━ったぁ!?」

 

無言で包帯先生に叩かれた。

それまでの比じゃないくらいの威力で叩かれた。

目の前がチカチカした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「━━━━それでジョーク、お前がいるという事は」

「あ、ああ、そ、そそ、そ、そうだよ!・・・・おいで皆!雄英だよ!」

 

ジョーク先生の声にぞろぞろと生徒らしき集団がやってきた。

 

「傑物学園高校二年二組。私が受け持つ、可愛い自慢の生徒達さ━━━━━それとさっきのはジョーダンだからな」

「分かってる」

 

その生徒達は雄英という名前を口にしながらヒソヒソ話し珍しそうに眺めていたけど、そのうちの一人が薄ら寒い笑顔を浮かべこちらに向かい歩いてきた。

 

「俺は真堂!今年の雄英はトラブル続きで大変だったね!特に神野事件を中心で経験した緑谷さん━━━━」

 

握手しようとしたのか手が伸びてきた。

思いっきり叩き落としてやったが。

 

「━━━━━と、はは。手厳しいな」

「そう?一応これでも、相手は選んでるけど?私はファンには優しい超絶美少女高校生だからね。サインしてあげようか?━━━━顔に」

 

笑顔と共にマイマジックを手にすると、エセ爽やかが苦笑を浮かべ顔を横に振った。

 

「いや、それは遠慮しておくよ。これから俺達は試験に挑むライバル同士。流石に競争相手のサインを顔に残しておく訳にはいかないからね」

「遠慮なんてしなくて良いよ。サインが顔にある程度、別に困るような事もないでしょ。ほら顔出しな?誰が見ても分かるように、私のファンだって証拠、顔に刻んじゃおうよ?体育祭もちゃんと見てくれたんでしょ?大ファンじゃん。記念にさぁ」

 

エセ爽やかは笑みを深めた。

目は相変わらず、欠片も笑ってないが。

 

「━━━気持ちだけ受け取っておくよ、緑谷さん」

 

そう言うとエセ爽やかは全然笑ってない目でウインクしてきた。

勿論受け取ったりしない、眼鏡でガードしておく。

 

他のクラスメイトが傑物の連中とペチャクチャし始めると包帯先生からこれから行われる説明会の為にコスへ着替えるように言われた。傑物と別れ更衣室へ向かっていると、お茶子が怪訝そうな顔で近づいてくる。

 

「ニコちゃん、あんな態度取ったらあかんよ。ライバルになる人かも知れんけど、礼儀正しくてええ人やったよ?」

「お茶子のおっぱいめちゃ見てたのに?」

「えぇ!?嘘っ、本当!?」

「舐めるように見てたよ」

「舐めるように!?」

 

お茶子が分かりやすく顔を青ざめさせた。

なんか懐かしい表情、入学したての頃思い出す。

皆忘れてるだろうけど。

 

「うぐっ、僕は違うっ、僕は無実だ」

 

あ、いや、いた。

もう一人だけ。

 

「待て待て、誤魔化すな緑谷。あの人はそんな事してなかったぞ・・・・してなかったよな?いや、してなかった!てか、普通に無礼過ぎだったからな!」

「Oh、キリシマボーイ・・・・」

「なんでちょっと発音良いんだ」

 

もう一人がっつり騙されてる奴がいたようだ。

他にもまだお祭り気分の奴らが目につく。

私もがっつりお祭り気分だが、知っててやってるのと、知らないでそうしてるのは意味が違う。

 

教えてあげようかも思ったけど、本来教える筈の包帯先生が黙りを決め込んでいる。

さて、どうすんべぇか。

 

取り敢えず、切島の肩に手を置き顔を下に伏せた。

 

「んーー反省」

「・・・それは日光のお猿さんに任せておけよ」

 

テキトーに切島のお説教を受け流した後、一応かっちゃんに聞いてみる事にした。

 

「━━━━っという事で、どう思う?かっちゃん」

「━━━の部分言えや。・・・はぁ、まぁ、大体想像はつくけどな。放っとけ」

 

なんやかんや好きにしろや、とか言うかと思っていたのに教えるの反対されてしまった。

ちょっと驚き。

 

「良いの?」

「良いもクソもあるか。教えた所で何か変わる訳じゃねぇ。雄英なんざクソ目立つ名門選んだ時点で、ここの誰も最初からんなこと言われるまでもねぇんだよ。後は、それに見合った実力があんのか、覚悟があんのか、運があんのか━━━━それだけだ」

「・・・・それじゃ普通にかっちゃん落ちそうなんだけど」

「どういう意味だ、こら」

 

一番大事な人間性がさっぱり欠けてるもん。

言ったらショック受けそうだから、態々言わないけどさ。

 

哀れみと共に両手で口を押さえジッと見つめていると、かっちゃんがメチャ睨んできた。その熱い視線から、まるで言いたい事がバレているかのようだ。

 

「なんつー目で見てきてんだ、てめぇは。喧嘩うってんのか、ごらっ」

「喧嘩なんて滅相もない、落ちた時どうやって茶化して、その後どう慰めようか考えてただけだから」

「余計に質がわりぃわ!!」

 

それから男女分かれて更衣室に入り着替え始める。

ニューコスに袖を通していると、装備の一つから紙が落ちた。拾い上げて見てみるとミミズがのたくったような文字が書き込まれていた。きっと発目が寝ぼけながら書いたのだろう。

 

色々ぐちゃぐちゃで何書いてあるのか分からなかったけど、何を伝えようとしてるのかは察しがついた。

書いてあったのは、今朝方まで調整していた装備の使用方法とその注意点だった。

 

「ここで頑張ってとか、そういう事書いてくれたら友達って堂々と言えるのになぁ・・・はぁ、まったく」

 

あいつらしいと言えば、そうなんだけど。

 

最後の装備を装着し、私は皆の元に向かった。

今頃死んだように眠っているであろうお馬鹿な友人に、どんな土産話を持ってかえってやるか考えながら。

 

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