私のヒーローアカデミア~わんほぉー、わんほぉーなんだってけかをお断りし続ける私の楽しい英雄物語~   作:はくびしん

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( *・ω・)ノヤァ

まさかの、かっちゃん視点でお送りします。
双虎引きこもりルート。

双虎視点だと、暗すぎてあかんかったんや。
やっぱり物語はハッピーに限るよね(ヘタレ宣言)


引きこもりクソニートな幼馴染との付き合い方なifの巻き

開花を待ちわびる桜の蕾が風に揺れる三月。

その日、さっさと朝食を済ませた俺は着なれたコートを羽織り、今朝方届いたそれ━━━━雄英高校の入試結果が入ったその封筒を手に玄関の扉を開けた。

 

扉が開くと春の訪れを感じるにはまだまだ冷たい風が頬を撫でていく。少しだけマフラーの存在が頭を過ったが、靴を脱いで部屋に取りにいく手間を考えると面倒になったので止めた。何より目的地まではそう遠くない。どれだけのんびり歩いた所で十五分も掛からない場所だ。加えて一度そこに辿り着けば出掛ける事もないのだから、厚着していく必要性は余計に感じなかった。

だからさっさと行こうとしたのだが、背後から威嚇するようなババアの声が掛かった。

 

「勝己!あんた双虎ちゃんの所行くんだったら、私の旅行のお土産もついでに持って行きなさいよ!!気が利かないわね!」

「━━━━ち、っせぇ!用があんならてめぇで行けや!!んどくせぇ!!つか、何勝手に俺の行き先決めてんだ!!クソババア!!」

 

怒鳴り返すと直ぐに般若の顔をしたババアが紙袋片手にやってきた。鬼気迫る姿に思わず身構えちまったが、ババアは俺の防御を息をするようにすり抜け、頭をおもいっきりひっ叩きやがった。そのまま胸ぐらを掴み上げて頭突きするように顔を近づけてくる。

 

「誰がクソババアよ!!誰が!!ああん!?あんたまさか引子さんにもそんな口利いてるんじゃないでしょうね!!だったら丸刈りにするわよ!!」

「ってぇな!!このクソババアが!!んな事する訳ねぇだろうが!!頭沸いてんのか!?ああ!?」

 

ババアとメンチ切り合ってると、おどおどしたジジイが居間から顔だしやがった。何を言うのかと思えば「玄関で騒いでるとご近所さんに聞こえちゃうぞ」なんてちっせぇ事ほざきやがる。

その直後、ババアが何か言いたげな視線をジジイに向ける。ジジイは肩を竦めて困ったように笑った。

 

「光己、その辺にしてあげなさい。勝己もちゃんと分かってるだろうし、そんなに心配しなくても大丈夫だよ」

「これの何処が大丈夫に見えんの!!あんたがそうやって甘やかすからつけあがんのよ!!」

「そ、そうかな?私より光己の方が甘やかして・・・あっ、いや、何でもないよ。あれだよ、ほら、勝己もあの双虎ちゃんのお母さんの前じゃ変な事しないさ。だろう、勝己?」

 

あいつの所に行く事を断言されてるのは若干腹立つが、これ以上文句を連ねても面倒なだけなので「ああ」と返事を返せば、ジジイが満足そうに頷いてきやがる。それを見たババアは不満気な顔をしながらも「お土産は持ってきなさいよ」と紙袋を握らされた。

 

「引子さんと双虎ちゃんによろしくね」

「勝己、気をつけて行ってくるんだよ」

 

二人の生暖かい視線を背中に受けて、俺は玄関を思い切り締めて出た。怒号が飛んできたが無視した。

関わってたらキリがねぇ。

 

 

 

 

 

 

俺には緑谷双虎という幼馴染がいる。

絶賛引きこもり中の女だ。

 

初めて会ったのは幼稚園の頃。

当日つるんでいた奴等と公園でヒーローごっこで遊んでいる時、一人でブランコを揺らしていそいつを偶然見つけた。普段見掛けない奴だから嫌に目についた。一緒にいた連中も同じだったようで、いつの間にか遊ぶのを止めて「あれは誰だ?」なんて話で持ちきりになった。

その内、細かい事はどうでも良くなって、遊びのメンツ不足を感じてた俺は仲間に入れてやろうと声を掛ける事にした。

 

その時の事は今も忘れない。

俺の事を上目遣いで覗いた、涙で潤んだ大きくて宝石のように綺麗に輝くあいつの瞳を。

そしてそこに映った、顔を真っ赤にさせながら間抜けな顔をしていた自分も。

 

結局その時は俺がモタモタしていた事や、双虎の母親が直ぐに迎えにきて遊ぶ事はなかったが、それからちょくちょくあいつの姿を公園で見るようになった。

人見知りのあいつは最初目も合わせなかったが、何度か話す内に顔をあげるようになって、いつの間にか目を見て話せるようになった。言葉は辿々しく要領を得ない時があり、子供ながらイラつく時もあったが、その瞳が真っ直ぐ自分の事を見てると思うと文句は出なかった。

 

母親達が交流してから会う機会は更に増えた。

家か公園にしか出歩けなかったあいつも俺がいると少しは大丈夫なようで、親ぐるみで出掛けるとなれば常に一緒に居させられた。トイレ以外、ほぼひっつくあいつを多少は煩わしく思った事もある。

まぁそれでも、服の裾を摘まみながら泣きそうな顔で俺に頼ってくる双虎の姿に悪い気はしなくて、その手を振り払う事はなかったのだが。

 

俺にくっつきながらも外を出歩くあいつの姿に、小学校という言葉を口にするようになったあいつの横顔に、子供ながらこうやって頼られるのは何時までも続かないだろうなと思っていた。少しずつだが、笑顔を見せる日が増えていたから。少しずつだが、自分から外に出ようとしていたから。少しずつだが、変わろうとしているのは気づいていたから。どもる所は眉を顰められるかも知れないが、本質的に優しくて顔も良いだけに、その努力はきっと報われると思っていた。

だが、そんなあいつの意思に関係なく、ソレはあいつの心の奥に残り続けていた。

 

 

小学校三年の春、あいつは一人の教諭の前でパニックを起こした。俺が見ている限り、その教諭が何かした訳じゃない。そいつはただ笑ってテスト結果を褒めて、頭を撫でただけ。ただ、それだけだった。

 

双虎は喉が張り裂けんばかりに悲鳴をあげて嘔吐した。

綺麗だった瞳を暗く淀ませて、血色の良かった顔を真っ青にさせて、凍えているかのように体を小刻みに震わせて、歯をカチカチ鳴らせ━━━涙を溢しながら「ごめんなさい」とひたすら口にし続けた。

あまりの双虎の変わりように俺ですら暫く動けなかった。双虎のやつが大人の男に対して極端に恐怖を覚えていたのはウチのジジイに見せる反応で知っていたが、それもある程度慣れれば普通に話せる程度のモノだと、俺は甘く見ていたのだ。

 

その教諭の何が原因だったのかは今も分からない。

ただ双虎にとって教諭がした何かが耐え難い事で、俺の知ってる普通というものが双虎にとってどれだけ難しい事なのかは嫌と言うほど理解した。

 

それ以来、あいつは学校に来ていない。

それまで行くとこが出来ていた公園や近所の商店街すら顔を出すことが出来なくなった。初めの内はカウンセリングの為に病院へと出掛けていたようだが、学校での一件以来身の内にあったソレは確実に悪化してしまったようで、治る所か通院すら難しくなり、今もあいつは部屋の中にいる。暗い部屋の中に、たった一人で。

 

 

 

 

 

 

 

「あら、勝己くん?暫くぶりねぇ」

 

見慣れた風景を眺めながら歩くこと10分程。

辿り着いたアパートの前で、トートバッグを肩に掛けた双虎の母親は笑顔と共に声を掛けてきた。カウンセリングに通わせていた頃は随分と疲れた顔をしていたが、ここ数年は生活が安定しているのか顔色は悪くはない。

この調子だと、俺が来なかった間に何か起きた可能性はなさそうだ。 

 

「いつもいつも双虎の様子見に来てくれてありがとうね。今は自由登校の時期だっけ?早いわね、勝己くんも春から高校生なのよね━━━━あっ、高校と言えばそろそろ結果発表だったんじゃないかしら?もしかして今日はそれで?」

「・・・・まぁ、今朝、手紙来たんで」

「あらあら、そうなのね。その様子だと悪い結果じゃないみたいで良かったわ。あの子も柄にもなく気にしてたみたいだから、ふふふ。勝己くん、おめでとう」

「うっす」

 

双虎の母親は一頻り嬉しそうに笑った後、俺に部屋の鍵を渡して双虎の事をよろしくと伝えてきた。

最早いつもの事ではあるが、双虎の母親は俺の事を信用し過ぎている気がする・・・まぁ、その方が俺にとって都合が良いから、余計な事をいうつもりもねぇんだが。

 

双虎の母親と別れて部屋に向かった。

一応インターホンを押したが返事は返ってこねぇ。

仕方なく借りた鍵でドアを開け、さっさと部屋の中へと踏み込んだ。そのまま『ふたにゃん』という表札がぶら下がるドアに行き、軽くノックしながら声を掛けた。

 

「おい、双虎。いるんだろ、開けろ。開けねぇとぶち破るぞ。ごら」

 

そんな言葉に慌ただしくドアの向こうで何かが動く。

何かが崩れるような、何かが割れたような、何かにぶつかるような、何かを蹴り上げるような・・・・そんなドタバタした音を散々に響かせた後、勢いよくドアが開いた。

 

現れたのは手入れの行き届いてないボサボサの長い髪をフワフワ揺らしながら、パンツ一枚にヨレヨレのTシャツ一枚というあられもない格好をした眼鏡女。

俺の幼馴染である、緑谷双虎だ。

 

「━━━かっちゃん!」

 

双虎は俺の姿を見るや、髪の隙間から覗く瞳を細めて、嬉しそうにフニャりと笑う。

そのまま間髪入れず犬みたいに飛び着いてこようとしたが、汗臭さが鼻についたので取り敢えずデコピンで撃ち落としておいた。

 

バチンという音と共に指へ衝撃が走る。

直後、絞め殺された豚みたいな悲鳴をあげた双虎は、苦しげな声を漏らしながら廊下に転がった。

 

「ふがぁっ!?あっ、あああぁぁぁぁっ!!おでこがぁ、おでこに穴があいたぁぁぁぁぁっっっっ!!」

「空いてたまるか。てめぇ、朝連絡したっつぅのに、なんで返事寄越さねぇんだ。この馬鹿が」

 

俺の言葉を聞いた双虎は涙目のまま体を起こした。

そして上目遣いでこっちを見ながら首を傾げる。

心底不思議そうに。

 

どうやら世の中でトップクラスに暇人であるこいつは、スマホを見る時間すら作れないらしい。

このウルトラ馬鹿。

 

「・・・・はぁ、まぁ良い。それよか、はよ風呂入ってこい。くせぇぞ」

「そう?自分だと分からないんだよねぇ。まだ・・・・あれ、この間入ったの何時だっけ?昨日?いや、昨日は入ってないな。あれ、でも一昨日は確か、うん?」

「聞いてるこっちが頭痛くなるから思い出さんで良いわ。さっさと頭から足の爪先まで全部洗ってこい」

「へいへいほー」

 

風呂場に駆け出した双虎の背中に「着替え忘れんじゃねぇぞ」と言えば、慌てて引き返して部屋に戻っていった。どうやらまた、何も持たずにいったらしい。

 

双虎が風呂場に入った後、コンビニで買ってきたアイスやら土産やらを適所へと片付けてから、双虎の引きこもり部屋に足を入れた。

至る所に積み上げられたゲームカセットや漫画の山が最初に目に入る。次に床に散らばっている服。その次は乱雑に置かれた未開封のフィギュア。いい加減ゴミを捨てる事は覚えたようで、部屋の隅でお菓子のゴミやらジュースのゴミやらがビニール袋で一纏めになっている。

テレビの前には一つクッションが置かれ、その周りにはジュースや菓子の山が囲むように並んでいた。一晩はそこから動かなかった事は察した。

 

軽く臭いを嗅いでみたが、幸い汗臭さが残ってるだけで危険そうな刺激臭は感じなかった・・・・この状態を幸いと思ってる時点で、あれではあるが。

 

「うわ、また勝手に片付けしてる」

 

部屋を片付けながら待つ事少し。

湯気を漂わせながら少し火照った顔した双虎が、バスタオルを首に掛けて帰ってきた。せっかく着替えたというのに、相変わらずTシャツ一枚にパンツ一枚という恥も外聞もない格好。歩く度に揺れるそれが嫌に目について仕方ない。

少し頭が痛くなったが、それよりまだ雫が滴ってる長い髪が気になった。

 

「片付けられたくなきゃ普段からやっとけ。つーか、こっちこい」

「む?なになに?」

 

手招きすれば呑気な面で近寄ってきたので、そのまま捕まえて首に掛けっぱなしになってるタオルで拭き直してやった。やや強めで。

 

「いつも髪はちゃんと乾かしてこいっつってんだろ!ガキじゃねぇんだ、何回も言わすなや!」

「うわっぷ!ちょっ、ふぉっ!?どっ、どうせやるなら!優しくてひょああぁぁぁぁあああぁぁぁぁ!?」

「てめぇへの優しさはとっくに品切れしてんだよ!!タコ!!大人しく拭かれてろ!!」

 

最初は野良猫のように抵抗してきたが、逃げられない事に気づくと死んだ魚みたいな目になり、俺にやられるがままになった。どうせ放っておいてもやらないだろうからとついでにドライヤーを当て、流れでブラシも掛けておいてやれば「かっちゃんも好きだねぇ」とぼやいててくる。

 

「寝惚けた事ほざいてんじゃねぇぞ、ボケが」

「んふふ、そーぉ?じゃあ、まぁ、そういう事にしといてあげる。よきにはからえ、かっちゃん」

「・・・・・けっ」

 

そのまま髪を乾かしてやってから暫く。

部屋の片付けが一段落ついた頃、双虎は広くなったベッドの上に転がった。片付けに戻るよう睨み付けてやったが、双虎はそれに気づく事なくベッド横にある本棚から漫画を抜き出して読み始める。

 

「おい、双虎」

「ちょっと休憩ー、もうムリー、やる気出ないー」

 

文句つったれる馬鹿はまったく動く気配がない。

何が気に入らないねぇのかと、ふと手首の時計へと視線を移せば時刻は昼を過ぎた頃だった。双虎に視線を戻すと、漫画から顔チラチラ出しながら「あー、甘いモノがいいなぁー」とあからさまに要求してきやがる。

 

「・・・・はぁ、たく、てめぇは━━━大したもんは買ってきてねぇぞ」

「さすかつ!何買ってきたの!?ケーキ!?」

「コンビニのだけどな」

「えぇ!?マジでケーキ!?なに、なんか良いことあったの?彼女出来たとか?」

 

不意に出た双虎のその軽口が冗談である事は分かった。特別何か考えていった訳でない事も。

だが、それが分かっていても自分でも驚く程、頭ん中が冷えて腹の底がカッと熱くなる。気がつけば寝転がるあいつの上に覆い被さっていた。

 

ずれた眼鏡の先に驚愕に見開かれた瞳が見えた。

あの頃と変わらない綺麗な、宝石のような瞳は真っ直ぐに俺を見ていた。

そしてその瞳には冷たい表情をしながらも、ギラついた熱の籠った目で双虎を見つめる、自分の姿が映り込んでいる。

 

「あ、あにょぅ・・・かっちゃん?かっちゃん様?勝己くん?爆豪さん?何か、その、目が怖いんだけど、あと顔が少し近い気がするですけどぉ・・・・聞いてる?」

「約束、忘れた訳じゃねぇだろうな」

 

誤魔化すような双虎の声を遮るように、地を這うような低い声が口から溢れた。双虎は目を泳がせながら「や、約束?」と困ったような顔をする。

 

惚けた顔をした双虎に、ポケットに突っ込んで置いた封筒から円盤を取り出し見せてやった。

キョトンとする双虎の前で円盤のスイッチを入れれば、スーツ姿のオールマイトの映像が現れる。映像にすらびくつく双虎の手を握り安心させ、そのまま映像を流し続ければ待っていた言葉が流れた。

 

『━━━という訳で、爆豪くん見事合格だ!Congratulations!おめでとう!ただ、救助ポイント0というのは個人的に少しだけ頂けない!ヒーローを目指す以上、救助は切っても切れない大切なお仕事だ!学校に来たらその辺りも授業でや━━━』

 

スイッチを押して映像を止める。

双虎に視線をやれば青い顔で固まっていた。

ようやく思い出したらしい。

 

「あーっと、えーっと、とっ、取り敢えず合格おめでと?良かったね、雄英って倍率やばいんでしょ?おつおつ」

「おう」

「それでね、あのね、一旦落ち着こうかっ━━━ふみぅっ!?」

 

目敏く隙をついて逃げようとする双虎の腕を引き寄せ━━━V1アームロックを掛けた。

双虎の悲鳴が鼓膜に響く。

 

「あたたたたッッ!!ちょっ、マジで痛いってば!!なんでアメリカーノ!?今そういう雰囲気じゃなかったでしょぉぉぉぉっ、ッッッぉ!?あっ、しむぅ!しぬるぅ!」

「るっせぇ、逃げようとすっからだろ。逃げねぇって約束するなら解放してやらん事もねぇ」

「確約してよ!そこは!逃げない逃げない!逃げませんから離してぇ!」

 

技から解放すると双虎はそのまま力なくベッドに横たわり、何処か居心地悪そうに胸元で手を弄り始めた。

逃げるのは諦めたようだが、困ったように下がる眉や許しをこうような上目遣いの瞳に、約束を果たす気概までは見えない。

 

「やっぱり、なしってのは?駄目?ほ、ほら、私なんか相手にしなくても、雄英って名門だし、他にも可愛い子とかいるかもだし?やりたい盛りなのは分かったけど、どうせなら相手も選んだ方が良いんじゃないかなぁーって?ねっ、早まる事な━━━━」

「あのな、てめぇは、俺が一時の気の迷いで、こうしてると本気で思ってんのか?」

「━━━━あぅぅ・・・・それは、思ってないけど」

 

俺の言葉に双虎の顔が赤く染まった。

茹で蛸という表現を聞いた事はあるが、目の前にあるのが正にそれなんだろう。

 

「あのさ、絶対、かっちゃん後悔するよ?そりゃ、私はちょうぜつ美少女だけどさ、スタイルも抜群だし、性格もウルトラ良いし、だから夢中になるのは分かるけど・・・・私はさ、こんなだしさ」

「性格はそんなに良くねぇだろ」

「にゃんだとこの野郎」

 

頬に手を添えると、双虎は何も言わず擦り寄せた。

目を細めて、口元を弛めて。

甘える子猫のように。

 

「お前がそうやって無防備に甘えやがるから、こっちはすっかりその気になっちまったんだよ。てめぇが散々誘惑しやがったんだ。その責任ぐれぇ、てめぇでとれや」

「責任って・・・・どうせ口説くなら、ちゃんと口説いて欲しいんだけど」

「柄じゃねぇ━━━━目瞑ってろ」

 

その言葉を聞いた双虎は呆れるように笑って。

そっとその宝石のような瞳を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・甘ぇ、てめぇ菓子ばっか食ってねぇでちゃんと飯食え」

「初めての感想がそれ!?」

 




ほんぺんとのそういー

ふたにゃん「なんだ、このデブ!」

ifふたにゃん「!?で、デブじゃないですぅ!少しぽっちゃりしてるだけですぅ!そっちこそ、筋肉じゃん!やーい、筋肉!かっちかちやなぁ!」

ふたにゃん「はぁぁぁぁぁ!?(怒)」



かっちゃん「そんなに変わらねぇと思うが」

ifかっちゃん「そりゃな・・・・まぁ、抱き心地良いのはこっちだろうが」

かっちゃん「!?!?!?」
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