私のヒーローアカデミア~わんほぉー、わんほぉーなんだってけかをお断りし続ける私の楽しい英雄物語~   作:はくびしん

75 / 282
原作でも職場体験後からテスト期間まで、謎の空白の期間があるから、その間にいっぱい学校日常編やったるぞ、こらぁぁぁ!!

と意気込んでみたものの、難しいなぁ!なにこれぇ!なんも思いつかん!ぐぁぁぁ(゜ロ゜;


遊ぶことだけ考えてる訳じゃないよ?宿題を楽に終わらせる方法とか、授業をやってる風に休む方法とか。遊びにいくまでの道中いかに体力を使わず、次の遊びに力を注ぎ込めるか考えてるよ。偉くね、私!の巻き

学校に通う生徒達にとって三大楽しみと言えば、当然『昼休み』『休み時間』『放課後』である。

最早議論の余地もない事実だと思うのだが、たまに勉強がーとか、部活がーとかいう人がいる。個人の好みもあるので否定はしないが、私は断固たる決意のもと言いたい。

 

それでもその三つこそが、学校の全てであると!

 

そんな訳で、三大楽しみの一つ放課後を全力全開で楽しむ為に、私はA組女子ーずに召集を掛けていた。

 

集まった女子ーずを前に、A組女子会ボスあしどんが腰に手を当て声を張る。

 

「番号ーーー!」

 

元気よく私が「いち!」と口火を切ればお茶子達が続いた。

 

「はい!にや!」

「けろっ、さん」

「はい。よんですわ」

「はいはいはいー!ごぉぉぉーーーー!!」

「・・・・・」

 

景気の良い6が聞けると思ったのに、最後の耳郎ちゃんが返事を返してくれない。

どした。

 

期待の眼差しで見つめていると、諦めたような溜息とともに照れながら口を開いた。

 

「はぁ、・・・ろっく」

 

「ろっくー!ぎゅいぃーん!」

「ロックー!べーんべーん!」

「耳郎ちゃんの為にある言葉ー!きゅおきゅおきゅいーーん!」

 

「「「イエス!ロックンロール!」」」

 

パシパシパシ、と三回良い音が鳴った。

あしどんと葉隠、私の可愛いほっぺにイヤホンビンタの衝撃が走る。痛いであった。

 

「うるさいわっ!馬鹿スリー!!だから言いたくなかったんだよ!・・・で、葉隠!そのポーズはお琴だから!」

「わぁお!これは失敬だよ!」

 

6と耳郎ちゃんっぽいロックを掛けてあげたのに、耳郎ちゃんはプンスコみたいだ。

何が気に入らないとというのか。

 

「あしどんさんや。怖いわねー、これがキレやすい現代っ子の姿なのかしらねぇー」

「そだね、これが現代っ子のありのままの姿なんだろうね。嘆かわしいね、私の若い頃は・・・ね、葉隠?」

「嘆かわしいねー。もっとカルシウムとった方が良いね。あとは・・・カルシウムとか、カルシウムとかとった方が良いね」

 

「「「ねぇーーー」」」

 

「おい現代っ子共。くっだらないコントしてないで、話進めな。帰るよ」

 

本格的に耳郎ちゃんが痺れをきらしそうなので、あしどんに巻きでの合図を送れば、直ぐに話を再開してくれた。

 

職場体験も無事に終わったので、情報交換も兼ねて女子会しとこうかというのが今回の主旨だ。

本当の所、息抜きに遊びたい気持ちしかないけど、それを全面に出すと真面目組の梅雨ちゃんとか百が来てくれないかもしれないので、そういう事になっている。

 

え?お茶子は真面目組じゃないのかって?

それは大丈夫。だいぶ私色に染まってきたから、ノリは良いのだ。

 

そんな訳で、皆で雄英校の最寄り駅から隣駅まで行った所にある複合アミューズメントパークのボウリング場にやってきた。

 

梅雨ちゃんが弟達のお夕飯作らないといけないらしくワンゲームしか出来ないのが残念だけど、それはまぁ仕方ないので気にしない。

それならば、遊べる時間を全力で楽しむだけなのだ。

 

え?男子達はどうしたって?

知らん。そこら辺にいるんじゃね?

奴等も打ち上げ的なのやるって言ってたし。

 

 

 

 

カウンターでさっさと手続きを済ませ、ブーツを借りてレーンに行く。途中、飲み物とお菓子を買うのも忘れない。

 

レーンに行く途中、梅雨ちゃんと百が周りをキョロキョロしていたのでどうしたのか聞けば、二人ともボウリングの経験はないとの事。百は兎も角、梅雨ちゃんは意外だ。

 

「けろっ。うちの中学校、子供だけでボウリング場とかゲームセンターに行くの禁止していたのよ。勿論、勝手に行く人もいたけど」

 

うちの中学も禁止こそしなかったけど、あまり良い顔はしなかったなぁ。

 

「親とかは?」

「うちの両親出張とか多くて、基本的に休みの日が合わないの。たまに合うこともあったけど、ちゃんと休んでいて貰いたかったから・・・」

 

そう言ってはにかむ梅雨ちゃんは、何処か後光が射していた。可愛すぎる健気梅雨ちゃん。溢れでるナチュラルな良い子オーラに、私の心が浄化されていく。

周りで聞き耳を立ててた女子ーずも、顔を手で覆ったり目頭を押さえてたりした。

効いてる。何かに効いてる。

 

「正直ね、私羨ましかったわ。校則を破るのは良くない事だけど、皆で楽しそうに遊びに行くの。校則なんてなければ━━なんて思った事あったわ。でも結局は、勉強が忙しかったし、家の事しなくちゃいけないから、行けなかったとは思うのだけど」

 

寂しげな梅雨ちゃんの横顔に、通りすがりの兄ちゃんが心臓を撃ち抜かれた。

無差別健気砲、大盤振る舞いである。

 

「だからね、私今日とても嬉しいの。皆とこうして来れて。憧れてたから。私のせいで少ししか遊べなくなってしまったのは悪いとは思っているんだけど・・・本当に嬉しくて━━━っけ、けろ!?」

 

「あしどん隊長!危険生物兵器、捕らえました!」

「ニコ隊員、よくやった!被害者を増やさない為にも、レーンに即行連行せよ!葉隠!先導!」

「お任せ!!」

 

「けろっ!?け、けろ!?」

 

このまま放っておくと道すがらの野郎を全滅させかねないので、お姫様抱っこで梅雨ちゃん即連行した。

はいはい、こっち見んな、男共。

 

━━━蹴散らすぞ。

 

 

 

 

レーンに着くと、皆荷物を置いて玉選びに向かった。

全員で行くと荷物が危ないので、私と百は居残り。

次の順番を待つ。

 

お茶子に連れられて梅雨ちゃんが慎重に玉を選んでる姿を見てると、百が話しかけてきた。

 

「ボウリング・・・噂では聞いてましたが、玉で棒を倒す遊びなんですのよね?聞くだけだと、お金を払ってまでやる人の気持ちが分かりませんでしたが・・・こうして見てみると楽しそうにみえますわ」

 

玉と棒、か。

なんか百が言うと卑猥に聞こえるな。

不思議だ。

 

「緑谷さんはご経験が?」

「そんな大層なもんじゃないけど、ボチボチかな。小さい頃とか、かっちゃん家とうちの家族で良く行ってたし、中学の頃も友達とかと一緒に行ってたかな?」

「そうなんですか・・・と言うか、そこにも爆豪さんが出てきますのね」

「うん?まぁね。よく競ってやってたなぁ」

 

かっちゃん基本天才マンだから、玉投げるの凄い上手いんだよね。私も自分でそこそこ上手いとは思うけど、かっちゃんには全然及ばなかった記憶がある。

 

普通にやったらまず勝てなかったから、引き寄せる個性で邪魔しまくってやったけど。

 

「緑谷さん、少し良いですか?」

 

感慨に耽ってたら、百が真剣な顔してこっちを見てきた。取り敢えず頷いておくと、安心した顔で少しずつ語り始めた。

 

USJでの事。

体育祭の事。

ヒーロー基礎学での訓練の事。

職場体験の事。

 

それらで思うような結果を出せなかった事に、思うところがあったらしい。

 

私から見れば、個性把握テストは断トツの一位だし、勉強もクラス一出来るしで凄いと思うんだけど、百はそう思えないみたいだ。

 

どうにも推薦入試で入ってきた事が、ネックになっているように見える。

 

「私のような者ではなく、緑谷さんのような方が━━━」

「あ、それはない」

「━━えっ?」

 

私に何かをおっ被せようとしてきたので止めておく。

そんな大層なもの、私には似合わない。

 

「そんな事ないよ。百で良いよ、寧ろ百が良いよ」

「それは、あの、どういう・・・」

 

「ふったりともー!お待たせー!代わるよ!」

 

百の声を遮るようにあしどんが来た。

手にしてるのは可愛いピンクボール。

保護色、と思ったのは内緒だ。

 

「さ、いこいこ!百!玉選びだ!!」

「えっ!?ちょっと、緑谷さん!せめてさっきの言葉の意味を!」

「内緒ー!」

「そんな!」

 

何でも教えてたら成長しない。そういうのは自分で気づく事が大切なのだ。だからここは、心を鬼に放置の方向でいく。

 

けして、面倒臭いからとかではない━━━ないのだ。

 

 

無難に私らしい玉を選びレーンに帰ると、モニターに名前が打ち込まれていた。多分あしどん辺りがやったんだと思うけど・・・なんじゃあれは。

 

特に燦然と輝く『カッチャンノヨメ』という、先頭の名前が凄く気になった。

 

ベンチに座る皆の顔を見れば、全員が全員で目を逸らしてきた。梅雨ちゃんまでもが目を逸らしてきた。

悪ノリでこうしたのは分かる。分かるけどな、オマエラァ・・・。

 

「あしどん?どういう意味かなぁ?」

「うえっ!?いきなり私を疑わないでよ!違うって!これは葉隠が!」

 

あしどんがそう言うと、葉隠の浮いた服がビクリと動いた。

 

「違っ、違うんだよ!?その、ちょっと悪のりで入れてみて、楽しい感じになって、それで直そうとしたんだよ?でも、間違えて・・・ほら、皆のも変でしょ!私なんて『シュウチシン・ヲ・トリモドセ』だよ!?ね!名前欄ぎりぎりまでせめた酷いやつだよ!」

「それは本当の事じゃん」

「本当の事じゃないやい!個性を上手く使おうとしたら、そうなったのぉー!」

 

プンスコしてきたけど、何も怖くない。

寧ろ私の方がずっとプンスコだから。

葉隠を絞めようとしたけど、皆に止められた。

 

「お、落ち着いて、ニコちゃん!ほら、別に、ここだけのあれやし!誰も見てへんし!ね!」

「そうだよ、ニコ!気にすることないよ!こんなの!ただの悪ふざけだしー?」

「そうそう!緑谷気にしすぎだって!こんなの━━ぷっ」

 

ほほぅ?!

笑ったな、耳郎ちゃん!!

 

「あ、ごめん、ごめん!だって、ここまでしっくり来るのは他にないかなって、さ。ぷっ、ははは!」

 

楽しそうに笑う耳郎ちゃん。

私のイライラは見事にマックスに達する。

 

「耳郎ちゃん!言い残すことは、ないかー!」

「うわっ!こっちきた!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったく、ボウリングはしませんの?お時間がなくなってしまいますわ。ねぇ、蛙吹さん」

「・・・でもこういうのも悪くないわ。だって、これもお友達同士でしか出来ない事でしょ?」

「そう、ですわね・・・ええ、そうですとも。フフ」

「ケロケロ♪」

 




同所別階
げーせんエリア


かっちゃん「・・・くそがっ!!」

どかーん

教え殺される人「荒れてんなぁ。パンチングマシーン壊れんじゃねぇの・・・うわっ、三百キロ越えた。あれ結構シビアなやつなのによ」
うぇーい「緑谷にちょっかいかけたら、もれなくあれがついてくるのか。こぇー。つか、不機嫌過ぎんだろ」
ギャップの男「そりゃ態々同じところに打ち上げきてんのに、緑谷に合流だけ拒否られたからな。・・・てか、峰田は何とってんだ?」


ブドウ「見たら分かるだろ、ヌイグルミだっつの!これ、最近女子に人気なんだってよ・・・フヘヘ」
地味尾「びっくりする程ブレずに下心だけなんだな。あれだけ相澤先生に絞られたってのに」
お口チャック「(・ω・ )・・・!!ヾ(・ω・*)シ~~!!!」


中二病「闇より深き混沌への誘い、失楽園コンボ━━━あっ」
阿修羅さん「悪いな、常闇。静かに俺のエアリアルコンボの前に沈んでく━━━っ!?」
お菓子くれるホモ「いや、手いっぱい出すのはズルいだろ、人外コンボえぐ・・・って、よく見たら常闇もダークシャドーつかってんじゃねぇよ!!お前ら普通にやれ!普通に!」


眼鏡「皆!バラバラに動いてはいけない!!雄英生徒として規律のある行動をだな!!━━こらぁ!爆豪くん!!機械に当たるのは止めたまぇぇぇ!!」

みらーぼーる「こんな場所でも、僕のキラメキは止まらないね!」


紅白饅頭(ひまだ、かえりてぇ)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。