基本的に低評価になりがちな私が紡ぎだしてしまったモノ。
オーバーロードのおもしろい作品が増える事願ってダイエットをしながら書きたいと思います。
現体重80前後の脂肪肝野郎より
しかし、減らずに増える体重。
はぁ、やはり運動しないとだめか。
ナザリックに所属する僕には大きく分けて三つのパターンに分かれていた。
一つはダンジョン時代からも存在していたnpc。
二つはナザリックが出来てからモモンガ以外に作られたnpc。
三つはモモンガにより作られたnpc達。
彼らは共通してモモンガに絶対の忠誠心を捧げていたが、モモンガから認識されているのは、膨大な数が所属するナザリックの中でも一部だけだった。現実から異世界に転移してからは、npcにも心が宿り愛情も湧いてきたが、ゲーム時代は特定のキャラ以外には愛着は湧いていなかった。所詮はただのゲームに登場するだけのキャラに過ぎないのだから、仕方ないと断言できる。だからこそ、彼らの前でわりと多くの愚痴をこぼしていたが、誰にも責められる事ではないだろう。
しかしながら、そんな事言えるのはプレイヤーだからであり、npcにそれは該当しなかった。数多く存在する僕達はモモンガのこぼす愚痴を聞き逃す訳もなく、他の御方が僕を裏切った理由を知っていた。ただ単純に僕達に飽きただけだった。
僕達の大半はモモンガのみに忠義を貫いていたが、本来は同じギルドに所属していたプレイヤーよりも、自身を創造してくれたプレイヤーに忠義を尽くすものだったが、自分たちを飽きたという理由で捨てた事により忠義は薄れていったが、それでも元来の無理やり付けられた忠誠心により、捨てられた自分が悪いのだと思っていたが、ある出来事が原因でその感情すらも消えてしまった。
プレイヤー共は自分たちだけに留まらず、慈悲深いモモンガ様に対してナザリックの財産を持ってりあるに行こうぜと、事あるごとに誘い出そうと言葉を投げかけていた。しかし、モモンガ様は強固な意志を持って誘いを断っていたが、プレイヤー共は膨大なナザリックンの財産を奪うべく、他のごみ共と協力してナザリックを襲ってきた。
その計画を自慢げに目の前で喋っている者を排除しようにも、何かしらの制限により言葉すら許しがなければ紡げなかった。モモンガ様ならこんな奴らを返り討ちに出来ると信じていたが、ナザリックを襲うごみ共の数は多かった。
ごみ共の語っていた完璧な作戦では、数万超えるごみが意気揚々とやって来る予定だった。普通ではまともに戦える戦力差ではなかったが、モモンガ様にはこの数を屠れる秘策があった。
それを使用したモモンガ様は、目を閉じるだけですぐに蘇ってきた。
本来は無効化出来ないはずの第十位階魔法すら無効化から始まり、ナザリック最強と自称していた聖騎士の一撃すらもダメージを与えられている様子はなかった。さらには、命令権を使用して僕を利用して姑息にもモモンガ様に攻撃を与えようとした者もいたが、慈悲深いモモンガ様の解呪により僕達は解放され、ごみ共に反逆するチャンスを得た。
それから死んでしまった為に記憶はないが、モモンガ様が君臨している事から勝利した事が容易く推察出来る。かくして、ナザリックは名実ともにモモンガ様の物になった。
人々が泣き叫び、朽ち果てていき、再生させられる、通常の感性を持つ者が見たら生存を放棄するような事が日夜行われていたのは、ローブル聖王国と呼ばれる聖王を中心に回っている国だった。
目の間に広がる地獄を目にしていた悪魔は、思い出したように嬉しそうに一人で笑っていた。モモンガ様に命じられていた、無限に資源が湧き出る泉に頼らないスクロールの製作、量産実験に快く応じてくれた者達には感謝しか感じえなかった。
スクロールの材料達は比較的数はいるものの、使用できるまで十年は掛かるために慎重にする必要があたった。
「やはり、ある程度の強き人間を育成する必要がありそうですね」
しかし、弱い存在を強くする方法は、人外の知能を持つ悪魔にとってもあまり簡単な事ではなかった。まずは成長速度が遅く、努力をしても年体で五レベル上がればいい方と結果が出たし、育成中で死亡してしまうと全てがパーにはかなりの時間が無駄になる事も多く問題点も多い。
「ああ、全く終わりが見えないというのも辛いものがありますね。しかし、そろそろ連絡があっても良い頃なんですかね」
悪魔は御方が作り出した僕の中には、言いたくはないが報連相が出来ない連中が多い。
御方が代えがたい存在だけに、いつでも変更が出来る僕達は実験的に作られたものが多く、力こそがパワーだと考えている僕が多く、考えるよりも先に行動する方が多い。その為に、ナザリックに軟禁されている者が多い中でも例外もいる。
そんな事を考えていると、虚空の彼方からゆっくりと太陽を背に近づいてきた。