騒々しいアイドル達とプロデューサー お前ら皆落ち着け。    作:べれしーと

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加蓮の口調がビブラート並に綺麗にブレる。読んでて違和感あるかも。わりいな。


加蓮の可愛さ加減の凄さといったらプロデューサーの俺でさえも愛すレベル。

瞼を閉じて、開くと、俺はキッチンからソファに移動していた。

 

(え、瞬間移動してる。クレイジークレイジーの3Dムービーかな?)

 

いやマジかよ。過去に移動するだけじゃ飽きたらずまさか瞬間移動とは。あの天才二人組は一体何考えてんだ。

いやいやそれよりも乃々になんて言えばいいんだ。乃々からしたらまゆが目の前に瞬間移動だぞ。俺ならそんなの見た瞬間、失神してる。んー、直接すぎて駄洒落にはならないなこれ。

 

(……あれ。乃々がいない。え?いないんだけど。)

 

何故か消えた乃々。プロダクション七不思議の一つ。まあレッスンから逃げてるだけとかだろうけどね。

 

「訳分かんな…………ん?……あー……うわーまじかー……もしかして……」

 

最早様式美、時計のチラ見。

 

「朝の十時。一ヶ月前。」

 

訳分かったわ。

 

(俺は更に前の過去に飛ばされたって事か……それで今の自分は佐久間まゆではなく。)

 

「北条加蓮……って事ね。」

 

もしかしてこういうのが続く感じかな。精神すり減りそう。まあアイドルの相手するよりもマシだけどさ。俺すげえ事言ってんな。

 

「肩が重い……思いも重い……おもいずくしの女の子だなあ、アタシ……なんて。ふふっ。」

 

まだ二回目だけど慣れてきてしまった。女の子になる事慣れるってヤバいな。出来れば慣れたくなかった。俺にそんな趣味はない。オンナノコナンデス,チャンチャン

 

(さて、また原液探しでもしますか。暇だし。)

 

「とは言っても……何処を探せばいいんだろ。」

 

毎日使ってるこのプロデューサールームに原液がない事は確か。逆にあったら怖い。この部屋にあったら陰謀。世界七不思議の一つだね。

 

(なら行くべきは隣の会議室かな。あそこはここ一ヶ月あんまり使ってないし。)

 

……べ、別に人気のない場所でナニかしようとしてるんじゃ、ないからね?それは流石に憚られるし。うん。違うよ。嘘じゃないよ。

 

 

 

 

 

(どうでもいいかもしれないけどさ、↑までの文字数が丁度765になっててこの話書いてる途中三分くらいずっと笑ってた。深夜テンションの時ってホントに下らない事で笑っちゃうよねー。暇な人は実際に文字数数えてみたらって思いました。)

 

「失礼しまーす、なーんちゃって。」ガチャリ

 

誰もいないのに言ってしまう。(社会人である)私の悪い癖。

 

「……どしたの、加蓮ちゃん?用があるから外に行くんじゃないの?」

 

(おや?妙ですねえ?誰かがいます。)

 

「いけません!!前川さん!!」

 

「え、何で急に杉下●京さん?」

 

相棒ネタ分かってくれるんですね。やはりみくにゃんと俺は波長が合うみたいだ。なにそれ血を分けた兄妹みたい。みくにゃんが妹とか最高かよ。

 

「アタシは最初の亀●さんのやつが一番好き。」

 

「みくは今やってるやつ……いや、そうじゃにゃくて。」

 

「にゃー♪」

 

「加蓮ちゃんってこんな子だっけ?(困惑)」

 

ちょっとやり過ぎたかもしれない。やり杉田……玄白さん、ターヘルアナトミアの翻訳お疲れ様です。

 

「まあ、おふざけはここらへんにしておいて。」

 

「う、うん。」

 

どうしよ、みくにゃん引いてる。心の距離も体の距離も。さながらペニーワイズ。はい、調子いい?……さておき加蓮の悪い噂が立つとまずいな。真面目にいこう。

……フラグとか言ったやつ出てこい。

 

「みくはこんなとこで何してんの?」

 

会議室に一人って……ねえ?その、まるで独りぼっ……いや、なんでもない。猫だもんね。独り間違えた一人が好きなだけだもんね。

 

「え?」

 

「え?」

 

心底不思議だという顔つきになったみくにゃん。そんな変な事言いましたか俺。おい誰だお前は存在が変だとか言った奴。上手くねえぞ。

 

「加蓮ちゃんが呼んだんだよ?」

 

「……あー!!そ、そうなんだよねー!!いや、その、試したんだよ!!みくの記憶力を!!」

 

「数秒前の事を忘れる程人間は止めてないにゃ。」

 

「猫じゃん。」

 

「は?」

 

「みくは猫なんでしょ?」

 

「いや、人だわ。」

 

「にゃーにゃー言ってるし猫だよ。」

 

「人だってば。」

 

「みくは猫だし人権無くていいよね?」

 

「え、ひどくない?」

 

「生存権は剥奪されました。」

 

「殺さないで!!」

 

「表現の自由もありませーん。お静かに~。」

 

「だからそもそもみくは人だよ?人権あるよ?」

 

「猫が人の言葉喋ってる。面白い。」ニコニコ

 

「ねえ、誰かを弄る時で一番酷いのってもしかしてみくだったりする?」

 

「弄ってないよ。弄んでるの。」

 

「同じ漢字だけど意味が悪化してるにゃ!!」

 

あー、楽しー。みくにゃんの反応は本当に面白いなあ。でもこれじゃ完全に俺がクソ野郎だなあ。別にいいけど。楽しいし。どうも、P兼クソ野郎です。趣味は人権剥奪です。宜しくお願いします。

 

「にひひ。みくはリアクションがとても良い。弄ってて飽きない。だから好き。」

 

「やっぱり弄ってたんじゃない!!」

 

「ごめん、ごめん。(俺を)許してよー。」

 

「ふーんだ!早く(そして)もう一度外行っちゃえ!(びーまいべい)べー!……変な声が……気のせいかにゃ。」

 

(くっそかーわいー!まあ、それは、それと、して。)

 

「ねえ、さっきも言ってたけど外に行くって何の事?」

 

情報収集しなきゃね。なんだって集めなければ意味を成さない。別に藍子の胸の話はしてないから落ち着いて担当P。

 

「また記憶力?加蓮ちゃんが言ったんじゃん。用事が出来たから今日はもうあがるね、って。ウキウキと。」

 

Oh~マジか。用事って何ぞや。分からん。

 

(それ加蓮的に行かなきゃ駄目なやつだと間が悪すぎる。俺が行っても意味ねえんだし。)

 

「うん。みくは猫じゃなくて人間だったね。記憶力が猫にしては凄いし。人権を認め、保証しましょう。」

 

「何様のつもりにゃ、貴様。」イライラ

 

「今『貴様』って言ったじゃん。それだよ。自己解決されるとこっちも返答に困るなー。」

 

「もうこれ割るね。」

 

そう言って取り出したのは小瓶。色濃い液体が入った小瓶。

 

……小瓶?

 

 

 

 

 

「アーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

「にゃ!?急に叫ばないでよ!!びっくりするじゃん!!」

 

絶対に原液だコレェ!!

 

「それを渡せみくゥ!!渡せェ!!」

 

「何で!?」

 

「いいから渡せェ!!絶対に割るんじゃないィ!!」ガッ

 

「割るのは嘘だって!!だから落ち着いて!!肩を掴まないで!!」

 

「渡せェ!!アタシに渡せェ!!」ブンブン

 

「先ずそのヒステリックを止めるにゃああああああああああああああああああああああああ!!」ガクンガクン

 

「B-W-Hの数値全部足して221になる癖に猫キャラ気取ってんじゃねええええええええええええええええ!!」ブンブン

 

「訳の分からない理論は止めて!!肩を揺らすのも止めて!!それと口調がおかしくなってるよ加蓮ちゃん!!落ち着くにゃ!!」ガクンガクン

 

「分かった。」ピタッ

 

「情緒不安定。」ピタッ

 

「猫の要望呑んだんだから、こっちの要望も呑んでくれるよね?」

 

「加蓮ちゃんはみくの事猫扱いするのか人扱いするのか決めた方がいいと思うにゃ。そして猫扱いするにしてもみくの事を猫呼ばわりはどうかと思う。」

 

「先ずアタシの要望呑んでからね。」

 

「加蓮ちゃんってこんな凛ちゃんみたいな子だったっけ。(不安)」

 

「ごめんねみく。これまでの非礼は詫びるよ。猫チャンアイドル、凄く良いと思うから頑張って。アタシも応援してるよ!(テノヒラクルー)」

 

「掌返しの早さ、みくじゃなかったら見逃してるにゃ……凛ちゃん扱いはそんなに嫌なの?」

 

「あれは七つの大罪全コンプ状態。死刑や群馬刑よりも重罪だよ。」

 

「ええ……(群馬刑ってなに。)」

 

「話を戻したいから戻していい?」

 

「しょうがないにゃぁ……いいよ。」

 

「その小瓶ちょーだい♥️」

 

「そんな声を作っても無駄にゃ。」

 

「えー。けちー。」

 

「そもそも加蓮ちゃんがさっきみくに渡したんだよ?このアロマオイル。」

 

おや?美優さんがアップし始めましたか?

 

「……アロマオイル?香水の原液じゃなくて?というか、アタシが渡したの?」

 

「はあ……加蓮ちゃんがみくをここに呼んだでしょ?それでこのアロマオイルを美優ちゃんから加蓮ちゃん経由でみくが貰って、ごめんけど用事が出来たからってさっき出ていったのは誰?」

 

「あー……えっ……と……」

 

「そんで何故か外へは行かず直ぐ戻って来て横暴に場を荒らし、終いに自分の渡した物を返せと言う人は誰?」

 

「それは……その……」

 

「行動も言動も思考も何もかもがいつもの加蓮ちゃんじゃない。」

 

「…………」

 

「……ねえ、もしかして…………」

 

どうしよ。バレる。

 

ドパドパミン……

 

(加蓮の携帯が俺の懐で揺れるゥ!!バイブレーションゥ!!)

 

さいっこうのタイミングだァ!!ヒャッハァ!!

 

「ご、ごめん。電話でるね!!」ササッ

 

「…………むー……」

 

ムーンウェーブピリピリー

 

「はい、もしもし。」コソコソ

 

(どうしようかしら……アロマオイルだったし……正体バレかけてるし……兎に角、この部屋からは脱出した方が良い……丁度外に行く用事なんたらで理由はつくし……逃げよう。うん。)

 

 

 

 

 

「もしもしプロデューサーさん?」

 

 

 

 

 

「……は?」

 

え?……え?

 

「え、えっと間違い電話?プロデューサーさんとやらは」

 

「あれ?今話してるの加蓮ちゃんで合ってますよね?」

 

「そ、そうだけど……誰?何?ドッキリ?」

 

「ならプロデューサーさんです。要件、伝えますよ。」

 

いや、待てや。誰やねんお前。何で知ってるんだよ俺の事。

 

「外には行かない方が良いです。覚えてます?扉で耳を澄ましている事。」

 

「……あ。」

 

そういえばそんなことしてた。

 

「プロデューサーさん、勘が鋭いので気付きますよ。」

 

「…………誰だよ、お前。」

 

「あと、加蓮ちゃんの外の用事は別に無視して良いです。」

 

「なんで。」

 

「プロデューサーさんとイチャイチャする用事、ですって。」ゴゴゴゴ

 

「お、おう。そうか。」

 

突然ドスを効かせるな怖い。ヤクザかよあんた。

 

「それじゃ、切ります。」

 

「……それ信じると思う?つーか誰なの。」

 

「ええ。勿論。」

 

「そうか。」

 

「……誰かは直ぐに解りますよ。それでは。」ブツッ

 

切れた。

 

「…………はあ。」

 

しょうがねえし、言う通り忍者の様に忍びましょうか。

 

「みく。もう一つ頼んでいい?」

 

「やだ。」ツーン

 

「ありがと。それじゃ……うん?」

 

「やだ。」ツーン

 

「何で?」

 

「やだ。」ツーン

 

(…………よし。)

 

 

 

 

 

(耳を澄ませ続けていると二人の女性の声が聞こえてきた。何かを言い合っている……)

 

 

 

 

 

「お願いだからお願い。アタシがいた事は黙っておいてお願いします。」

 

「やだって。」

 

「な~んで~( ;∀;)」

 

「今までの報いを受けろ。」

 

「そんな何処かのラスボスみたいな事言わないで。お願い。」

 

「無理。というよりもPチャンがそこにいる訳ないじゃ」

 

コンコン

 

「「…………」」

 

「……この前良い猫カフェ見つけたんだ。」

 

「はあ……もう交渉成立でいいよ。」

 

折れたな。やったぜ。

 

「ありがとう……終わったらそこの机の下から出るね。」

 

「それはいいけど、Pチャンがそっち行ったらどうするの?」

 

「有り得ないから大丈夫。」

 

「?」

 

コンコン

 

「お願いね。」

 

「はいはい……みくってもしかして甘いのかな……」ボソッ

 

(なんかのリモコンをみくが操作してる……え、扉のアレってスイッチで開閉も出来るの?初知り。)

 

知りたくもなかったどうでもいい事実を知った男、いや女。どっちだそれは。

 

(取り敢えず机の下に……せ、狭い……胸がつっかえて……邪魔……)

 

なんとか机の下に入ってじっとする。ガサゴソ音がするけどみくがまだなんかしてるのかしら。

 

「リモコンを仕舞うとこがない……体で隠せば……」

 

(おいおい、凄い事言ってんな。エッ!!……みくではそういう事考えないって約束しただろォ!!……ウッ!!)

 

何故かまた、まゆの時と同じフラフラが。

 

(……あー、これ、時間転移のサインだな。多分。)

 

「P、Pチャン?何?どしたの?」

 

意識が……うーん…………

 

 

 

 

 

×

 

 

 

 

 

「もう!!Pチャンは!!なんてやつにゃ!!乙女心を弄んで!!って、うおっ!?びっくりしたあ……加蓮ちゃん、そんな勢いよく出てこなくても…………なんでそんなに瞳を輝かせて……あ、これ、弄られる。(確信)」




ごめん。関係ないけどリトルリドルのフル最高じゃね?
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