騒々しいアイドル達とプロデューサー お前ら皆落ち着け。 作:べれしーと
それとは関係ありませんがこの話に楓さんは出てきません(無慈悲)
(……はっ!こ、ここは……?)
意識がはっきりとしていき、靄のかかっていた視界が晴れる。
ここはどうやら346プロの、そうだな……常務室か。
…………え?
(何故こんなとこに俺はいるの?)
悪い事なんてしたっけ?(無自覚)
したのはセクハラくらいっすよ?(最低)
「それで、杏に何の用でしょうか。美城常務?」
と、やる気のない声が聞こえた。その方を見るとそこには杏。
(なしてこんな所に杏が!?てか常務!?いるの!?どこ!?)
待って待って。何度経験しても慣れないこの意味不明状況にまた振り回されてる。落ち着け俺。よし。先ず声を出してみよう話はそれからだ。
「ごほん。」
常務の声がする。なんでだろ(焦燥)
「……常務?」
「ごほんごほん。」
常務の声がする。あれー?あれれー?
「……」
「ごほんごほんごほんごほんごほブバッ!」
「!?」
「すまない。むせた。」
「そ、そうですか……」
俺が常務だァァァァアアア!?!?!?
なして!?なして俺が常務!?いや俺が常務になるのは構わないんだよ!?というかバッチこい。
でも美城常務にはなりたくなんてなかったなあ!?白紙博士(激ウマギャグ)なんて嫌じゃあ!
「あの、白目向いてるところ、いいですか?」
「あ、はい。」
珍しく畏まった口調の杏。まあ相手は常務なんだしそれも当然か。にしても常務ってドームと響き似てるよね。バットルじょーむ!ナムコオリジナル!……765オリジナル?つまり常務は765プロのアイドルであり杏の声は癖になる証明終了。
「杏が呼ばれた理由は……」
…………そんなん俺にもわかんねえよ。白紙博士じゃないんだから。
(って、今日は杏がパクチーによって救われた日か。)
ふと目に入ったカレンダーから知る。つーかこのカレンダーかっこいいな。嚆矢濫觴とか書いてある。読めねえけどな。画数多い漢字はカッコいい(中二並の感想)
時計を見てみれば今は夕方。ということは、杏は車で事務所に送られて直ぐ美城常務から呼び出しを受けた、っていう風にも考えられるか……?
(適当な事を言って相手をのせるのは346のプロデューサーの嗜みだから別に出来るけど今の自分は常務だもんなあ。こんな上の立場の人に雑な扱い受けたら悲しいよねえ。感覚的にはあれよ。校長先生の平均売春人数が一人以上って知った時の悲しさに似てる。いやこれは平均の妙か。)
気になったら校長って調べてみてね!……俺は誰に向けて喋ってるんだ?
(…………褒めておくか。)
当たり障りのない選択肢を選ぶ。
「いや、大したことではないんだが……ここ数月の精の入りが著しい事に感動してな。仕事の成果も目に見えて出ている。頑張っているようじゃないか。」
「へ?……あ、はい。うっす。あざっす。」
杏ちゃん、口調口調。
「これからも期待してるぞ。」
「うい。」
返事。高校生かお前。
いや、高校生だったわ君。ごめん。忘れてた。身長低すぎて油断してると年齢忘れるんだよね。あれ?何歳だったっけ?2*7だっけ?みたいな。なんで素因数分解してんだ俺。
「……それだけですか?」
「……ああ。」
「……そっすか。」
「……ああ。」
なんか自分が今コミュ障白紙解体おばさんになってしまっている気がします。助けてお姉ちゃん!(莉嘉的思考)
「失礼しまーす。城ヶ崎美嘉でーす。」ガチャ
なにやってんだミカァァァアアアアア!!!!!!!
(俺が美嘉の事を考えると必ず現れるのはどういう現象?天命かな。いやその血の運命か。ジョジョォ!)
「失礼します……も、森久保乃々です。」ガチャ
ノノォォォォォオオオオオオオ!!!!!!むぅーりィィィイイイイイイイ!!!!!(錯乱)
「ど、どうした。何の用だ二人とも。」
マジで何の用なの。共鳴したから来ただけとかだったら飛鳥だぞ。一応釘をさしておくがフラグじゃないんで二宮さんは家でオフを楽しんでて下さいねつまり来んな。
「杏が何時まで経ってもレッスンに来ないからね。ちひろさんに聞いたらここにいるって言われたよ。」ヒョコッ
飛鳥ァ!フラグじゃないっつってんだろォ!?
「今回は呼び出しされてたんだから杏は悪くないよ!?む、無断欠席じゃないよ!?」
いきなり震え出す杏。どうやらトレーナーさんにこのあいだ怒られてからというもの、杏は彼女らに恐怖を抱くようになったらしいのだ。俺もトレーナーさんに恐怖を抱くレベルで怒られてみてえなあ(欲望の塊)
「あー……すまなかったな君達。彼女との話はもう終わったから思う存分レッスンに励んでくれ。」
俺がそう言うと杏がなんだこいつみたいな顔をした。確かに要約すれば、仕事きちんとやれてるね!これからも頑張れよ!って言われただけだもんね。そりゃこの顔も仕方ないね。
暫くして、杏と乃々と飛鳥は帰っていった。
…………あれ?
×
「えっと……何故、君はまだここにいるんだ?」
目の前で仁王立ちしている美嘉に問う。美嘉ねえまじ金剛力士像。
「……?頼まれた物を……あ、そっか。先ず見せなきゃ。」
「?」
目の前で小さなポーチをガサゴソガサゴソ。そのポーチなんだろってこの部屋に君が入った時から思ってたけど常務になんかを見せるためのものだったのね。へー。
(俺に見せられてもな……)
彼女は知らない。目の前の有能おばさんの中身が変態おじさんであることを。誰が変態だァァァァァアアアアアアアア!!!!!!!(意味不明のキレ方)
「はい。頼まれてたやつ。」コトッ
そうやって机に置かれたのは小瓶。液体の入った、小瓶。
「……!?!?」
え、これ原液だよね?
「志希の部屋から持ってきたけど……濾過蒸留溶液?とかいう名前のやつで良かったんだよね、プロデューサー。」
あかん。これ話終わっちゃう!!まだ三人残ってるのにィ!(メタ発言)
(てかプロデューサー!?志希の部屋から持ってきた!?は!?)
最近の遡行、情報量が多過ぎて理解出来ないんだが。
落ち着け俺。つまりどういうことだってばよ。
「……プロデューサー、とは?」
「プロデューサーはプロデューサーだよ。中身そうなんでしょ?」
なんで知ってんのこの人……
「志希の部屋から持ってきたって、どういうこと?」
「え?プロデューサーが言ったんじゃん。あいつの部屋から持ってこいって。」
知らねえ……そしてそんなことは言ってねえ……
「だからって盗む事はないだろ……」
「いやいや!?盗んでなんかないからね!?」
「え?じゃあどうやって持ってきたの?」
「普通に志希に頼んだよ。こういうやつないー?ってさ。」
「そうか。」
《「誰かが女子寮の志希の部屋に侵入して勝手に持ってったらしいぞ。」》
《「志希と晶葉は信じるな。」》
「……俺が、頼んだのか?美嘉に?」
「え、うん。一週間前……だっけ?」
(一週間前……文香か。)
今更だけどさ。その、なんといえばいいのかな。銀魂感みたいなさ。そういうのをこのssから感じるよね。ガチの時はガチっていう。いやだからなんやねんってなるけれど。だってこれで遡行の目的は果たされた訳だし。
(取り敢えず原液……濾過蒸留溶液?とやらは美嘉に持っておいてもらおう。俺が持ったら凛との時に割っちゃうからな。)
《「えっと何て書いてあるんだ……未来を大きく変えるな。物は元あった場所に極力戻せ。嘘つきには騙されるな。か。」》
まゆの時のあの言葉を思い出す。でも別にええやろ。ギャグssなんだし。幸子最強空間だぞここは。たとえ大爆発があったとしても補正かかって絶対死なない世界だ。過去なんて変えちまえ。
「美嘉。」
「ん。」
「それさ、ずっと持っておいてくんない?」
「いいよー★」
「何があっても俺とかに渡しちゃダメだぞ?」
「オッケー!」
「あんがと★」
「それはキモい。」
「ごめんなさい。」
×
数分後、美嘉も退室した。自己での保存を確約してくれた彼女に感謝である。
(にしても結局杏を呼んだ理由が分からないんだが。)
というかさ、違和感ない?
(ちぐはぐというか、変に話が込んでるというか。)
作者はもう少し考えてから話を創った方がいいと思います(自戒)
なんてことを考えながら更に数分後、俺は何故かまた過去に飛ばされた。
(え……?)
志希や晶葉の干渉もなく、惰性的に、慣性の様に。
(まだ終わりじゃないのか……っ!?)
嚆矢濫觴《こうしらんしょう》
物事の始まりを指す四字熟語。
(まあいいか。楽しそうだし。)
シリアスも嫌いじゃないがギャグには劣る。そんな悲観せーへんでもええか。
常務のキャラがわかんねぇ……大和田常務のキャラならわかるんだけど……(突然半沢●樹の話をするKY)