騒々しいアイドル達とプロデューサー お前ら皆落ち着け。 作:べれしーと
おはようございます。皆さん、元気ですか?俺は死にそうです。
「疲れた……てかあっつ……」
暑い、平日の昼間。俺はプロダクション併設の広場のベンチに座っていた。楽チン。暑いけどな。
広場がプロダクション内にある、なんて驚きだろう。驚かない?因みに僕は驚きました(小並感)。……346プロは芸能業界の中で結構な権威を誇り、知らない人はいないと言って過言でない事務所だ。広場があってもおかしくない。と、昔先輩に言われた。納得はしたが謎。勿論、そんな凄い所だから建物は只一言でヤバい。でけえんだわ。いや、きらり何人分だよ。100人か?100人乗っても大丈夫なのか?
と、
「……ん?あれ茜か?」
広場の真ん中でストレッチをしている茜を見つけた。さっきまでいなかったし、汗をかいているのをみると、まあ、日課の走り込み後のクールダウンかな。朝早くから仕事だったし時間を繰り上げたのだろう。
と、伸脚中の茜がこっちを見た。うわ色っぽい。エロいな。つか生脚すげえな。なんて高校生の様な思考をしている時にこっちを見たもんだからめちゃくちゃヒヤっとした。そしてストレッチを終わらせた茜は屈託のない笑顔で此方に手を振ってきた。
「プロデューサー!おーい!」
「お、おーう。」
罪悪感のまとわりつく感覚。ごめんなさい。でも生脚があるから。これは不可抗力ですよ。しょうがないね。
「今からそっちに行きますね!!」
「え」
途端に茜が走り出す。
…え、ちょ、嘘だろ。おいおい、これはヤバい。今度は別の意味でヤバい。日野茜の渾身のタックルは駄目なんだってば。もう時事ネタはいいんだよ。許すからもうええて。あ、理事長は許さないです。
なんて意味の分からない事を考えていたから、
「ボンッッバーーーー‼‼‼‼‼」
無事、肋骨が逝去なされました。墓をまだ造っていない事が悔やまれる。
×
「あ、あかね……タックル、タックルはだめ……ぼくしんじゃうから……いろんないみでしんじゃうから……」
痛みとか、身体接触とか。グヘヘ。はい。嘘です。
「??……取り敢えず元気に立ててますから大丈夫だと思いますよ!」
「肋骨の音響いたんだけど!?水素の音なんだけど!?」
プシュッじゃなくてブキュッて感じだけどな。
「人の骨は200以上もあるんです!肋骨なんて一本くらい平気ですよ!私もよく折れます!仲間ですね!」
「え、大丈夫?病院行くか、二つの意味で?」
言動と体調に於いてだ。どっちもマジならもう敬意を払えるレベル。
「そんな、心配してくれるなんて嬉しいです。ありがとうございます……」テレテレ
「お、日野も鷺沢タイプか?本の代わりに何燃やせばいいんだ?」ヤケクソ
この二人が仲良いの知ってたけどそこまで繋がらなくていいです。てか止めて。
「情熱!つまりパッション!です!」
これはもうダメぽ。
「日本の平均気温を1℃上げてる男と同じような事を言うね……もう僕は頭がパンクして死にそうだ……誰か助けてくれ……」
「し、死ぬ!?やっぱり大丈夫ではないんですか!?えーと、頭皮が薄いから、そこから熱射病……とか?」
照り返しで貴様も熱射病にするぞ(全ギレ)。
「皆ハゲネタ好きね。でももうライフ0だから弄らないでおくれ。泣くよ?ていうか事務仕事疲れて外出たら可愛い女の子に会って泣くって凄く面白い絵面。ははっ。わろえねぇ。」
「か、可愛いっ!?あ、ありがとうございます!……え、えへへ。」
何故か解らんけど泣けてきた。仕事し過ぎたかもしんねえなあ……ここまできたら、もう休むために思いっきりぶっ倒れてやろうかな(白目)。
「もう疲れたから此処で倒れていい?いいよね別に?」
「倒れる……?いえ、ここは草原ですし寝転がったらいけませんよ!それに、疲れたなら走りましょう!」
え、なにいってんのこの子。アホなの(直接)?
「いや、君達アイドルは一体どんな思考をしているんだ……同じ人間なのかも疑問に思ってしまうぞ……何故疲れてるのに運動するんですか……わっとどぅーゆーみーん、だわ……」
×
「はっ、はっ、はっ…………」
うわ、さっきまでの疲労感が嘘みたいに消えたんですけど。広場の外を軽く5周程したら身体軽くなったんですけど。え、俺松岡○造になっちゃったの?海外に行ったら日本に台風を呼ぶ男になっちゃったの?
「…………は、はー、はーー、」
足を止めて、深く息を吐く。吸う。吐く。腹式呼吸をイメージ。はっ、ふぅぅぅーんんっっっ!!!!!これシュタゲだな。…………ふう。
「どうですか、プロデューサー?疲労感は無くなったんじゃないでしょうか?運動は疲労物質を除去します!ですから、身体は軽くなって、リフレッシュも出来るんですよ!」
…………そういえばマネージャー、だったな、茜。
「……ありがとう。確かにリフレッシュ出来た。すまない。迷惑、かけたな。」
「お互い様です!恩返しですよ!」
「その、本当にありがとな。…言い方おかしいけど、勉強になったよ。」
茜の顔を見てそう言った。そして……いつの間に夕方になっていたのか、と思ってしまった。……茜の顔がその名の如く真っ赤だっただから。
「その、えっと…………」
「ん。」
「…………は、走ってきます!」
「ん?。」
また、恐らく昼間の様に走っていった。真っ赤の顔のまま。……あー俺も恥ずかしいわ、ったく。ラブコメみたいじゃねぇかよ。
…………やっぱ暑いな今日。暑さのせいで顔が赤くなっちまった。決して俺も、その、茜と同じ理由で赤くなった訳じゃないからな。
×
その後、事務仕事に戻ったらちひろさんに怒られた。あれを見られてたみたいで。意味わかんなかったので嫉妬ですか?と聞いたら手刀がとんできました。意識がぶっ飛びかけました。
あいつは鬼だぜ、全く。酷すぎる。やれや
この先は赤黒く汚れてて読むことが出来ない……
はっきり言って調子乗ってる俺氏。ごめんね。遊びすぎた。