騒々しいアイドル達とプロデューサー お前ら皆落ち着け。 作:べれしーと
まゆすき。
仕事が終わり、愛しき我が一軒家に着く。
「ただいまー」
「お帰りなさい、プロデューサーさん♪」
つっこまねえぞ。開始数行でこれでも、そして夜の10時に帰宅したら担当アイドルの佐久間まゆが普通にいたということにも絶対つっこまねえからな…………いややっぱ無理。なんでここにいるの君。つーか服。ネグリジェはヤバいって。見えてるって。半端ないって。
「ご飯にします?お風呂にします?それとも……まゆ、ですかぁ?うふふ♪」
「じゃあ、まゆで(半ギレ)。」
戸惑え。そしたら丸め込んで寮に帰してやる。
「わかりましたぁ。」
そう言ってまゆは俺の手を引いてベッドルームまで連れていく。あれれー?おかしいなー?何時もの純情可憐なまゆじゃないのかー?今宵は肉食獣かー?あははー。
いやいやいやいやいや!!!!!!
「わかっちゃ駄目だろォ!?て、手を離せェ!!」
「うふふ。恥ずかしがらないで?まゆたち、夫婦なんですから。」
「何言ってんだァ(困惑)!?まじで今までで一番ヤベェよ!!おい佐久間ァ!!これは洒落にならんって!!HA・NA・SE!!」
腕の中で暴れるが、拘束は解かれない。腕力おかしい。これは500kg。いやそれはゴリラ・ゴリラ・ゴリラか。
「着きましたよ。ふふ。さあ、一緒に狂いましょう?」
「やだあああああああああああああああああ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼(やだあああああああああああああああああ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼)」
思いっきり二階にある寝室のベッドの上に放られる。ておい、ドアの鍵を掛けるな。しかもその鎖は何処からきた。だからドアに掛けるな。ちょっと。ここはアルカトラズですか。
「……ちょっと待って下さい。」
まゆは 待つ事を 覚えた‼
凛わんわんじゃなくてまゆわんわんかな?
この状況を無視してはっきり言うけどまゆが涙目で犬の真似してわんわんして、首筋とかねぶってきたら襲う自信ある(錯乱)。
「おう、待ってくれるのか!ありがとうございます!つーかその流れで帰れ!誰か呼ぶから帰れ!送ろうと思ったけど怖すぎるから俺は送らない!誰も来なかったら一人で行け!服はあげるから!」
と、突然まゆはベッドの下に潜った。何してんの!?
「ちょ!……え、エロ本なんかないろ!そんなところに隠してなんかないろ!だからヤメロォ!(懇願)」
「智絵里ちゃん、こんな所で何をしているんですか?」
え?智絵里?エロ本探しじゃなくて?
「智、智絵里?本当にそこにいるのか?」
「い、います……」
嘘だろ止めてくれよォ!!二兎追う者は一兎をも得ずとか云うけどそんなもん嘘っぱちじゃあねえか!!追ってすらねえのに勝手に二兎得ちゃったよ!!いらねえよ!!だってこええんだもん!!ああ!!この状況を悦べる様な男じゃねえんだわ俺は!!
「えっと、プロデューサーさんを驚かせようと思って隠れていたんですけど、その、お二人はその様な関係なんですか……?」
「ちっげぇよ!!無理矢理だわ!!つーか智絵里の理由おかしいだろォ!!」
「プ、プロデューサーさんから無理矢理だなんて、もう、わたしに勝ち目はないんですね……」
「あんたら俺の知らない所で本当に薬物やってますよね?じゃなきゃこんな会話にならないよね?」
まゆがベッドの下から不満げな表情で出てきた。同じ様に智絵里も這って出てきた。
「お前もネグリジェかよ!?…………いや、何で普通にお前も俺ん家いるんだよ!?二人ともどうやって鍵を開けた!?後自由過ぎんだよ!!今、夜の10時やぞ!!常識考えろや!?」
「「????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」」
「やべぇ。初めてお前らに殺意湧いたわ。後文字数稼ぎ止めろ。それとクエスチョンマークがゲシュタルト崩壊する。目がチカチカする。」
「嬉しい……!まゆの事だけ考えてくれるんですね……!」
「やっぱお前と凛は仲が良いよ。そのイカれ具合とかがさ。」
「凛ちゃんを馬鹿にしないで!それはいくらプロデューサーさんでも許せません!」
「え、何で俺が怒られてんの?」
「友達を馬鹿にしたんです!!怒るに決まってるじゃないですか!!」
怒り方もそっくりだね君達。これはもう姉妹じゃね。佐久間凛、愛称さくりんとか。ナイフで殺されそう。
「全く、まゆを選んだのはプロデューサーさん自身なのに色々とあーだこーだ逃れようとして。ツンデレなんですか?」
「全く、まゆが閉じ込めてプロデューサーの俺自身を沢山色々とあーだこーだ弄ぼうとしてさ。ヤンデレなんですか?」
「好きですから。しょうがないですよ。」
「嫌なんだから。しょうがないよなあ。」
「「…………」」
「「智絵里(ちゃん)はどう思いますか!?」」
声がハモった。女声と男声の綺麗なハーモニー。ギリシャ語でハルモニア。どうでもいいけど調和を意味する数字って3らしいね。ここにいるのも丁度3人だよ。調和どころか超不和だけどな。んー、巧くない。27点。……ウサミンの年齢とか言ったそこのお前ちょっと来い。
「……その、恥ずかしいのでわたしとまゆちゃんは服を着たいです。ですよね?」
そうなの?と思いまゆを見つめる。ま、まあ別にネグリジェ姿をずっと見ていたいからとか、そんな理由から見た訳じゃ、ないからな?そうなの?ってそういう意味じゃないからな?俺は、そんな変態じゃ、ないからな?(震え声)
「そ、そんな恥ずかしくなんか…………う、うぅ。やっぱり、そんなに見ないでぇ……」
くっそかーわいー!まあ、それは、それと、して。(デビルマンMAD)
「わ、分かりましたよ……服着ます……」
そう言って二人は『ここで』着替え始めた。
「おっと、危ない。くるっと回ってムスカ状態にならなきゃ(使命感)。」
後ろを向いて、電気を目に当てる。ウアアアアアアアアアアアアアアアアア‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼目がアアアアアアアアアアアア‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
「着替え終わりましたよぉ。」
……え、一瞬じゃん。数秒じゃん。着替え速くね?化け物かよ。怖い(当然の帰着点)。
「よ、よし、じゃあ二人とも」
「帰りますね。」
…………恐ろしい程に早いまゆの掌返し。俺でなきゃ見逃しちゃうね。
っていやいやいやそうじゃなくて、え!?
「か、帰るのか……?マジ?本当に?」
「……?はい。帰りますよ?」
「あ、ありがとうございますゥ!!」
このまま帰られるの残念とか思ってないです。
「でもまた来ますよぉ?楽しみに待ってて下さいねぇ?」
「おう!そしたらまた今度刑務所で会おうな!」
「うふふ。入ったら許しませんよ?」
「はは……お前の事だよ(小声)。」
「それではプロデューサーさん、さようなら♪」
「……お、送らなくても大丈夫か?なんなら誰かを呼ぶけど?」
さっきはあんな事を言ったがやはりこんな奴らでも俺が責任もって親御さんから預かっているアイドルなんだ。心配と安全は考えるべきだろう。
「大丈夫です。まゆちゃんと二人で。寮、近いですし。ね?」
智絵里が答えた。
「そ、そうか。気をつけてな。」
「はい。また明日。」
まゆはそう言って俺ん家から出ていった。潔い奴だ。武士かよ。
「……ベッドの下、確認しといた方が良いと思います。それでは、おやすみなさい。」
智絵里はそう言って俺ん家から出ていった。
「意味深な事言って帰るなよ緒方ァ……」
×
「…………俺の宝が消えてる。……まゆだな。あいつ……!耽美的な素晴らしい本だったのに……っ!
って、なんだこれ……鍵?……鎖は置きっぱだしネグリジェも置きっぱで、そして鍵残して、しかし俺の宝は持っていくのか。
やってくれるねぇ、佐久間まゆぅ…………?
でもまゆだと何時も通りな気がしてしまいますね(白目)。出来ればもう経験したくないなあ(退行)。」
27って3の3乗だから超調和って事なのでは?つまりウサミンは均衡がとれているという事か!これで腰の容態も心配無し!(ナチュラルに年齢詐称)