騒々しいアイドル達とプロデューサー お前ら皆落ち着け。    作:べれしーと

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儚い感じの雰囲気とか好きです。





あと今回はギャグ少なめです……そしてほんの少しだけ性的描写が多いです……すまない……でも加蓮が可愛いから仕方ないんだよ……許してくれ……


お前もか、北条ォ!……でも加蓮はマシでした良かったです。つーか普通の可愛さだァ!やったぜェ!

夜の9時30分、愛しき我が家の玄関にて。

 

俺はまたもや見知った靴を発見してしまった。

 

幸いにも一人だけだったけれども。

 

いや入られてる時点で全然幸いでもないですね。

 

「北条加蓮ゥ!!!!何故貴様まで同じ轍を踏むのだァ!!!!俺ァ疲れてるんだよッ!!!!泣いちゃってもいいィ!?!?!?!?俺は今!!泣いて!!いいよね?(急に冷静沈着)」

 

叫んだのにシーンとしている。返事がない。ただの屍のようだ。

いやそれはそれで駄目だろ。というか何故一つの部屋も電気が点いていないんだよ。そのせいで加蓮がいるという事に驚いて叫んでしまったではないかうんそういうことにしておこうそうしよう。

 

(…………ははーん?さてはドッキリだな?バァッと驚かせにくるに違いない俺には分かる。)

 

ならばこの状況はこれしかねえだろ!ということで逆に驚かす!

 

決めポーズ!スペシウム光線!キラーン☆

次回、バルタン星人死す。デュエルスタンバイ!

 

……ってだからこの時間に俺の部屋いる時点でドッキリだわ!もう俺が驚いてるんだってば!決めポーズじゃねえんだわ!俺の感覚麻痺し過ぎでしょ!?(精神に於いて)頑張れよ俺!交感神経もっと働け!くたばれインスリン!眠れ副交感神経!ドパミンだけが来い!

 

ドパドパミン……

 

(ウサミンてめぇじゃねぇよ……!)

 

ムーンウェーブピリピリー

 

てか嘘だろウサミンもいるの!?大の大人が何してんすか(あまりにナチュラルなぶっこみ)!!あと俺の家のセキュリティはほんとどうなってんだよ!!『ふーん。エッチじゃん。』と同じレベルのガバガバ具合だぞ!?

え、俺渋谷と同じとかマジで無理なんですけど(本音)。

 

……渋谷といえばなんですが渋谷区って同性婚出来る場所らしいですね。だからしぶりんはもっとゆりゆりするべきだと思うのよ。そう。うづりんはいいぞ。王道だ。皆解るか?王道とは王の道と書く。つまりうづりんは既に王が通った道、うづりんは道なのだよ。加えて道とは、人が欲したから出来たものだ。

従って、うづりんは人が、そして王でさえもが欲したから出来たものであると云える。なら、果たして何故、人はこれを愛さないのか?未だにこれは私にとって甚だ疑問である点だ……

 

うんごめん話戻そっかふざけた。

 

というか今回のこの話ってクールの出番では?何故キュートのウサミンがいるのだろう……?

 

ん?出番とは何だ?ワカラナイ。(作者の干渉)

 

 

 

 

 

×

 

 

 

 

 

俺はキッチンに恐る恐る行き、そっと電気を点けた。

 

(寝てんな加蓮……)

 

ソファの上に寝そべり、すやすやと寝息を発てている彼女は実に幸せそうな表情だった。加蓮は白と黒をベースとした単調な服装でいて、アクセ等では飾っておらず、雰囲気や表情も相まって清楚で大人しい印象を受けた。何時ものギャル風でない格好にドキリとする。

 

薄化粧なのと髪を結ってないのもあって子供らしい感じでもあるな(仕事モード)。……ちょっとヤバいかもしれない。可愛すぎる(通常モード)。久しぶりの癒しなんですけど。しかも茜以上の。

あぁ~^^~ぁあ。しゅき。(イカれモード)

 

なんか加蓮が何をしに来たかはどうでもよくなってきたね。例えまゆ達が奪ってった秘蔵の本の代わりに買って隠したアレを捨てられてたとしても許せるわ。もう代償を貰ってるしね。加蓮の可憐さというもの、さ☆

これは巧い!100点!優勝!プロデューサーの優勝!優勝商品は加蓮ですかぁ?(ゲス顔)(深夜テンション)加蓮も旨そうで(ナニがとは言わないが)巧そうやなぁ? ニチャァ

 

(んー、ウサミンはもうどうでもいいかもしれない。いや、どうでもいいね。うん、どうでもいい。)

 

だってウサミンだもん。そうさ、安倍(ほんとは安部だけどな。)だぜ?内閣総理大臣だぜ?大丈夫心配いらない。

……すみません?年齢詐称の件はどう答弁するおつもりですか安倍首相?森友学園不正なんたらはそれの隠匿行為ですよね?実年齢、答えて下さいよ……?(クソ野郎)

 

と、机の上の携帯電話が揺れる。俺のではなく、加蓮のものだ。

 

ドパドパミン……

 

(着信音だったんですね……)

 

ムーンウェーブピリピリー

 

(つーかなんか腹立つなこの声……微妙に音声加工してあるし……)

 

プーップーッ

 

(切れたね。)

 

親からかな?99%そうだろうな。心配されてますねこれは。親が結構な心配性でーとか言ってたし。

 

(そうだな、もうそろそろ10時だし帰すべきだよなあ……加蓮が勝手に来たとはいえ……でもなあ……)

 

静かな呼吸の度に上下するお腹とか胸とか。

眠っている時にしか見れない小さな口とか胸とか。

長めの黒のスカートや首下の見える白のブラウスから覗く色素の薄い肌とか胸とか。

 

(ずっと見ていたい……)

 

いやこれは帰したくないです(半ギレ)

エロいんだもん(小並感)

 

「ん……まぶし……」

 

「!!」

 

眩しさで起きてしまったあ!!くそ!!もう胸凝視出来ねえ!!でもこれはこれで潤んだ大きい瞳とかちょっとくずれた感じの服とか胸とかのおかげで事後っぽく見えますねはいごめんなさい何か最近ストレス溜まってておかしくなってるみたいです変な事言い過ぎましたもう止めます。

 

「あれ……ぷろでゅーさー……?」

 

「おう、おはよう。俺の家で。」

 

「おはよ。……ふふっ。起きたらプロデューサーが目の前にいる。」

 

「当たり前だろ。ここは俺の家なんだからな。」

 

「こういうのいいね。なんていうか、その、夫婦っぽくないかな、なんて。」

 

「そうは思わない。後ここは俺の家だ。寮へ送るぞ。準備しなさい。」

 

「でへへぇ。」

 

「ウサミンみたいな笑い方すんな。つか話聞いてます?ここは俺n」

 

「プロデューサーお腹空いてない?アタシ作っておいたけど、食べる?」

 

「え、食べる。(即決)」

 

おいまじかよ。嫁じゃねえかよこれ。やった。なんか涙出てきた。超嬉しいんだが。やっとまともな子がきてくれた(錯乱)。

 

「いつの間に料理出来るようになったんだ?それにこれ何時作ったんだ?帰ってくる時間なんて分からなかっただろうに。」

 

リビングの机の上には白米、サラダ、カレイの煮付け、そしてポテトがサランラップをかけられて置いてあった。

 

「愛の力だよ愛の力。料理は結構前から練習してたんだー。プロデューサーの口に合うといいんだけど。」

 

「へ、へー。」

 

「ちょっと冷めちゃってるね。温めるよ。ついでに、味噌汁も。」

 

そう言って、二人分の白米の入った茶碗を持って、キッチンへと加蓮は向かった。コンロに火を点けて味噌汁を温め、同時に、電子レンジを使って茶碗に入った白米も温めなおしている。鼻歌混じりに作業するその姿は。

 

ガチ嫁やん。

 

え、これは本当に俺ら結婚してますよね?でもした記憶がないなあ?まあいっか。こんな優しくて可愛い嫁さんなんだからな。記憶なんていらねえよ!(過激派)ガハハ!

 

え?時間?送る?何それ美味しいんすか?知りません、次。

 

 

 

 

 

×

 

 

 

 

 

「さて加蓮。」

 

「はいー何でしょうかープロデューサー???」

 

あの後ご飯を一緒に食べて、つまり二人で食卓を囲んで、そして一緒に食器類を洗った。完全に新婚生活。浮かれすぎてたわ俺。この状況どう考えてもおかしいよね(思い出すのが遅い雑魚)。

加えて今も俺らは一つのソファに隣どうし。カレカノかよ。間違えました、夫婦ですね(未だに錯乱中)。

 

てかニッコニコやな北条……楽しんでますね……

 

「今深夜直前ですね。」

 

「うん。」

 

「俺はちょっと浮かれてました。」

 

「??」

 

コテンと首を傾げるな、クソ可愛い。

 

「まあ、最近疲れていた俺にこのプレゼントは凄く嬉しかったから、それについては本当にありがとうな。」

 

「恩返しだよ、恩返し。気にしないで。」

 

「でもよく考えろよ?」

 

「何を?」

 

「先ずどうやって俺の家に入った?」

 

「鍵を開けた。」

 

鍵を入手すんな。流出もすんな。誰だよ流してるの。誰にも渡した覚えはないぞ。

 

「なんで夜に来た?」

 

「そっちの方がドキッとするし、サプライズでしょ?」

 

ドキッとしてsurprisedだったから警察呼び掛けたわ。

 

「……普通、人の家で断り無しに料理してソファで寝るか?」

 

「ご、ごめんなさい。」

 

「ああ、いや、まあ、それはいいわ、うん。嬉しかったし。いいよ。気にしないで。」

 

女の涙に男は弱いってこういう事かあ。

 

「でもな。」

 

「うん。」

 

「もっかい言うけど、今深夜直前ですよね。」

 

「うん。」

 

「一緒に飯食ってんじゃねぇよ!!」

 

「え、駄目なんて言ってなかったじゃん?」

 

「言ってねぇけど倫理的に判るでしょォ!?」

 

「……?」

 

「この時間に俺が加蓮を寮に送ってみろォ!?」

 

「まあ、勘違いからのスキャンダルで引退だね。」

 

「一体今からどうすればいいんでしょうかね(大混乱)」

 

「アタシがここに泊まればいいじゃん。」

 

「は?」

 

「一応寮の人には友達の家に泊まりですって言って出てきたし。問題ないでしょ?」

 

「有り寄りの有りです。(冷製になるパスタ間違えました冷静になる音葉)」

 

「アタシに手でもだすつもり?デザート感覚で頂くの?」

 

「んな訳ねえだろォ!?何いってんだオメェ!?」

 

隠語を混ぜ込むなや。仮にも女子高生アイドルやぞ貴様。

 

「なら大丈夫、大丈夫。」

 

「だいじょうばない。誰かにバレたら死ぬ。」

 

「バレないバレない。」

 

「百歩譲って何処で寝るんですか。」

 

「一緒にベッドで寝れば良くない?」

 

「は?痴女なのかお前は?」

 

「え?襲わないんでしょ?」

 

「そういう問題でない。倫理的なものでだ。」

 

「そういう問題でしょ。倫理的なものだよ。」

 

「嘘だろ北条氏。」

 

「真だよ北条氏。」

 

「対句的表現にのってくれてありがとう。」

 

「ええんやで^^」

 

「加蓮、キャラ。」

 

「御免^^」

 

「おい、作者。話が終わらないからはよ戻せ。」

 

*わるい。ふざけすぎた。

 

「ええんやで^^」

 

*は?

 

「わるい。ふざけすぎた。」

 

*はい。よろしい。

 

……戻したぞ。

 

「誰と喋ってるのプロデューサー。気持ち悪い。」

 

おいおい、戻された瞬間これかよ。つらたん。いやそれは古いか。

 

……これふるいんですか?(ふるえごえ&しんじたくない)

 

「え、酷くない?」

 

「んー酷くない。」

 

「そうか。」

 

「そう。だからもうアタシはプロデューサーの家に泊まるって事で。」

 

「は?いや、ちょっと待てや。」

 

「役得だねー。誰にとってかは内緒だけど。」

 

「まってってば!」

 

「話が終わらないからはよ戻せ。ってさっき言ってたよねプロデューサー?」

 

「メタい事を言うな。」

 

「え?メタいって何?メタル?なんで鉄?鉄分が足りないとか言いたい訳?キレやすいって事?でもそれだけじゃあアタシは引かないよ?」

 

……あー、そういう感じの解釈っすか。

 

「そうだね。鉄分だね。鉄血だね。希望の花だね。」

 

この話の先にオルガでもいるんですか?泊まるんじゃねえぞ……

 

「……ねえ、前に美嘉と夜に二人きりだった事あるんでしょ。ニューヨークだっけ。本人からきいたよ。」

 

何やってんだミカァ!!!!

 

「美嘉は良くてアタシは駄目な理由って、何?」

 

哀しそうな表情でこちらに向き、問う。突然なんすか加蓮さん、ちょ、おい。顔が近いですよ、ちょっと。

 

「……気持ち、とか?」

 

唇が、近い。

 

「な、何の気持ち、だよ。」

 

「なんだろうね。ドキドキさせられる様なやつかも?」

 

……ほぼ答え言ってんじゃねえかよ。

 

「アタシだって、気持ち、負けてないよ。」

 

二人の口が触れそうになる。

 

「……証明してあげるね。ここで、沢山。」

 

いやヤバイ‼客観的に説明してる場合じゃねえ‼

 

ラブコメかよこの展開。

 

それに、貞操が、危うい。(二人とも)

 

緊急プロトコルを始動させなければ……!

 

「はい、肩を掴んで、離ーす。」

 

「あ……」

 

任務完遂。今回はガチでヤバかった。(小並感)

 

「いいか、よく聞け。今のは忘れる。北条も忘れろ。」

 

「…………」

 

「……お願いします忘れて下さい俺が恥ずかしくなって死ぬんですよ。(○貞)」

 

「……ならいいよ。わすれる。うん。はい。わすれた。」

 

腰の辺りで小さく両手を加蓮はヒラヒラさせる。え、ちょっと、可愛いから止めてよそれ。

 

「そんでもう分かった。ここに泊まれよ。(ヤケクソ)」

 

「ありがと。プロデューサーは優しいなあ。そういうとこ、好き。」

 

「は?可愛い。一緒に寝よ。(本音)」

 

あヤバ。心の声が。

 

「……んふふ。最初からそのつもりだってば。いこ?」

 

「ごめん、嘘。止めて。恥ずかしくなって死ぬから。(童○)」

 

「だーいじょうぶ!恥ずかしさで人は死なないんだから!立証済み!」

 

立証したんかい。どうやってやったのか気になります。いやそれよりも手ェ離せェ。二階に連れてくな。だから鎖で鍵を閉めるなって。アルカトラズ形式本当に好きねアイドルの皆さん。

 

え?ちょっと、まじすか?救済措置無しすか?な、なら、せめて風呂入らせて……おい、加蓮、待て、ちょ、

 

 

 

 

 

×

 

 

 

 

 

朝日の眩しさと小鳥の囀りで目を覚ますとそこに加蓮はいなかった。そことはベッドの上で寝そべっている俺の隣。……よるのかれんは、やーらかくて、いいにおいで、ねごとがかわいくて、かみのけふわふわで、とにかくやばかったです。

 

ぼーっとしながら俺は下のリビングに向かう。多少の名残惜しさはあるが流石に一線を越えそうになったので夜の様な事はもう経験したくないと思いました。因みに加蓮はぐっすり寝てましたよ。

 

そしてリビングには案の定加蓮がいました。帰ってなかったかあ。

 

「おはよ、プロデューサー♪朝ごはん出来てるよ。食べ終わったら、一緒にお風呂、入ろっか……?」

 

深い赤色のエプロンを加蓮はしていた。髪を上の方できちんと縛っていて、そのおかげで覗くうなじは年相応に見えなかった。つまり大人の魅力ってやつだと思います。(小並感)

 

(これは負け確イベだよ絶対。だって癒しも入れてくるんだもん。)

 

まゆとか凛とかと同じ轍を踏むのかと思えばそうではなく、そもそもあいつらと違い、俺のストレスは加蓮によって多少解消されていた。まあ、ほんとに多少。でもマシだ。あいつらはストレス製造機だし。まゆも凛も可愛いけどね、許せる範囲を越えてます。

 

あれ?加蓮って天使?(錯乱)

 

うん。加蓮って天使。(正常)

 

「ありがとな加蓮。でも風呂は一人でいける。つーか一緒に入るとか夫婦かよ。やだよ。」

 

「アタシとだとやなの?」

 

「いいよ。(本音)」

 

「いいんだ。」

 

「でもまだダメ。(嘘)」

 

「はーい。」

 

今回はそこそこ平和に終わりそうです。

 

 

 

 

 

×

 

 

 

 

 

翌日に気付きましたが、まゆ達が奪ってった秘蔵の本の代わりに買って隠したアレを加蓮に捨てられてました。それと一緒に、文香から教えてもらった、耽美的で官能的な小説(文香談)も捨てられてました。

 

……代わりに加蓮の物と思われる下着が本棚の奥にありました。

 

今更だけどうちの事務所のアイドルって皆性倒錯してんの?

 

加蓮の事ガチ嫁かな?とか思ったけど改めた方がええかな。(自己対話)

ええな。(自己解決)

 

別にこれを怒る気ないけど心配だわ加蓮の頭が。親御さんの気持ちってこういうものなのかあ……(絶対違うと思う。違うよね?違っててほしい。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………泊まりは誰にもバレてないです。恐らく。




(ショーツ類を)はかない感じの雰囲気とか好きです

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