今回が初投稿になります。
自分はハーメルン初心者の未熟者であり、読者の皆様は見るに堪えない駄文だと感じるかもしれませんが、どうか温かく見守って頂けると嬉しいです。
ある少年がいた。
彼はいわゆるガキ大将だった。
腕っ節が強く、押しの強い性格で、反発する人間もいた。
彼は自分が褒められた性格をしていないことを自覚していたが、彼の友人のフォローのおかげで自分らしく振る舞えることに感謝していた。
しかし、彼は通っていた高校の教室で起きた時空の大爆発に巻き込まれて命を落とし、彼の日常は唐突に崩れた。
そして、彼と彼のクラスメイトの魂は時空を超え、勇者と魔王が争う世界に生まれ変わることになる。
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ある少年がいた。
彼は読書家だった。
多くの本を読み漁り、様々な知識をその頭脳に収めていた。
また、彼はオタクでもあった。
様々な本の中でも、彼は特にライトノベルを好んで読んでいた。
しかし、彼は事故に巻き込まれて、あっさりと命を落とした。
本来ならば、彼の魂は輪廻の輪に還るはずだった。
しかし、そうはならなかった。
彼の魂は時空を越え、次元を越え、世界を越えた。
そして彼の魂は、とある下位並行世界にて、時空の大爆発に巻き込まれて命を落とし、勇者と魔王が争う世界に生まれ変わった高校生の一人の魂と融合した。
故に、運命は捻じ曲がる。
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「おや、何か妙な魂が紛れ込みましたね。まあ、面白そうなので、放置でいいでしょう」
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温かい、ぬるま湯に浸かったような感覚。
普通なら安心感を覚えるようなその暖かさの中で、なぜか俺は、心細さと不快感を感じていた。
狭い穴を通って外に出て、開放感を味わったが、理由の分からない絶望に塗りつぶされる。
それが、今の俺の、忘れてしまいたい一番古い記憶だ。
《熟練度が一定に達しました。スキル『神性領域拡張LV1』を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『並列意思LV1』を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『恐怖耐性LV1』を獲得しました》
ああ、最悪の気分だ。
気持ち悪い。吐き気がする。
こんなに不快な気持ちを抱いたのは初めてかもしれない。
今、俺には二人分の記憶が存在している。
一人は、クラスで男子の中心人物だった高校生、
もう一人は、読書家で少しひねくれていた高校生、■■■■のもの。
人格も二人の人格が混ざっているように感じる。いや、少し■■■■寄りだろうか?
今、俺の体は赤ん坊になっている。
手足は縮んでいるし、五感もうまく働いていない。抱き上げられて
しかし、夏目健吾という名前と、
この現状は、
ああ、こんなの夢だ。
いや、きっと現実だ。
この悪夢から早く目を覚ましたい。現実に戻りたい。
そんなことできるわけがない。俺たちは逃げられない。
ぐるぐると思考が回る。
摩訶不思議で異常な状況であり、
どうやら俺は、『蜘蛛ですが、なにか?』の世界に転生してしまったらしい。