インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、エグゼイド達はグラファイトを撃破。束のゲーム病も治った。
2つ、別種コアメダルを取り込んだアンクがボドボドに。栄司が支える。
そして3つ、束がガタキリバの完成を急いで居た。
「フフフ、これで……彼の更なるシンカを……。」
クローズと戦った翌日……つまり水曜日。IS学園始まって以来、史上最悪の事件が幕を開けた。
何気ない日常。普段と変わらぬHRの時間だった。しかし、それが壊れるのはとても容易かった。
突如、教室の窓が割れる音が教室に……否、学校中で響き渡る。窓ガラスを割ったそれは、真っ直ぐと織斑千冬に向けて進む。
「こ、これは……ッ!?」
それは織斑千冬の体へと挿さった。その瞬間、こう発した…『
織斑千冬はそこに居なかった。いや、正確には織斑千冬としての原型をとどめて居なかった。千冬の身体は髑髏をモチーフとした怪人へと変化して居た。驚きのあまり声の出ない生徒や失神している生徒が大多数だった。
「ッ!?織斑先生がドーパントに!」
冷静な状況判断で栄司はバックルを取り出す。
「ま、待て!私だ!正気は保っている!」
「……メモリに飲み込まれてない。よかった。」
「火乃、事情を知っているなら説明しろ。」
「えーと、『緊急放送!緊急放送!現在、学園内で怪物が暴れだした!生徒は安全優先で避難を!』とりあえずみんなを逃がしましょう。」
緊急放送は今も流れ続けている。栄司は、冷静にクラスメイトの安全を考え、少々困惑している千冬に変わり避難指示を出した。それと同時にとある人物に連絡を取る。この事件、栄司の予想が正しければ……おそらく学園内にいるライダーのみでは時間がかかる。そう考え、プロを呼んだ。
突如出現したドーパントの初期確認数は25体。そのうち1人はスカルドーパントと化した織斑千冬。だが、メモリに飲まれずに正気を保って居た。
残りの24体は、破壊活動に勤しんで居た。
「待たせたな。」
「すまない、ここまで来るのに少々手間取ってしまった。」
「いえ、それより来ていただいてありがとうございます。翔太郎さん、フィリップさん。」
「今回の件、T2ガイアメモリが風都にばらまかれた時に酷似している。
「えぇ、しかも今回は26……いえ24本。スカルとエクストリームを除くA〜Zまで居る可能性が高い。」
「あぁ、そのことなんだけど……織斑千冬、メモリが刺さった場所わかるかい?」
「ん?まぁ、だいたいだが。」
「そこに気合いを入れて、異物を出そうとしてみてくれ。」
「……ハッ!」
スカルドーパントだった千冬は元に戻った。
「おぉ、流石世界最強だ。」
「茶化すな。」
「あ、はい。と、とりあえず
その翔太郎の提案には、満場一致で賛成した。
「ロストドライバー、もう2つ用意しておいて正解だったよ。」
「だな。」
「織斑千冬、君にこれを。君なら使い方を誤ることはあるまい。」
「……わかった。受け取ろう。」
千冬はだいたいを察し、それを受け取った。
そして……
『Cyclone!』
『Joker!』
2人はメモリを起動させる。
栄司はいつもの3枚をアンクから受け取る。簪も本音とともに打ち合わせ、刀奈もメダルをセットする準備ができている。山田先生も持久戦を想定してか、水の準備を大量に準備してある。
そして、永夢は先日ポッピーピポパポから渡されたガシャットを起動させた。
『名探偵ダブル!』
最後に千冬が自身から排出されたスカルメモリを手に取り、起動させる。
『Skull!』
「「「「「「「「変身!」」」」」」」」
各々姿が変わるのだった。
約10日ぶりの投稿になります。
お久しぶりでございます。
約10日ぶりとか言っておきながら、申し訳ないです。
23日から部活の合宿で投稿できるか不明でございます。
なるべく投稿できるよう努力いたします。