物語の脇役にもなれなかった人の声

まともじゃない僕

他人とは違う。悪い意味で

助けてください。助けてください

輝くような毎日もいいけど何も無い日を毎日過ごせることもいい

わけわからなくなって悩み苦しむ人生なんていやだ

友達が欲しい

女の子とも仲良くしたい

先生とも気兼ねなく話をしたい

この世界で1人なんだって

誰にも必要とされてないんだって

自分なんていない方がよっぽどマシだって思うことすらない人生が羨ましい

普通っていいな。楽しいんだろうなあ

新しいあさが来た希望の朝だ

まともじゃない僕はまともな人生を歩めない

這いつくばって、見向きもされないで

それでも自分は生きてていいんだって思える日が来るまでひたすら惨めに生きていく

楽しそうに誰かと歩く人間が羨ましい。妬ましい

こっちは1人でなんの楽しみもなく、無感情に生きているのに

昔から、今楽しそうにしているヤツらは後で自分のような人生を送ると思っていた

逆に、今苦しんでいる僕は後で幸せになれるって信じてた

でもちがった

そもそも苦しんでなんかいなかった

這いつくばって泥を舐めて生きているわけでもなかった

毎日暖かい家で王様のような人生を送っていた

過保護に。優しく、育てられた

「外の世界」を知らないで育ったから生き方がわからない

だから今こんなに苦しんでいるのかな

そもそも何に苦しんでいるんだろう。それすらもわからない

もしかしたら、毎日生きているだけで苦しいのかもしれない

水の中で生活しているように。

肺呼吸の人間は水では生きていけないはずなのに

そういうことかもしれない

じゃあ、どうしたらいいんだろう

このままじゃ死んでしまう

嫌だ。嫌だ。嫌だ。

助けてください。どうか僕にワクワクする体験を

メカクシ団のみんなにずっと憧れていた

自分もそんな経験がいつか来ると本気で思っていた

寂しかった。昔からずっと1人で。楽しそうにしている人たちを見ることが辛かった

この先に楽しいことなんて本当にあるのかな。

頑張ることが出来るのかな

自分のあいああああああああたー！！！（！！、よー

なんて書いていいかわからないけどなにか書きたい。なにか吐き出したい。でも出てこない

ちくしょう。

口元が気になる。分厚くて気持ちの悪い自分の口元が

うまく笑えていないことに気付いた。

引きつって気持ちの悪い表情になった顔を、誰が笑顔だと思えるだろうか。

笑顔でスッキリした気持ちで誰かと幸せに外を歩きたい。これは夢か願いか幻想か。

孤独に押し潰されそうってこういうことなのか

歌は狡い。どんなに気持ちが落ち込んでいようと構いなく気分を良くさせる。現実がどんなものか忘れさせ、夢を見させる。

そしてふと現実に戻った時、よりいっそう落ち込む。辛い気分にさせ、歌に依存させる

外にいると声が出なくなる。

恥ずかしい。辛い。嫌だ。