そこで描かれる武士たちの熱き闘いに、邪魔が入るのであった!
「今日も暑いね」
なんていつものように俺の隣を歩く一人の男
2012年、7月13日---------------------
俺は、この男にまとわりつかれていた。
2012年、6月26日
俺の名前は伊東 直大。高校2年生だ。これと言って紹介することもない悲しげな男なのだが、趣味はソシャゲ程度である。
ほんとにこれ以上紹介することがないくらい平凡な僕なのだが、人付き合いはなかなかある方なのである。ある時は前に部活をやっていた仲間と体育館に遊びに行ったり、ある時は友人とボウリングなど、一応たまにいる所謂陰キャ、というものには含まれていないようだ。
とまぁこんなしょうもない自己紹介をしてしまったのだが、今は政経の授業であり4時間目である。
俺の席は後ろから2番目となかなか好みの位置であり趣味のソシャゲをするのには最適だ。最近では流行りのノベルコマンドゲーム「Date Plant Burner」にハマっており、それのストーリーを進めているところだ。もちろん話など読まない。俺が求めているのは性能のいいキャラだけだ。
とまぁ今日も勉学など一切やらずにポチポチと進めていたら終わりのチャイムが鳴っていた。さぁ昼休みだ。
するとチャイムが鳴って間もなく俺の方に歩いてくる1人の男がいた。
「よう。今日も一緒にメシ、食わねぇか?」
彼の名は希許 信尋。1年の時も同じクラスだったのだが全く話すようなヤツでもなく、2年に入ってから急に話しかけてくるようになった。
「おう、食うか?前の席使えよ」
俺も特に話したいというヤツはいるわけでもないので、希許とは大抵はコイツと食っている。話すことと言っても、俺はソシャゲのことくらいしかないので、
「はぁー今日も真田幸村ピックアップ引いたけどゴミみたいな結果で終わったわーーー」
「真田幸村ってどんなキャラなの?うっわ女かよ!おっぱいデケーーー」
こんな世界一無駄なのでは?というしょうもない会話をして昼が終わっていく。
この後も何もないまま5,6時間目と過ぎていき帰るか遊ぶだけの毎日だと思っていた。いや思っていたかった
ある日の29日、金曜日。
俺はこの日は珍しく希許が遊びに行きたいところがあるというので、ゲーセンに夜の9時くらいまで居た。希許は来たことがなかったのか色んなゲームに新鮮な目で遊んでいた。
事が終わったその帰り道である。
「いや~俺ゲ~センってものに来たの初めてだったからさ、お前とこれて良かったわ」
「お前、高2で初ゲーセンてどんだけだよ」
「まぁ、俺もお前とこの関係でいるのも後少しだからな…」
「ん?どゆこと?」
すると希許は道の真ん中で下を向いたまま黙り込んでしまった。
「どうしたんだ希許?なんか嫌なことでもあったの?」
「俺...お前の精気を手に入れないと死んでしまうんだ。」
「.....................................?」
突然のギャグかのような一言に俺は何を聞いたのか本当に忘れてしまった。
「すまん、なんだって?」
「俺はお前の体からなる精気を奪わないと生きていけないんだぁ!!!!」