七武海 黄金のテゾーロ   作:たんばりん

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処女投稿レベルです。
神様の登場シーンはこの話だけのつもりなので極力飛ばしました。
よろしくお願いします。


第1章 英雄の名はテゾーロ
第1話 神様転生!!


ん?ここは?

 

気がつくと彼は真っ白の空間に来ていた。

 

辺りに目を向けても一面、白。

壁も、床も目に入る限りの景色がすべて白一色である空間に彼は立っていた。

 

「気がついたか?人間よ」

ふと、後方から声が響き彼は振り返る。

そこには全身白いローブのようなものを着た白髭を伸ばした老人が立っていた。

「ん?あなたは?ここはどこですか?俺は先ほどまで自分の部屋で寝てたような・・・」

急な展開に追いつけず彼こと、この物語の主人公となる男は目の前の老人に声を掛ける。

 

そうなのだ。彼こと主人公は実家暮らしのプー太郎(今では死語かもしれないが)であり、

週7日とまでは行かなくも毎日のようにパチンコに行き、消費者金融から借り続け、借金が膨らみ、次の返済をどこからやりくりしようが悩みつつ、その日もなんとかなるかと考え眠りについた筈なのだ。ではこの空間は夢だろうかと一瞬考えるが彼はすぐさまその考えを捨てる。

彼の唯一の特技は夢を見ない程爆睡することである。もっとも普段から仕事をせずにパチンコ屋の往復のみの生活を送っている男がなぜそこまで疲れることがあるのだという話ではあるが。

話が脱線したが彼は夢をその生涯一度も見たことがないのだ。だからかは謎だが、彼はこの身に起きている現状について即座に断言が出来た。これは夢じゃないと。

では夢でないとしてこの現実はなんだ。目の前の老人は?やけに白いこの空間は?等々試行錯誤しているとその考えは目の前の老人の行動により棄却された。

 

「すまない!!!」

急に目の前の摩訶不思議な恰好をした老人急に土下座をしたのである。

「え!?いや、急にどうしたんですか?!」

彼もすかさずその老人を立たせるべく老人の腕を掴むがその老人はビクともせず頑なに土下座のポーズと取り続ける。

「すまない!許してくれ!!!!」

老人が白い床に額を擦り付けながら叫ぶ。

「いや、許すも何も、急に土下座をしている訳を聞かせてください!!どうして土下座なんてしているのですか?」

彼は老人に問うが老人から明確な返答はない。あるのはただ「すまない!」という言葉だけ老人は繰り返す。

何度、そのわけを聞いただろうか。やがて彼の方から折れ彼は一言「わかりました。許しますから。だから頭をあげてください。」と老人に伝えると先ほどまで地面に額をつけ誠心誠意謝っていた老人はバッと顔を上げる。

「おぉ!許してくれるか!!言質はとったぞ!!!ありがとう!!」

老人はすぐさま体を起こしズボンのホコリを取るようにパッパッと叩きニマリと破顔する。

彼はその変わりようを見て「あ、この人やばい人だ。」と警戒レベルを上げるが既に遅かった。

「儂はおぬしら人間が言う神じゃ。すまんがお主を間違って殺してしまったのじゃ。ガハハハハ!儂の間抜け!!ガハハハハ!」

「は?」

彼は素っ頓狂な事態に情けない声を出すが老人は止まらない。

「じゃが言質はとったぞ!!すまんな!人間の青年よ!いやあこの通りじゃ!すまんすまん!ガハハハハ!」

自らを神と名乗る老人がいままでの真摯な土下座は嘘のように片手でごめんごめんとジェスチャーをする。

「ちょ、ちょっと、待ってください。あなたが神さま?!それに殺したって!え?は?」

彼はそうして自分の体に目を通す。腕も足も腹も、いままでみていた景色、肉体となんら遜色はない。寝る前と変わらず小太りな体型だ。

「まあ、急に連れて来られて信じれないのもわかるが儂をよく見てみぃ。ほれオーラがでとるじゃろ?」

老人の言葉に彼はよく、その神様とやらの姿を見る。すると確かに背中に後光のような光とも言える、オーラに見えなくはないが、彼自身そのオーラとやらを見たことないが。確かに老人の背には後光が見えている。

「まぁ、これは後ろにライトがあるからじゃが。」

「いや!オーラじゃねえのかよ!クソジジイ!!」

老人はそう言ってその場から一歩横にずれると確かに後ろには大きなライトが老人が立っていた場所を照らしていた。

「クソジジイとな?お主、誰に口を聞いておるのじゃ?儂は神じゃぞ!!」

老人の言葉に再び発した瞬間なぜか再びライトが当たる。

「おい!もういらねぇよ!そんな演出!早く俺を戻せ!」

老人の不可解な言動に彼のフラストレーションは一瞬で溜まり老人にここから出すようせがむと老人の顔つきが変わった。

「良いのか?戻してもお主はあっちの世界で多重債務者の引きこもり穀潰しではないか?

儂がこうしてお主を殺してしまってすまなかったと謝りここに連れてきた理由も聞かず帰るのは非常に勿体ないと思うぞ?」

先ほどとは打って変わり老人の真面目な態度に驚く彼であったが、確かに老人の意見は一理あると考え、何故この老人が自分を多重債務者だとわかるのか?この空間は何だとか様々な疑問が頭に浮ぶがとりあえずはここに連れて来られた理由とやらを聞こうと考え騒ぐのを辞めた。

「うむう。どうやら冷静になってくれたようじゃな。」

老人は彼のその様子に満足そうな顔を浮かべ頷いた。

「儂がお主を呼んだのは他でもない。お主を間違って殺してしまったから特別に転生させてやろうと思ってのことよ。もっとももう元の世界には戻れないしの。」

「戻れねえのかよ!!」

彼は再び老人に突っ込む。

「当たり前じゃろ?お主は死んでるんじゃぞ?心臓麻痺での。まぁ死んだのはワシの手違いじゃが。それでどうするんじゃ?お主の選択肢は二つ。普通に転生するのか儂の『好意』で『特別に』転生するかじゃ。」

老人は彼の目の前に指を二本立てる。

「いや、特別にってあなたのミスでしょ?」

彼は老人に言うがそれは無視される。

「ええい!早くきめんか!!儂はこれでも忙しいんじゃ!ちなみに転生する世界はONE PIECEの世界じゃ。」

「するするするする!!もちろん転生特典マシマシでおねがいします!!!」

老人の言葉に彼はすぐさま反応しその老人を神だと断定する。

非常に現金ではあったがあるが彼は大のワンピースファンなのだ。いや正確にはワンピースの女性キャラがであるが。

「なんじゃ?お主、先ほどまで現実に返せとうるさく喚いたではないか。」

老人は彼のその態度の変わりように苦笑いを浮かべた。

「いえ!!もう俺、いや私は神様についていきます!!!ですので何卒!!何卒転生特典とやらをください!!!」

今度は逆に彼が老人に土下座をする。

「まぁ、覚悟を決めることは確かにいいことじゃ。どれ説明にもどっていいかの?」

老人は自分のヒゲをしごきながら彼を見下ろし言った。

「はい!神様ッ!!」

「なんじゃ、調子狂うのぅ。そんな見事な掌返しをされると。」

老人は彼をジト目でみるが土下座している彼はずっと頭を上げることはない。

「まぁ、なんじゃ。儂も時間がないのでの。テキパキと話をすすめるがの。

お主にはワンピースの中で好きなキャラクターに転生させてやることが一つ。

そしてさらにお主の望むものを3つ与えてやろう。

もちろん前世の記憶も転生に付随してやるぞ?。

まあ、前世の記憶を蘇らせるキーを与えるといったものかの。

転生して、すぐに前世の記憶が覚醒する訳ではないぞ?

あくまでそのキーを与えるだけじゃ。

まあ、生きてればいつか思い出すであろう。それが10年後か、20年後か、はたまた死ぬ前かは誰にも分からぬがのぅ。

では望むキャラクターと、望みを三つ儂に教えてくれぬか?

儂は本当に忙しい身なのじゃ。はよ決めてくれ。」

 

彼は老人が話している最中に所々質問をしようするがそのたびに老人が何かを察したのか彼を指さすと途端に口が開かなくなった。恐らく質問はするなという意味合いなのだろうが、ここにきて急に摩訶不思議な技を使うものだと感心する彼であった。

 

 

 

 

そして老人にせかられながらもも悩むこと30分。

老人が痺れを切らし貧乏ゆすりを始め出した時ようやく彼の願いが決まったようだ。

「うむ。決まったようじゃの。随分と待ったが、ではそれぞれ願いを言え」

「では、キャラクターはギルド・テゾーロ。願いは、覇王色の覇気の素質、武装色の覇気の素質、あとゴルゴルの実の能力をドフラミンゴと対立フラグ無しで手に入れることです!」

「ほぅ、テゾーロ とな。まあそこは良い。儂もあのキャラは何故か好きじゃった。願いも二つは把握したが何故ゴルゴルの実をすぐに望まぬ?

儂ならすぐさま望むが。」

老人は心底不思議そうに、しかし面白いというような顔を浮かべ彼に問うた。

「単純にドフラミンゴから奪うよりなにか偶然の方が人生楽しいと思っただけです!もちろん早くにもらうに越したことはありませんが、それは神様に任せます!」

「ほぅ、なるほどな。ではその願い聞き届けた。

あとちなみにだかこれから行く世界で貴様以外の転生者はおらん。それも都合というもの。充分に楽しめ。

ギルド・テゾーロよ」

老人が言葉を言うや否や、彼、この物語の主人公であるギルド・テゾーロの視界は白く限りなく白くホワイトアウトされ、彼は意識を失った。

 

 

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